
オテル・ド・フランス“Hôtel de France”で朝食を済ませて、ガンベッタ広場へ向かう。朝8時のボルドーはやっと日が昇るところ。

ガンベッタ広場のバス停から、1番バスでボルドー・メリニャック空港を目指す。45分に1本のジェットバスよりも10分に1本という高頻度で運行されているし、なによりも1.4ユーロなので市内バス料金と変わらない。
http://www.infotbc.com

バスは渋滞に遭遇することもなくスムーズにガンベッタ広場から40分ほどでボルドー・メリニャック空港へ。朝だからというのもあるけれど、空いているので大きなスーツケースを持っていても問題ない。

1階到着ロビーの正面にバスは到着。そのまま、バスは折り返しカンコンス広場に向かう。10分に1本と高頻度で運行しており、時刻も時刻表通りだったので「地球の歩き方」にはジェットバスの記事しか出ていないけど、1.4ユーロの普通の1番バスで十分!

ガラス越しに到着ロビーを見ると、ボルドーらしく手荷物受取所にはボルドーワインのオブジェ。

出発ロビーは2階にあるため、エスカレータで2階にあがる。エールフランスのカウンターでチェックインを済ませて、空港内を探検。空港にも「カヌレ・ド・ボルドー」の専門店、バイヤルドラン“BAILLARDRAN”のお店があるので、帰国前のおみやげ用だったら空港で買うのがベスト。

いろいろな詰め合わせがある。そして、カヌレの型も売っている。

おみやげにカヌレを購入。お願いすると、うしろにあるカヌレを詰めてくれる。

さすがはボルドー空港。セキュリティチェック後にもバイヤルドラン“BAILLARDRAN”のお店がある。でも、そのほかにはカフェくらいしかなく、おみやげらしいものは売っていないので、もしも空港でカヌレ以外のおみやげを買いたいときは、セキュリティチェック前の購入が無難。

10 :00発パリ・シャルルドゴール空港行きAF7625便のエアバスA321に乗り込む。

エールフランスのおやつに出てくるシトロンビスケット、なにげに好き。

パリ・シャルルドゴール空港2Fに到着し、歩いてターミナル2Eに移動。今回のAF276便はターミナル2Eサテライトではなく、2Eメインターミナルからの出発。

出国審査とセキュリティチェックを終えると、メインターミナルには「ラデュレ」があり、日本人の行列ができている。ちなみに、出発便によって出発ゲートが2Eサテライトの場合は、セキュリティチェック後に空港で買おうと思っても買えないので、自分の利用するターミナルがターミナル2Eのメインターミナルなのかサテライトなのかを要確認。

ターミナル2Eメインターミナルは何年ぶりなんだろう?まだオープンしたばかりで、AFでプラハに行く時にこのターミナルだった。たしか、天井が落ちる前だった気がする。

すでに銀座三越でも買うことのできるラデュレのマカロンには目もくれず、私がパリ・シャルルドゴール空港で買うものといったら、食前酒の「パスティス51」と「リレ」“Lillet”くらい。日本では、リカールは売っているけど、実は「パスティス51」を手に入れるのは、かなり困難。リレも、扱っているところが少なく、こちらも日本では入手困難の品。もしも、パリ・シャルルドゴール空港を利用するときには、必ず仕入れてくる。

今日(3/2)のAF276便は満席だったらしく、予約席が変更になって、あまり好きではないんだけど、窓際の座席。3月までフライングブルーシルバー会員だったせいもあって、搭乗口で「ピンポン」と音がして、帰路も無料でプレミアムボヤジャーにインボラアップグレード!往復ともにアップグレードされたのは初めて。もう4月からは一般会員なので、今後はこんなことはありません。

エールフランスと言えば、私はシャンパンではなく、いつもおきまりの食前酒パスティス(リカール)。ちなみにパスティスは、一度も飲んだことがないのに頼むときっと後悔するので、このブログを見て興味本位で頼むことはやめた方がいい。絶対に、シャンパンのほうが無難。ぜひ、マルセイユまで行かなくても、パリのカフェで味を知って好きになってからにしましょう。

