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スペイン

2013年11月16日 (土)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅2日目(3)フィゲラスからフランス国境へ

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ダリ劇場美術館の前には高い鐘楼が立つ大きな教会がある。

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サン・ペレ教会“Església de Sant Pere de Figueres”。

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もちろん、教会を見つけたら、中に入って座りながら静寂を味わうのが私の旅のマイルール

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フィゲラス市役所の前で雰囲気のあるお菓子屋さん、“Pastisseria Serra Lacasa”を発見。どうしても興味がある物を見つけると立ち止まってしまう。

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フィゲラスではどのようなお菓子が売られているのかなぁ?お店を見つけるとショーウインドウを眺めてしまう。なかなか良さそうなお菓子屋さんじゃない?

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ふと目に止まったのがフラオナ“Flaona”というお菓子。“Flaona”って、なんだろう?文章はちゃんと読めないんだけど、文脈からきっとフィゲラス名物のお菓子だと勝手に判断する。なんだろう?と疑問を持ったら、答えは簡単。試してみればいいじゃん。

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ということで、“Pastisseria Serra Lacasa”で“Flaona”を買ってベンチに腰かけて食べてみることにする。

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さくっとしたパイ生地のなかにカスタードクリームがいっぱい。素朴だけど、美味しい。

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ダリ美術館からランブラ広場まではレストランなどが並び賑やかな雰囲気。

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中には入らなかったけど、カタルーニャ玩具美術館はランブラ広場に面した場所にある。1階部分はカフェになっていている。

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フィゲラスの町の中心はこのランブラ広場。しばらくベンチに座り、のんびり気分。フィゲラスでどこに行こうかとガイドブックを見ていると、フィゲラスにはもうひとつの見所があって、ヨーロッパ最大の規模を誇るというサン・フェラン要塞があるらしい。

ランブラ広場から徒歩20分。歩いて往復するだけで40分かぁ。どうしようかなぁ?実は、セルベール行きの列車は1日5~6本しかなくて、12:56の次の列車は14 :57と2時間ほど空く。12 :56の列車に乗ってフランスへ向かうか。それとも、サン・フェラン要塞を見て14 :57の列車に乗るか。

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迷ったあげくに、片道20分歩いてまで見たい気持ちにもならず、明るいうちにフランスに入りたかったので、サン・フェラン要塞はカットすることにする。カタルーニャ広場のこの建物、工事中みたいだけど、市場なのかなぁ?

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すでに時刻は12時近く。12 :56の列車に乗るとなると、スペインの昼食時間にはちょっと早いし、時間があまりないので食事は軽めに済ませることにする。駅に行く途中にあったカフェテリア“Les Voltes”に適当に入る。うーん、まだスペインではアウェー感があるのか、ちゃんとしたレストランに入って食事をとっていないなぁ。

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とりあえず、たくさん歩いてのどが渇いたからビール。

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あまり時間もなかったので、揚げ物ならすぐにできるだろうと思って、イカのフライ“Calamares a la Romana”とコロッケ“Croquetas”の盛り合わせを注文。さすがにサンセバスティアンのコロッケ専門のバルには負けるし、既製品を揚げたものだと思うけど、それでも、スペインのコロッケはクリームコロッケで美味しい。やっぱり、なにを食べてもスペインは美味しい。

アンダルシア地方を旅したときには、イワシを揚げただけでも、食べる前はどうせ単純にイワシを揚げただけのもので、味が想像できるから食べる価値もないと思ってたんだけど、一口食べてみると、身がほくほくで魚臭さもなく感動的に美味しかった。スペインで食べるものは、見た目は簡単でも食べてみると侮れない。

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クリームコロッケのおいしさに満足し、駅の少し手前にあるフィゲラスのバスターミナルにスーツケースを引き取るために立ち寄る。

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預けてあったスーツケースを受け取り、公園を横切ればすぐにフィゲラス駅。

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フィゲラス駅に戻る。時間は12時42分くらい。

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あれ?フィゲラス駅構内に観光案内所がある。朝、到着したときには開いてなかったのに・・・。

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切符売り場の窓口が空いていたので、フランスのセルベール駅までの切符を購入。そこから先は、フランス国鉄SNCFになるのでセルベール駅までの切符しか買えない。セルベール駅までは3.1ユーロ。

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セルベールの1つ手前のスペイン領最後の駅のポルトボウ“PORTBOU”までは1時間に1本程度で運行されているんだけど、フランス領のセルベールまで乗り入れる列車は少ない。まだ10分くらい時間がある。どうしても、本数が少ない列車に乗り遅れてはいけないと思うから、駅に早めに着いてしまう。

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10分くらいしかないけど、駅のバルに入ってみる。

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これからスペインを去るので、このオレンジジュースを搾る機械を見るのも今日が最後・・・。

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ということで今日2杯目だけど、フィゲラスの駅のバルで今回の旅行で最後の絞りたてオレンジジュース。

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スペインでの最後のオレンジジュースを堪能して、ホームで列車を待つ。

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セルベール行きの列車が入ってきた。ジローナからフィゲレスまでは特急列車のような外観だったけど、今度はいかにもローカル列車の雰囲気。

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車内は椅子もまばらでさっぱりとした感じ。

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カタルーニャの風景ともこれでお別れ。山のある方向に列車は進んでいく。

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車窓からは地中海が見える。

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スペイン領最後の駅であるポルトボウ駅に近づいてくると電気機関車がたくさん。フランスは1435ミリの標準軌だけど、スペインは1668ミリのイベリアゲージなので、フランスとスペインでは線路の幅が異なるから、直通運転はタルゴ“Talgo”と呼ばれる特殊な車両以外では相互乗り入れできない。

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スペイン最後の駅、ポルトボウ駅に到着。ポルトボウとセルベールの間だけは、標準機と広軌(イベリアゲージ)の両方の線路が引かれており、RENFEの車両がセルベールまで、SNCFの車両がポルトボウまでそれぞれ乗り入れている。セルベール→ポルトボウはフランスSNCFの片道運行、ポルトボウ→セルベールはスペインRENFEの片道運行というルールになっている。

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列車はポルトボウ駅を出発して、スペイン・フランス間のトンネルに向かう。トンネルを抜ければ、そこはフランス。次回からは、いよいよフランス・ランドック・ルシオン地域の旅行記がスタート。

2013年11月14日 (木)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅2日目(2)フィゲラスのダリ劇場美術館“Teatre-Museu Dalí ”

フィゲラスのダリ美術館“Teatre-Museu Dalí ”については、紹介しているブログが山ほどあるので、私が紹介しなくてもGoogleで検索をかければいくらでも知ることができる。なので、私が紹介する必要はないかもしれない。だけど、今回私がフィゲラスを訪れたのは、このダリ劇場美術館を見てみたかったから。だって、ヨーロッパの格安航空会社とバルセロナ情報では老舗と言うべきシトラスさんのWebを見たら、一生に一度はダリ美術館に行って、自分の目で見たいとずっと思っていた。

世紀のエンタテインメント・ミュージアム:「ダリ美術館」
http://barcelona.s28.xrea.com/sightseeing/shorttrip/dalimuseum.htm

ちなみにダリ美術館を紹介するこれ以上の記事は私には書けません・・・。

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正面玄関の前に立ってみて「なにかが違う」と感じる。ダリ美術館といえば、屋上にタマゴのようなものがある外観のはず。別の美術館があるのかと思って、外周を一周してみると、ガイドブックに載っている風景。これぞダリ美術館!

