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中国(中華人民共和国)

2019年12月19日 (木)

パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 4日目(4)中国東方航空で上海浦東空港から羽田空港へ(中国東方航空の機内食2019)。

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南京東路を歩くと上海旧市街の中心にある人民広場に着く。今回の上海トランジット観光は、トランジットの限られた時間内でやりたいと思っていたことをほぼ達成できたので、上海浦東空港に戻ることにする。

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人民広場駅から地鉄2号線に乗って「上海浦東機場駅」に向かう。帰り道は、料金の安い地下鉄を空港まで乗り通して戻ってみることにする。

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地鉄2号線の人民広場駅は、古い路線であり、開業時にはホームドアは設置されていなかったので、後から設置されたもの。

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電車は空港まで直通ではなく、途中駅の広蘭路駅止まり。下り電車は空いている。

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「広蘭路」は「簡体字」だと日本人には読みづらい。

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上海中心部から上海浦東空港に向かうにはこの駅で乗り換えとなるんだけど、私が乗ってきた電車の前の電車の乗り換え客がいるみたいで、すでにホームで待っている乗客が多く、ホームは人で溢れている。そして、市街中心部から広蘭路駅までは8両編成なのに、この駅から乗り継ぐ空港行きの電車は半分の4両編成となるみたい。乗り切れるのかなぁ?

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私の頭の中の「先入観」では、座席の奪い合いになると思っていたのに、広蘭路駅で座席の奪い合いになることはなく順序を守って乗車していて、内心ではびっくりする。「智者守序」が実践されている。私にとってはっと気づかされる出来事だったんだけど、できる限りニュートラルに観察しようと思っていても、内心ではどうしても「先入観」や「偏見」が私の頭の中に残っている。はっきり言って私は座席の奪い合いになると思っていた。自分の中に時代遅れの「偏見」を持っていることに気づかされて、恥ずかしい気分になる。出発時は立っている人もいてラッシュアワーのような状態だったけど、途中駅で下車する人がけっこういて、空港に近づく頃には車内はゆったりとしている。

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広蘭路駅での乗り換えの経験は、自分自身の持つ「偏見」を気づかされてよかったと思う。気づかされなかったら、これから私はずっと時代遅れの「偏見」を持ったまま、現実と異なる「思い込み」を続けるところだった。電車は上海国際機場駅に到着。

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ターミナル1に入る前に手荷物のX線検査があるので列に並ぶ。地下鉄でも行われているくらいだから中国の人はX線検査に慣れているのでスムーズに進む。おそらく、厳密に検査をしているわけではなく、テロや犯罪防止の抑止力のためなんじゃないかなぁ?それでも、設備費も人件費もかけているんだけど、安全、治安維持のためには必要という考え方なんだろう。日本だったら、事前に予測はできるけれど、発生率から考えれば滅多に起こらないであろう大規模テロへの抑止力よりも、利便性やコストの問題が優先されて、大規模テロ事件が起きて、かなり痛い目に合わない限りは整備されないだろうなぁ。そもそも、「性善説」の日本では緩すぎて、国内線は搭乗時に本人確認はされないので、悪意を持った人が偽名でまったく問題なく乗れてしまうし、平和すぎる日本では国内線伊丹空港でも国際線羽田空港でも、ナイフを持っていても通過できてしまう。それも1回ではなく発生しているのに、職員に注意喚起を促す程度で、システムを変更しようとはしない。

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上海浦東国際空港第1ターミナルは、繰り返しになるけれど、この第1ターミナルはパリ・シャルル・ド・ゴール空港を手がけたポール・アンドリューの設計。

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すでに搭乗券を持っているので出国審査に進む。中国の空港は出国審査に時間がかかると書かれていることがあるけれど、私は運が良いのかスムーズに手荷物検査、出国審査を通過できる。混雑していなかったのだと思うけれど、中国だからと言って、特別に時間がかかるというようなことはない。

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今回の「現地滞在時間31時間、パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行」で、最後のフライトは「ほんまもんの中国東方航空」のフライト。中国東方航空MU575便で東京羽田空港に向かう。18番ゲートからの出発で、特に遅延等の表示はない。

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パンダグッズのお店。

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空港内にファミリーマートがある。手荷物検査後の制限エリアにコンビニがあるのはうれしい。

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そんなに広いお店ではないけれど、出国後に普通の値段で現地のものを買える。

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中国というだけでケチをつけたい一部の人だったら、中国のカップラーメンなんて「不味くて食べられない」と言うに違いないけれど、「合味道」と書かれたこのカップラーメンだったら、どう反応するんだろう?中国製だけど「日清」だったら良いのかなぁ?そもそも、自室にこもってパソコンでネガティブな情報を集めているだけで実際に中国に来ることはないだろうし、このカップヌードルを手にすることはないか。

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2018年夏にプラハに向かう機内で、ドバイから乗った若い女性が持っていた緑色のカップヌードルが気になっていて、探してみたんだけど、緑色のカップヌードルはないみたい。私は気になってしまい、余った元を使って、中国製の日清カップヌードルをおみやげとして購入してしまう。日本に帰ってから食べると、なかなか美味しい。もっと買えばよかった。

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行きと同じプライオリティパスで使用できる「ファーストクラスラウンジ37」に入る。食事メニューを観察。上海風混ぜごはん。ピーナッツと鶏肉のソース炒め。

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カレーじゃがいもに上海焼きそば

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お腹はすいていないんだけど、ちょっとだけ味見してみたくなる。ファミリーマートでカップヌードルの現地版を見ていたら、現地のカップヌードルを試してみたくなってしまう。上海では食べてばっかり。

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中国のメーカーの紅焼牛肉麺、普通に美味しい。

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そろそろ今回の旅行で最後のフライトの時間が近づいてきた。このままだと、今回は「ほんまもんの中国東方航空」を使用したのに遅延やトラブルなしに帰国できてしまいそう。

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だけど、油断大敵。2016年、2017年、2018年と3年連続で私は帰国時にトラブルに巻き込まれているけれど、どれも搭乗するまでは正常だった。離陸するまで油断してはいけない。

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18番ゲートに着く。遅延の表示はなく、定刻通りの出発予定。

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中国東方航空の機材はエアバスA330-300。客観的なデータでは、2019年1月現在、フランス・トゥールーズ生まれの機齢1.6年の最新鋭機。この機材はこの日はホノルルから到着し、羽田空港に向かう。

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定刻通りにボーディングが開始となる。機齢1.6年の最新鋭機とあって、キャビン内もきれいだし、個人モニタも大きい。

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真面目な機内安全ビデオが始まる。

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東シナ海を横断するとあっという間に日本列島。

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中国東方航空の上海で積まれた機内食。ビールは青島啤酒(ピーチュウ)。上海で作られた機内食としての「先入観」や「偏見」を持たなければ、味つけは特別に口に合わないとは感じない。間違いなくまずくて食べられないレベルではなく、普通じゃないかなぁ?冬でもスイカが出るのは中国らしい。

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上海で積んだものだということがわかる、四角いご飯。いちいちごはんを盛りつけるのは面倒なので、製造上の問題なんだろうなぁ。

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中国茶を飲んで食後の余韻を楽しむ。中国東方航空に往復乗ってみたけれど、大きく遅延することもないし、サービスも特別良いとは思わないけれど、不快感はまったくない。トイレも汚れていることもない。

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「ほんまもんの中国東方航空はかなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」

実際に中国東方航空に搭乗する機会が今までなく、2016年10月にご質問いただいてから返答するまでに3年を要してしまいましたがお答えします。もちろん、時代はどんどん変化しており2016年の状況と2019年の状況では中国東方航空はさらに進歩していると思いますが、中国東方航空は「かなりひどい」ことはなく普通に快適でしたよ。3年越しで「お邪魔します」さんの質問に、ようやく回答できてよかった。もっとも「お邪魔します」さんだって3年の間に中国の進歩と同様に進歩されているわけなので、今さらの回答は必要ないと言われそうですが。

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20:50到着予定の中国東方航空MU575便は、定刻通りに羽田空港にアプローチ中。

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2019年1月2日、夜21時前に羽田空港に到着。日本ではまだまだお正月。今回の「現地滞在時間31時間、パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行」は、実際は「+上海トランジット観光9時間」の旅行。今回ほど、「行く!」と決心するまで悩んだ旅行もなかったかもしれない。何しろ、1泊だけのために、航空券が¥118,660で、ホテル代が108ユーロ(1ユーロ¥125換算で¥13,500)と合計¥132,160をかけるのはもったいないと感じていたから。体験はプライスレスなのかもしれないけれど、私は残念ながら旅行にいくらでもお金をかけられるわけではないので…。でも、結果的には、パリ・シャンゼリゼ通りでのカウントダウンイベントにはいつ参加できるかわからないし、カレンダー通りの休みではない仕事をしている限りは、退職するまでは行くことは難しかったかもしれないので、プライスレスな体験を選んで良かった気がする。それに今回は「+上海トランジット観光9時間」も良かったなぁ。次回は上海メインの中国旅行もいいかもしれないなぁ。でも、中国旅行に行く時には、食事に困るので絶対にひとりじゃない方がいい。

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そして、パリで預けた折りたたみバックは問題なく上海で乗り継いでおり、羽田空港で受け取ることができる。私の弾丸海外旅行は5日間の休暇だったら、5日間フルに使うために、通常は旅行の翌日は必ず仕事となっている。今回は、航空券の都合で4日間の旅程となってしまったので、めったにない旅行の翌日がお休み。2019年1月3日は日本の正月気分をのんびりと味わう。(現地滞在時間31時間、パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 おしまい)

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2019年12月16日 (月)

パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 4日目(3)上海トランジット観光。蟹料理専門店でひとりランチ。

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今回の「パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行」はパリのガイドブックは持ってきていないのに「るるぶ上海・蘇州」の最新版を持ってきている。ガイドブックによると、このお店の「五香豆」が上海名物らしい。おみやげに買ってみたけれど、ソラマメを炒ったもので、なかなかクセになる味で美味しい。

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中国のお菓子も売られている。

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飲食店やおみやげ物屋さんが並ぶ豫園商城、おもしろかったなぁ。パリからの帰りに上海に寄って本当によかった。

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外灘(バンド)から豫園まではかなり歩いたので、ケチらずに地下鉄に乗ることにする。地鉄10号線の豫園駅を目指して歩く。

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美術品を売るお店なのかなぁ?私はこのお店のスーパー袋が気になってしまう。

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どのような経路でこの「コーナン」のスーパー袋がここにあるのだろう?日本で使用されているスーパー袋って、中国で印刷されているということなんだろうなぁ。

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上海のおもしろいところは、旧市街には低層の建物が残っていること。町を歩いていると、まだ昔ながらの建物も見ることができる。

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地鉄10号線、豫園駅に到着。

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地鉄10号線は新しい路線なので、作られた時からホームドアが作られていたんだろうなぁ。

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「智者守序」。確かにその通り。中国のスローガンを読むのが楽しい。

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ソウルの地下鉄のように列車がどこの位置を走っているかを表している。パリのメトロもあと何分で電車が来るという表示なので同じ形式。あと44秒で列車が来る。4分間隔で走っているのかなぁ?東京のJR山手線もダイヤ表示から、パリのメトロや、ソウル、上海と同様に「あと何分」という表示形式に変わることが2019年10月に発表されている。

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今日の上海町歩きのスタート地点である南京東路駅で地下鉄を降りる。

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高層ビルが立ち並ぶ浦東地区と異なり、旧市街の中心街である南京東路は、昔ながらのショッピングストリート。繁華街ではあるけれど、建物は建て替えられておらず昔ながらの建物も残っている。

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南京東路にはプチトランが走っているけれど、側面に書かれた言葉は堅苦しい感じのスローガン。

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「尊老愛幼、家庭和美」というスローガン。伝統的な価値観からすれば、もっともなことだ。

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中国にもアップルストアがある。奥に見えるのは「上海新世界大丸百貨」。

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H&Mもちゃんとある。世界的なブランドのお店があるのは日本の都市と変わらない。

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上海の町歩きのおもしろいところは、中国らしさを残している食料品店があったりすること。

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「鮮肉月餅」はきっと、肉の入った月餅。ネーミングだけで考えても美味しそう。中国旅行が楽なのは、漢字でなんとなく意味がわかること。

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お茶の専門店が入っている。日本で買うよりは安いと思うけれど、ちゃんとした美味しい中国茶はそれなりのお値段がする。

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フランスの“Liberté, Égalité, Fraternité”ではなく、上海では「自由、平等、公正、法治」になっている。シャンゼリゼ通りのカウントダウンイベントでもっとも重視されていた“Fraternité”(博愛)が、「公正、法治」に変わっている。法治が厳しすぎると自由を侵害することにならないのだろうか。

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「るるぶ上海・蘇州」の最新版を見て、福州路にある蟹料理のお店を目指す。上海のおもしろいところは、南京東路からちょっと外れただけでも、路地を一歩入ると生活感を感じられるような風景が見られること。

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低層の建物が並ぶ道。

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窓から伸びた物干し竿に洗濯物が干されているのが見える。私は高層ビル街よりも生活感がある風景が好き。まだ、上海ではこのような風景を見ることができるんだ。

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ガイドブック掲載店である「王宝和酒家」に入ってみることにする。この建物自体、私が大好きな生活感があふれている。

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建物から想像すると庶民的なお店だと思って、案内されると高級な雰囲気。場違いなところに来てしまったのかも。上海蟹は、小さなものでもそれなりのお値段で、1品だけ頼んでも楽しめなさそうなのであきらめることにする。上海蟹の蒸したものを丸ごと味わうよりも、蟹料理を味わうことにする。お店の人と一人客なので、量を気にしながらおすすめを聞いて3品注文。ちなみに日本語メニューあり。

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青島啤酒(ピーチュウ)を飲みながら料理ができあがるのを待つ。

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まずは小さいサイズであることを確認して注文した、「タケノコと豆腐の千切りと蟹みそ入りのとろみスープ」。現地の価格水準だと、それなりのお値段の中国料理って美味しい。

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「蟹油とエビの巻きもの」が運ばれてくる。これも、絶品。だけど、一人では量が多いかも。これにごはんものがあれば、2人で食べるのに十分な量。

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店員さんオススメの「蟹みそと豆腐の煮込み」が最高に美味しい。最初から量が多いと思っていたので、ごはんは頼まなかったんだけど、ごはんと食べたらもっと美味しいだろうなぁ。それにしても、ごはんを頼めば2人で食べるのにちょうどいい量。ましてや、午前中に小籠包と生煎(焼き小籠包)を食べているので一人で楽しむには量が多すぎる。中国は、1人よりも2人以上で来た方が料理は楽しめるのかもしれないなぁ。ちゃんとした中国料理店で1人で食事をしてはダメなのかもしれない。

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ガイドブック「るるぶ」を参照した「王宝和酒家」は、なかなか美味しいお店だった。メインストリートである南京東路に向けて歩く。高層のアパートには、洗濯物が干されているのが見える。商業地域である南京東路からちょっと路地を入ると住宅街になっているのがおもしろい。

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そういえば、2007年に南京東路でベンチに座ってガイドブックでレストランを探していたら、日本ができる中国人女性に声をかけられ、「沈大成」の2階のレストランが安くて美味しいと案内されて半信半疑で行ってみたら、本当に安くて美味しかった。今でもまだ健在。

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2002年に参加した国連の会議はラマダホテルで行われた。毎回、豪華な昼食が用意されており、本場の中国料理を堪能したのだけは覚えている。このホテルも当時のまま健在。

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上海旧市街のショッピングストリートである南京東路は、昔ながらのお店も残っており、中国らしさを感じることができておもしろかった。食べ物も安くて美味しいし、上海に蘇州や杭州などを組み合わせて、上海をメインのディスティネーションとした旅行もおもしろいかもしれないなぁ。でも、その時は、中国料理を楽しむにも、絶対にひとりじゃない方がいい。

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2019年12月13日 (金)

パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 4日目(2)上海トランジット観光。豫園の南翔饅頭店で小籠包。

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豫園商城に入る。ここは中国らしさを表に出した観光名所で、路地の両側にはお店が並んでいる。

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広場に出ると「南翔饅頭店」のお店がある。以前は池のほとりにあった気がするんだけど、ガイドブックで確認するとテイクアウト専用のお店だけがここに移転したみたい。行列があることを予想していたんだけど、午前中の時間帯だからなのか、並んでいる人もいない。今回の上海トランジット観光の最大の目的は、このお店で小籠包を食べること。

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せいろには、蒸かしたての小籠包が運ばれてくる。テイクアウト用なので、せいろでは提供されないんだけど、ちゃんとせいろに蒸して作られていることがわかる。

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店内はカウンターになっており、立ち食いスタイル。

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せいろから紙の容器に入れられた小籠包。容器に移されても汁がこぼれないので、台湾で食べる小籠包よりも皮は厚めかも。「南翔饅頭店」の小籠包、安くて美味しい。美味しい小籠包が安く食べられるんだから、パリからの帰りに上海にも寄ることができてよかった。

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豫園商城は、「小吃」のお店がたくさんあって、「南翔饅頭店」のすぐお隣の「大壺春」が気になってしまう。このお店の生煎(焼き小籠包)が美味しそう。私の旅は行き当たりばったり。気になった時は、私は行動に移してしまう。

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このお店はちゃんとテーブルがある。

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「南翔饅頭店」の小籠包も美味しいけれど、「大壺春」の生煎(焼き小籠包)も絶品。パリからの帰りに上海にも寄ることができて本当によかった。

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おそらく建築としては、歴史があるものではないと思うんだけど、伝統的な中国らしさを感じることができて、テーマパークのようで楽しいところ。それに、お店を見たり、食べてみたり体験できるのがいい。

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スターバックスコーヒーもある。

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2019年、今年の干支である亥を見つける。

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おそらく近代的な建築だと思うけれど、まるで日本の天守閣のような豫園商城の建物。だけど、伝統的な中国らしさを感じされてくれて楽しい。

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池のそばの広場に出る。

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「南翔饅頭店」は、池のほとりの建物。ちゃんと座席のあるレストランとして小籠包を食べるのならばここ。

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現在も営業している茶館である「湖心亭」と池のある風景が周囲と調和しており、伝統的な中国らしさを感じる風景。

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豫園の庭園に入ってみることにする。豫園は明の時代の私庭園を発端としている。しかし、その後、荒廃した時期もあったが中華人民共和国成立後に大規模修繕が行われて、今のような庭園が復元された。

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「漸入佳境」の入口にある鉄製の獅子は元の時代のもので、日本占領時には持ち去られたが、その後に戻されたという。

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私のブログで解説しなくてもガイドブックを参照すればわかることだし、親切な人のブログで建築の解説はしてくれるだろうから、私はガイドブックに載っていない視点で見学して案内してみたい。今回、私が気になってしまったのは、建物と建物をつなぐところにある「門」と表現していいのかなぁ?「門」が気になってしまう。ツボのような形がおもしろいし、反対側も同じ形になっているのもおもしろい。

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「仰山堂」の跳ね上がる屋根がおもしろい。建物の中からのんびりと池を眺めるのもいい。

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でも、私が気になってしまったのは門の形状が異なることが、直感的にはおもしろいと感じてしまう。子供でもわかりそうな視点であるのが恥ずかしいけれど。

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どうしても門が気になってしまう。雲を表現したのかなぁ?