機内食は、いつもおきまりなので、今回は和食をチョイスしてみる。
(前菜)黄色とオレンジのにんじんのミカドサラダ、ズッキーニのパトネ、野菜のラップを添えて
(メイン)和風スペシャル:鶏肉の照り焼き、さやいんげん、ごはんを添えて
(チーズ)カマンベールチーズ
(デザート)パイナップル、パッションフルーツのタルトレット
バージンアトランティック航空(VS)の松花堂弁当や、KLMの和食は好きで、たいてい和食をチョイスするんだけど、エールフランスでは初めての和食のチョイス。照り焼きの味も悪くないし、和食のチョイスも悪くない。

食後酒はいつもの通り、ポワールを。ポワールは隠れメニュー的な存在だったんだけど、注文する人が多くなったのか、カートの目立つ位置に置かれるようになっている。
今回見たフランス映画からひとつだけ紹介。“la délicatesse”という映画で、夫を事故で亡くした未亡人が仕事に没頭する中で、スウェーデン人と恋に落ちるというストーリー。この映画も、間違いなく日本に来るだろう。だって、主演がオドレイ・トトゥだもん。

シベリア上空を通過し、最後の朝食。このエールフランスの朝食、前回同じような気がする。
2/29にSNCFのストライキに遭遇したけれど、前日にストライキ期間でも動いているTGVを予約できたし、大きなトラブルもなく成田空港に無事に到着。今回の旅行、短い旅程だったけど、ビルバオ、サンセバスティアン、サン・ジャン・ド・リュズ、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー、バイヨンヌ、ビアリッツ、ボルドーと雰囲気の異なる7都市も周遊して、バスク地方特有の文化を体験できて、なかなか自分ながら旅程もよくできていたし、楽しい旅行だった。バスク地方、「知られていない」だけで、その魅力はすばらしいものがある。団体パッケージツアーが大挙として訪れる前の今のうちに、日本人と遭遇するしないバスク地方への旅行、ぜひおすすめ。(2012年バスク編おしまい)

ガロンヌ川沿いのブルス広場からサンレミ通りに入ると庶民的なレストラン街。
まっすぐ進み、ギャラリーラファイエットのある角を曲がるとサントカトリーヌ通り。ここが様々なお店が並ぶボルドーの現在のショッピング街。

「パリはなんでもおしゃれ!」と、はしゃぐパリ信奉者はたくさんいるけれど、パリに何度も行っているのなら、パリのメトロで「私はこんなに悲惨な状況なんです」と訴えて寄付を求める人や、メトロの通路で座り込んでお金を求めている人たちにパリ信奉者は遭遇したことはないのだろうか?といつも思う。
トゥールーズで大きな犬を連れたホームレスが集団でいる場所があったし、レンヌの駅前でも大きな犬を連れたホームレスが集団でいた。バイヨンヌでも見かけたけど、ここボルドーでもやはり大きな犬を連れたホームレスがいる。この犬を連れたホームレスの問題はフランスでも認知されていて、1年半前にパリ・ソルボンヌ大学の社会政策を学ぶ大学院生に、彼らを表す特定名称を聞いたんだけど、忘れてしまった・・・。なにを伝えたいかと言えば、これもフランス。おしゃれなだけではない、現実のフランス。

通りの途中で団体観光客が集まって説明を受けている場所がある。水道の跡?

サンカトリーヌ通りはひたすら長い歩行者天国。お店の数もものすごく多い。

でも、地方都市の繁華街のほうが買い物をするには便利だったりする。だって、パリだと広すぎて、メトロを使ってお店を巡るようだけど、ボルドーだったらこの通り1本でギャラリー・ラファイエットもあるし、FNACもあるし、GoSportもある。

そうそう、GoSportでマネキンが着ているのはJUDO着。フランスではこんなにメジャーに扱われているのに、日本のスポーツショップで、こんなにメジャーな感じで柔道着が売られているところなんてあるのかなぁ?これじゃあ、日本の柔道が世界で負けても当たり前じゃない?

本屋さんを見つけて入ってみると、平積みになっているのは「K-ON!」。いかに、日本のマンガ文化がフランスに浸透しているかがわかる。

浦沢直樹の「Monster」も売られている。ドイツが舞台のこの作品、ヨーロッパの人たちはどのように感じるのかなぁ?

ボルドーのショッピング街のサンカトリーヌ通りの終点はアキテーヌ門。1キロくらいあったんじゃないかなぁ?