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ピンク色の建物にタマゴと像が並んでいる。もう、ダリ美術館では、どうしてだろう?と理屈で考えるのはやめて、ダリの世界観を感じるしかない!

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ピンク色の壁にある、このオブジェはなんだろう?

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気を取り直して、美術館の入口に向かう。入口のところにあるこのおっさんはなに?目から人形が顔を出しているのはいいとしても、大きなタマゴと無数の小さなタマゴはいったいなに?

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元は市立劇場だったという美術館に入るといきなり吹き抜けになっている。クルマの上に像が立っていて、頭上には船底から水滴が垂れているようなオブジェ。奥には、舞台幕のようなものが見える。

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建物は中庭をぐるっと半円状に囲んでおり、先ほど、外周にタマゴと一緒に立っていた像が取り囲んでいる。

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中庭から建物に戻り、作品を鑑賞するけど、この真ん中のもじゃもじゃはなに?

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すべてが意図して奇をてらったものではないと感じる作品もある。

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風景画もあり、ちゃんとしているじゃん!と思わせる作品ももちろんある。

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有名なピカソの肖像画。

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そして、美術の教科書に載っているのを見たことがあるダリの自画像。

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中庭から見えた劇場の舞台幕のような作品。

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この前はホールになっていて、リンカーンの肖像をモザイクにしたような作品が飾られている。

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でも、よく見てみると、裸体?ガラ夫人がモチーフらしい。

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オブジェもよくわからないし。

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天井を見上げれば、なにかあるし・・・。

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日本の羽子板を使った作品もある。

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これも有名な「女優メイ・ウエストの部屋」と呼ばれる作品。

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階段があって階段を上ると、そこには大きなレンズがあり、そこからのぞいてみると、ちゃんと髪の毛までついてくる。

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黒い点が見えて、なにかと思って、よく見てみると蟻!でも、首に巻かれたスカーフがかわいい。

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階段から展示室に向かう通路も楽しい。

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2階のロビーに行くと、巨大な足が。ダリとガラ夫人の足ということらしい。ガラ夫人をダリはよほど愛していたんだろうなぁ。

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ベッドが置いてある部屋がある。ここでダリが休んでいたのかなぁ?

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このタペストリーの作品も教科書で見たことがある気がする。

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使われた感じのするソファーがある。ここにダリが座っていたのかなぁ?

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上からは巨大なオクトパスが!

写真に納めたのは作品のごく一部で、ダリ劇場美術館、なかなか楽しかった。私は美術館を訪れても、全部をしっかり見ると疲れて飽きてしまうので、基本的にはさっと見てインスピレーションを感じた作品しかじっくり見ないんだけど、ここはダリのトリックを純粋に楽しむことができて、おもしかった。

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美術館を出て、観光客向けのカフェテリアがあったので、たくさん作品を見て疲れたので休憩することにする。

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なぜ、この観光客向けのカフェテリアに立ち寄ったかと言えば、例の機械を見つけてしまったから。

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オレンジの絞りかすは両側に捨てられて、絞りたてのオレンジジュースは中央に注がれるようになっている。すっかり店員さんの作業の様子を見入ってしまう。この機械、よくできているなぁ。

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絞りたてのオレンジジュースはやっぱり美味しい。ちなみに、奥に見えるのはダリ宝石美術館の入口なんだけど、チケットはあるのにすっかり入り忘れる。どうして、目の前に入口があるのに見逃したんだろう。のんびりオレンジジュースを飲みながらぼーっとしている暇はホントはないのに・・・。まぁ、見たかったのは美術館そのもので宝石には興味がないから別にいいけど・・・。

2013年11月11日 (月)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅2日目(1)フィゲラス駅の荷物預かり所

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2013年10月20日(日曜日)、ジローナのホテル ペニンスラール“Hotel Peninsular”の朝食レストラン。ハムやチーズなどがあるヨーロッパのホテルの標準的な朝食ビュッフェ。

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だけど、大きなタルトがあったり、わりと充実している方かも。

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日曜日の朝食会場は朝8時過ぎなのに誰もいない。

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昨日の生ハムが忘れられなくて、パンに生ハムをのせて食べる。うーん、昨日のバルのハモン・イベリコはやっぱり美味しかったなぁ。ちなみに先ほどのタルトももちろん味わう。

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朝起きてから私が必ず行うことと言えば、フランスにいる時はテレマタンを見ることだけど、ニュースを見てその日の天気予報を確認すること。私は綿密に旅程を決めないので、天候によってはスケジュールを変更したりすることもある。

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ホテルをチェックアウトして出発。昨日は歩行者で賑わっていた通りにガードレールが設置されている。いつの間に設置したんだろう?

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今日は日曜日。どうやら、ゼッケンをつけた人たちが歩いているので、ランニングのイベントでもある様子。

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スーツケースを引きながらでも10分程度でジローナ駅に到着。

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日曜日の朝の駅は閑散としている。このジローナ駅から鉄道でフランスに行くには2つの方法がある。

ひとつは高速列車(AVEやAVANT)に乗って、フィゲラス・ビラファント駅(Figueres-Vilafant)でTGVに乗り継ぎ、フランス領のペルピニャンに向かう方法。

もうひとつは、在来線でフランス領内のセルベール“Cerbère”行きに乗って、スペイン国鉄RENFEからフランス国鉄SNCFのTERに乗ってペルピニャンを目指す方法。

今回はフランスに行く途中にあるフィゲラスという町に立ち寄ってから国境を越えようと思っているので、高速列車ではなく在来線でフィゲラス駅を目指すことにする。まぁ、言ってみれば、新横浜駅と横浜駅、または新大阪駅と大阪駅みたいなもので、新幹線(LGV)のフィゲラス・ビラファント駅(Figueres-Vilafant)は市の中心部から2キロほど離れたところにあって観光するには遠いので、当然、町の中心部に近い在来線のフィゲラス駅(Figueres)に向かう。

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ということで、窓口に列ができていたので、自動券売機で切符を買ってみる。

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コインを投入して、無事にフィゲラス駅までの切符を購入!