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左右のくぼみを耳と見ると、これは人間の顔なのかなぁ?

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壺のような門。

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池の上に立つ「九獅軒」。

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池の中に立つ建物と柳が絵になる風景。

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私の気になっている門を入れた風景。けっきょく、もっとガイドブック的な名所がたくさんあるにも関わらず、私は様々な形をした門がおもしろいと思って注目してしまう。通常の名所は紹介していないので、ガイドブックや解説をしてくれる親切な人のブログを参照してほしい。この写真、「小心地滑」の看板と観光客がいなければ、自分としては気に入っているアングル。

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「積玉水廊」と呼ばれる水上回廊。

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庭園の出口の外にはおみやげ物屋さん。中国らしい置物が並んでいる。

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こちらは金属のおみやげ。

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パッケージはなかなか味がある謎のクリーム。

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おみやげ屋さんに並ぶDVDのワンピースにも違和感があるけれど、ここに「蒼井そら」が並ぶのっておかしくないのかなぁ?「蒼井そら」がそれほど中国ではメジャーということ!?

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朝から上海を歩いていて、一番気になっているのは「上海老酸奶」。豫園商城でも、おみやげ物屋さんで見かけることが多い。私の場合は気になったら試してみる。

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飲み物を売る店で買ってみることにするんだけど、気になるのは「熱」というような文字。たぶん漢字から考えてもヨーグルトだと思うんだけど、温かい飲み物なのかなぁ?

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買ってみると、やはり温かい飲み物。ストローをもらったので、ストローで飲む。

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想像どおり普通に甘いヨーグルトドリンクで、味は美味しい。だけど、ほどよく温かい。寒い時期だから温かくして飲むのかなぁ?ヨーグルトは冷たいものという概念が私の頭の中にあるので、頭の中の「固定観念」や「先入観」で考えてしまうと違和感を感じてしまう。できる限りニュートラルに感じてみれば、寒い冬に外で飲むには温かいヨーグルトもいいんじゃない?と頭の中では考えてみるんだけど、慣れている感覚というものはすぐには直せないので、やっぱり冷たい方がいいと感じてしまう。

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2019年12月10日 (火)

パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 4日目(1)2019年1月2日の上海トランジット観光。まずは外灘(バンド)へ。

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2019年1月2日、水曜日。リニアモーターカーの「体験乗車」を済ませて、上海郊外の「龍陽路駅」から地鉄2号線に。

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自動券売機で切符を買うことにする。タッチパネル式ディスプレイしかないシンプルな自動券売機。

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このところ、旅行をしていて気がつくのは紙の切符は廃止されてシングルトリップでもICチップの切符になっている国が多くなってきている。かなり保守的なパリですら紙の切符は廃止の方針を打ち出している。Suicaが普及しているとは言え、どうして日本では紙の切符を廃止できないんだろう?日本にどっぷり浸かっていると気がつかないかもしれないけれど、韓国ソウルでも1回券はICカードになっており、すでに紙の切符は廃止されている。中国や韓国というだけで、ケチをつけたい人はこのことを知っているのだろうか。「井の中の蛙」で、現地の現実を見ることなく中国や韓国にケチをつけていたら、残念な人になってしまうのではないだろうか。中国に抜かれていることもあるということを自覚しなければ、日本はさらに沈没していくことになるだろう。

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中国の地下鉄では、改札口に入る前に手荷物のX線検査がある。空港にあるような機械が置かれており、手荷物は乗車前に検査を受ける。感心するのは、滞留せずに人の流れを処理できていること。東京オリンピック期間中にセキュリティ強化のために、日本の地下鉄や鉄道駅でも同じことをやったら、渋滞が発生してしまうだろう。人口の多い中国の都市部では普通に行われているんだから、地下鉄は無理にしても新幹線だけでもテロ防止のためのセキュリティを強化できないのかなぁ?中国では通勤にも使われる地下鉄駅でもできているのに、日本ではできないのかなぁ?日本が安全ボケなんじゃないかなぁ?最近の伊丹空港のセキュリティなんて、何回、ナイフを見逃しているのか。しかも、日本の国内線は偽名でも平気で乗れてしまうので、テロリストが乗っても素通りしてしまうだろう。きっと、大きなテロ事件が起きて、大勢の人が亡くなりでもしない限り、日本の安全ボケは変わらないんだろうなぁ。

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つり革は、広告のためにやたらに大きい。

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中国では太陽暦の1月2日は祝日ではなく平日で、クリスマス休暇でも、お正月休みでもないので都心に向かう電車は混雑している。

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「平日」の朝の電車は混雑している。南京東路駅で降りる。上海の地下鉄は、昔からある2号線のホームにもすでにホームドアが整備されている。東京の地下鉄でもだいぶ整備されるようになってきたけれど、設備の近代化の速度は中国や韓国の方が一気に整備するので、のんびりしている日本はおそらく抜かれてしまっている。いつまでも過去の栄光にすがっていないで、抜かれてしまっているということを日本人は自覚すべきじゃないかなぁ?そうしないと、本当に日本は時代に取り残されてしまう。

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南京東路に出る。上海の町を歩くのは大学院生の時に2002年9月に国連の会議で来て、その次は2007年に行っており、今回が3回目。最初に来た時は、地下鉄が1号線と2号線、3号線しかなく、空港も上海虹橋空港しかなかった時代。前回2007年から12年ぶりなので、だいぶ変わっているんだろうなぁ。

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まずは外灘(バンド)に向かって、「東方明珠塔」のある風景を見にいくことにする。

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南京東路は旧市街なので、歴史を感じる建物が残っている。

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特産物を売るおみやげ屋さん。

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容器に入った「上海老酸奶」がちょっと気になってしまう。前からあったのかなぁ?まぁ、容器の雰囲気からするとヨーグルトなんだと思うけれど。

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租界時代の建物が並ぶ「外灘」に到着。アヘン戦争の結果1842年に締結された南京条約によって上海は解放され、共同租界として20世紀初頭に多くの建物が建てられた。

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まずは黄浦江の対岸に見える浦東の高層ビル群を眺める。

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「東方明珠塔」は1994年に完成している。2002年に上海を訪れた時も斬新なデザインだと感じていたけれど、今でも十分に斬新なデザイン。

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黄浦江沿いのテラスでしばらく、浦東の高層ビル群をぼーっと眺める。

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黄浦江沿いに遊歩道を歩いてみると、中国の最近の発展を象徴する浦東の高層ビル群もおもしろいけれど、かつて20世紀初頭から中頃にかけて建てられた外灘(バンド)の建築群を見る方が私は好きかも。

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中国にとっては、外灘(バンド)の共同租界地治は、言ってみれば治外法権の植民地だったのだろうけれど、当時の上海は国際色豊かで賑やかだったんだろうなぁ。

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ここまで歩いてきた範囲はいわゆる旧市街なので、地下鉄の路線が増えてインフラが近代化したこと以外は、印象としては2002年に訪れた時と大きく変わらない。浦東の高層ビルは当時よりも増えたんだろうけれど。上海の旧市街はまだ、どこかで急速に近代化した以前の中国を感じることができるのかもしれないなぁ。

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歩行者用信号には「遵守交通信号」という表示。中国は漢字なので意味が通じるのがいい。最初に上海に来たときは道路を渡るのが大変だった記憶があるけど、今は普通。

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ふと路地をのぞくと、歴史を感じる建物が並んでいる。

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豫園まで1キロの道路標識が見える。外灘のそばには地下鉄駅がないので、地下鉄駅まで戻って地下鉄に乗るよりも、1キロくらいならば歩いた方が早いかなぁ?

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この辺りは「古城公園」と呼ばれている。Google Mapなどの地図で見ると、この周辺は大きな円を描くように道路に囲まれている。かつての上海城の城壁の名残だろう。

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豫園に近づくにつれてだんだんと建物が密集してきて賑やかになってきた。

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中国のファーストフードも美味しそう。「本店任意消費4串、送8元果汁一杯」をなんとなく考えてみると、4本買ったらジュースがサービスということなのかなぁ?違うかもしれないけれど。中国は漢字でなんとなく意味がわかるのがいい。中国に来ると漢字で意味を考えるのって好き。

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春節用の装飾品が売られている。

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町のおもちゃ屋さん。

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おそらく普通のビルだけど、豫園に近づいてくると中国らしい雰囲気になってくる。

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塀の向こうには豫園の庭園が広がっている。無事に豫園に到着。

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「豫園老街」に入ってみることにする。老街の入口は石獅子に守られている。

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2019年12月 3日 (火)

パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 3日目(4)2019年元旦発エールフランス上海行きAF112便の機内食。上海浦東空港からリニアモーターカーで上海市内へ。

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2019年1月1日、エールフランスAF112便は、パリ・シャルル・ド・ゴール空港を離陸し、上海へ向かう。エールフランスのサービスを堪能するには夜便よりも昼便のほうがいい。昼便だとアペリティフのサービスがあって、それから食事が始まるんだけど、夜便だと飲み物と食事が同時に来てしまう。

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まずは食事の前にメニューが配られる。

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離陸し、ランス上空で早くもアペリティフのサービスが始まる。

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食前酒として、いつもの通り「パスティス」をお願いする。

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昼便だと食事前のドリンクのカートでスナックが配られる。塩味のスナック。