アキテーヌ門前のヴィクトワール広場(La Place de la Victoire)には亀のオブジェ。

アキテーヌ博物館は無料なので入ってみることにする。無料だけど、受付でチケットを発行してもらう。

アキテーヌ博物館を出ると、今日の町歩きの出発地点、サンタンドレ大聖堂のペイ・ベルラン塔のマリア像が夕日で輝いている。スタート地点に戻ってきたところで、今回のボルドー町歩きは終了。

最終日はいつもスーパーマーケットでお土産を調達。今回は、観光案内所でもらった地図で気になっていた“Centre Commercial Mériadeck ”にトラムに乗って行ってみる。大型スーパー、オーシャンAuchanが入っており、けっこう楽しい。

おみやげを調達してホテルに荷物を置き、今回の旅行で最後の夕食。でも、お昼ごはんの時に自分にしてはワインをけっこう飲んだし、夕食はカフェで簡単に済ませようと思っていたので、カンコンス広場に隣接する「ビストロ・デ・カンコンス」“Le Bistrot des Quinconces”へ。22ユーロの定食を注文。

前菜はさっぱりと、日替わりメニューのトマトとキュウリのタルタル。

メインは“Bavette”がわからなくて聞いてみたけど、サーロインステーキ。“Bavette à l'échalote”。肉もうまみがあるし焼き加減もいい。それに、エシャロットのソースがおいしい。ステーキなんてフランスじゃなくても食べられるけど、やっぱりおいしい。

デザートはブランマンジェ“Blanc mangé aux griottes Amarena”。

昼間は静かだったカンコンス広場がネオンの明かりに包まれている。

ボール投げや射的などのようなゲームが並んでいる。一人じゃなくて、一緒に誰かいれば、楽しめそうなんだけどなぁ。

ものすごく賑わっているわけではないけど、親子連れやカップルで賑わっている。一人旅じゃなかったら、ちょっと乗ってみてもいいかも。

観光案内所の向かい側のビルはワインバーになっており、1杯2ユーロからボルドーワインを楽しむことができる。だけど、今日はお昼にたくさん飲んだのでパス。昨日、飲みに行けばよかった・・・。また次にボルドーに来たときのお楽しみにする。

ボルドーの中心にある大劇場。今回のビルバオから始まり、ボルドーまでの旅、短い旅程の中で見所が多く、なかなかよいルートだった気がするなぁ。夜のボルドーを歩き、ホテルに戻る。

ぶらぶら歩いているうちにお昼ごはんの時間。サンミッシェル教会に近い「地球の歩き方」掲載のレストランに立ち寄ってみることにする。最近の地球の歩き方、バックパッカー向けではなく、普通のガイドブックになっているので、わりと外さない。
ラ・テュピナ
La Tupina
http://www.latupina.com

お店に入ってみるとなかなかよい雰囲気。もうフランスでの食事も今日のお昼と夜の2回だけだから、ランチはディナーに比べてお得なことが多いので、お昼はがっつり食べることにする。今回は奮発して、18ユーロの日替わり定食もあったけど、38ユーロの昼定食を頼むことにする。だって、“Avec 3 verres de vin” グラスワイン3杯つきと書いてあるので、こっちのほうが、お得じゃない?

しかも、ちゃんとしたレストランモードなので、いつもは「水道水」なのに、バドワ“Badoit”を頼んでみたりして。炭酸水を頼むなら、バドワが好き。

さらには、せっかくボルドーに来ているんだから、食前酒はリレ“Lillet”でしょ?とお昼から食前酒から頼んでみたり。

パンについてくるバターは、エシレ。まぁ、フランスではモノプリで普通に売っているものだけど・・・。

前菜は鴨のブダン。“Salada de Boudin de Carnard aux Pommes”リンゴのアクセントが口の中をさわやかにして、おいしい。

メインは、子羊の膝のブレゼ。“Souris d’Agneau Braisée au Jus”

デザートは、ガトーショコラ“Gâteau au chocolat ,Crème anglaise”。濃厚なチョコの風味がおいしい。1度くらいは行き当たりばったりではなく、ちゃんとしたレストランでちゃんとした食事をしよう思っていたので、大満足!