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ジローナ駅の高速列車AVEやAVANT用の新幹線(LGV)ホームは地下にある。表示を見ていると、ジローナ駅の新幹線ホームには荷物預かり所かコインロッカー“Consigna”がある様子。個人手配旅行では、途中下車して観光するためには、大きな荷物をどこに置くのかが大問題。そのために、移動には常に大きな荷物をどうするかを計算しなくてはならないので、コインロッカーや荷物預かり所がないと宿泊地以外での途中下車での観光は難しい。

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地下の新幹線(LGV)ホームではなく、在来線用ホームに上がる。当然、定刻になっても列車はやってこない。ヨーロッパを旅していると日本みたいに分単位で正確に列車を運行できるほうが珍しい。

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スペイン国鉄RENFEの車両は、ものすごく近代的な車両で新幹線並みに速度が出そうな顔つき。

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車内にも大きな荷物を置く場所もちゃんとある。

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室内もゆったりしており、近代的できれい。

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わずか30分でフィゲラス駅に到着。スーツケースを引きずりながら駅舎を目指す。

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しかし、フィゲラス駅は小さな駅で、荷物預かり所もコインロッカーもない。仕方がないのでスーツケースを引きずりながらフィゲラス駅を出る。ダリ美術館までは徒歩15分くらいあるので、さすがにスーツケースを引きずりながらの町歩きはつらい。

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駅前は公園になっていて、駅を出てスーツケースを引きずりながら公園を突っ切る。

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公園を突っ切ると、そこにはフィゲラスのバスターミナルがある。駅からスーツケースを引きずって歩いても1分でたどり着く距離。ここで考えてみる。私はバスク旅行の時にビルバオで、どこで荷物を預かってもらったか。スペインの場合は荷物を預かってくれるのは駅だけとは限らない。そう、私がビルバオで荷物を預けたのはバスターミナル!

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バスターミナルに入るとすぐにインフォメーションがある。

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そこには“Consigna”の文字が!フィゲラスでは鉄道の駅ではなく、バスターミナルで荷物を預かってもらえる。しかも使用方法がよくわからないコインロッカーではなく、有人の窓口だから、預けるのも簡単。しかも2ユーロ。

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ちゃんと預かり証ももらえる。預かり証を見ると朝6時~夜22時までは開いている。ちなみに、他の人のブログに「先行研究」があって、フィゲラスのバスターミナルで荷物を預かってもらえることは実は事前に把握してたんだけどね。さすがに、いくら私でも、旅程に大きな影響を与える大きな荷物をどこに置くかについてはちゃんと事前に調べます。

※先行研究の例として旅行会社のブログ(他にも先行研究はあります)
本物のゲルニカとシュルレアリズムに酔う <スペイン編 その2>
http://stworld.jp/earth_info/es/diary/508f86f1b0c3e5.21915769/

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ということで、2ユーロで荷物を預かってもらい、すっかり身軽になってフィゲラスの町歩きスタート。とりあえず、バスターミナルから町の中心を目指す。

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しばらく歩くとカタルーニャ広場。よくわからないオブジェが立っている。

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そして、フィゲラスの町の中心というべきランブラ広場にたどり着く。プラタナスの木に囲まれたランブラ広場まで来れば、今日の目的地はもうすぐ。

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案内版に従って旧市街を歩く。その町の雰囲気を感じたければ歩くのが一番。

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高い建物がなく、またジローナとは異なる雰囲気。

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謎のオブジェのある階段を上る。

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そして、今回、フィゲラスを訪れた最大の目的であるダリ劇場美術館“Teatre-Museu Dalí ”に到着!次回は美術館に入り、ダリワールドを楽しむ!

2013年11月 8日 (金)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅1日目(4)ジローナでの夕食はバスク風バルで。

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オレンジジュースを探していたら新市街に来てしまう。モニュメントの奥に大きな建物を発見。この建物の感じはもしかして・・・。とりあえず私の旅は、気になったら立ち寄ってみる。

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あー、やっぱり屋内市場の様子。でも、土曜日の午後はすでに閉まっている。ここも、ジローナ到着と同時に訪れれば空いていたかもなぁ。のんびりバルで生ハムとビールを飲んでいたのが失敗かも・・・。

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どこへ行っても、お店をのぞきながら歩くので、まっすぐには進まない。

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八百屋さんなど、生活に密着したお店をみるとつい足を止めてしまう。

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果物はなにが売っているのか、今の旬の果物はなんなのか、市場ではなくても観察するのが好き。

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せっかくオニャー川を渡って、ホテルのそばに来たので、チェックイン。まず、私が部屋に入ってすることは、スーツケースを開けて、たとえ1泊でも着替えをホテルのクローゼットにしまい、ホテルの部屋を自分の部屋にする。

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ホテル ペニンスラールの今回の部屋にはバスルームにちゃんとバスタブがある。最近、ヨーロッパのホテルはシャワーカーテンがないシャワーオンリーのホテルが多い中で、今日はバスタブつき。昨日1日仕事をしてから飛行機に乗り、ずっとシャワーは浴びていないので、身体をさっぱりさせるために、さっそくシャワーを浴びる。

ホテル ペニンスラール
Hotel Peninsular
http://www.novarahotels.com/hotel-peninsular/

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19時すぎに日が暮れるのを待って、再び市街へ。独立広場(インディペンデンシア広場)“Plaça de la Independència”に向かうサンタ・クララ通り“Santa Clara”は土曜日の夜だからか賑わっている。

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夕暮れのオニャー川沿いの風景。

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独立広場は、イベントが開催されている様子で人だかりができている。なにをやっているんだろう?

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ファッションショー?でも、出てくるのは地元の人のようだけど・・・。

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イベントをしばらく見ていたら、日がどっぷり暮れて、すっかり夜景。カテドラルがライトに照らされて街を見守っている。

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今日の夕食はどうしようかなぁ?旧市街のオニャー川沿いの観光客向けのレストラン街を歩いてみるけど、どうもぱっとしない。今日1日歩いて来た中では独立広場のレストランは一番雰囲気がよさそうだったかなぁ?

