初めてのカナダ・ケベック一人旅5・6日目 エアカナダの機内食、帰国編。
2013年7月14日 “14 Juillet”日曜日。朝目覚めて、部屋のドアを開けるとバスケットがつるされている。さっそく、部屋のコーヒーメーカーでコーヒーをいれて、部屋の中はコーヒーの香り。オーベルジュ・ル・ポメロール、なかなか快適な宿だったなぁ。
オーベルジュ・ル・ポメロール
Auberge Le Pomerol
819, boul. de Maisonneuve Est
Montréal (Québec) H2L 1Y7
http://www.aubergelepomerol.com
ホテルでチェックアウトを済ませ、横断歩道を1回渡るだけでバスターミナルのあるブロック。モンレアルの町を自分の足で歩くのもこれが最後。
モンレアル(モントリオール)のバスターミナル“Gare d'autocars”にあっという間に到着。バスターミナルは近代的な建物で、以前のバスターミナルはもっとホテル寄りにあったみたい。それでも歩いて3分くらいしか違わないから問題ないけど。
隣のゲートはボストン行き。アメリカ東海岸方面のバスも出ているのかぁ。今までは、アメリカの大自然は魅力的だけど、文化がないような気がして敬遠してきたけど、アメリカでも歴史がある町は「町歩き」が目的でも、楽しめるのかもしれないなぁ。
出発案内を見て、15番バスゲートに到着。747空港バスの時刻が心配な人はWEBでSTMの時刻表を参照。
http://www.stm.info/fr/infos/reseaux/bus/reseau-de-navettes/en-savoir-plus-sur-la-navette-747-aeroport-p-e-trudeaucentre
747空港バス行きはここが始発。チケットは昨日買った1日券9カナダドルでOK。チケットがない場合は、小銭がないと運転手に門前払いされるので、空港バスに乗るときには自動券売機で1日券を購入するか、チケット売り場でチケットを買うこと!途中から乗ろうとしても、小銭がないと乗せてくれません!
空港バスなので大きな荷物を置く場所もちゃんとある。ゴムでちゃんと固定されるので安心。
日曜日の朝の空港バスはガラガラで、なぜか空港バスなのに途中で下りてしまう人もいて、最終的に空港まで乗っていた人は3人くらい。
さようなら、モンレアル(モントリオール)。高層ビル群がどんどん遠ざかっている。このバス、普通のバスなんだけど、高速道路に乗ってかなり飛ばす。
モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港“Aéroport international Pierre-Elliott-Trudeau de Montréal”に到着。長い名前だけど、“Aéroports de Montréal”とか“Montréal-Trudeau”に省略されているみたい。バスは1回の到着ロビーに到着するので、2階の出発フロアに移動。
今回、ホテルの無料wifiに接続して、インターネットチェックイン。iPhoneのPassbookの搭乗券だけで、紙の搭乗券なしで成田空港に向かう。今までも他の航空会社のインターネットチェックインは体験してきたけど、プリンタで搭乗券を印刷しなければけっきょくダメな場合が多くて、渡航先ではプリンタがないので意味がなかったけど、Passbookは画期的。トロントでの乗り継ぎ便も含めてすべてiPhoneのPassbookの搭乗券だけで帰国できる。
エアカナダのチェックインカウンターで、チェックイン。すでにインターネットでチェックイン済みで、Passbookで搭乗券もあるので、荷物のドロップインだけだと思ったら、国際線はパスポートチェックがあるから窓口に並ぶように言われて、待たされる。荷物については、モンレアル(モントリオール)から成田空港までスルーで行くので、行きのようにピックアップする必要はないとのこと。
私の座席選択のルールは、トイレに行く必要がない中距離便までなら窓際。長距離便の場合は通路側。モンレアル(モントリオール)ともこれでお別れ。今回のケベック旅行、ケベックシティもモンレアルも楽しかったなぁ。
すごい!エアカナダのエアバスA320、個人モニタがついている。たぶん、私の人生の中で、一番乗っている機種はこのエアバスA320。エールフランスのB777-300ERの個人モニタよりも大きいんじゃない?