お店を出ると、ピエール橋からも見えていた教会の尖塔が見えるので、そちらに向かってみる。細い路地が雰囲気があって、なかなかいい感じ。

教会の前は広場になっていて、のどかな雰囲気。教会前のベンチの腰をかけて、暖かな日差しをしばらく感じる。

教会の中に入り、静寂を感じる。教会の中の静かな雰囲気でぼーっとするのが好き。

カプサンのマルシェ“le marché des Capucins”らしい。市場を見つけたら、立ち寄ってみるのがマイルール。でも、なんとなく、静かな雰囲気。

カフェは開いていたけど、他のお店は閉まっているみたい。もう1日あれば、午前中に再訪できるんだけど、残念・・・。

サンミッシェル教会周辺をぶらぶら歩き、再び、ガロンヌ川の方向に歩く。ブルゴーニュ門周辺の「のみの市」も午後になるとお片付けの雰囲気。

やっぱり、バスク地方は建物も特徴があり、バスク地方とは町の雰囲気が違うことをボルドーに来てから実感。フランスを何度もなぜ訪れるかと言えば、フランスは地方によって雰囲気が違うこと。だからこそ、フランスの地方巡りは楽しい。

ポルト・カイヨー“Porte Cailhau”と呼ばれる要塞のような門。

再びガロンヌ川へ。広場のようになっており、暖かな日差しを求めて、たくさんの人たちがくつろいでいる。

ゆっくり流れるガロンヌ川をみながら、ベンチでしばらくのんびり気分。というのも、やっぱり、お昼から食前酒を飲んで、グラスワイン3杯を開けてしまうと、かなりのほろ酔い気分・・・。

目的もなく路地を歩くのが好き。歩いて町の雰囲気を感じるのが好き。だから、私の旅行はいつもたくさん歩く。

そして、教会跡の小さな美術館を発見して、ふとのぞいたりしてみる。その町を知るには、歩いてみないとわからない。旅に出ると自分の足で町を歩く。その町の風を肌で感じる。「まだ知らないどこか」を自分の足で歩くほど楽しいことはない。

2012年3月1日木曜日。オテル・ド・フランス“Hôtel de France”の朝食。温めた牛乳はムッシュが持ってきてくれる。

いよいよボルドーの町歩きスタート!ホテルからトラムの通る大通りに出るとサンタンドレ大聖堂“Cathédrale Saint-André”の尖塔が見える。

ボルドーのトラムのすごいところは、架線がないところ。動力となる電気をどこからとるのかというと、線路中央に電気をとるための「第三軌条」があるのはわかるんだけど、人が線路を踏んでも感電しない仕組みはすごい。

この教会でおもしろいなぁと思ったのは、教会の側面に尖塔があるところ。

内部に入るとゴシック様式であることがわかる。この教会の中で、今回の旅で初めて日本人団体ツアー客と遭遇。実は今回の旅行、サンジャンドリュズのホテルで朝食レストランで一人旅の女性を見かけたくらいで、ほとんど日本人と遭遇していない。もっとも、実は日本人に遭遇しない旅行のほうが好きなんだけど・・・。それに、一人旅の女性に声をかけるのなんて、下心があるような感じがするので絶対しないんだけどね。

教会の脇には、「ペイ・ベルラン塔」“Tour Pey-Berland”と呼ばれる塔があり、聖母マリア像が塔の上で輝いている。

まだボルドーの町の地図を手に入れていないので、一度、カンコンス広場にあるインフォメーションに戻ることにする。その途中でガンベッタ広場のそばに、「カヌレ・ド・ボルドー」の専門店、バイヤルドラン“BAILLARDRAN”のお店を発見!

お店の中は、カヌレだらけ!サイズもいくつかあって、大きめのカヌレドールを1つだけ購入してみる。

本場ボルドーのバイヤルドラン“BAILLARDRAN”のカヌレ・ド・ボルドー。

2つに割ってみると中はもちもちとした感じ。なかなか、おいしい。

今回のホテルは便利な場所にあって、ホテルのすぐそばにあるショッピングセンター“Marché et Galerie grands hommes”

地下はわりと大きめのスーパーマーケットのカルフール。今回のホテル、エレベータはないけど町の中心にあって、モノプリもラファイエットも徒歩圏内にあるので本当に便利。

地下に降りてみると、お肉やさんなどが入り、小売店も入っておりちょっと楽しい。

小さなマルシェだけど、市場を発見したらのぞいてみるのが私の旅のルール!