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今日は元旦なのでというわけでもないんだけど、シャンパンももらう。シャンパンをもらった瞬間にオテスに「ボナネー!」“Bonne année !”と挨拶すると、ものすごく喜ばれる。パスティスのミニチュアボトルをさらに1本、プレゼントされる。このオテスからは、この後、ずっとサンパに接してもらうことになる。同僚にも「このムッシュはジャポネなのよ」とうれしそうに話しているのを見ると、中国人だらけの中にいる日本人が珍しかったのかなぁ?もしくは、フランス人にとって、日本人には中国人とは違うイメージがあるのかもしれない。

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昼便だと、アペリティフのサービスがあり、食前酒を飲み終える頃に食事のサーブが始まる。ちゃんと、フランス料理のサービスの仕方になっている。中華かフレンチの選択ができるので、フレンチを選択。食事の時の飲み物は赤ワイン。

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前菜は冬野菜のサラダ、ポトフ風。メインはバスク風チキン、ご飯を添えて。フロマージュはカマンベール。デザートはフォンダンショコラ。エールフランスの機内食は一応、コース料理になっている。

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いつもの通り、ディジェスティフはポワールを飲んで食事の余韻を楽しむ。

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昼便のほうがゆったり食事を楽しめるので、スケジュール重視の私は夜便に乗ることが多いんだけど、エールフランスのサービスを楽しむんだったら本当は昼便がいい。

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アイスクリームのサービスも、私は羽田発夜便だと私が寝ている時に配られるのか、最近、食べられないことが多い。

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北京の地名が見えてきた頃に朝ごはんの時間。

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パリ発のエールフランスの朝ごはんってこんなんだったっけ?こんなにトレーがすかすかだったっけ?さらにサービスの合理化が進んでいる気がする。

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しかも、ほうれん草の入ったスクランブルエッグの仕上がりが見た目が悪すぎる。これが、エールフランスの機内食ではなく、中国東方航空の機内食だったら、中国というだけでケチをつけたい人たちから「見た目からしてまずくて食べられたものじゃない」と言われてしまうだろう。逆に、フランスというだけでおしゃれだと思い込んでいる人たちだったら、エールフランスの機内食というだけで、見た目は無視して「発酵バターの香りが広がり、さすがはおフランス」と感動するに違いないけれど。ちなみに、パリで搭載した機内食なので、大阪行き、成田行き、羽田行きのエールフランス日本路線も同様のものと思われるんだけど、いつもこんな仕上がりなのかなぁ?エールフランス、合理化が進みすぎてサービスが悪くなっている。

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エールフランスの機内食に必ずあったヨーグルトのような“Fromage Frais”が好きだったのになぁ。あれだけは、合理化が進んでもずっと生き残っていたのに、とうとうダノンのドリンクヨーグルトになってしまった。

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エールフランスAF112便(中国東方航空MU8662便)は上海浦東空港に向けて降下を開始し、30分ほどで着陸予定。

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2019年1月2日、水曜日。定刻通り上海浦東空港に到着。現在の時刻は朝8時過ぎ。乗り継ぎの中国東方航空MU575便は、17:10の出発予定なので、9時間も乗り継ぎ時間がある。本当はもっと短い乗り継ぎ時間で接続できるんだけど、私がよくする方法なんだけど、あえて乗り継ぎ時間が長いフライトを選んでいる。だって、せっかくの経由地なんだから、ついでに観光したほうがお得じゃない?9時間の上海トランジット観光に向かうことにする。

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上海トランジット観光のために、リュックサックはパリの時点で最低限のものしか入っておらず、着替えなどの荷物は折りたたみバックに入れて預けてしまい、パリから羽田空港までスルーで運んでもらう。

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到着のたびに指紋を登録するマシーンに立ち寄らなくてはならないのかなぁ?以前の情報は保持されない仕組みなのかなぁ?

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中国の入国審査はあっさりと通過。上海で受け取る手荷物はないので、そのまま外に出る。

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中国は漢字でなんとなく意味がわかるからいい。9時間の乗り継ぎ時間を使っての上海トランジット観光で、上海の街に出て小籠包を食べに行くのが目的。できれば上海蟹も食べてみたいけれど、おひとり様なので、お値段しだいかなぁ?

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上海市街に出るには、地下鉄2号線かリニアモーターカー。リニアモーターカーは漢字で「磁浮」と書かれている。むしろ“Maglev”と言われてもわからず、漢字の意味の方がわかりやすいかも。

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地下鉄だったら時間はかかるけれど6元とかなのに、リニアモーターカーは50元と高価なので乗ろうかどうか迷う。当日の搭乗券があれば1割引きで片道40元。地下鉄だったら100円以下でいけるのに、リニアモーターカーは600円。私は、基本的には郷に入っては郷に従うので、物価もなるべく現地の物価で考えるようにしているんだけど、日本円で考えてみれば600円かぁ。まぁ、旅行だし、リニアモーターカーを体験してみるとすれば安いものかもしれないなぁ。

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リニアモーターカーに乗ることにして、プラットホームに向かうけれど、ホームにはほとんど人がいない。リニアモーターカーという乗り物に乗るのが目的で、実用的ではないのかもしれないなぁ。

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車両は幅が広く、通路の左右に3席ずつ座席がある。自由席でどこに座ってもいいし、ガラガラなのでどこにでも座れる。

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切符はICカード式。

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最高時速は時速301キロ。最高時速430キロを体感できると勘違いしていて、リニアモーターカーなのにあまり速い感じがしない。揺れはほとんど感じなく、乗り心地はなかなかいい。

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リニアモーターカーのガイドウェイには柵はない。

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10分もかからずリニアモーターカーは上海の町はずれの「龍陽路」駅に到着する。速いことは速いんだろうけど、途中駅までしか行かず、けっきょくは地鉄2号線に乗り換えないと上海中心部まで行かないので、実用的かと言うとお値段が高いのでコストに見合わないかもなぁ。「体験乗車」の域を出ていない気がする。「人民広場」や上海駅まで行ってくれるんだったら、便利だと思うんだけど。

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龍陽路駅で、地鉄2号線に乗り換えて、上海中心部へ向かう。

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2017年3月 9日 (木)

初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 6日目 北京首都国際空港での乗り継ぎ、そして、中国国際航空の羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な航空機!

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2016年6月23日、水曜日、北京首都国際空港ターミナル3に到着する。ターミナル3は新しい近代的なターミナルビル。「国際線乗り継ぎのお客様」と日本語でも案内が書かれている。これからの北京首都国際空港での乗り継ぎが出発前に情報を得た中でも一番の難関かもしれない。事前にいくつかの先行研究から学んだことは、とにかく時間がかかるらしい。

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入口のところで列ができてしまっているけれど、これでも列は短いほうなのかも知れない。左手にはさらに列を調整する設備がある。

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列はなかなか進まない。正面に搭乗券を確認する場所があり、それを通り過ぎて、階段を降りると乗り継ぎ客専用の手荷物検査場があるんだけれど、そこで渋滞が発生しており、一向に前に進まない。このペースだと1時間以上かかるかもしれない。

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しかし、係員もなんとか通り抜けさせようと考えている様子で、途中から乗り継ぎ客専用の手荷物検査場から一般客用の手荷物検査場に案内されて、30分程度で通過できる。最大の難関と思っていた北京首都国際空港での乗り継ぎも無事クリア。もともと乗り継ぎ時間は2時間あり、パリからのCA934便が遅延することなく定刻前に到着しているので、十分に乗り継ぎ時間がある。

6/22 CA934 CDGPEK 20:20 12:25+1
6/23 CA421 PEKHND 14:35 18:55

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中国国際航空CA421便はE57番ゲートからの出発。ANAとのコードシェア便となっている。

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近代的な建物だけど、中国らしい建物もある。これはお茶屋さん。

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プライオリティパスで使用できる中国国際航空ファーストクラスラウンジへ。

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ナショナルフラッグシップの中国国際航空の北京のラウンジはさすがに広い。

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受付でシャワーをお願いすると、少し待った後でシャワー室に案内される。

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北京のファーストクラスラウンジは食事が充実している。軽食ではなく、ちゃんとした食事が取れてしまう。

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チャーハンも美味しそう。

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牛肉麺なども注文して作ってもらえる。

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食べてはいないけど寿司コーナーもある。

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お菓子もある。

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また機内食を食べることになるけれど、ここでの食事の方が美味しいだろうから、機内食を食べなくてもいいつもりで、ちゃんと食事をしてしまう。

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注文して作ってもらう牛肉麺が美味しい。

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北京首都国際空港はきれいな空港だし、「ほんまもんの」中国国際航空のビジネスクラスラウンジもなかなか快適。

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「ほんまもんの」中国国際航空は「かなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」

かなりひどい?私には中国国際航空の北京のラウンジは快適でしたよ、「お邪魔します」さん

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そろそろ搭乗時間が近づいているので北京首都国際空港では何も買わずに搭乗口に向かう。

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E57番搭乗口がわからずに少し焦る。

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というのもラウンジでゆっくりしすぎて、14:35発東京羽田行きのCA421便のボーディングがすでに始まっている。

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E57番ゲートに到着し、そのまま搭乗の列に並ぶ。

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どうやらE57番ゲートは沖留めバスゲート。

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中国国際航空CA421便は定刻通りに出発する予定。「お邪魔します」さん、大変です。このままだと、全てのフライトが遅延なく予定通りになってしまいますよ。「かなりひどい」目に遭遇せずに帰国できてしまいますよ。そんな油断をしていたところ、沖留めの飛行機に向かうバスの中で20歳代と思われる日本人男性の話し声が耳に入る。

「うわー、こぇー、なにあの『ちんちくりん』な飛行機。羽根が尖っている!」

まさかの最後のフライトが羽根が尖っている恐怖の「ちんちくりん」な飛行機!?

