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東北地方

2023年3月28日 (火)

青春18きっぷで行く山形一人旅 3日目(5)宇都宮駅で餃子とビールをあきらめ、旅の最後は「関東レモン」。

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2両編成の電車は16:29新白河駅に到着。次の16:34発黒磯行きに列車は5両編成なので、乗り換えを急ぐ必要はない。そして、乗り継ぎを考慮したダイヤになっているので、待ち時間はほとんどない。

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以前は着席するために青春18キッパーが走っていた乗り継ぎも、5両編成になったことで落ち着いて歩いているし、そもそも今日は乗客が少ない。

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交流と直流の切り替えを必要とするデッドセクションのために、以前は気動車のキハ110系2両編成だったんだけど、2021年3月のダイヤ改正で交直流電車であるE531系電車が投入されている。交直流電車であるE531系を投入するなら、黒磯から郡山まで直通できるわけで、新白河駅での運行系統分断を解消してもいいような気もするけど。

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2両編成から5両編成になったので、乗客は分散してしまい、ガラガラの状態。

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仕事をしていると気がつかないんだけど、旅行に出ると気持ちに余裕が出てくるのか、3月に入り、だいぶ日が伸びてきたことを感じる。

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16:57黒磯駅に到着。案内表示版には、次の宇都宮駅行きの出発番線が表示されている。

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跨線橋を渡り、1番ホームへ。17:13発宇都宮行きに乗り継ぐ。

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デッドセクションがあるために、隣の新幹線駅でもある那須塩原ではなく黒磯が運行系統上、重要な駅となっている。

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黒磯からは4両編成の205系電車。

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この区間は、宇都宮都市圏として途中から通勤通学客で混雑することが多い。

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車窓から見える夕焼けがきれい。

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18:06宇都宮駅に到着。電車は折り返し黒磯行きとなり、帰路につく通勤通学の乗客が乗り込んでいく。

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いつもだったら、宇都宮駅で餃子とビールなんだけど、帰りが遅くなってしまうのでどうしようかなぁ。このまま、寄り道せずに宇都宮線に乗っても大宮駅到着は20時前くらい。ここで餃子とビールを味わうと、大宮駅到着が21時近くなってしまう。私は青春18きっぷの旅で、家に帰るのがあまり夜遅くなるのは好きじゃない。

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今日は餃子像だけ見て、宇都宮でビールを飲まずに東京方面に戻ることにする。

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宇都宮にせっかく下車したんだから、せめて何か栃木名物を買っていこう。

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餃子とビールではなく「関東レモン」にする。最近、昔ながらの牛乳パックだけではない容器もあることを初めて知る。

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18:25発湘南新宿ライン逗子行きには乗らずに、次の18:38快速ラビット上野行きに乗ることにする。逗子行きの電車は大宮駅で追いつかれて快速ラビットに接続するので、大宮駅到着はたいして変わらない。そして、川越がゴールなので1時間に3本しかない川越線に乗り継ぐので、乗り継ぐ電車も変わらない。

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夕方の東京方面の上り電車はほとんど乗客がいない。

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周囲に乗客のいない車内でビールではなく、牛乳パック型の「関東レモン」を飲む。

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快速ラビットは19:44大宮駅に到着。

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川越線川越行きは19:51発。川越線は20分に1本しかないので、宇都宮駅で1本前の逗子行きに乗って3分ほど早い19:41に大宮駅に着けたとしても同じ電車への乗り継ぎとなる。しかし、川越線は埼玉県西部と中央部をつなぐ重要な路線であり、せめて1時間に4本、15分に1本間隔にできないのかなぁ?

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到着する電車を待つ人もこんなにいるし、10両編成でも着席できないほどの乗客がいる。

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終点である川越駅に到着。

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今回の青春18きっぷの旅は、2020年3月に「再」開通した常磐線で、福島第1原発周辺のエリアの風景を見てみたいというのが目的の一つだった。大地があるのに人が生活している気配を感じられない風景を見たときはショックを感じた。あの大地に生活を感じられる時が来るのだろうか。その変遷を見るために、いつか再び、今日と同じルートで常磐線を旅してみたい気がする。

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それとともに、今回の青春18きっぷを使った旅は、私にとっては新型コロナウイルス感染症が流行する以前の旅のスタイルであり、基本的な感染症対策である「新しい旅のエチケット」を遵守できれば、従来のスタイルで安全に旅ができることを確認できた。これで、海外旅行以外では、基本的な感染症対策さえ怠らなければ、従来通りに行動できることがわかる。しかし、GoToトラベルの実施を含めて、日常生活への回復を目指した2020年とは異なり、2021年は政府や都道府県知事による「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」により、個人的な行動である「酒」や「不要不急の外出」である「旅行」をスケープゴートとしたバッシングの動きが強くなっていく。2023年の今となって考えてみれば、おそらくそれは国民を守るためではなく、東京オリンピック2020開催を強行するために。(青春18きっぷで行く山形一人旅 おしまい)

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2023年3月24日 (金)

青春18きっぷで行く山形一人旅 3日目(4)乗り継ぎの悪い東北本線上り列車を乗り継ぎひたすら南下する。

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いよいよ、山形県からの帰路につく。1日に6本しかない奥羽本線福島行きの普通列車に乗る。