町の中心にあるカンコンス広場にはジロンドの記念碑が建っている。

昨日はホテルに移動するのに通過しただけなので気がつかなかったけど、カンコンス広場はものすごく広い広場で、中央には移動遊園地。

カンコンス広場はトラムの乗り換え停留所、バスの始発点になっており、ボルドーの交通の中心地。

インフォメーション(観光案内所)で町の地図をもらい、バスの路線図をもらおうとしたら「ない」と言われる。空港までのバスを聞いてみると45分に1本出ているジェットバスというリムジンバスを紹介される。

カンコンス広場にある交通局TBCの案内所で、4.1ユーロのトラム1日券を購入し、路線図はないかと聞いてみるとインフォメーションでは「ない」と言われた路線図をもらえる。ついでに、空港に行くバスを聞いてみると、観光案内所とは違う答えが返ってきて、10分に1本、空港行きの1番バスというのが1.4ユーロで空港まで行けるという。うーん、観光案内所と交通局では縦割り行政の雰囲気・・・。

カンコンス広場周辺がボルドーの町の中心。大劇場がそびえ立つ。

その反対側に立つザ・リージェント・グランド・ホテルはデラックスな感じ。ちなみに、コメディ広場にアップルストアがあって、パスワードがかかっていないアップルストアのwifiを拾うことができるので便利。

トラムに乗って、ブルゴーニュ門へ。ガロンヌ川は大きな川でピエール橋がかかっている。

ちょっとだけ、ピエール橋を渡って、ボルドーの町を振り返ってみると、今朝とは違う教会の尖塔が見える。

ブルゴーニュ門は門だけしかないけど、昔は城壁があったんだろうなぁ。

あれ?ガロンヌ川沿いの広場で「のみの市」を発見!市場を見つけたらのぞいてみるのがマイルール!

アンティーク調のものからどうみてもガラクタにしか見えないものまで並んでいる。

春先の暖かい日差しの下での「のみの市」めぐりはけっこう楽しい。

とうとう、バスク地方ともお別れ。バイヨンヌの美しい町並みを目に焼き付けて、駅前ホテルの「ホテル コート バスク」“Hôtel Côte Basque”でスーツケースをピックアップしてバイヨンヌ駅に向かう。

バイヨンヌの 町で「デモ」を遭遇したことでもわかるとおり、今日はSNCFのストライキのため、列車の運転本数が少なくなっている。

前日の段階でストライキの情報はわかっていたので、ストライキでも運行するTGVをバイヨンヌ駅で昨日の時点で予約。

掲示板でパリ・モンパルナス駅行きのTGVが“à l'heure ”(定刻通り)の表示が出ているので一安心。掲示板を見るとバスのマークだらけで、だいぶ列車が間引かれており、代行バスに置き換えられている。

TGVは全席指定席。ホームのどのあたりで待っていれば、自分が乗る車両が来るのかは、フランスの場合は電光掲示か、ホームのどこかに掲示されている。

定刻通り、16 :12発のパリ・モンパルナス駅行きのTGVが到着!

2時間ほどTGVに乗り、定刻通り18 :05にボルドーサンジャン駅“Bordeaux St-Jean”に到着。

SNCFのボルドー駅は市街地から離れているので、駅前からトラムに乗り、町の中心であるカンコンス広場“Quinconces”を目指す。

ボルドーのホテルは、地球の歩き方に掲載されているオテル・ド・フランス。
Hôtel de France
http://www.hotel-france-bordeaux.fr/pages/ja/hotel.php

このホテル、エレベータがないので重い荷物がある場合は階段を上り下りするようなので要注意!広くはないけれど、2つ星ホテルとすれば十分な広さ。ちなみにwifiは、このホテルのものはないけど、隣のホテルのwifiがパスワードがかかっていないので、野良wifiとして使えます。でも、部屋の向きによるかもしれない。

シャワールームに行くのに洗面台が出っ張っており、通過にちょっと苦労するかもしれないけど、お湯も出るし、大きな支障はない。

その代わり、ホテルから徒歩1分にカルフールが入っているショッピングセンターはあるし、カンコンス広場をはじめとして、町のど真ん中にあるので観光にはものすごく便利。ホテルになにを求めるのか。寝る場所だけと考えれば、立地条件は最高だと思う。

ショッピングセンターの入口には「カヌレ・ド・ボルドー」の専門店、バイヤルドラン“BAILLARDRAN”のお店がある。夕食直前なので、カヌレを食べるのは我慢・・・。

7時を回っていたので、ボルドーで夕食をとることにする。レストラン探しが面倒だったので、ホテルのレセプションでマダムに「近くにレストランない?」と聞いて教えてもらった“le Mably”に入ってみる。