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「こわっ、あんな『ちんちくりん』な飛行機に乗るのかよ?」
「でも、中国国際航空は安全性を考えなければ(リピート)ありだな。」

とうとう「お邪魔します」さんの実物に会ってしまったようだ。今の20歳代の男性って、北京オリンピック後の中国しか知らないと思うけれど、どこで、そこまで中国というだけで見下す「偏見」を身につけたのだろう。恐ろしい「ちんちくりん」な飛行機というから、ARJ21でも駐機しているのかと思って思わず見てしまった。しかも「ちんちくりん」という言葉をどのようなニュアンスで使っているのだろう?この中国国際航空の飛行機のことを羽根が尖った恐ろしい「ちんちくりん」な飛行機と見下しているけれど、「お邪魔します」くんは、日本でこの羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な飛行機を見たことがないのだろうか。

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羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な航空機には、中国で作られたものか、どこの国で作られたものかはわからないけれど、“Boeing 737-800”と書かれている。「お邪魔します」くんは、日本の国内線でANAやJAL、スカイマーク、ソラシドエアで、この羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な飛行機に乗ったことがないのだろうか。中国製なのか、どこの国で製造されたのかはわからないけれど“Boeing 737-800”という飛行機を、羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な飛行機と感じてしまっては、スカイマークとソラシドエアの全路線、そしてANAやJALの国内線のローカルな路線にはまず乗れないだろう。「お邪魔します」くんは、日本の羽田空港でスカイマークの飛行機を見たときに羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な飛行機と感じるのだろうか。

「偏見」は恐ろしい。「偏見」によって事実が見えなくなっている。「お邪魔します」くんは「偏見」という色眼鏡を通して世界を見ている。北京を旅行してきて、何を見てきたのだろう。現在の中国をどのように感じてきたのだろう。「偏見」という色眼鏡をつけてしまうと、2008年北京オリンピック前後に急速に近代化した現実の2016年の北京を見ても何も見えないのだろう。

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現在の中国国際航空のフリートは、国際線に関してはボーイングかエアバス製の航空機で運用されている。その意味では、「経年化」していなければフリートに危険な要素はないし、台湾の中華航空とは異なり、中国国際航空の飛行機が重大事故を起こしたというニュースは実は聞かない。その意味で「安全性」について考えなければリピートはありという考え方もどうなのだろう。中国国際航空CA421便羽田空港行きの機材はエアバスA321。羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な飛行機でなくてよかったね、「お邪魔します」くん!

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単通路型のエアバスA321には個人モニタは付いていない。

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このエアバスA321にはANAが最近導入した機材のような最新の尖ったウイングレットはついていないので、「お邪魔します」くんが心配な羽根が尖った恐怖の機材ではないので安心できるだろう。まぁ、尖ったウイングレットがついている機材と、そうでない機材とではどちらが経年機であるかどうかは言うまでもないことだけど、「お邪魔します」くんにとっては羽根が尖っている「ちんちくりん」な飛行機が恐怖なのであって、経年機かどうかは関係ない。

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無事に定刻通りに中国国際航空CA421便は北京首都国際空港を離陸する。これで、今回の旅行ではこれから羽田空港までのフライト中にトラブルがない限り、全ての便が定刻通りの出発となり、事前に心配していた中国国際航空の遅延については遭遇しないこととなる。

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今回のコルシカ島の旅行で、この青色の缶の「燕京啤酒」を飲むのも今回が最後。

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機内食が運ばれてくる。今回の機内食は北京で積まれたもの。ごはんは、型に入れたものを入れた感じで不自然に四角い。果物は缶詰。中華風あんかけのおかず。

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はっきり言って見た目は今一つなんだけど、中華味のあんかけはごはんのおかずとしては美味しくて、ファーストクラスラウンジで食事を済ませてきたので、味見だけのつもりだったけど、食べてしまった。

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そして、往路の上海からパリに向かう機内食と同じであれば、このパンは普通のパンではないはず。

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やっぱり、あんパン。日本のあんパンよりも甘さは控えめ。

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海ほたるが見えてきた。羽田空港に向けて最終着陸態勢に入っている。

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無事に羽田空港国際線ターミナルに到着する。結果的には、中国国際航空で行く今回のコルシカ旅行では、一度も遅延することなく全てのフライトが定時運行だった。上海での乗り継ぎも、北京での乗り継ぎも問題なかった。機内食も機内サービスも、とても優れているとは言い難いけど、嫌な思いをすることはなかった。何しろ、6月でパリ往復60330円という価格を考えると、コストパフォーマンスは最高に良い。しかも、北回り航路なので、中東経由よりも飛行機に乗っている時間は短く疲れない。遅延しなかったのはたまたま運が良かっただけなのかもしれないなぁ。もしかしたら、パリの「奇跡のメダイユ教会」を訪れたために奇跡が起きていたのかもしれない。でも、そこで「奇跡のメダイユ教会」の運を使ってしまったのだったら、もったいなかったかもしれないなぁ。

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今回、中国国際航空を利用して一番感じたのは「お邪魔します」くんのような人の存在。どうして「中国」と言うだけで見下した見方をするのだろう。現在の20歳代の男子は過去の中国を知っているのだろうか。「お邪魔します」くんは2016年の実際の現在の北京を見て、何を感じたのだろう。「偏見」という色眼鏡の効果は恐ろしいほど絶大なのかもしれない。日本でも普通に飛んでいるボーイングB737-800を中国国際航空の塗装で見かけると、羽根が尖った恐怖の「ちんちくりん」な飛行機になってしまう。むしろ、ボーイングB737-800はネクストジェネレーションという最新型の機材であり、「お邪魔します」くんが指摘する「安全性」の面では中国国際航空は最新型のボーイング機を運行しているということになるのに。

ほんまもんの中国東方航空はかなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。

「お邪魔します」さん、「ひどい」かどうかは実際にあなたが体験されてから判断された方が良いと思いますよ。もっとも、あなたのように最初から「偏見」という色眼鏡をかけてしまうと、「お邪魔します」くんのように、実際に北京を訪れているにもかかわらず、「偏見」や「固定観念」のために現実が何も見えないかもしれませんが。

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羽田空港から所沢駅行きのライオンズカラーの西武バスに乗る。まだ知らない「コルシカ島」の旅。コルシカ島は日本語のガイドブックも少ないために、日本人が訪れることはまずないかもしれない。しかし、パリ・オルリー空港からは毎日直行便が飛んでおり、マルセイユやニースからも航路がある。行きづらいと感じる理由は、せっかく行くなら全島を巡ろうと考えるから。そう考えると島の交通の便の悪さがネックになる。私のようにカルヴィとリル・ルッスだけでも訪れて見たらどうだろう。きっと、今までにないフランスを知ることができる。ガイドブックに頼らない、行き当たりばったりの旅も面白い。私の旅は行き当たりばったり。きっと、カルヴィもリル・ルッスも見逃している場所がたくさんある。私が見逃したスポットは、次はあなたが探す番。ぜひ、あなたが「まだ知らない」コルシカ島旅行に出ることをおすすめする。(初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 おしまい)

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2017年3月 5日 (日)

初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 5日目(6)パリ・スターアライアンスラウンジとパリ発北京行き中国国際航空CA934便の機内食。

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プライオリティパスでも入場できるパリ・シャルル・ド・ゴール空港、ターミナル1にあるスターアライアンスラウンジへ。

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ラウンジはANAのNH216便を利用する日本人で満員状態。こんなに混雑しているのに、よくプライオリティパスでも利用できるようにしたものだ。実際、座る場所を探すのも大変な状況。

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受付でシャワーの使用を申し込んで順番待ちをして、ようやくシャワー室が空く。夏の暑い時期はシャワーを浴びることができるのはありがたい。けっこう、NH216便と出発が重なることもありシャワー室は希望が多くて混雑しているで、受付と同時に申し込んだ方がいい。

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シャワーを浴びて、軽食コーナーへ。

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食事メニューとしてはカレーがあるけど、あくまで軽食でがっつり食べる感じではない。

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旅行に出ると生野菜を食べる機会が少なくなるので、サラダがあるのはありがたい。ビールはもちろん、フランスのクローネンブルグ1664。エールフランスのビールは、乗った時からフランス気分を味わうのであればクローネンブルグでもいいのに。KLMとのグループ会社だから、オランダのハイネケンを採用しているのかなぁ?