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貴重な福島行きの普通列車は、ガラガラでほとんどお客さんはいない。この区間の需要が少ないのではなく、普通列車は本数が少ないこともあるし、福島駅までは毎時1本は走っている在来線特急扱いの山形新幹線に乗るのが普通なんだろうなぁ。

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米沢駅で購入したお土産は「峠の力餅」。奥羽本線の米沢と福島の途中駅の峠駅の名物だけど、峠駅は山形新幹線は素通りだし、普通列車も1日に6往復しかなくて停車時間も短いので、米沢駅で買うしかないかも。

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そして、山形県の名産品だと初めて知ったのは、ミルクケーキ。このミルキケーキ、高速道路のサービスエリアなどで売られているので、昔からたまに食べてはいたんだけど、これが山形県の名産品だと知ったのは、今回の旅行だったりする。プレーン、チョコ、いちごしか知らなかったんだけど、最近は山形が名産のさくらんぼ味やラ・フランス味が売られている。

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おみやげを買うときに私は必ず「製造者」をチェックするんだけど、確かに日本製乳の所在地は米沢に隣接する山形県東置賜郡高畠町。これからはミルクケーキを見たら、サービスエリアに売っているお菓子ではなく、山形みやげ、米沢みやげと感じることにする。

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奥羽本線は、福島に向けて峠を越えていく。この時期の雪は水分の多い残雪といった感じ。線路こそ標準軌だけど、あくまで在来線なので、山形新幹線もこの区間では在来線特急に過ぎない。

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途中駅はシェルターに覆われている。

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峠を越えて、福島県側に入ると雪はない。

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13:54に終点の福島駅に到着。

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あとはひたすら、東北本線の普通列車を乗り継ぐことになる。

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次の列車は14:38郡山行きで、接続が悪くて44分も待つことになる。

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仕方がないので改札を出て、S-PAL福島でおみやげを見たりするけど、そんなに時間は潰せない。

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この時点では2020年8月31日に閉店した中合福島店の建物は残っているけど、2022年からはビルの解体が始まっている。

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お昼ごはんは米沢で焼肉を食べてしまったのでごはんは食べられないし、福島駅で無駄に44分を過ごし、14:38郡山行きの電車に乗る。郡山行きの電車は4両編成。

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4両編成なのにそこそこ乗客はいる。

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車窓の風景を眺めながら郡山に向かう。

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15:26終点の郡山駅に到着。次の15:50新白河行きまで24分もある。上り列車は接続が考えられていないのかなぁ?

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だけど、私は郡山駅が大好きなので改札を出る。

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在来線改札を出ると「おみやげ館」があり、「薄皮饅頭」の柏屋さん、そして「ままどおる」の三万石さんなどが入っており、ここの三万石さんにはロミオの「クリームボックス」も売られている。

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郡山みやげを調達して、早めに15:50発の新白河行きの列車に向かうことにする。

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というのも、以前の経験からここからの区間は2両編成なので、青春18きっぷの時期は青春18キッパーで混雑していることがある。まぁ、今日は平日だから大丈夫だと思うけど。

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車両はオールロングシート。今日は混雑していない。

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私のおみやげを買うときのポイントは、まず販売者ではなく製造者がその地域であること、できればその地域のお菓子屋さんで買うこと。販売者がシールで貼られていて、製造者がわからないおみやげを買うことは少ない。その中でも、私は柏屋の「薄皮饅頭」は、おみやげとして買うことのできる、まんじゅう系としてはトップだと感じている。

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白河駅からは小峰城がよく見える。

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終点の新白河駅に近づいてきた。前方に車止めが見えて、その奥には電車が見える。新白河駅では乗り換えがしやすくなっている。以前は、この区間は交流、直流のデッドセクションがあるために、電化されているのに気動車のキハ110系が運用されていて、2両編成なので、青春18きっぷの時期には混雑したんだけど、2021年3月のダイヤ改正で5両編成のE531系電車となっているので、ここから先は座れないということはないだろう。新白河駅で乗り換え、さらに東京方面を目指す。

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2023年3月21日 (火)

青春18きっぷで行く山形一人旅 3日目(3)米沢といえば米沢牛。今回の旅行で最後の昼食は米沢牛DININGべこやで「米沢牛カルビ三昧ランチ。」

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上杉神社から米沢駅に向かおうと思ったんだけど、上杉家廟所で「酒造資料館・東光の酒造」のパンフレットを見つけて、ちょうど駅に向かう途中だし立ち寄ってみることにする。

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今日は団体の見学があるみたいだけど、山形県立米沢東高等学校二年次って、ものすごく地元なんじゃないかなぁ?新型コロナウイルス感染症の影響で校外学習に行くことができなくて地元なのか、それとも積極的に地元の産業を学ぶという意図なのかなぁ。

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どちらにしろ、2021年3月のこの時期に学校の外で学ぶことは素晴らしいことだと思う。中学校や高校は3年間しかないし、大学だって4年間しかないわけで、新型コロナウイルス感染症によって自粛し続けていたら、青春を味わうはずの3年間が無駄になってしまう。人間として成長する過程で大切な3年間は、普通に学んでほしいと思うし、普通に交流してほしい。