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夜のアル・カイ地区をさまよう。人通りがないとちょっと寂しい。

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窓の外からバルの中をのぞいてみると、バスク風バル!ちゃんとした食事をしようと思っていたけど、一人だったらバスク風バルでいろいろとつまんだほうがいいかもしれないなぁ。バスク旅行で訪れたサンセバスティアンが懐かしい。バスク旅行も楽しかったなぁ。

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バスク風バルの誘惑に負けて、バスク風バルに入る。

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やっぱり、バスク風バルのピンチョスはおいしい。

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小さいコップに入ったビールのカニャを注文し、まずはのどを潤す。飲み歩くためにあえて小さめのコップというところがいい。

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椎茸のようなマッシュルームと生ハム。バスク風バルは魚料理から野菜、ハムなど具材が様々だから楽しい。

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サンセバスティアンのバルの質にはかなわないけど、目移りしてしまうバスク風バルはやっぱり好き。

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バスク風バル、やっぱり好きかも。料金は均一でつまようじの数で精算する仕組み。

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もうこうなったらバルをはしごする。次は、すでに昼に歩いた時にチェックしてあった独立広場のバスク風バルに。

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こちらのバルはカウンター席に座る。ショーケースにピンチョスがいっぱい。

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2件目で頼むにはチャコリ。酸味がある白ワインは独特で美味しい。

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ムール貝にピラフが詰められて揚げてあるもの。

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エビの串焼き。でも、サンセバスティアンのバルの方がその場で焼いてくれるから美味しいけど・・・。

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パプリカの中に詰め物がしてあるもの。やっぱりバスク風バルは楽しい。スペインは、軽い食事でも十分に美味しいから好き。

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土曜日の夜の独立広場はイベントが終わっても多くの人で賑わっている。

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今日1日歩いたジローナの街はなかなか楽しかったなぁ。休暇1日目から充実した1日が終了。多くの人で賑わっているサンタ・クララ通りを通り、ほろ酔い気分でホテルに帰る。

2013年11月 5日 (火)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅1日目(3)ジローナでオレンジジュース製造器を大捜索!

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カテドラルに向かって、右側のフォルサ通り“Força”を入るとアル・カイ“El Call”と呼ばれるユダヤ人街。石造りの建物と道路が中世の雰囲気。

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でも、フォルサ通りとは反対側の左側にある門から外に出る。門の裏には絵が描かれている。

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風情ある石造りの建物の左側に見える丸い先端はアラブ浴場。だけど中には入れるのは14:00まで・・・。のんびり、ビール飲みながらイベリコ豚の生ハムを食べなければ見られたかもしれないなぁ。たぶん、綿密にスケジュールを立てて旅行する人なら、入場時間はチェックしていて完璧に観光名所を回るんだろうけど、私の場合は、現地でどう歩くかはかなり行き当たりばったり。だから、美術館が休みだったり、行ってみたら見学時間が終了ということは実はよくあることだったりする。

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アラブ浴場には入れなかったけど、ツタの葉が絡まる石造りの建物が美しい。もう少しすると紅葉がきれいになってくるだろうなぁ。

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「考古学の道」と呼ばれるカテドラルの外周の道を歩いてみる。町歩きも好きだけど、自然の中を歩くのも好き。

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外周から城壁“Passeig de la Muralla”に入れるみたい。ずいぶんと長い城壁だけど、せっかくだから歩いてみることにする。

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振り返るとカテドラルが見える。奥には山が見えるし、なかなかよい風景。

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石造りの旧市街を見下ろす。ジローナ、歴史を感じる街でなかなか歩いていて楽しい。

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城壁を見下ろすと、けっこう細い道。しかも、ものすごく長い。修復はされているだろうけど、再建されたものではないとしたら、これだけの城壁が残っているのはすごい。

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城壁を歩いてみることにする。側壁が高いので、よろけても落ちることはなさそう。

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中間地点の砦のようなところに登り、カテドラルを振り返る。

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気温は27~28度あり、半袖でもいいくらいの気候。高いところに登ると風を感じて、涼しい。しばらく、風を浴びて火照った体を冷やしながら、街の風景をぼーっと眺める。

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思ったよりも城壁は長く、まだまだ城壁は続き、さらに下り坂になっている。

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木々が色づき始めている。あと2週間くらいあとのほうが紅葉を楽しめたかもなぁ。

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城壁の終点まで歩き通すと、そこはオニャー川。

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再び旧市街を歩き始める。

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ユダヤ人居住地だったアル・カイ地区を歩くと石造りの建物と石造りの道で、なかなか風情のある風景。

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オニャー川沿いの建物とはまた違った雰囲気。

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細い路地を歩くのは大好き。すでに頭の中にジローナ旧市街の地図がおよそできあがったので、なにも考えずに美しい風景を求めて路地をさまよう。最初は道に迷っても、土地勘ができてしまえば迷うことはない。

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今までにないオニャー川にかかる橋を見つけると、そこはパリのポンデザール“Pont des Arts”みたいに南京錠がかけられている。

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今までとは反対方向から見たオニャー川沿いの風景。

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水面に映る風景が美しい。橋の上から風景をぼーっと眺める。美しいと思った風景をぼーっとしばらく眺めるのが好き。

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でも、暑い中をけっこうな距離を歩いたので、ものすごくのどが渇いているのに気がつく。冷たい飲み物を飲みたくて、オニャー川沿いの道でバルを探す。

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オニャー川沿いのバルに入る。ビールでもよかったけど、オレンジジュースを注文。

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そういえば、以前に2005年7月にアンダルシア地方を旅行したときに、バルにはオレンジジュースを作る機械があって、上からオレンジを投入するとオレンジが割られてジュースを搾り出す機械があったなぁ。

7月のセビリアやコルドバ、グラナダはものすごく暑くて、夏のオレンジジュースは濃厚で生き返るおいしさだったなぁ。甘さだけではなくて、酸味なども複雑に味わえ、渇いたのどには最高だった。残念ながら、このバルは、その場で搾るオレンジジュースじゃない・・・。

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アンダルシア地方で見かけたオレンジジュースを搾る機械、アンダルシア地方独特のものなのかなぁ?そういえば、バスク地方を旅したときはあまり気にしなかったけど、ジローナにもあるのかなぁ?あの機械でつくったオレンジジュースを再び飲んでみたい!そうと決めたら、今日のテーマはあのオレンジジュースを搾る機械を探してみる!バルを探して機械が置いてあるか、片っぱしからバルをチェック!