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しばらくすると、CA934便北京行きの15分前に出発するNH216便羽田行きの出発時間が近づいてきて、日本人客がどっといなくなり、ラウンジが空いてくる。

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ターミナル1から搭乗ゲートのあるサテライトへと移動する。

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20:20発中国国際航空CA934便は定刻通りの出発予定。20:05発NH216便羽田行きと同じサテライト。

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サテライトに向かうエスカレータに乗る。このサテライトに向かうエスカレータも宇宙基地っぽくて好き。

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パリ・シャルル・ド・ゴール空港は、ターミナル1の方が古いけれど使いやすいかもしれない。全体が小さくてコンパクトなので、歩くことが少ないのがいい。これがターミナル2Eだと、さらにシャトルに乗せられてサテライトまで移動することになるので、ものすごく歩く。それに、プライオリティパスでラウンジも使用できるなら、スターアライアンス系航空会社をあえて選択するのも方法かもしれないなぁ。

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サテライトに到着すると、ANAの看板がお出迎え。

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へぇ、ANAは羽田・パリ路線は、大型機のボーイングB777ではなく中型機のボーイングB787を使用しているんだ。6月のパリ・羽田線でも中型機で済んでしまう程度の需要だったら、パリ・成田線は運休せざるを得ないだろうなぁ。しかし、「成田縛り」のルールを勝手に破っても、国土交通省からお咎めなしという最近のANAの「政治力」に頼っている感じが私は好きではない。JALが最初にこのようなことをしたら、ANAから「先生、あの子が悪いことをしています!」というチクリが確実に国土交通省に入るだろう。

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国内航空会社の話になると、よくANA派とかJAL派とかの話が出るけど、国際線のエコノミークラスを比較した場合、2つの会社には大きな違いがある。私のようにエコノミークラスしか乗らない人間にとっては重要なポイントだ。エコノミークラスについては、ボーイング777はANAが3-4-3の横10席のコンフィグなのに、JALは横9席。ボーイング787はANAが3-3-3の横9席のコンフィグなのに、JALは2-4-2の横8席。どちらの航空会社も使っている機材は同じで、飛行機の横幅は同じなのに、ANAはJALと比較すると横1列につき1席多い。これが機内の快適性を考えたらどのような意味を持つのか。

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搭乗口前のカウンターにはANAの時刻表が置かれている。

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あっ、さすがはANA。日本語の税関申告書が置かれている。これはいい心遣いかも。機内で書くよりも時間があるときに地上であらかじめ書いておきたいものだから。

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私以外の日本人はほぼANA羽田行きNH216便に乗って行く。ANA直行便を購入できる日本人客と異なり、おそらく半額程度のパリ往復60330円で来ている貧乏な私は同じサテライトにある57番ゲートへ。

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機材はANAよりも大きな機材である大型機のボーイングB777-300ER。

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定刻通りの出発の様子にて、いよいよ搭乗開始。今のところは、中国国際航空のフライトは全て定刻通りで、「お邪魔します」さんが指摘するような「ほんまもんの」中国系航空会社は「かなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」というような事態に遭遇していない。前回の「カタール航空ブリュッセルでの悲劇」の時も搭乗するまではなんら問題がなかった訳で、最後まで油断してはいけない。最後の最後で「お邪魔します」さんが正しいということになるかもしれない。

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新聞は中国の新聞ばっかり。ルモンドとかフィガロは置かないのかなぁ?インバウンドのフランス人が搭乗することは想定していないのかなぁ?

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中国国際航空のB777の個人モニタは最新の機材と比べてしまうとモニタは小さめ。シートピッチは普通で特別に広くもなければ狭くもない。

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機材はボーイングB777だけど、中国国際航空は3-3-3の1列9席のコンフィグレーションなので、ANAやエールフランス、エミレーツ航空のB777の1列10席のコンフィグレーションよりも1列あたり1席少ない。

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中文、英語の他にフランス語も選択可能。

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機内安全ビデオの上映が始まる。レトロな雰囲気だけど、逆にそこがいい。

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定刻通りに離陸し、安定飛行に入ると飲み物のサービス。ビールは青色の缶の「燕京啤酒」以外の選択肢はあるのかなぁ。パリでビールを積んだりしていないのかなぁ?

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機内食は行きと同様に英語での説明があるんだけど、ものすごく早口なので集中して聞かないとわからない。幸運にも魚メニューは「チーズリゾット」という言葉が聞き取れたので、魚メニューをお願いする。きっと、「お邪魔します」さんだったら、中国国際航空の機内食というだけで「まずい」、「かなりひどい」と言うに違いない。しかし、この機内食はどこで作られたものなのかを考えてほしい。“PRESIDENT”と書かれたバターはどこの国で作られたものなのかを考えてほしい。「お邪魔します」さんのように「中国だから」と見下す偏見を持っている人は、航空会社名を隠して「おフランス」で作られた機内食と言えば、「おいしい」、「さすがはおフランス」と判断するに違いない。

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実はパリで積みこまれた中国国際航空の機内食、そこそこ美味しいどころか、期待以上に美味しい。ぜひ、「お邪魔します」さんに中国国際航空の機内食を食べてもらいたい。

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この飛行機の前方に飛んでいるであろうNH216便が東京羽田空港に向けて飛行しているのに対して、CA934便はバイカル湖辺りから南寄りの航路を取る。

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もはや、行きのフライトで「ほんまもんの」中国系航空会社に対しての不安はなくなっているけれど、機内サービスもいたって普通だし、トイレも汚れていることもない。ものすごく優れているとは言えないけれど、「かなりひどい」ことはない。むしろ、パリ往復60330円と言う価格を考えれば、中東経由に比べて北回り航路を飛ぶのでトータルの飛行時間が少ないので、最高にコストパフォーマンスがいい。

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2回目の機内食は麺を選択してみる。パリで積まれた中国国際航空の機内食、ちゃんと中華料理の味がするし、さっぱり仕上げられており美味しい。

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「お邪魔します」さんにとっては、中国国際航空の機内食で出てくる、ノルマンディという中国のどこの地方だかよくわからない、得体の知れない「フロマージュ フレ」“Fromage Frais”なんて「かなりひどい」ものだろうけど、これがなかなか美味しい。

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間もなく、北京首都国際空港に着陸する。北京首都国際空港の乗り継ぎは時間がかかるという情報は事前に知っているので、まだ「お邪魔します」さんのいうように「かなりひどい」事態に陥るかも知れない可能性が残っている。

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中国国際航空CA934便は遅延することもなく無事に北京首都国際空港に到着。

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飛行機を降り、最後の難関である北京首都国際空港での乗り継ぎに挑む。

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2016年12月 1日 (木)

初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 2日目(1)上海発、中国国際航空CA833便でパリへ。

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上海浦東国際空港の「ほんまもんの」中国東方航空のラウンジでシャワーを浴びて、軽食をとって、なかなか快適な時間を過ごし、CA833便の搭乗ゲートであるD87番ゲートに向けて歩く。

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以前に北京空港でも気になってしまったのがウォーターサーバー。「飲水処」と漢字が理解できる。

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中国では列車に乗ると水筒にお茶の葉を入れて飲む人を見かけるけれど、飛行機でもお湯を求めるがいるのかなぁ。

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D87番ゲートに到着するとすでに列ができている。中国の人って、成田空港でもチェックインカウンターがオープンする時間の直後だったのに、すでに列ができていたけれど、割と早めに行動する人が多い気がする。せっかちな感じの早め行動を感じるけれど、列に並ばずに横入りするような人はいない。

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上海発巴黎(パリ)行き中国国際航空CA833便は定刻通りの日付が変わって、2016年6月19日(日曜日)0:15出発予定。

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CA833の機材はエアバスA330-200。

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定刻通りに搭乗開始。「ほんまもんの」中国系航空会社というと遅延がよく言われているけど、今回は成田を発つCA920便から全て順調。たまたま運が良いだけなのかなぁ?いい意味で今のところ、期待を裏切っている。しかし、カタール航空のように行きは順調なフライトでも、帰路に欠航で帰国できないという大どんでん返しがあるのかもしれない。

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エアバスA330は、2-4-2の1列8席のコンフィグレーション。ボーイングB777は航空会社によって3-3-3の1列9席のコンフィグと3-4-3の1列10席のコンフィグがあるのと異なり、エアバスA330はどこの航空会社もシートピッチに若干の差はあるかもしれないけど、あまり居住性は変わらない。

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個人モニタはあるけれど、当然ながら日本語はない。深夜便の場合、私は寝てしまうので映画を見ないので、私には支障はないけれど。最新の機材と比較すると画面の大きさは一昔前の感じ。

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もちろん、啤酒は冷やされていない。中国国際航空は上海発でも青島啤酒ではなく、青色の缶の「燕京啤酒」。

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機内食は2択だけど、中国語のあとに早口の英語でアナウンスされるのを聞き逃すとよくわからない。中国語でも「飯」と「麺」は聞き取れるので、「飯」をお願いすると、機内食というよりは、中国のお弁当のような機内食。なんだか、機内食というよりもお弁当のような感じで、はっきり言って見た目は今ひとつ。さすが中国から積んだ機内食と批判されても、その通りだろう。メンマのようなおかずが美味しい。

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お弁当のような肉団子ごはんには、煮卵が入っている。見た目は今ひとつだけど、お弁当と考えれば、味付けも普通で食べられるし、これはこれでいいんじゃないかなぁ。そもそも、エコノミーの機内食なんて、どこの航空会社も特別に美味しいものはないので、普通に食べられれば私はそれでいい。私は機内食で航空会社を選ぶことはないので、私には支障ない。

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パンはあんパンで、少し驚く。中国のあんパンは日本のものよりも甘さが控えめ。

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やっぱり私は中国茶が好き。

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通路側の席を指定していたけれど、実は窓際の隣の席が空いていたので、2席を使える快適なフライト。トイレも他の航空会社と同様で不具合は何もない。中国人の乗客も騒いでいる様子もなく、ごく普通に快適なフライト。6月に往復でパリまで60330円の価格を考えれば、最高のコストパフォーマンス。ただし、カタール航空のように帰路に大きな落とし穴があるかもしれない。

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朝食の時間。オレンジジュースも普通に美味しい。

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朝食は中華粥か洋食の選択で、洋食をチョイスしてみる。ごく普通の機内食だけど、ソーセージなどの加工品や缶詰の果物なので、あまりコストはかけられていない感じ。「湿紙巾」を見ても漢字で理解できる。

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ヨーグルトだと思うけど、これはなんて読むんだろう?この漢字は簡体字なのかなぁ?

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朝はコーヒーを頼んでみる。コーヒーも普通に美味しい。

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クリーマーが「珈琲伴侶」なんて、ちょっとかわいい。

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バルト海に入り、漢字で都市を当てるクイズ。うーん、私が都市を知らないだけかもしれないけれど、全滅。

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唯一わかったのは「哥本哈根」はコペンハーゲン?「汉堡」は位置的にはドイツだと思うけど、どこだろう?