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紙コップに入った甘酒をもらう。もしかしたら高校生用だったのかもしれない。

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最上川を渡り、米沢駅方面に歩く。

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お昼ごはんを食べられそうなお店を見つけながら歩いていると、駅に向かう途中にある「米沢牛DININGべこや」が気になるので様子を見てみることにする。

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ちゃんと米沢牛みたいだけど、ランチメニューもあるので、お値段としてはリーズナブルな感じなのでお店に入ってみることにする。

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店内は仕切りで区切られているけど、雰囲気としてはランチじゃないと高級そうな感じ。

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おひとり様だけど、仕切りがある席に案内される。

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鉄道の旅の良いところはお昼からビールを飲めること。そして、移動は、ぼーっと風景を眺めていればいいこと。

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3種類の米沢牛のカルビが楽しめる平日限定1980円の「米沢牛カルビ三昧ランチ」を注文。

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2021年3月現在の価格だけど、米沢牛でこれで1980円だったらお得なような気がする。

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上カルビ、カルビ、中落ちカルビの3種類だけど、上カルビの霜降りがすごい。

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それぞれ1つずつ焼き始める。

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食べる前から美味しそう。

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もうちょっとかな。

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わさびをつけて食べる上カルビ、美味しい。やっぱり、肉そのものの美味しさを感じるにはステーキか焼肉の方がいい。

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今回の旅行で最後のランチは、幸せな気分。食後のコーヒーを飲みながら余韻を楽しむ。

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米沢駅に戻る。あとは、ひたすら各駅停車の列車に乗って東京へと向かう。

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米沢駅前に駅弁「牛肉どまん中」を作っている新杵屋がある。まぁ、東京駅で普通に買えてしまうんだけど。

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12:38のつばさ138号に乗ってしまえば、2時間後には14:22には大宮駅、14:48には東京駅に到着してしまう。米沢駅でお昼ごはんを食べて15時前には東京駅に着ける新幹線はすごい。しばらく海外旅行には行けそうもないから、海外旅行の資金確保のためにケチる必要もないから、新幹線を使った旅行を増やしてもいいかもしれないなぁ。むしろ、私にとっては新幹線や特急電車の旅行の方が、海外旅行よりも「まだ知らない」世界かもしれない。

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13:08発福島行き普通列車に乗るために改札を済ませて駅構内に入る。時刻表の左側が1日に6本しかない奥羽本線福島行き。真ん中は1時間に1本程度の奥羽本線山形方面。右側が米坂線。米坂線も坂町まで行く列車は1日に5本しかないけど、途中駅止まりの列車もあるため米坂線の方が奥羽本線福島行きよりも本数が多い。まぁ、福島駅までは普通列車は1日6本しかないけど、毎時1本はある在来線特急電車の扱いである山形新幹線に乗ればいいということなんだと思うけど。

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お昼時とあって、駅弁を売る売店にはお店の人が座っている。たしかに、これから山形新幹線で東京に向かうんだったら、ビールと「牛肉どまん中」を買って新幹線の中で食べるのもいい。

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跨線橋を渡り、2番ホームで福島行き普通列車が来るのを待つ。

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2両編成の列車が近づいてきた。今回の旅の目的は山形県で宿泊してじっくり観光をすること。今回の旅では山形駅に降りていないし、また山形県に来てもいいかもしれないなぁ。そして、次回の山形旅行は、お金をかけない青春18きっぷを使った旅を卒業して、「まだ知らない」山形新幹線で!

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2023年3月18日 (土)

青春18きっぷで行く山形一人旅 3日目(2)静かな杉林の中にある上杉家廟所。

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上杉神社を参拝し、遠回りになるけど本丸の周囲を歩き、次は上杉家廟所まで歩いてみることにする。お堀沿いに石垣は確認できるけど、そんなに高いものではない。

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菱門橋は、もちろん架け替えられていると思うけど、昔から橋が架けられており、本丸御殿からの出入りに使われていた。お城というと防御のための石垣で囲まれた門がありそうだけど、現存しないのか、最初からなかったのかはわからない。

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本丸の防御は基本的には石垣ではなく、土塁だったんだろうなぁ。

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堀立川(ほったてがわ)が流れている。「堀」の文字もあることから、お城の防御のために人工的に引かれた川に違いない。もちろん、農地開発のための用水でもあると思うけど。

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上杉謙信といえば毘沙門天を祀り、「毘」の軍旗が思い浮かべられる。大きな看板が立っているけど、上杉家ゆかりのスポットなのかなぁ?

