弾丸ドゥブロヴニク大作戦4・5日目 エティハド航空搭乗記2014。
2014年7月26日土曜日。ベオグラード空港でエティハド航空EY72便アブダビ行きのチェックイン。預けてある荷物のタグを見せて、ちゃんと手続きされているか調べてもらう。無事にチェックインを済ませ、プライオリティパスを使えるラウンジBusiness Clubへ。
お昼時のラウンジは空いている。プライオリティパスはパリ・シャルルドゴール空港で使えるラウンジがないのが欠点だけど世界中でどの航空会社を利用しても使えるので便利。
13:00発のEY72便に乗れば、すぐに機内食が出るだろうと思って、ビールを飲みながら、軽めにスープとチーズをつまむ。
ベオグラード空港は、出発客と到着客が混在する同一フロアで、手荷物検査は各ゲートで行われる。エティハド航空EY72便は定刻通りの出発予定。
搭乗が始まり、機内へ。エアバスA320シリーズは単通路形なので3-3のコンフィグ。
ストライプ模様の毛布とヘッドフォンが置いてあるけど、アメニティグッズはなし。
単通路形のエアバスA319でもオンデマンドシステムの個人モニタがある。行きのエアセルビアのA319はなにもなかったので退屈だったけど、これでアブダビまで退屈しない。
出発の前にお経のような放送と画面には文字が。このお経を聞き終わると、いよいよセルビアを飛び立つ。クロアチア、モンテネグロの風景は、短い滞在だったけれど、のんびりできる風景で楽しかったなぁ。
機内食。スモークチキン、アップルサラダとともに。エティハド航空はメイン料理は3種類の中から選べるようになっており、アラビア風チキンを選択。ちなみに、そのほかの選択は牛肉のブレゼ、フェットチーネ・アラビアータ。デザートはチョコレートムース。
通常の航路は知らないけれど、シリア上空を避けるようにアブダビに向かう。
アブダビ国際空港に到着する。当然ながら今回も沖止めで、バスでターミナルに向かう。
アブダビ空港ターミナル3に到着。ターミナル3は出発客と到着客が別れているので、手荷物検査がある。左側のパネルの外ではきっと増設工事がされているとは思うんだけど、乗り継ぎのための手荷物検査のブースが少なく、行列ができている。エティハド航空は乗り継ぎ客で成り立っているようなものなのだから、スムーズに乗り継ぎできないと厳しい。だけど、思ったよりも列は進んで10分くらいで通過できる。
乗り継ぎ時間は1時間50分だけど、けっこうタイトな感じでターミナル1にあるラウンジには行けそうにない。時間があったら、またシャワーを浴びようと思っていたのに・・・。
東京・成田行きはターミナル3の44番ゲートだというので、44番ゲートを目指すと、見覚えのある光景が見える。この通路を曲がると言うことは、向かう先はバスゲート・・・。
やっぱり、エティハド航空東京・成田空港行きEY878便は沖止め・・・。今回のアブダビ空港、東京から到着時、ベオグラードに出発時、ベオグラードから到着時、そして東京へ出発時、4回ともすべて沖止め。ちなみに、このバス専用ターミナルはワイドボディの長距離便が発着するくせに、トイレは1ヶ所しかなくブースの数が少ないので、女性は外まで並んでいたので、ここに来る前にメインゲートでトイレを済ませておいた方がいい。
エティハド航空EY878便は定刻通りの出発。これで、今回の旅行はすべてスケジュール通り。
電源も各席についているし、USBから充電もできるし、エティハド航空のシートはよくできている。残念ながら、帰国便は満席で行きのようにエコノミーフラットどころか、すべての席が埋まる。
出発時間が過ぎてほぼ出発準備が完了してからもプッシュバックが始まらないなぁと思っていたら、日本人の若い女性2人組が遅れて入ってくる。状況としてはゲートクローズされたと私も思い込んでいた状況なので、すでにその席には別の外国人の乗客が他の座席から移動してきて座っており、この女性2人組はぶつぶつ文句を言っている。
「むかつく。うちら、いつも席を取られていない?」
外国航空会社のフライトでは、ゲートクローズ後に空いている席に移動するのはわりと見かける風景なので別に珍しいことではないし、そもそも、すでにだいぶ出発時間を過ぎており状況的には「あれ?まだゲートクローズしていなかったんだ・・・。」というくらいの時間。うーん、放送で呼び出しをかけられたんじゃないかなぁ。たぶん、この2人を待つために、この飛行機は出発を遅らせている。しかも気になるのは「いつも」という言葉。この人たちは「いつも」飛行機の出発を遅らせているのかなぁ?そのことに気がついていなくて、他人のことを「むかつく」と文句を言っているこの2人は、とても幸せな人。