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でも、旧市街のバルにはなかなか機械がなくて7~8件チェックしたけど見つからず、オレンジジュースを搾る機械探しは難航。スペインにはあの機械が絶対にあるはず。もう、こうなったらジローナ中を探してみようとオニャー川を渡って、ホテルのそばのカフェテリアをのぞいてみると・・・。

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あっ!オレンジが上に置かれている機械がある!これはもしかしたら・・・。

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あった!そうそう、上からオレンジを丸ごと投入すると機械の中でパカッと割られ、果汁のみがコップに注がれる。

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真夏のアンダルシアで飲んだオレンジジュースの記憶には負けるけど、やっぱり、その場で絞りたてのオレンジジュース、最高に美味しい。なんだか、オレンジジュースを搾る機械を必死に探して、そして発見して、数ユーロのオレンジジュースを飲むだけで感動している私って、どうなんだろう!?

2013年11月 2日 (土)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅1日目(2)ジローナ、カテドラルまでの道

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ハモン・セラーノ(生ハム)を楽しんだあとは、いよいよジローナの町歩きスタート。スタートは観光案内所もあるカタルーニャ広場から旧市街の奥に見えるカテドラルの鐘楼を目指して歩いて行く。

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カタルーニャ広場にはプチトランが停まっている。

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観光案内所の前にはオープンカフェが並んでいる。

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川沿いのランブラ・デ・ラ・リベルタットという通りを歩いてみることにする。通りの入口には露店の花屋が並んでいる。

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なんていう花だろう?花の名前とかにもっと詳しくなりたいなぁ。

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通りには街路樹が植えられており、観光客目当てのレストランが並んでいる。

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私の町歩きは目的地までまっすぐには進まない。気の向くままに寄り道してしまうので、一本路地に入りワイン広場“Plaça del Vi”に入る。広場の名前が示す通り、昔はここにワイン商人が集まっていたのだろうなぁ。カタルーニャ独立派を意味する青い星が描かれたサニェーラ(旗)がテラスに掲げられている。

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結婚式かな?

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細い路地は生活感のある感じがするので、やっぱり好き。

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再び、ランブラ・デ・ラ・リベルタットという通りに戻る。

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でも、お店のディスプレイを見たり各駅停車。日本のキャラクターのぬいぐるみがたくさん。

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雰囲気のあるお店だけど、なんのお店かなぁ?歩いていても、興味を持つと立ち止まってしまう。

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お店をのぞいてみるとジェラート屋さん。

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オニャー川を渡る橋を見つけると、目的地のカテドラルとは反対方向なのに渡ってみてしまう。これじゃあ、ぜんぜん目的地に着かない。たまに道に迷うこともあるけれど、歩いて街の雰囲気を感じるのが好き。橋からオニャー川を眺めると、だいぶカテドラルの鐘楼が近くに見えるようになってきた。あれ?スタート地点から見えた赤い橋を通り越してる。

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橋を渡ると独立広場(インディペンデンシア広場)“Plaça de la Independència”と呼ばれる広場になっている。

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広場の周囲はバルやレストランのパラソルが広がっている。

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土曜日午後の広場はのどかな雰囲気。

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広場はバルやレストランで囲まれており、なかなかよい雰囲気。町歩きをしながら、実は夜ごはんのレストランにいいところはないかと探していたりもする。この広場周辺のレストランはわりと雰囲気がいいかも。

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広場の中央ではイベントの準備がされているけど、どんなイベントがあるんだろう?

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どうして通り過ぎたのかわからないけど、スタート地点から橋を1本抜かしていることに気がつき、独立広場からスタート地点の方向に逆戻りして、赤い橋を発見。ぜんぜん目的地の方向に進んでいない・・・。

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この赤い橋 “Pont de les Peixateries Velles”は、エッフェルの設計らしい。

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再び橋の途中から、ジローナを代表するオニャー川の風景を眺める。この橋からの風景が一番バランスが取れているかな?ジローナのこの風景、好きかも。

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そろそろ、寄り道しすぎなので、ちゃんとカテドラルに向けて歩き始めることにする。

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寄り道をすることで街の雰囲気を味わう。でも、地図をちゃんと見ずに方向感覚だけで歩いているので失敗して道に迷うこともある。

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坂の上にサン・フェリウ教会“Esglesia de Sant Feliu”の鐘楼が見えてきた。

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構造はゴシック様式。教会に入ると私は席に座り、教会の静寂を味わう。

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ここまで来れば、カテドラルまではすぐ。石造りの建物の間の道を進む。

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そして、石造りの門をくぐる。

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ずいぶんと寄り道したけど、ジローナのランドマークと言えるカテドラルに到着!

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長い階段を上っていく。ファサードは大きくて写真に収まりきれない。ガイドブックによるとファサードはバロック様式らしい。

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カテドラルから広場を見下ろす。

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カテドラル内部は写真には納めていないけどゴシック様式。それと、これも写真には納めていないけど、ジローナで最大の見所は、宝物館にある「天地創造のタペストリー」。1枚のタペストリーの中に、天地創造の場面がちりばめられていて、タペストリーの説明ビデオをずっと見入ってしまった。どのようなタペストリーなのかは、インターネット社会では「天地創造のタペストリー」の画像を検索するだけで見ることができるけど、ジローナはなかなか風情のある町並みで歩くのが楽しいし、「天地創造のタペストリー」もしばらく見入ってしまうほどすばらしいので、ぜひ、自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の肌で風を感じることをお勧めします。

2013年10月29日 (火)

初めてのカタルーニャ・南フランス・ランドック一人旅1日目(1)バルセロナをスルーしてジローナへ

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2013年10月19日土曜日。パリ・シャルル・ド・ゴール空港。バルセロナ行きエールフランスAF1148便の搭乗を待つ。

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エールフランスAF1148便の機材はエアバスA321。土曜日だからなのか、ほぼ満席。

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フランスではまだサマータイムが実施されている。だけど、10月中旬のサマータイム末期のころは朝8時でも空は暗く、空には太陽ではなく月が輝いている。

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エールフランスの近距離フライトの朝食はクロワッサンなどのパンと飲み物のみ。

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バルセロナ・プラット空港に降りるのは2005年7月以来8年ぶり。

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8年前と違ってきれいな新しいターミナルになっている。バルセロナ・プラット空港はこれから搭乗する乗客と飛行機を降りて出口に向かう乗客が同じフロアになっており、賑やか。

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でも、途中のお店に寄ってもらおうという意図なのか出口がわかりづらい。

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預けてあった手荷物を無事に受け取り、いざ、空港を出てバス乗り場を目指す。プラット空港第1ターミナルには鉄道はないので、公共交通機関はバスしかない。

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バルセロナ中心街のカタルーニャ広場行きのバス乗り場にはバスを待つ乗客でいっぱい。

今回、実は直前までものすごく迷っていたのはバルセロナに立ち寄るかどうか。現地に着くまで立ち寄っても、立ち寄らなくても大丈夫なように準備はしていた。ただし、すでにジローナにホテルを確保してしまったので、バルセロナに立ち寄る場合にはまずはサンツ駅のコインロッカーに荷物を預けなければならない。個人旅行の難しいところは、大きな荷物をどう扱うか。