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善日山千勝院は、もともと上越高田で「千手院」と号し、上杉謙信の祈願所。上杉謙信は出陣の際に毘沙門天を祀り、必ず護摩を焚いて戦勝を祈願したのだという。御本尊の代わりに「毘」の軍旗を持参し、千回戦えば千回勝利したため、「千勝院」と改称された。このお寺も春日山城から会津を経て、米沢に来ているんだろうなぁ。

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上杉神社からさらに1キロ以上歩き、上杉家廟所の看板が見えてきた。

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前に見える杉林が上杉家廟所。

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上杉家廟所の手前にある米沢藩上杉家菩提寺である「法音寺」には、善光寺如来三尊像が安置されている。川中島合戦の際に長野善光寺から仏像を持ち帰って、上杉家の移封に伴って米沢に来たというんだから歴史は面白い。

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上杉家廟所には「上杉笹」の家紋。

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職員さんの手作りなんだろうなぁ。

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杉林の中の道をまっすぐ進む。杉林のこの雰囲気が私は好きかも。

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中央は初代である上杉謙信公だけど、もともとは春日山から会津を経て、米沢城本丸に祀られていたんだけど、明治9年(1876年)になってここに遷座したもの。

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左右には歴代の米沢藩主の墓所が並んでいる。面白いのは、この季節、マイナーと言ったら失礼だけど、歴代の藩主によっては道がないので墓所には近づけない。

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同じような墓所が並んでいるんだけど、墓所によっては除雪されているところがある。

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まずは中央にある上杉謙信公の墓所を訪れる。

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謙信公の左に位置し、除雪されていて道ができているのは、二代である上杉景勝公。

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景勝公以外の他の歴代藩主は、道がないために近づけない。

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左側で墓所に除雪されており墓所に近づけるのは、米沢の誇る上杉治憲公(鷹山公)。

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墓所の右手では、五代である上杉綱憲公も唯一アプローチできるので、人気があるのかもしれない。

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上杉家廟所を訪れたところで、米沢駅方面に戻ることにする。上杉家廟所まで歩いてしまうと米坂線西米沢駅の方が近いんだけど、列車の本数が少ないので米沢駅まで歩いて戻ることにする。

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再び、米沢城本丸を経由して、米沢駅方面へ。

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その前に上杉伯爵邸に立ち寄ってみることにする。二の丸に明治29年(1896年)、上杉茂憲伯爵邸として建てられたが、上杉神社と同様に大正8年の大火で焼失し、大正14年までに再建されたもの。

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庭園は雪景色でもなく、緑を感じられるわけでもなく、違う季節に訪れるべきかもしれない。

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現在、上杉伯爵邸は郷土料理を味わえるレストランとなっている。ここでランチにすることも考えたんだけど、お昼ごはんには時間が早いのと、1日に6本しかない福島へ向かう普通列車に乗るために遅刻はできず、もう少し米沢駅に近いところで昼食をとることにする。

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2023年3月14日 (火)

青春18きっぷで行く山形一人旅 3日目(1)上杉鷹山推しの米沢・上杉神社へ。

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2021年3月23日、火曜日。ホテルルートイン米沢東で迎える朝。2階の部屋なので眺望としては今ひとつだけど、今日は青空と日差しを感じる。

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朝食を食べるために1階にあるレストランに向かう。

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朝食会場は広く、ゆったりとしている感じ。テーブルにはアクリル板が設置されている。

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朝食は普通にビュッフェ形式だけど、おかずの種類も充実しているし、ホテルルートイン米沢東、ちょっと市街地からは離れているけど、宿泊するには快適かも。

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今日は米沢観光をして、お昼過ぎには帰路に着く。なにしろ、青春18きっぷの旅は、東京に戻るまでに半日かかるし、今回の旅行の最大のネックは、1日6本しかない米沢・福島間の奥羽本線の普通列車。まぁ、フランスを鉄道やバスで旅をしても、これくらい少ない本数でもスケジュールを組んできたので、なんとかなるんだけど。

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歩いてしまえば5分くらいだと思うけど、ホテルを出ても米沢駅が見えないくらいの距離がある。

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何もない米沢駅東口ロータリー。いったん、西口に行かないと東口から列車に乗ることはできない。

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再び、東西自由通路を通って、米沢市街地に向かうことにする。

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米坂線の気動車が見える。2021年3月の段階では米坂線に不通区間はなく、坂町や新潟に抜けることができた。私の場合は、移動は手段であり、今日の午前中は米沢の街歩きをすることにしてしまったけど、鉄道に乗ることを目的とするんだったら、米坂線で新潟県に出て、上越線経由で東京に戻ることもできたかもしれない。まぁ、青春18きっぷの旅だとしんどいんだけど。

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米沢駅は市街地からは離れたところにある。古い町の場合、鉄道の方が町の発展よりもあとにできたために、鉄道駅が市街地から離れたところにあることはよくあること。もちろん、鉄道駅が作られたから駅前も発展してくるんだけど、駅から離れた歴史的な町の中心部を感じることが私にとっての街歩きの楽しみ。

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米沢の場合は、市街地までは1キロくらいある。うーん、観光をするんだったら米沢駅と市街地の中間にあるこのホテルにすればよかったかなぁ。

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最上川を渡る。当たり前のことだけど、川幅は広いんだけど下流の大石田で感じたほど水量は多くない。

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上杉神社の案内標識に従う。まだ0.8kmもある。たぶん米沢駅からだと2キロ以上の距離。私は歩いて街を歩くのが好きで、ヨーロッパの街に行っても、日本国内でも2キロくらいだったら、平気で歩く。

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九里(くのり)学園高校は私立高校なのかな?