レストランの雰囲気は悪くないけど、バイトのねえちゃんみたいな店員が、若干、東洋人の一人客を見下しているような感じがして、サンパじゃない。

フランスで“MAKI”と呼ばれるもの。フランスでは一般的な言葉で、“MAKI”というのは日本で言う「巻き寿司」のこと。

前菜に頼んだのはカボチャのスープだけど、うーん、なんとなくスーパーマーケットで買ったインスタントスープのような味・・・。おいしいレストランだと、スープもおいしいんだけどなぁ。

メインは内臓肉の煮込みだけど、味は悪くないし、普通においしいけれど、付け合わせも工夫が今ひとつかなぁ?雰囲気のわりには、町の食堂のような感じの料理、そしてバイトのねえちゃんの接遇も考えると、ちょっと残念な感じかも・・・。おすすめのレストランとは言いがたいかなぁ?今日はすでにケーキを2個食べているので、デザートは注文せず、1日2個ルール達成!

ビアリッツからバスに乗って、“Bayonne Mairie”バス停で下車。グランバイヨンヌのポンヌフ通り“Rue Pont Neuf”を歩くと両側にはチョコレート屋さんが並んでいる。サンジャンドリュズのパリエス“Paries”はバイヨンヌにもある。

カカオが新大陸からスペインに持ち込まれ、バスク地方に持ち込まれた。言ってみればフランスの中で最初にチョコレートがもたらされた地域。そのせいか、本当にバイヨンヌにはチョコレート屋さんが多い。ショーウインドウが美しい“Daranatz”。

フランス中にあるアトリエ・デュ・ショコラ“L'Atelier du Chocolat”はバイヨンヌに工場を持つ。

ポンヌフ通りを歩くだけで、たくさんのショコラティエ、パティスリー。ショーウインドを見ているだけでも、チョコの香りがしてきそう。

お昼ごはんを食べようとニーヴ川沿いに出てみると、パトカーに先導されたデモに遭遇。フランスでは見慣れた風景で、運動に「参加」することはフランスでは当たり前。デモときくと「よくないこと」のような印象を持っているとすれば、それは日本で教育された「偏見」かもしれない。基本的には、デモは暴徒ではない。ただ、政治などに対して意思を示す「運動」である。

国民が「運動」に参加し、自分たちの国の政治を変える。政治に「参加」することなく、ともすれば選挙にすら「参加」せずに、週刊誌やテレビを見て影響されてただ文句だけを言っている、とある国の国民よりも、世界的に見ればフランスのほうがよほど健全だろう。ちっぽけな島国の中の価値観ではなく、世界的に見れば・・・。

さて、バスク地方最後の食事は、けっきょくニーヴ川沿いのレストランを探すことにする。

昨日夜、レストラン ル・バイヨネ“Restaurant Le Bayonnais”のすぐそばにあり、どちらに入ろうかと迷っていたもうひとつのレストランに入ってみることにする。
ラ グランジェ“La Grange”
26 quai Galuperi,Bayonne

天井から唐辛子がつるされていたり、バスクぽい内装のなかなか雰囲気のよいレストラン。このレストラン、やたらシェフが出てきて、常連さんに挨拶をしたりしている。一人客の私にもとてもサンパに(感じよく)接してくれる。バイヨンヌのお店を紹介した分厚い雑誌を、うちのお店が載っているからと、プレゼントしてくれる。けっこう分厚くて重たい本だけど・・・。

20ユーロの定食をお願いする。グラスワインを頼むと、最初に小さなタルト。

前菜は、卵のココット。上に乗っているのはフォアグラ。そして、そのソースが最高においしい。つけ合わせの生ハムのアクセントも食感が変わって楽しい。なかなかいいレストランかも。

メインはお魚にしてみる。ここのレストラン、20ユーロの定食としてはかなりおいしいかも。

魚料理がおいしいレストランはおいしい。魚もふっくらしているし、ソースもおいしい。

デザートは、クレームキャラメル(プリン)。シェフが出てきて重たくて分厚い冊子をくれたからというわけではないけど、このレストラン、20ユーロの定食がこれだけのものだったら、アラカルトで頼んでも楽しいはず。もう1日バイヨンヌに滞在するなら、もう一度夜に訪れてもいいかもと思うくらい、バイヨンヌでの私のおすすめレストラン!