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いよいよ巴黎(パリ)が近づいてきた。フランスの都市の感じもわからないなぁ。方向性から考えると「兰斯」はシャンパンで有名なランスあたり?「沙特尔」はどこだろう?

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着陸態勢に入り、パリ・シャルル・ド・ゴール空港が見えてきた。

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ターミナル2のサテライトLとMが見える。

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成田空港から順調すぎるくらい順調に中国国際航空CA833便は無事にパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着。出発前に「ほんまもんの」中国系航空会社に不安を抱いていたのは何だったんだろうと思うくらい。遅延もなければ、機内サービスもいたって普通。ものすごく優れているとは言えないけれど、少なくとも「かなりひどい」ことはない。

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「中国」を快く思っていない人たちで、実際に中国系航空会社に乗ったこともない「お邪魔します」さんのような人が、「ほんまもんの中国東方航空はかなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」というような「偏見」を流布させているから、実力以下に過小評価されているのではないかなぁ?

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実際の客観的な評価ではなく、「中国が嫌い」という感情や「中国は遅れている」と過去の情報から脱皮できない人たちの「偏見」によって評価に影響されているのではないだろうか。私も出発前に口コミ情報はチェックしたけれど、「思ったよりも普通」というニュアンスのコメントも散見できるので、「たぶん、普通なんだろうなぁ」と予測していた通り。

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パリ・シャルル・ド・ゴール空港を使用する場合はエールフランスを利用することが多いので、最近はほとんどターミナル2しか利用していない。パリ・シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1を使用するのは2003年3月以来、13年ぶり。実はターミナル1の宇宙基地みたいな雰囲気が好き。サテライトからメインターミナルに向かう。

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宇宙基地に到着し、入国審査場を通過する。

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丸い円形建築の建物の中にチューブのようなエスカレータが見える。このエスカレータがクネクネと張り巡らせた光景が宇宙基地みたいでおもしろい。今でも十分に面白い建築だけど、ターミナル1は1974年開港なので、当時はかなり画期的な建築だったんだろうなぁ。

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思えば、初めてパリに来た時はこのターミナルだった。最初にパリに来た時に、空港に到着した時からフランスはデザイン性がすごいなぁと感じたことを思い出す。空港に着いた時からパリの街を歩くことにワクワクしていたとともに、スリなどに不安も感じていたなぁ。サンドイッチを買うにも“Jambon”もわからなかったなぁ。

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チューブ状のエスカレータに乗るだけで、ちょっと楽しい。やっぱり、ターミナルそのものの建築がおもしろい。とても40年以上前の建築とは思えない。前回、北京経由でパリに到着した時は、スーツケースがパリ・シャルル・ド・ゴール空港の不手際で出てこないという事件があったけれど、今回は「ほんまもんの」中国系航空会社の中国国際航空での乗り継ぎだったけれど、問題なくスーツケースも到着。

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ところで、「ほんまもんの」中国系航空会社の中国国際航空を選択して、困ってしまったことがある。「ほんまもんの」中国国際航空が多少は遅延することも計算した上での旅程だったんだけど、定刻通りにパリに到着してしまい、カルヴィに向かうエールフランスのフライトまでの乗り継ぎ時間は十分すぎるほど時間ができてしまった。

「ほんまもんの」中国系航空会社は「かなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」

実際に体験してみて、可もなく不可もなく「普通」ですけど、「かなりひどい」ことはないと思いますよ、「お邪魔します」さん。

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2016年11月27日 (日)

初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 1日目(2)中国国際航空CA920便に乗って上海到着。上海で「ほんまもんの」中国東方航空ラウンジへ。

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中国国際航空CA920便は定刻通りの出発予定。予定された搭乗時間に エアバスA321に乗り込む。当然ながら、単通路型機であるエアバスA321には個人用モニタはついていない。おそらく「中国」というだけで見下した「偏見」を持つ人たちは、個人用モニタがないことを批判するかもしれない。しかし、ヨーロッパ内の路線でよく乗るエアバスA320シリーズだけど、ヨーロッパ系航空会社でも個人用モニタがついている機材はほとんどないわけで、「ほんまもんの」中国系エアラインだから個人用モニタがないわけではない。シートはごく普通だけど清潔感があり、機材自体が新しいのかも。

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天井にモニタがついているのは、おそらくオプション装備。ちなみに、離陸時にスマートフォンを機内モードにして服務員に怒られている日本人の男性がいたけれど、中国では離陸時はスマートフォンの電源まで切るのがルール。ルールについては「郷に入れば郷に従え」で、そのルールに従わないことは、中国人から見れば「日本人はルールを守らない」と思われるということ。中国のルールに従えない日本人は、日本のルールに従えない中国人のマナーが悪いと言ってはいけないということ。

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離陸後すぐに機内サービスが始まる。飲み物はビールを頼む。中国ではお店で頼んでもビールは常温で出されるので、もちろんビールは常温。まぁ、文化的なものだから仕方がない。これを「中国だから」と見下して批判する人は、イギリスに行ってパブでぬるいビールを出された時にはどう批判するのだろうか。

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そして、機内食の時間。肉か魚が選択できて魚料理のメインは焼きそば。実際は客室乗務員が「麺」か「飯」かと尋ねているけれど、これも漢字文化だから理解できる。機内食を配膳している様子を見ると、14年前の中国西北航空の搭乗体験から考えると、服務員の態度が普通になったなぁと感じる。

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海鮮焼きそばなので、焼きそばの上に魚が載せられている。味は悪くない。

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もしも「中国系航空会社の機内食なんてまずくて食べられない」と感じる人がいたとしたら、それは間違いなく「中国だから」と見下している偏見。この機内食はどこで製造されているのかを考えたほうがいい。キットカットは日本語の包装だったし、このおしぼりもわざわざ中国から運んで来たものだったら日本語にしないので、中国から積んできたものではない。日本の空港から出発する飛行機は、ほとんどの場合は日本国内の機内食工場で作られたもの。もしも批判するのであれば、中国系エアラインではなく、日本国内の機内食工場を批判すべき。私は成田空港や羽田空港で積んだ機内食はどの航空会社もそこそこ食べられると思っている。

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そして、食後のどら焼きが美味しい。これは、上野の「うさぎや」のものを持ち込んだものだけど…。

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中国や韓国は「茶」という発音で通じるのがいい。私は普洱茶などの中国茶って実は好き。

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「ほんまもんの」中国国際航空CA920便は順調に上海に向けて飛行中。間もなく、上海浦東国際空港に到着する。機内サービスは、特別に優れているとは感じないけれど、特別に悪いとも感じない。普通に快適なフライトだった。乗る前は遅延がひどいんじゃないかと思ったけど、普通に定時前にゲートが閉まって出発しているし、機内サービスも事前の想像以上にごく普通だった。

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上海浦東国際空港に到着。残念ながら「沖止め」なので、タラップを降りて上海の地に立つ。

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バスでターミナルに移動する。

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ターミナルに到着し、エスカレータを上がる。

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ほとんどの乗客は上海が最終目的地で出口に向かっている。国際線の乗り継ぎは、さらに左手にあるエスカレータを上がる。

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ある意味、中国は漢字文化なので表示がわかりやすい。

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案内表示をたどっていくと、乗り継ぎ用のカウンターが並んでいる場所に着くんだけど、乗客も係員も誰もいない。

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誰もいないと思ったら女性の係員が着席しており、係員がいることに安心する。搭乗券を見せるとスタンプを押される。中国の空港って、やたらにスタンプを押す。上海で乗り継ぐ乗客は少ないのか、待ち時間もゼロであれば、手続きの間も私以外には乗客は誰も来ず。ただ、たまたまガラガラだったけれど、いつもガラガラではないかもしれないけれど。

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乗り継ぎ専用の通路を通って、さらに上の階にエスカレータで上がる。

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搭乗券を見るとスタンプが2つ押されている。ここで一般客と合流して手荷物検査場に出る。一般客と合流するので、短い列に並べばいいので、すぐに手荷物検査場も通過できてしまう。上海浦東国際空港の国際線の乗り継ぎは、たまたまなのか、夜間は乗り継ぎ客が少ないのか、10分もかからずに通過できてしまう。心配していた上海浦東国際空港での乗り継ぎもあっさりと通過。乗り継ぎ時間がこの程度であれば、CA920便が1時間程度遅れても0:15発パリ行きのCA833便には十分に乗り継げるだろう。あまりCA920便の遅延にナーバスにならなくてもいいのかもしれない。

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手荷物検査を終えて、出発フロアに出る。帰りに普洱茶を買って帰ろうかなぁ。でも、空港で購入すると高いかなぁ?