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歴史がある学校なんだろうなぁ。昭和10年に作られた木造校舎が残っている。

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いよいよ、米沢城のエリアに入る。

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そして、困窮し崩壊寸前だった米沢藩を復興させた上杉鷹山公。凶作に備えてもみを備蓄し、天明の飢饉には領民に配り、一人の餓死者も出さなかったという。

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明治35年(1902年)に上杉謙信を祀る上杉神社から上杉鷹山公を分祀した「松岬(まつがさき)神社」。大正12年に上杉景勝を合祀、昭和13年には直江兼続、細井平洲、竹俣当綱と莅戸善政を合祀し、祭神は六柱となっている。なぜ、明治時代以降に上杉神社から分祀されたんだろうなぁ。明治時代以降で上杉謙信を避ける動きでもあったのかなぁ?

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上杉鷹山公が祀られている松岬神社に行ってみることにする。

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松岬神社は小さな社。

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お堀を越えて、米沢城の本丸に入る。お掘には石垣はなく、土塁にしてもなだらかで、敵の侵入を許してしまいそう。もともと石垣がなかったのかなぁ?それとも、のちの時代に石垣が失われたのかはよくわからないけど。

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米沢の偉人といえば上杉鷹山公。今度は立ち姿の像が立っている。もはや米沢で上杉家といえば、上杉鷹山公。

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「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」の句碑が立つ。「人生、なるようになるさ」、「うまくいかなくても、それが人生」“C'est la vie”という考え方の私としては、耳が痛い。もっともだとは思うけど、どんなにがんばってもどうにもならないこともあるんですよ。

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小さな松岬神社と異なり、上杉謙信を祀る上杉神社は立派な神社。

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本殿は塀で囲まれており立派な門が立つ。

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大正8年の大火で本殿は焼けてしまい、現在の本殿はそれ以降に再建されたもの。春日山城を本拠とした長尾景虎が山内上杉氏の家督を受けて、上杉景勝の時代に会津藩の転封を経て、米沢藩に転封となり、春日山城から遠く離れた米沢に祀られていることに歴史を感じる。

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2023年3月10日 (金)

青春18きっぷで行く山形一人旅 2日目(7)米沢といえば米沢牛。夕ごはんは、米沢駅前の「牛鍋おおき」で牛鍋御膳。

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米沢駅のホテルを市街地と反対側の東口にとってしまったので、駅前で夕ごはんを食べてからホテルに向かうことにする。駅前から看板には「米沢牛」の文字が見える。やっぱり、米沢に来たからには米沢牛を食べた方がいいのかなぁ。

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駅前から伸びる道沿いに「牛鍋おおき」というお店を発見。

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立て看板に書かれている「牛肉御膳」も3000円台で、青春18きっぷの旅としては豪華だけど、お値段的に米沢牛だとしたらリーズナブルな感じなので入ってみることにする。そう、私の本来の鉄道旅行は、ホテルは寝るだけでケチるんだけど、食事はケチらない。

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テーブル席は定食屋さんのような感じ。

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2021年は「緊急事態宣言」が乱発されて、「酒」と「不要不急の外出」である旅行がスケープゴートにされた年。当時の政府や都道府県知事は、どうしても「個人の勝手な行動」を新型コロナウイルス感染症の原因にしたかったんだろうなぁ。2023年の今となっては、酒も旅行も「悪」ではなく、制限してもしなくても結果は変わらなかったと思うけど。

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牛鍋御膳が運ばれてくる。

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牛寿司がついたお得なコースとメニューには書かれていた。山形名物の「だし」が載ったお豆腐とか、おひとり様には少しずつの料理が嬉しい。

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牛鍋に火が入り、煮えてくるのを待つ。

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せっかく山形県に来たんだから、米沢牛入りの芋煮を別注。

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牛鍋の牛肉が煮えていい感じ。

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GoToトラベルが実施されていた時は、旅館やホテルで2食つきのプランを選択していたんだけど、郷土料理を食べるんだったら、泊まるのはビジネスホテルで夕食は外で食べる方がいいかもしれないなぁ。そもそもの私の旅行は、ホテルは寝るだけでいいけど、食事にはお金をかける感じで、従来の私の旅行スタイルに戻っただけ。

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デザートにゼリー。「牛鍋おおき」は、リーズナブルな価格で美味しかったかも。

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ホテルを市街地とは反対方向の何もない東口にとってしまったので、米沢駅に戻る。

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米沢駅東口へは東西自由通路を通り、簡単に行くことができる。

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東口は、ロータリーがあるくらいで、そもそも灯りが少ない。

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しかも、予約したホテルルートイン米沢東は、そのロータリーからも離れている。歩いて5分くらいなんだけど、途中に何もないので遠く感じてしまう。

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200番台の部屋で206と208だとちょっとうれしい。惜しい。私はプジョー206から208に乗り継いだので、207には乗っていない。

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GoToトラベルが終わると、私のホテル選びは、私のもともとの国内旅行のスタイルである交通の便が良いビジネスホテル。と言っても、思ったよりも駅から遠かったけど。たぶん、ホテルルートイン米沢東は国道13号沿いにあり、クルマで来ることを想定しているのだろう。

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昨日はアパホテルだったこともあり、チェーン系ホテルのシングルルームのわりには、狭さを感じない方かも。