お昼ごはんを食べて幸せになったあとは、ビルバオでも似たような博物館に入ってみたけど、バスク博物館に入ってみることにする。

美術館よりも生活感を感じられる博物館のほうが実は好きだったりする。バスク博物館はバスクの民族衣装のイメージ画が書かれていて、逆にイメージしやすくて好き。

籐でできたようなグローブが展示されており、触れるようになっている。絵を見て興味を持って実際に触れることができるというのはなかなか楽しい。

あっ!サン・ジャン・ド・リュズやサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの教会で実際に見た教会のバルコニーはやはりこの地方独特のものらしい。

プチバイヨンヌの中心にはサンタンドレ教会“Eglise Saint Andre”。

バイヨンヌの旧市街は城壁都市。スペイン門までいけば、もう旧市街の端っこ。

町の雰囲気を歩いて感じるのが好き。フランスは、地方によって雰囲気が違うし、バスク地方は町によっても違うから、今回の旅行、私にとっては最高に楽しい。

バイヨンヌハムを製造しているピエール・イバイヤルド“Pierre Ibaialde”。

お店の中に入ると天井からハムがつるされている。でも、見学は15 :00からとのことで、ボルドー行きのTGVの時間に間に合わなくなりそうなので、説明を聞くのは断念・・・。

よく「なぜ何度もフランスに行くの?」と聞かれることがあるけど、それはフランスは地方色豊かで、地方によってワインもチーズも名物料理も異なるから。だって、日本だって、北海道と東北と東京と京都と福岡では違うでしょ?よく、パリだけを訪れて、フランスを全部知った気になっている人がいるけど、「まだ知らない」魅力的なフランスがたくさんあるのに、なんてもったいないんだろうって思う。バスク地方、今まで訪れたフランス地方巡りの中でも、かなり魅力的。日本でまだメジャーではないだけで、絶対に訪れるべきディスティネーション。

バイヨンヌを去る前にポンヌフ通りのカズナーヴ“Cazenave”のサロン・ド・テでお茶することにする。

このお店の名物であるココア“Chocolat mousseux”を頼むと、「トーストかガトーバスクもどう?」と聞かれたので、それじゃあ、最後のガトーバスクを注文。でも、「地球の歩き方」によるとトーストが伝統的な食べ方だったらしい・・・。パリのアンジェリーナでココアを頼んだときもそうだったけど、最初から水を用意してくれる。そう、ココアはけっこう甘い。

ココア“Chocolat mousseux”は上にふわふわな泡が浮かんでいる。チョコレート屋さんだらけのバイヨンヌで味わうチョコレートは最高の気分。けっこう甘いので、生クリームを入れて飲む。

今日2個目のケーキは、今回の旅行で最後のガトーバスク。これでガトーバスクともお別れ。ゆっくり味わい、最後のバスク地方を味わう。


2012年2月29日水曜日。ホテル コート バスク“Hôtel Côte Basque”で、クロワッサンとカフェオレを楽しむ。

今日は夕方にはバイヨンヌからボルドーに発つのでチェックアウトして荷物を預ける。ホテル コート バスク“Hôtel Côte Basque”は本当に駅前。右手の建物がホテルで、奥がバイヨンヌ駅。夕方まで遊んでも、すぐにスーツケースを引き取って、列車に乗ることができる。

バイヨンヌ駅前からバスには乗らず、徒歩1分ほど離れた“Alsace Lorraine”バス停から終点が“Biarritz Mairie”行きのA2番バスに乗る。なぜ、わざわざA2番バスに乗ったかと言えば、駅前から出ているA1番バスだとビアリッツ中心部を通り抜けて、さらに先まで進んでしまうけど、このA2番バスなら終点がビアリッツの旧市街“Biarritz Mairie”止まりなので、心配なく終点まで乗っていられる。

終点の“Biarritz Mairie”に到着。バスを降りた建物は、インフォメーション(観光案内所)。さっそくビアリッツの地図をもらい、町歩きスタート!