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中国国際航空CA833便パリ行きは定刻通り0:15発、D87番ゲートからの出発。大きな空港だけあってゲートまで480メートルもある。

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搭乗口の案内がピアノの鍵盤になっていておもしろい。

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出発まで時間があるので、プライオリティパスで利用できる空港ラウンジで時間を潰すことにする。77号貴賓室“No.77 VIP Lounge”は、「ほんまもんの」中国東方航空のビジネスクラスラウンジ。

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カウンターでシャワー室をお願いすると、空いていたみたいですぐに鍵を渡される。深夜便に乗る前にシャワーを浴びてさっぱりできるのはいい。「ほんまもんの」中国東方航空のラウンジは、なかなか快適。タオルもきちんと置かれている。

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ドライヤー、そして歯ブラシなどのアメニティもちゃんとしている。

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「ほんまもんの」中国東方航空のラウンジのトイレは、ウォシュレットが入っている。もしも、このトイレを見て「かなりひどいようですよ」と感じるようであれば、よほど「中国」というだけで見下した「偏見」を持ちすぎだろう。

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もしも、このウォシュレットを「かなりひどい」と感じたのなら、中国の会社なのか、どこの国の会社かはわからないけれど「TOTO」という会社を批判すべきだろう。あっ、こういう直接的ではない書き方をすると「お邪魔します」さんから、「TOTOは日本の会社ですよ、ご存知ないんですか?」というコメントを入れられるかもしれない。

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シャワーを浴びた後は、食事コーナーへ行ってみる。暖かい食事が充実している。

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自分で麺を茹でて、具材をトッピングする麺コーナーもある。

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また機内食を食べるようかもしれないけれど、地上で食べた料理の方が絶対に美味しいので、つい味見をしてみたくなってしまう。

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自分で作ったあっさりした味の麺がなかなか美味しい。

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ラウンジのシートには電源があり、USBポートもある。

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上海浦東国際空港はきれいな空港だし、「ほんまもんの」中国東方航空のビジネスクラスラウンジもなかなか快適。

「ほんまもんの中国東方航空はかなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」

かなりひどい?私にはなかなか中国東方航空のラウンジは快適でしたよ。

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上海空港のアプリで今日の中国国際航空CA920の出発時間と到着時間を確認すると、成田空港の出発は3分遅れの19:33。これは実際に離陸した時間と思われ、成田空港のアプリでは19:13発となっており、ゲートが閉まったのは定刻よりも17分も早い。そして、上海浦東国際空港への到着時間は定刻22:10に対して21:19と、なんと51分も早着している。まさかの「准点率」37%の中国国際航空CA920便、定刻出発というヒットを打つどころか、今日は17分の早発、そして51分早着というホームラン!

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2016年11月24日 (木)

初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 1日目(1)定時運行率37%の中国国際航空上海行きCA920便、まさかのホームラン。

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2016年6月18日、土曜日。今日は宿直明けなので職場で朝を迎える。朝起きてまずチェックするのは、中国国際航空CA919便の運行状況。上海浦東国際空港を現地時間14:15発の中国国際航空CA919便の遅延状況によって、折り返し便であるCA920便に乗る今日の私の運命が決まる。

しかし、CA919便は「准点率」91%なのに、なぜCA920便は「准点率」37%と恐ろしく低いのだろう?

この上海空港のアプリは便利で、この「機材」の運行状況を見ることができる。今日搭乗予定機材のエアバスA321は、CA919便として上海浦東国際空港から成田空港に飛ぶ前にCA1980便というフライトで飛んでいることがわかる。CA1980便は福州から上海に飛んでおり、CA1980便が遅延すると、当然ながら機材の関係でCA919便が遅れ、その結果、折り返し便であるCA920便が遅延することになる。今日はこの福州発のCA1980便のフライトから、私の運命が始まっている。

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宿直明けの日はお昼で仕事が終了となる。仕事を終えて、お昼ごはんを食べて、東京に向かう中央線の列車中で福州発上海浦東空港行き中国国際航空CA1980便をチェック。ショッキングなことに、福州を1時間44分も遅延して出発している。しかし、到着予定時刻は48分遅れに遅延時間を短縮している。多少遅れても吸収できるように飛行時間に余裕をもたせてあるのかもしれないなぁ。

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Flightradar24で中国国際航空CA1980便を調べて見ると、エアバスA321はちゃんと飛んでいて、上海浦東国際空港にまもなく到着しそう。

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中央線を神田駅で降りて山手線に乗り換え。今日は御徒町駅で下車。中国国際航空CA920便のチェックイン開始時刻は17:00なのであまり早く成田空港に到着してもチェクインカウンターが開いていない。チェックインカウンターが開いていないと遅延時の代替便の交渉ができない。17 時前に成田空港に到着しても仕方がないので、ちょっとだけ寄り道して、上野広小路にある「うさぎや」に立ち寄る。

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うさぎやのどら焼きが私は好きで、どら焼きを2つだけ購入。

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上野広小路まで来てしまえば、京成上野駅はすぐそば。京成上野駅まで歩くことにする。

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海外旅行に行くと市場やスーパーマーケットを見て歩くのが好き。アメ横もなかなかカメラを持って通りかかることがないんだけど、市場の雰囲気が好き。

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まだ旅行のイントロダクションの段階だけど、すでに上野で旅を楽しんでいる。

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せっかく上野に来たのだから西郷さんに会ってから出発することにする。

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西郷さんを見ながら、「うさぎや」のどら焼きを食べる。

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あんが美味しい。うさぎやのどら焼きはやっぱり美味しい。

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「うさぎや」のどら焼きを堪能して、上野公園から階段を降りて京成上野駅に向かう。

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京成上野駅は上野駅から少し離れているので、滅多に上野駅から成田空港行きの電車に乗ることはない。

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成田空港に17時に着けばいいので時間の余裕がある。スカイライナーではなく一番安く成田空港に行ける京成本線経由の「特急」に乗ることにする。

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ホームに成田空港行きの特急電車が入線してきた。15時過ぎの乗客が少ない時間帯なので乗車待ちの人はあまりいない。

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実は最初から特急に乗るつもりだから始発駅で確実に座れる上野駅から乗ることにした。上野駅から乗る人はほとんどおらず、電車はガラガラ。

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ここで上海空港のアプリで中国国際航空CA919便の運航状況を確認してみる。この上海浦東空港発成田空港行きのCA919便が遅れると、折り返し便であるCA920便が致命的に遅れることになる。残念ながら、スケジュールとしては14:15出発予定が、現在は搭乗中で15:01出発予定となっており、45分の遅延。でも、45分くらいなら致命的な遅延ではなさそう。まだ希望はある。

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特急電車の先頭車両に座り、風景を楽しむ。上野駅を出発し、まもなく日暮里駅に到着する。

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再び、上海空港のアプリで中国国際航空CA919便の運航状況を確認してみると、14:40に上海浦東国際空港を離陸した様子。スケジュールでは14:15発なので、25分の遅延。CA919便、頑張っているほうかなぁ?東京成田空港には、スケジュールでは18:00のところを18:25の到着予定。折り返しのCA920便の出発予定時刻は19:30なので、折り返しまで1時間ある。今日はそんなに遅れないで済むのではないかという期待が生まれてくる。加油、中国国際航空CA919便!

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京成本線経由の特急電車は成田空港駅に到着。

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スターアライアンスメンバーの中国国際航空のチェックインカウンターは第1ターミナル南ウイング。

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いつものようにスーツケースは事前に空港宅配便で送ってしまっているので、JALABCのカウンターでスーツケースを受け取る。

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中国国際航空のチェックインはFカウンター。

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すでに搭乗手続きには中国人と思われる乗客が並んでいる。列を案内する係員に「今日は遅れませんか?」と尋ねると「今日は定刻通りの出発予定です」とのこと。チェックインカウンターでも同様の質問をしつこく尋ねてみるけど、上海からのCA919便が18:05到着予定とのことで今日は大丈夫とのこと。もしも、CA920便が最初から大幅に遅延した時に交渉するために、事前にANAの代替便を調べておいたのに必要なし。17時のチェックインカウンターのオープンの時間を狙ったのは、最悪の場合、ANA便に振り替えてもらえるように交渉しようと思ったから。17時に交渉すれば、18:45発のANAの上海行きNH921便に振り替えてもらっても間に合う。上海行きのANAも遅延している場合は北京経由で交渉するつもりだった。

NH921(CA6660) NRTPVG 18:45 20:55
NH955(CA6652) NRTPEK 18:20 21:20
※NH=ANA NRT=成田 PVG=上海浦東 PEK=北京国際

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確かにFlightradar24で確認すると、中国国際航空CA919便は順調に成田空港に向かって飛行している。チェックインカウンターの係員の女性の言う通り、18:05には成田空港に着陸できるのではないだろうか。

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出発案内板も遅延の表示はない。今日に限って、「准点率」37%のCA920便、まさかの定時出発となるかもしれない!打率.370のバッターは、今日はヒットを打ってくれそう!

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今日は中国国際航空CA920便が遅延した時はチェックインカウンターで代替便を手配するための戦いとなると思っていたけど大丈夫そうなので、出国してプライオリティパスで使用できる大韓航空ビジネスクラスラウンジへ向かう。

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定時で出発できそうなので、安心してビジネスクラスのラウンジでのんびり過ごす。

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状況が「到着済」となっている。のんびりできるのは、成田空港のアプリで中国国際航空CA919便がわずか7分遅れで成田空港に無事に到着したのがわかったから。

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中国国際航空CA919便の到着を祝って、生ビールを飲む。

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アプリ上では中国国際航空CA919便は到着したことになっているけれど「ほんまもんの」CA919便は、ちゃんと着いているのだろうか。

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搭乗口はゲート33。

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中国国際航空CA920便は19:30定刻通りの出発予定で、18:50にはボーディングが開始予定。あと6分で搭乗開始となる。手配してからだいぶ心配していたのに、まさかの定時出発となりそうな雰囲気。

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無事に朝から行方を追っていた中国国際航空のエアバスA321が駐機しているのを見て安心する。CA920便の機材はこの日は福州から上海を経由してやって来たエアバスA321。中国系航空会社も機材はボーイングかエアバスなので機材の心配を私はしていない。

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そして、予定通りの18:50にボーディング開始。搭乗予定の乗客が遅れたりしなければ、「准点率」37%の中国国際航空CA920便は限りなく定時出発の予感。今日に限って、打率.370のバッターは、今日はまさかのホームランとなるか?でも、まだ安心はできない。搭乗予定の客が現れないなどという遅延もありえるかもしれないから。

「ほんまもんの」中国系航空会社は「かなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」

そのコメントに対する私の返事は「今のところ、私は存じません。」

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