ここで、HISの口コミ情報を思い出す。なにしろ、エティハド航空を選択する日本人はサウジアラムコさん(千葉県 20代 女)の口コミを引用すると「手癖の悪い貧乏人」もいるくらいの最低の客層なので、幸せな日本人乗客を目撃しても、私もサウジアラムコさん(千葉県 20代 女)いわく「安かろう、悪かろう」な選択をした最低の客層の一人だから文句は言えない。
※HISの航空会社口コミ情報
http://e.his-j.com/static/kuchikomi/
この日本人女性2人組が席に着くと、まもなくプッシュバックが始まったので、やはりこの飛行機はこの日本人女性2人組のご搭乗をお待ちしていた様子。無事に離陸すると水とウェットティッシュが配られる。
夕食のメインは3択。和風セットメニュー、チキンのマンディ(アラビア風)、クリームトマトソースのペンネから、ペンネを選択する。前菜はミックス野菜サラダ。デザートはパイナップルケーキ・ヴァニラムース。ドリンクは、アルザスビールのクローネンブルグ1664。パスタの選択が味としては正解かもしれない。
エティハド航空だけど、総合的な感想とすれば普通に快適なフライト。乗り継ぎもすべて成功しているし、日本人女性2人組による遅延以外に会社側の要因による遅延もない。機内サービスは、私はエールフランスの「放置プレイ」に慣れてしまっているので評価が偏っているかもしれないけど、とりとめて悪い感じはない。機内食だって、エコノミーとしては売り切れがなければ3種類から選択できるし、がんばっているほうじゃない?唯一、HISの航空会社口コミ情報が役に立ったのは行きの成田からアブダビに向かう飛行機は寒かった。だけど、帰りの便はそうでもない。全体的には、エミレーツ航空がエアバスA380を東京便に再就航させれば別だけど、エミレーツ航空のB777-300ERの3-4-3の詰め込み型コンフィグに乗るくらいならば、けっして「安かろう、悪かろう」ではなく、価格の割には快適なフライトだし、またエティハド航空を利用してもいいかな。ただし、日本人乗客の中に「手癖の悪い貧乏人」がいたとしても、それは航空会社の責任ではないし、自分も数ある選択肢の中から「安かろう、悪かろう」選択をしたことは忘れずに。
北京を通過し、朝食の時間。朝食も3種類から選択できる。和朝食のお粥、プレーンオムレツか、シャクシュカと仔羊肉のコフタの3種類。エジプトに行ったときに食べたような気がするシャクシュカを選択。そういえば、最近、パッケージツアーでもエジプトツアーって見かけなくなってしまったなぁ。
シャクシュカは卵料理で、どのように出てくるかと思えば、こんな感じ。
2014年7月27日、日曜日。無事に成田空港に到着。たった5日間の短い滞在の旅行だったけど、とても充実していたような気がする。「まだ知らない」ドゥブロヴニクも、モンテネグロのコトルも、ずっと滞在していたいと思うくらい、心をのんびりさせてくれる町だった。短い滞在でも、のんびりできる「休暇」を味わえた。それとともに、旧ユーゴスラビア諸国は、まだ知らない魅力が沢山あるような気がしてきた。日本人にまだ知られていないだけで、モンテネグロの岩山やコトルの町のようにすばらしい風景があるのではないか。旧ユーゴスラビアそしてアルバニアを含めて、また訪れてもいい気がする。それに、ドゥブロヴニク、コトル、ベオグラードで見かけたあのクリームパイは、旧ユーゴスラビアの全地域で食べられているのかなぁ?次回は、「旧ユーゴスラビア、クリームパイを探す旅」というのもおもしろいかもしれないなぁ。
今回は、行きと同じく帰りも成田空港発スカイアクセス特急で日暮里駅を目指す。
ティヴァト空港で交渉してスルーチェックインにしてもらった、ベオグラード(BEG)、アブダビ(AUH)、成田(NRT)と印字されているタグが貼られたスーツケースも無事に受け取る。
東京の天気は曇り。いよいよ東京の下町に入り、スカイツリーが見えてきた。
次に京成パンダに会うときは、まだ知らないどこかへ旅立つとき。その時までごきげんよう、京成パンダ。(弾丸ドゥブロヴニク大作戦おしまい)
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