しかも、空港からサンツ駅に行くのはけっこう面倒で、空港バスはバルセロナ・サンツ駅には停まらないのでカタルーニャ広場からサンツ駅までは地下鉄で移動しなければならないし、別の第2ターミナルにある鉄道の空港駅に行くにもバスに乗らなければならないのでけっこう面倒。

バルセロナは2005年に主要な観光地は訪れてしまっているし、わざわざ半日の観光のために移動の手間が大きいので、思い切って、今回はバルセロナ空港まで行きながらもバルセロナに立ち寄らないことにする。サグクラ・ファミリア聖堂がどうやら私の生きているうちに完成しそうなので、サグクラ・ファミリア聖堂が完成したらバルセロナにはまた来ることにする。またはそれまでに新婚旅行でリクエストがあれば・・・。

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ということで、10:00発ジローナ経由フィゲラス行きのバスがあることは調査済みだったので、郊外行きバス乗り場を目指す。スペインを旅行するときにはバス路線が発達しているのでバスでの移動も必ず考えるようにしている。バスク旅行の際もビルバオのバスターミナルは立派なものだったように、スペインではバスは重要な交通手段。

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ということでジローナ行きのバスが出る、郊外行きバスターミナルを目指す。

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だけど、プラット空港の郊外行きバスターミナルは不親切で、どこのバス乗り場からフィゲラス行きのバスが出るのかがわからないし、そもそも出発10分前なのにバスはいなくて不安がよぎる。アンドラ行きのバスを探している日本人男性もやはり困っている様子。

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ここでいいのかなぁ?時刻表はみつけたので、ここで間違いないのだろうけど…。

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10時になってもバスは来ないので不安になり始めると、始発なのにバスは遅れてやってくる。無事にバスに乗り、バスは出発。乗客はわずか3名。

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バスはバルセロナを迂回して高速道路でジローナを目指す。バスに乗りながら考える。10時を少し過ぎただけで不安になるなんて、まだ旅行初日なので日本感覚が抜けていないなぁ。分単位の遅れで不安になるなんて、いかに日本での生活が時間に支配されているか。心が時間に支配されている。そう、ヨーロッパの鉄道なんて、5分程度の遅れは日常茶飯事。普段の日本での日常生活では感じることが難しい、ゆったりした気持ちをもたなくちゃ。もしかしたら、このヨーロッパのゆったりとした気持ちこそが、人間らしい生活なのかもしれないよね。

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途中、ジローナ空港に立ち寄る。ライアンエアーはここを“GIRONA(BARCELONA)”と呼んでいるようだけど、バルセロナからバスで1時間以上の距離がある。

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ジローナ駅前のバスターミナルに到着!

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ジローナのバスターミナルは鉄道駅の目の前にある。

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まずは荷物を置くためにホテルを目指す。今回のホテルは旧市街の入口にあり、駅からスーツケースを引きながらでも徒歩10分くらい。

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ジローナの町は整然としており落ち着いた感じ。地図を見ながら歩いてみると、思っていたよりも町は小さいかも。

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今回のホテル、ホテル ペニンスラールに到着。だけどちょうど正午くらいでまだ部屋が準備できていないとのことで、スーツケースを預かってもらう。

ホテル ペニンスラール
Hotel Peninsular
http://www.novarahotels.com/hotel-peninsular/

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とりあえず、身軽になったので、町の中心を目指して歩いてみる。といっても、ホテルペニンスラールはホテルを出るとすぐにオニャー川に出る便利な場所にあり、そこはすでに町の中心。オニャー川に架かる橋には露店が出ている。

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橋の上から旧市街を眺めると、ガイドブックに載っているジローナを代表する風景が目の前にある。旧市街は中世の雰囲気を残す町というとおり、なかなか町歩きが楽しそう。

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橋を渡ると花を売る露店が並んでいて、通りには多くの人が行き交い、賑やかな雰囲気。人通りも多く、お店もたくさんありそうで、ジローナの町歩き、なかなか楽しそう。

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オニャー川を渡りすぐ左手に観光案内所があり、まずは町の地図と観光ポイントを教えてもらう。私の場合は手持ちのガイドブックだけではなく、観光案内所のおすすめ観光ポイントを参考に町歩きを始める。

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でもその前に、ちょうどお昼時だしカタルーニャの気温は10月中旬だけど25度以上あり、半袖でもよいくらいの季候。暑いので一休みしてビールでも飲みたい気分。ということで、すでに気分は日本気分からのんびりヨーロッパ気分に切り替わったので、すぐに観光せずに観光案内所周辺で軽い食事ができるところを見つけていると、生ハムがつるされているお店を発見。やっぱりスペインに来たからには生ハム?

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でも、ここはハム屋さん。イベリコ豚の生ハムを試食させてもらうけど、おいしい。動物検疫上の禁輸品でなければ買って帰りたいくらいだけど、写真を撮るだけで我慢するしかない・・・。

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持ち帰れないなら、ここで食べるしかない!すぐ近くにあった“porcus”というバルに入ってみる。

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だって、お店をのぞいたら、ハモンセラーノ(生ハム)がつるされていて、なかなかよい雰囲気のバル。

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生ハムをボカディーリョにしてもらう。1年半前のバスク旅行の時に学んだ単語「カーニャ」を頼んだら、わりと大きめのグラス。

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スペインで食べるイベリコ豚のハモンセラーノ、最高においしい。スペインはなにを頼んでも美味しいことが多く、幸せな国。そして、いよいよジローナの町歩きへ。

2012年3月14日 (水)

初めてのバスク旅行2日目(2)バスク鉄道でアンダイエへ

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2012年2月27日、月曜日。サンセバスティアンのバル巡りの後は、「地球の歩き方」にも掲載されている市庁舎そばにあるお菓子屋さん、オタエギ“Otaegi”のショーケースをのぞいてみる。フランスに比べてしまうと素朴だけど、おいしそうなお菓子が並んでいる。

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今回の旅行で初めてのケーキは、パステルバスコを買ってみる。

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お菓子屋さんを出て、コンチャ海岸沿いを歩く。

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コンチャ海岸のベンチに座って、海を眺める。日差しも暖かくて、このままずっとこのベンチで海を眺めて過ごしていたい気分。
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ベンチに座りながら、スペイン版ガトーバスクのパステルバスコを試してみる。

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パステルバスコ、中にクリームが入っている。素朴な感じだけど、おいしい。