そうなると、インターチェンジを探すのに夢中。たまにしか乗らない窓側の席、けっこう楽しい。
トロント・ピアソン国際空港に到着。出発案内をみて、東京・成田行きのAC001便はE77ゲートと確認。ゲートEを目指して歩き始める。
“Correspondance”の表示に従って歩いて行くと、行きと違って、閑散とした通路をひたすら歩く。
カナダから出国時には出国審査はなくて、ここで搭乗券を見せておしまい。トロント・ピアソン空港でのカナダ国内線から国際線への乗り継ぎは、30分もかからない。
再び、超高速の動く歩道“Express Walkway”でゲートEに向かう。2回目なのでちょっと楽しい。
エアカナダAC001便東京行きはゲートE77から定刻通り“A l'heure”の表示を確認。
時間があるのでラウンジに向かうことにする。ちょうど、E77ゲートのすぐそばにある。
ビールを飲みながら、ちょっとだけ軽食を。特別なものはないけど、生野菜があったり、機内食よりはおいしい。
E77ゲートでいよいよ搭乗。今回の旅もこれで日本に向かうのみ。
エアカナダのB777は3-3-3の1列9席のレイアウト。でも、足下がものすごく広い。
なぜこんなに足下が広いのだろうとのぞいてみると、3列シートの一番右側の席だけ、広くなっているみたい。エアカナダのB777に乗るなら、通路側のC列が足下が広くていいかも。
離陸後、まずは冷たい飲み物のカートがやってくる。カナダドライのジンジャーエールで割ったジントニック。
機内食はチキンとビーフの選択枝で、チキンにしてみたけれど、ケチャップ味のような味付けが微妙。小鳥のえさのようなつぶつぶの食感のものはなんなんだろう?
機内で日本語映画の中から「ライク・サムワン・イン・ラブ」“Like someone in love”を見て衝撃を受ける。日本の映画なのに、この見終わったあとのもやもやとした余韻はなに?この結末の終わらせ方は、まるでフランス映画をみているような印象。でも、実際の現実は、何事もハッピーエンドに行くとは限らないので、現実はこんなものなんだろうなぁ。帰国後に調べて見て、日仏合作とわかってちょっと納得。
やっぱり、カップヌードルとサンドイッチが拒否しない限り配られます。
オムレツと「おかゆ」の選択肢だったので、おかゆを選択。事前に「おかゆ」のことは知っていて、行きの便では売り切れだったので、帰りはおかゆを食べたかった。事前に調べたときには「味がしなくてまずい」という感想を見たような気がするけど、機内食って、たいてい塩と胡椒がつけられていることを知らないのかなぁ?自分で調整すればいいじゃん。塩をちょっとだけ入れると、味が引き立っておかゆは美味しい。それに、軽い食事で十分!
2013年7月15日月曜日。無事に成田空港に到着。やっぱり、5.5日間の短い休暇での旅行はあっという間に終わってしまう。だけど、短い旅程でも無理に飛ばない限りは旅行なんて絶対に行けない。長い休みが取れたらいつかは・・・なんて、夢を見ている人は絶対に行けない。
所沢駅行きの空港バスに乗ったら、よく考えたら「海の日」の祝日で道路はけっこう渋滞。だけど、スカイツリーを眺めながら今回の旅を振り返るのにはちょうどよかったかも。短い旅程だったけど、今回のケベック一人旅、ケベックシティもモンレアル(モントリオール)も楽しかったなぁ。まるでフランスの地方都市にいるような雰囲気を感じるケベックシティ。フランスではないことを知り、ケベック州そのものを味わえたモンレアル(モントリオール)。旧市街あり、賑やかな新市街あり、落ち着いた住宅街あり、緑豊かな公園で自然と楽しめるし、そして豊かな大地で作られた野菜や果物が並ぶ大きな市場。モンレアル(モントリオール)、私の旅に求めるものがすべて詰まっている楽しい町だった。「まだ知らない」北米大陸の旅もいいかもしれないなぁ。(ケベック編おしまい)
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