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ユニットバスだけど、ものすごく狭いわけでもない。人生初めて、山形県に宿泊する。宿泊していない県というのは、やっぱりじっくりと観光していないわけで、日本国内に残る「まだ知らないどこか」を感じるためには、海外旅行が安全に再開できるようになるまでは、私にとっては「未宿泊県」をテーマにした旅行を続けてもいいかもしれないなぁ。

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2023年3月 7日 (火)

青春18きっぷで行く山形一人旅 2日目(6)普通列車で、大石田駅から奥羽本線で米沢に向かう。

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青春18きっぷの旅だけではなく、地方鉄道の旅ではどうしても本数が少ないために待ち時間ができてしまう。時間つぶしが目的だったんだけど、「最上川千本だんご」は、美味しかったなぁ。もう一つの目的である最上川を見るために最上川の堤防に上がる。

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最上川を近くで見るのは今日が初めてかもしれない。列車の待ち時間がなければ、最上川にも出会えなかったかもしれない。その意味では、青春18きっぷの列車の旅って、待ち時間ができてしまうので、予想外の風景に出会うことができる。

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堤防沿いを歩いて行くと、大きな橋に出る。国道でもないのに立派な鉄橋なので、かつてはこの辺りは交通の要衝だったのかなぁ?どちらにしろ、かつての大石田は最上川の舟運で栄えていたんだろうなぁ。

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列車の待ち時間の大石田駅周辺の街歩き、楽しかったなぁ。列車の旅って、無駄な時間があって、その時間に「まだ知らない」町を探検するのが私は好きなのかも。もう夕方に近いけど、雲が切れて、日差しを感じるようになってきた。

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大石田駅は、ステージになっている。

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待合室で列車を待つ。

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16:34発山形行きに普通列車で山形に向かい、すぐに米沢行きの普通列車に乗り換える予定。うーん、新幹線の旅だったら、この時間でも余裕で東京に戻れる。

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まもなく新庄方面からの列車が到着するのでホームに出る。

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2両編成の山形行き普通列車が大石田駅に入線。

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オールロングシートだけど、羽前千歳駅から天童南駅あたりまではかなりの混雑だったので、クロスシートではなくロングシートの電車で正解だろう。地方の鉄道路線には旅情を期待するんだけど、あくまでそれは旅行者のわがままであり、交通はそこに住んでいる人の生活が優先だから、これでいい。

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大石田から村山にかけては、畑は雪に覆われている。

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まだ冬の風景。

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ところが、山形駅に近づいてくると、大地の緑が映える。

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山形駅に近づいてくると、まぁ詰めれば座れると思うけど、立っている人も出てくる。

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列車は山形駅に到着。今回は山形駅には降りずにそのまま米沢行きの列車に乗り継ぐために、県庁所在地でありながら山形駅はホームのみの滞在。

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12分の乗り継ぎ時間で17:35発米沢行きに乗り継ぐ。

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米沢行きの電車はクロスシートになっている。通勤通学の時間帯だけど、米沢方面に行く乗客はそんなに多くなく、全員が着席できるくらい。

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かみのやま温泉駅付近で見えるタワーマンションがちょっと気になる。なぜ、畑の真ん中にタワーマンションが?土地はありそうなのに、なぜここにタワーマンションが建っているんだろう?

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列車は米沢駅に到着。

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この電車は米沢駅で1日に6本しかない福島行きの普通列車に乗り継げるようになっている。

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山形新幹線だと本数が多いけど、青春18きっぷを使う旅だと、米沢・福島間の電車の本数が少なすぎて、なかなか移動が難しい。

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今回の旅は、山形県で宿泊するのが目的でもあるので米沢駅で下車し、米沢で宿泊する。

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東京駅でも買うことができるけど、米沢駅と言えば名物駅弁「牛肉どまん中」。

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駅弁「牛肉どまん中」の夕ごはんも考えたんだけど東京駅でも買えるので、せっかくだから米沢駅周辺で夕ごはんを食べることにする。夕ごはんを食べるにも遅い時間だと厳しくなってくるので、ホテルにチェックインする前に米沢駅前で夕食を食べることにする。

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2023年3月 3日 (金)

青春18きっぷで行く山形一人旅 2日目(5)バスと電車の乗り継ぎが悪くて、電車を待つ間に大石田駅から歩いて最上川そばまで歩いてお団子を食べに行く。

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「伊豆の華」で板そばを食べて、銀山温泉街を散策することにする。帰りのバスは銀山温泉14:55発なので、お昼ごはんを食べても1時間ほど時間がある。写真としては、このあたりのアングルがベストかなぁ?

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温泉街の奥まで歩いてみるけど、特におもしろい風景には感じない。

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銀山温泉街の魅力は木造の旅館が立ち並んでいる風景。

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写真を撮るには風情があり、絵になると感じられるけど、宿泊できるのかなぁ?と思うくらい老朽化しているようにも感じる。

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実際に歩いてみると風情を感じられるスポットは思っていたよりも狭い範囲。

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風景を感じるには、銀山温泉に宿泊して夜景を楽しむのがベストなのかもしれない。もしくは、もっと冬至に近い時期で、帰りの最終バスに乗る時間に暗くなっている季節も考えられるけど、その時期は雪が降っているとは限らない。

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川沿いには足湯が整備されている。

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帰りのバスまで時間があるので、日帰りで入浴できる公衆浴場に行ってみることにする。

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川沿いにある公衆浴場は「公衆浴場」の名前の通り公衆浴場という感じで、観光目当ての日帰り温泉客をターゲットにはしていない感じ。インバウンドを含めて日帰り観光需要はあると思うけど、まぁ銀山温泉は観光客に媚びない、昔のままの風景がいいのかもしれない。

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広くはなく、広くはない内湯があるのみだけど、体が温まる。

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ここに到着した時にも気になったんだけど、鉄骨は建設途中なのかなぁ?