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美しい海。

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ずっとこのままのんびりしていたい気分。

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サンセバスティアンは夏のシーズンだったら、美しい海、かわいらしい街、そしてバル。滞在の全てが素晴らしい町は、なかなかないかもしれない。

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ずっと滞在していたいけど、サンセバスティアンを発つ時が来てしまう。ホテルに預けてあったスーツケースを引き取り、スーツケースを転がしながらホテルから徒歩7~8分でバスク鉄道(EuskoTren)のサンセバスティアンAmara駅に到着。

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自動券売機もあるけど面倒なので、窓口で切符を買う。1.7ユーロ。

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サンセバスチャンAmara駅からフランス国境の町のアンダイエまで20分に1本くらいの頻度で運行されているので、バスク鉄道、なかなか便利。

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それに、バスク鉄道(EuskoTren)は近代的な車両。

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車内ものんびりとした感じで、わりと途中駅で乗り降りする人が多いので地元の人が中心の様子。

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サンセバスティアンからイルンの町を過ぎて、小さな橋を渡ると、もうそこはフランス。

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30分ほどで終点のアンダイエに到着。

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歩いてSNCFのアンダイエ駅へ。

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現在の時刻は13:25。サンジャン・ド・リュズ方面の列車を電光掲示板で確認。

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しかし、「行き当たりばったり」の個人旅行は、たまに途方にくれることがある。現在の時刻は13:25なのに、次の列車は2時間後の15:35発のパリ・モンパルナス駅行きのTGVまでない…。

うーん、事前にバスク鉄道の時刻は調べたのに、詰めが甘かった。SNCFの列車は何とかなるだろうと思って調べていなかった。そう、フランスの鉄道って地方に行くと昼間の本数が極端に少ないことがある。次の列車までの2時間をどうしよう。アンダイエにはなにがあるんだろう?でも、観光をするにも、スーツケースを持っての観光も厳しいし、どうすればいいんだろう?こんなことなら、オンダビリアでも行っておけばよかった・・・。

さあ、どうしようかなぁ。
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あれ?まてよ。たしか、事前にサンジャン・ド・リュズとビアリッツ間のバスの時刻表を調べていた時に、アンダイエとサンジャン・ド・リュズを結ぶバスがあったような気がする。駅の周辺を探してみるとバス停を発見!

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2時間待つよりはましなバスはないかと時刻表を見てみると、なんとすぐ13:29発のサンジャンドリュズ行きのバスがある!バスに乗れば、13:50にはサンジャン・ド・リュズに行ける!

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アンダイエは小さな町の雰囲気。バス停でバスが来るのを待つと、定刻通りにバスが到着。

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無事にバスに乗り、サンジャンドリュズを目指す。1ユーロ。バスの車窓の風景は、フランスの田舎の雰囲気。バスク地方だけど、やっぱり国境を超えるとフランスの雰囲気を感じる。

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サンジャンドリュズのバスターミナルに到着。サンジャンドリュズのバスターミナルはSNCFの駅のすぐ隣。

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インフォメーション(観光案内所)を目指し、地図をもらって、ホテルの場所を教えてもらう。途中から、ホテルの名前が書かれた案内板を見つける。

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細い路地を抜けると、

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小さな広場に出てくる。

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広場に出て、うしろを振り返ると、今回のホテルに到着。かわいらしいプチホテル。

レ アルマディ
Les Almadies
http://www.hotel-les-almadies.com/

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通りが眺められる正面の部屋ではなかったけど、かわいらしい部屋。

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部屋の窓から通ってきた細い路地を上から眺める。wifi無料で、パスワードは部屋の冊子に書いてある。

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荷物を整理して、いざ、ビルバオやサンセバスティアンとはぜんぜん雰囲気が異なる、初めてのフランス側のバスク地方、サンジャン・ド・リュズの町へ!

2012年3月11日 (日)

初めてのバスク旅行2日目(1)月曜日のサンセバスティアン

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ホテルを出ると、丘の上に教会のような建物。でも、この建物、「地球の歩き方」にも、観光案内所(インフォメーション)でもらった地図にも特記している建物ではなく、子供たちがぞろぞろ坂を上がっていく様子を考えると学校?

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新市街を歩いているとカテドラルが見える。

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新市街の中心にはカテドラル“Buen Pastor”がそびえ立つ。

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町を歩いていると“MERCADO”を発見!スペイン語で“MERCADO”といえば、市場のこと!

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ラ・ブレチャ市場の場外にも花屋が並んでいる。市場を見つけたら立ち寄ってみるのが私の旅のマイルール!

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建物の地下がいわゆる「メルカド」になっている様子で、八百屋さん。

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魚屋さんは月曜日のせいか1軒しか開いていなかった。

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そして、この市場で一番目立つものと言えば、ハム!

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骨付きハムがつるされている。イベリコ豚などでも有名なスペインの生ハム。うーん、日本で動物検疫上の禁輸品でなければ、買っていきたいところだけど、ここは我慢するしかない・・・。

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その中のひとつのお店で生ハムを試食させてくれる。生ハム、おいしい。日本に持ち帰れないので試食だけで我慢するしかない。試食しておいしさを感じてしまったので、余計にさみしい。試食しなければよかった・・・。
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今回のバスク旅行の旅程は、フレンチバスクを中心に組んでしまったので、スペイン滞在は残り半日の予定。せめて、お昼ごはんは、月曜日のサンセバスティアンのバル巡りで済ませることにする。しかし、問題は月曜日は開いているバルが少ないと言われていること。そこで、滞在2日目ともなると、地図を見て目的地にたどり着けるようになっているので、月曜日に開いているバルを探して、橋を渡って、グロス(Gros)地区に向かうことにする。

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グロス地区もバルが並んでおり、サンセバスティアンは小さな町で旧市街に行くのも遠くないので川向こうのグロス地区にホテルをとるのもいいかもしれない。

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まずは月曜日でも確実に開いている「地球の歩き方」にも掲載されている「ベルガラ(BERGARA)」から。

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ここのバルのピンチョス、お店に入るとどれも食べたくなってしまう。

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よく見てみると、ゆで卵。

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もはや、芸術的な美しさ。

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ピーマンの彩りも美しい。
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スペインと言えば、トルティージャ(スペイン風オムレツ)。うーん、おいしそう。

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昨日の昼、ビルバオのバル巡りでかなりほろ酔い気分になってしまったので、今日は「モスト(mosto)」と呼ばれるノンアルコールのワイン。けっこう甘いぶどうジュースだけど、ワインのような雰囲気。

私が一番伝えたいことは、まず、あまりお酒が飲めない人でも、カニャと呼ばれる小さなコップのビールもあるので、バル巡りは、お酒に強くなくても楽しめる。

そして、なによりもバル巡りはお酒を飲まなくてもOKだということ。ワインぽい雰囲気を出したければ、ノンアルコールのモストでもいいし、ビルバオのバルでは女性がコーヒーとピンチョスという組み合わせもあったので、バル巡りは、女性でも誰でもお酒が飲めなくても楽しめる!

