フランス北東部ナンシー・メッス、ルクセンブルクの旅 5日目 ソウル仁川空港からソウル金浦空港への国際線の乗り継ぎ。
2018年3月20日、火曜日。ソウル金浦空港に向かうためにソウル仁川空港で韓国に入国する。モーニングカーム会員のメリットは大きくて、エアバスA380は流れてくる手荷物の量も多くなってしまい、なかなか自分のスーツケースが出てこない場合もあるんだけど、優先的にスーツケースをピックアップできる。
もう、出発時に仁川国際空港第2ターミナルの下見を済ませているので、迷わずに地下にある交通センターに向かう。
せっかく韓国に入国したんだから、もう一度「韓食ミダムキル」“한식미담길”で韓国料理を食べたい気分だけど、そんなに時間に余裕はないので、まずは金浦空港でチェックインしてスーツケースを預けないと落ち着かない。
バスでもいいんだけど、第2ターミナルからのバスの所要時間が初めてなのでわからない。時間が読めないので、今回は空港鉄道に乗るために空港鉄道乗り場へと向かう。
空港鉄道は日本語表示もあり、日本語の案内放送もあるので便利。
金浦空港駅に到着する。まずは、チェックインカウンターでスーツケースを預けに向かう。
鉄道の金浦空港駅は、国内線ターミナルと国際線ターミナルの中間にあるため、国際線ターミナルまでは地下通路をけっこう歩く。
国際線ターミナルの大韓航空のモーニングカーム専用カウンターでスーツケースを預ける。仁川空港から金浦空港への乗り継ぎも無事に成功。
KE2711便は19:30出発。出発時間まで時間があるので、ロッテモールに行ってみることにする。
ロッテモールはショッピングセンターになっており、食事もできる。
ロッテモールにはスーパーマーケットのロッテマートが入っている。空港に隣接したショッピングセンターにスーパーマーケットが入っているのはうれしい。
日本人観光客にも人気のハニーバターアーモンドが大量に売られている。空港店でおみやげ需要があるから大量に売られているのかなぁ?
ロッテマートの中にキムパブ(のり巻き)の専門店であるパルダキムソンセン(キム先生)“바르다김선생”を発見。私は韓国ののり巻きが大好きで、いつも帰国の時に買って、日本まで持ち帰っている。
ポジャンでキムパブ(のり巻き)を注文すると、その場でのり巻きを作ってくれる。
キムソンセンのキムパブ(のり巻き)は具沢山で美味しい。ごはんが少なく、中央の具が多い。
翌日の朝ごはんとして、キムパブ(のり巻き)は、ごはんが少なくて具が多いので美味しい。
仁川空港から金浦空港への乗り継ぎで疲れてしまったのでモールのソファで一休み。
コンビニで買ったバナナウユ(バナナ牛乳)とメロナ “메로나”。
まだ寒い時期だけど、暖房の効いたモールで食べるメロナ、美味しい。
ロッテモールから空港に向かう通路にはコインロッカーがある。キムパブは大丈夫だけど、水分の多いキムチやおかずなども手荷物検査で引っかかる場合がある。ここに預け入れ荷物をいれておいて、おみやげを買って荷物を詰めてから空港のチェックインカウンターに向かうという方法も使えるかも。
短い時間だったけど、仁川空港から金浦空港の乗り継ぎの時間で韓国をちょっとだけ楽しめたような気がする。
プライオリティパスが使用できるラウンジに行く時間もないし、すでに搭乗券も持っているし、スーツケースも預けてあるので出国審査場へ向かう。
手荷物検査を受けて出国審査場へ。すでに行きの時に知ったことだけど、韓国は香港と同様に入国時も出国時もスタンプは押されない。もはやパスポートにスタンプを埋める時代ではなくなっている。
あれ?写真にはちゃんと取っていないけれど、いつの間にか金浦空港にもスカイ・ハブ・ラウンジができている?最近できたのかなぁ?プライオリティパスが使用できるのかなぁ?
大韓航空KE2711便は39番ゲートから定刻通り19:30出発予定。
今だけモーニングカーム会員なので、右側の優先搭乗のレーンに並ぶことができる。
最近、3-4-3の横1列10席の詰め込み型コンフィグレーションの航空会社が多い中で、大韓航空のボーイングB777は、3-3-3の横1列9席のコンフィグレーション。
ソウル金浦空港から羽田空港に向かう大韓航空の機内食。特徴的なのは豆腐がついてくる。
ソウルから羽田空港に向かうフライトは、食事が終わるとすでに日本上空。
成田空港に向かうフライトだと新潟からいわきに抜ける航路を取ることが多いけれど、羽田便が大島からのアプローチ。
無事に羽田空港に到着。今回、往路は羽田空港を深夜2時するフライトを試してみたけれど、ソウル仁川空港からパリへのフライトでゆっくり休んでしまえば、パリ到着時には特に疲れを感じることはない。むしろ、エミレーツ航空やカタール航空よりも疲れは少ないかもしれないなぁ。帰りも出発が21時と遅いので、パリを丸1日歩き回ることもできるので、フランス旅行を組むときに、深夜2時発の大韓航空KE720を使用することは選択肢としてリピートあり。
今回の「フランス北東部ナンシー・メッス、ルクセンブルクの旅」は、なかなか面白かった。まず、ルクセンブルクという国は難攻不落の城塞都市であることはガイドブックを読んで知ってはいたけれど、ドイツからもフランスからもベルギーからも中途半端に遠くて、いつか自分の目で見てみたいと思ってはいたもののずっと行けずにいた。ボックの砲台の地下要塞や、自然の地形を利用した城塞都市はやはり自分の目で見て、自分の足で歩いてこそ実感できる。そして、メッスの町がドイツ帝国の影響を受けた町であることは、ガイドブックだけではわからず、自分の目で見て自分の足で歩いてこそ理解できた気がする。やっぱり、自分で実際にその地に立ってみないとわからないことがたくさんあることを学ぶ旅だった気がする。
もう一つ学んだことは、あきらめなければいつでも旅行に行くことができるということ。今回の旅行も一度は会議が入った段階であきらめた。休暇予定の1週間前に会議の予定がなくなったときも、準備もできていないし、それに航空券が中東系エアラインを含めてギリギリすぎて価格があがってしまっていることもあって、このタイミングは見送ろうとも考えた。それでも、あきらめずに航空券を探し、今回の大韓航空KE720便を使ったフライトにたどり着いた。私は普段から、ヨーロッパにせっかく行くんだからのんびり行きたいという考え方は捨てている。1週間以上の休暇となると仕事に支障なく取るのが難しく、その考え方を捨てない限り、「ヨーロッパ旅行にいつかは行きたいと思っているけれど今年も行けなかった」ということになってしまう。休暇5日間と妥協するからこそ、仕事の隙間を見つけることができる。そして、もう一つ、今回の旅行でわかったことは出発予定日まで1週間を切っても、あきらめなければヨーロッパ旅行に行くことができるということ。極端に言えば、航空券さえ確保できれば3日前でも可能だろう。旅行先の下調べが十分でなくともいいじゃない。あきらめなければ、いつでも旅行に行けることを学んだような気がする。(フランス北部、オー・ド・フランス地方ひとり旅 おしまい)
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