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思っていたよりも絵になるスポットの範囲は小さいんだけど、自分の足で銀山温泉に立ち、風景を自分の目で見ることができてよかった。

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橋を渡り、坂を登り、銀山温泉のバス停に戻る。

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小さな待合室がある。

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次のバスは14:55で間違いない。山形空港行きのバスもあるみたいだけど、時刻がよくわかない。

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行き先表示が紙に書かれているバスがやってきた。この1台のオンボロバスが、大石田駅と銀山温泉を行き来しているんだろう。

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バスは銀山温泉を出発。

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雪は水分の多い残雪という感じ。

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尾花沢待合所を経由して、定刻の15:31に若干遅れて大石田駅に到着。

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青春18きっぷの旅の問題は、次の山形行き普通電車は16:34発なので1時間ほどの待ち時間があること。大石田駅周辺にはお店がないので時間が潰せない。

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地図を見ると少し離れたところにお団子屋さんがあるみたいなので、行ってみることにする。それに、最上川を自分の目で見たい気がする。

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大石田駅から10分くらい歩いて「最上川 千本だんご」の看板が見えてきた。

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お店の前の看板には「本日、白串のだんごは売り切れです。焼きだんごのみの販売となります。」と書かれている。私は大石田駅で時間がつぶせるくらいの気持ちなんだけど、売り切れるほど人気のお店なのかなぁ?お店にはけっこうお客さんがいる。もちろん、大石田駅から歩いてきたのは私くらいだろうけど。

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いろいろな種類のあんがあり、選ぶのに迷ってしまう。

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「ずんだんだんご」に「くるみだんご」には、あんがたっぷり載せられている。どちらのお団子も美味しい。これは、わざわざ買いに来るお客さんがいるわけだ。「最上川千本だんご」を食べるために大石田駅で途中下車しても良いくらい美味しいかも。

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2023年2月28日 (火)

青春18きっぷで行く山形一人旅 2日目(4)壊れそうなボロボロの路線バスで大石田駅から銀山温泉へ。

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標準軌の1番線に2両編成の山形駅方面からの普通電車が入線してきた。この電車は台車が標準軌なので、福島駅から新庄駅までの奥羽本線内しか走れない。

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この奥羽本線の2両編成の普通電車、学生でものすごく混雑していたんだけど、天童南駅でほとんどの乗客が降りる。なぜ、天童南駅に旅客需要があるんだろう?

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天童南駅のホームが混雑しているのが見える。天童南駅で、ようやく着席できるくらいの混雑状況。駅の外を見ると、どうやらショッピングセンターであるイオンモールがあるのが理由かなぁ?

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村山駅では山形新幹線つばさ号による追い抜きのために停車時間が長い。

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村山駅を出発し、大石田駅に近づいてくると車窓の風景が雪景色に変わる。

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峠を越えたわけでもないのに急に雪景色になるので不思議な感じ。

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2両編成の普通電車は12:31に大石田駅に到着。

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大石田駅からは銀山温泉行きの路線バスが出ているんだけど、1日に5往復しかない。駅を出て、バス乗り場を探す。

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停車しているあのバスに違いない。大石田駅12:35発なので、待ち時間はほとんどなく、乗り継ぎが順調。というよりも、時刻表を見て計算したタイムスケジュールで動いているので予定通りなんだけど。青春18きっぷの旅は、本数が少ないローカル線では、乗り継ぎは計算しないと悲惨な目に会うので自由気ままに途中下車なんてできない。

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このバス、まず行き先案内表示が紙というのがおもしろい。

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オフシーズンなので乗客は観光客というよりも地元の人という感じ。

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帰りの時刻表が手書きで貼られているのがおもしろい。そして、どれが正解なのかわからない感じがおもしろい。外国人向けに書かれているんだと思うけど、日本人でもよくわからない。

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そして、このバスはかなりのオンボロバスで、路面の段差があるとバスが真ん中からポッキリ折れるんじゃないかと思うほど後部ドア付近からものすごい音がする。2021年3月の段階ではかなりのボロだったので、2年後の2023年3月の現在はもう少しマシなバスに更新されているかもしれないけど。ものすごい音がする後部ドアは壊れているのか使われていない。

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バスは雪景色の中を進むけど、路面には雪はない。

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バスは終点の銀山温泉にポッキリ折れることなく無事に到着。

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バス停から坂を降れば銀山温泉の旅館街。よく写真で見る銀山温泉街の風景はここからではわからない。

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坂を下り、川沿いの道に出る。まだ、よく写真で見る風景じゃないし、鉄骨がむき出しになっているところも気になる。はたして、これから新しい旅館が建築されるのか、廃墟なのか。