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全部食べてしまいたいくらいだけど、次もあるので、鰯のピンチョスだけを食べる。

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サンセバスティアン2日目になると、ホテルでwifiにつないでiPhoneで住所検索もできることもあって、他のブログなどの先行研究を参考に「バル巡り」をすることができる。「ベルガラ(BERGARA)」のすぐそばのSan Francisco通りにあるセンラ“SENRA”へ。

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先行研究によると、ここのおすすめは「クロケータス“Croquetas”」らしい。カウンターに座って、コロッケを注文。

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飲み物はシドラで。

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注文してから揚げてくれるキノコのコロッケは、もちろんアツアツ。

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スペインのバルのコロッケは、クリームコロッケ。これが最高においしい。

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旧市街「パルテ・ビエハ」地区にある“Fermín Calbetón”通りに戻ってくる。

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サンセバスティアンのバル巡りの最後は、再びGoiz-Argi(ゴイサルギ)へ。

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月曜日のお昼はお客さんがぜんぜんいないので、ゆっくりと壁に掛けられたメニューをみながら考えることができる。最後のチャコリ。

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バカラオ(Bacalao)は、電子レンジで温めてくれる。バカラオは、ポルトガルやフランスでもよく食べられている鱈。

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キノコのベーコン巻きを焼いてもらう。

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そして、最後は、やっぱり「ガンバ」!

小さい町なので、2日目になると住所からiPhoneの検索機能を使えば、およそ地図のどのあたりかを見当がつくようになってくる。やっぱり、サンセバスティアンに1泊ではなく、バル巡りにもっと重点をおいてもう何泊かすればよかったかも。サンセバスティアンを旅立たなければならないのが心惜しい気がしてきた。

2012年3月 8日 (木)

初めてのバスク旅行1日目(3)サンセバスティアンでバル巡り

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ビルバオからのバスは1時間ほどでサンセバスティアンのバスターミナルに到着。バスを降りて、大通りを見ると28番バスが近づいているので、すぐにバスに乗る。バスク鉄道(Eusko Tren)の駅を過ぎて、バスが右折したところでバスを降りる。

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サンセバスティアンのホテルは、“HOTEL ZARAGOZA PLAZA”。Wifiは無料で、受付でパスワードを教えてもらう。

HOTEL ZARAGOZA PLAZA
http://www.hotelzaragozaplaza.com

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今回の部屋はバスタブ付き。

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窓の外には公園が見え、奥の建物の向こうはコンチャ海岸。海まで徒歩1分の好立地。夏のバカンスシーズンだったら、なかなかいいホテルだろうなぁ。

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ホテルに荷物を置き、海岸に出る。モンテウルグルが「江ノ島」みたいに見える。

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海岸沿いに幅の広い遊歩道があり、ベンチが置かれている。海のある風景って、なんとなく心が和む。

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旧市街の中心には市庁舎。「江ノ島」のてっぺんには江ノ島展望灯台?

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灯台ではなく、モンテウルグルにはキリスト像が建ち町を見守っている。

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旧市街「パルテ・ビエハ」地区の路地に入る。ビルバオとはまた違った雰囲気。

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路地の奥に金色に光る建物が。

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夕日を浴びるサンタ・マリア教会。

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サンセバスティアンの旧市街は、まず旧市街が広くないことと、区画が四角くてわかりやすい構造になっていること、そして路地の名前が表記されているので歩きやすい。

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日曜日と月曜日は閉まっている店も多いけど、開いているバルもけっこうある。日曜日だからバルがほとんど開いていないのではないかと心配したけれど、“Fermín Calbetón”通りなどは、けっこうバルが開いている。

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広場から“Fermín Calbetón”通りに入って一番手前で、外からのぞいてみて、たくさんのピンチョスが並べられているバル“TXALUPA”に入ってみることにする。

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サンセバスティアンで初めてのチャコリ。高い位置から注いでくれる。

「えっ?」

一口飲んでみると、ビルバオのチャコリとは印象が全然違う。酸味が強く、微発泡しており、とてもさわやかな感じで飲みやすい。へぇ、チャコリ、おいしいじゃん。

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うなぎのシラス(もどき)のピンチョス。

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ここのバル、ピンチョスの種類がホントに多くてどれもおいしそう。

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ホタテのグラタン。注文すると電子レンジで温めてくれる。

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そして、2件目は向かいにあるGoiz-Argi(ゴイサルギ)へ。ここは「地球の歩き方」にも掲載されている有名バル。

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カウンターにはピンチョスが並んでいる。そのほか、注文すると焼いてくれるピンチョスもある。

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チャコリを飲むと、1件目よりも酸味がさらに強く、バルによって、チャコリによって味が違うことに気がつく。チャコリの飲み比べというのも楽しいかもなぁ。

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カウンターにあったタコのピンチョスがおいしそうで頼んでみる。見た目の通り、おいしい!

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そして、「チャングロ」は頼むと電子レンジで温めてくれる。蟹の濃厚なうまみが最高においしい。
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「地球の歩き方」や先行研究となるブログにも必ずや登場する、ここの名物と言えば「ガンバ」と呼ばれるエビの鉄板焼き。注文してから焼いてくれるプリプリのエビは最高。

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薄暗くなってくると人通りも多くなってくる。

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3件目はバルの名前は記録してないけど“Fermín Calbetón”通りのバル。シドラが飲んでみたくて、ちょっと寄ってみる。

「えっ?」

シドラはフランス・ブルターニュのシードルと同じようなものだと思って飲んでみると、びっくり。ブルターニュのシードルは大好きだけど、シードルだと思って口にすると酸味が強烈。でも、口の中がさっぱりするので、ピンチョスをつまみながら飲むにはいいかも。

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カウンターには様々なピンチョスが並んでいる。

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うーん、サンセバスティアンの「バル巡り」楽しいかも。町の雰囲気もいいし、食べ物は安くておいしいし、サンセバスティアン、今までに訪れたヨーロッパの町の中でもお気に入り度は上位に入るかも。

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コンチャ湾の潮風に吹かれながら、サンセバスティアンのすばらしさを幸せに感じるけど、この幸せを一緒に共感できる人がいないのはちょっと寂しい。ひとり、海岸沿いを歩きながら、ほろ酔い気分でホテルに向かう。

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