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川沿いの道を歩いて行くと、雰囲気が良くなってきた。いよいよ、よく写真で見る風景に近づいている。

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自分の目で見たいと思っていた風景はこの感じ。うーん、もっと雪のシーズンの方が美しく見えるかもしれないなぁ。それに、灯りがついた夜景の方が風情を感じることができるかもしれないなぁ。

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13時を超えており、時間的にのんびりしているとお昼ごはんを食べ損ねる可能性があるので、まずはお昼ごはんを食べようと思ってお店を探す。そんなにお店もないので、開いている「伊豆の華」に入ってしまうことにする。

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1階もなかなかいい雰囲気だけど、2階席に案内される。

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すでに先客がいるけど、コーナーの席は銀山温泉旅館街を見下ろせる特等席。

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まぁ、先客がいるので仕方がない。窓際の席に座る。

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メニューを見て「揚げ茄子おろしそば」も美味しそうだと思ったんだけど、山形といえば板そばかと思って板そばを注文。

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山形の板そばは、美味しい。

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大根と青菜が入った銀山名物「おしんめし」も素朴に美味しい。さすがに連続テレビ小説「おしん」は見ておらず、ストーリーもよく知らないので、きっと銀山温泉も舞台のひとつだったんだろうなぁ。

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2023年2月24日 (金)

青春18きっぷで行く山形一人旅 2日目(3)山寺・立石寺を下り、再び仙山線で山形方面へ向かう。

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山寺・立石寺の五大堂を出て、山を下ることにする。

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この季節は色彩が弱いので、もっと緑を感じられる季節の方が、風景が映えるかもしれないなぁ。

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あとは下り道だから、足元さえ気をつければ体力的には大丈夫。

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残雪も少なくなっている。

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無事に山門まで戻ってくる。オフシーズンなので参道の途中に開いているお茶屋さんはなく、お茶屋さんでもあれば、ちょっと休みたい気分。

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ちゃんとしたお食事ではなく、お茶だけとか軽食が食べられるお店がいいんだけどなぁ。

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観光案内所で、軽食が食べられるお店を聞いたら、駅のそばの「えんどう」さんなら開いていると話を聞いて、山寺宝珠橋を渡り、山寺駅の近くに戻ってくる。

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確かに「えんどう」さんは開いており、おみやげものや力こんにゃくも扱っている。

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そうそう、力こんにゃくとか、芋煮とかをちょっと食べられるお店を探していたので、イメージ通りのお店を案内してくれた観光案内所の人に感謝。

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外に座って休めるスペースもある。

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山形名物の力こんにゃく(玉こんにゃく)を食べる。

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仙山線山寺駅に戻ってくる。駅に展望台があることに気がつく。

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見晴台へは自由に上がれるので上がってみることにする。そして、この通路であることに気がつく。

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リュックサックをコインロッカーに預ければ良かったんじゃないかなぁ?そうすれば重たいという「煩悩」を感じながら登らなくても済んだんじゃないかなぁ?新型コロナウイルス感染症「第3波」の緊急事態宣言中は旅行していなかったので、旅行の感性が鈍っていたのかもしれないなぁ。でも、もしも私はコインロッカーを見つけても、駅に着いた時には「重い」なんて感じてなくて、なんとかなると思ってコインロッカーに荷物を預けようとは思わなかっただろうなぁ。そもそも、私はコインロッカーを使う習慣がない。

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見晴台に上がると、周囲に高い建物がないのでなかなかの眺望。

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山寺・立石寺の全体がよく見える。

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現在の時刻は11時少し前。次の山形行きの電車は11:10発。

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気にし始めると、駅の裏手にもコインロッカーがたくさんある。ということは、それなりの需要があるということ。たぶん到着した時には重い荷物を背負って山寺にあがることが苦になることに私は気がついていないので、これだけコインロッカーがあっても目に入らなかったんだろうなぁ。もしも、電車の旅で途中下車して山寺を訪れる時はコインロッカーの使用をお勧めします。

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階段を上がり、乗り場へと向かう。

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単線の仙山線で山寺駅は上り電車と下り電車の交換駅になっているので、仙台行きの電車が到着したあとで山形行きの電車が入線してくる。

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私にとって未宿泊県である山形県は、それだけじっくりと観光していないということ。次は銀山温泉を目指す。と言っても、今日は銀山温泉には宿泊しないんだけど。

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山形県に入っても雪がない。

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銀山温泉に行くには、奥羽本線の大石田駅に向かう。今乗っている仙山線の山形駅到着は11:29。奥羽本線新庄行きの山形駅出発は11:30。山形駅まで行ってしまうと、乗り換えが厳しいので、羽前千歳駅で乗り換えることにする。

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仙山線の羽前千歳駅到着は11:21。奥羽本線の羽前千歳駅出発は11:36と、待ち時間の少ない乗り継ぎ。

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羽前千歳駅はおもしろい駅で、1番線と2番線で線路の幅が違う。1番線は山形新幹線も走る標準軌。2番線の仙山線は在来線の狭軌となっており、この駅から山形駅までは複線なんだけど、片方は標準軌、もう片方は狭軌と幅の異なる線路が並走している。山形新幹線も走る「標準軌」の1番線で新庄行き普通列車を待つ。

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