通りに出てみると、今まで訪れたバスクの町とは異なり、モナコのような高級リゾート地の雰囲気。

そう、雰囲気のあるモナコのカジノとは違うけど、カジノが目の前にある。

海を望む歩道にはベンチが置かれている。フランスって風景のよいところには必ずベンチがあるような気がする。まずは、海岸に降りてみることにする。

カジノ前の海岸、グランド・プラージュ“Grande Plage”。遠くまでビーチが続いている。

海沿いに沿って歩く。海沿いの高台にはSt-Eugenie教会が立ち、その下は漁港になっている。

海沿いの公園のような道を歩いていると、「処女の岩」“Rocher de la Vierge”が見えてくる。

岩の上にはマリア像が立っている。たぶん、夏だったらすぐそばまで行けるんだろうと思うけど、残念ながらオフシーズンなので「処女の岩」に渡る橋は工事中で、マリア像に近づくことができない・・・。

さらに海沿いを歩くと、小さな入り江の海水浴場“Plage Port Vieux”。砂浜の手前はレストランになっており、きっと夏だったら、雰囲気のいいレストラン。

きれいな海。本当に夏だったらすばらしいリゾート地だろうなぁ。

「処女の岩」のそばの海洋博物館“Le Musée de la Mer”に入ってみることにする。

一人でも楽しいけど、こういう場所は一緒に共感できる人が隣にいた方が楽しいかもしれないなぁ・・・。

入り江の海岸“Plage Port Vieux”から町の中心部に向かって歩く。このあたりはホテルが並んでいる。

St-Eugenie教会の前は広場になっている。海沿いのリゾートを感じる風景。

広場“Place Georges Clémenceau”に出ると、ここがビアリッツの中心らしく、小さなギャラリー・ラファイエット百貨店“Galeries Lafayette”がある。

そして、この広場沿いにはパティスリーが並んでいる。まずは、通り沿いのショーケースにはガトーバスクが並べられている「ミレモン(ミールモン?)」“MIREMONT”。

そして、アンリエ“Henriet”。ちなみにその向かいはサン・ジャン・ド・リュズにもあったマカロンが有名なアダム。

チョコレートが有名だけど、エクレールをはじめ、ケーキもたくさん並べられていて、どれもおいしそう。

お土産用のチョコレートとケーキを一つ買って、広場のベンチに座る。

アンリエの“Beret Basque”を広場で食べる。濃厚なチョコレートケーキは、間違いなくおいしい。
ホントは“MIREMONT”も「はしご」しようかと思って、再び“MIREMONT”のお店に入ってみて、アンリエよりもケーキの見た目の美しさは勝っていて、“MIREMONT”のケーキはものすごくおいしそう。さんざん悩んだんだけど、今回の旅のテーマはスウィーツではないし、午前中からケーキ2つは食べ過ぎなので、お土産用にキャラメルだけ買って、ケーキは次回のお楽しみにする・・・。

午前中のみの短い滞在だったけど、ビアリッツはバスクの雰囲気はあまり感じなくて、むしろ私にはモナコのような海沿いの高級リゾートのような印象だったけど、おもしろかった。今回の旅行、訪れる町の雰囲気がそれぞれ違って、本当に楽しい。ビアリッツを発ち、再びバスでバイヨンヌの町に戻る。

サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの町の中心部に、青地に黄色の「ホタテ貝」をイラスト化したようなマークが書かれている。ここは巡礼事務所。もしも、“Le chemin de Saint Jacques”(サン・ジャックの道)を「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」まで巡礼の旅をするときには、ここで巡礼手帖(クレデンシアル)“Credencial”を発行してもらう。

フランスでは“Le chemin de Saint Jacques”(サン・ジャックの道)という名の巡礼路は、スペイン側では“Camino de Santiago de Compostela”と呼ばれている。サン・ジャン・ピエ・ド・ポーは、この地図では、右端の二股に分かれている道の左側にある。なぜ、人々は「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指すのか。それは、そこに聖人である聖ヤコブが埋葬されているから。

フランス語で“Saint Jacques”というのは聖ヤコブという意味になる。そして、町の看板のあちこちで見かけるホタテ貝はフランス語で“coquille Saint-Jacques”と呼ばれている。フランス語で“coquille”とは「貝」の意味で、直訳すると“Saint Jacques”の貝?

そう、フランスではホタテ貝のことを「聖ヤコブの貝」と呼んでいる。そのため、聖ヤコブのシンボルとしてホタテ貝のマークを巡礼の道であるサン・ジャン・ピエ・ド・ポーではたくさん見ることができる。

はるか昔より、この道を通り、たくさんの巡礼者が聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かって旅をしていたのだろう。この狭い路地はきっと当時のまま。

フランス側の門である「聖ヤコブ門」“Porte St-Jacques”にたどり着く手前を右手に登っていく。

丘の頂上からはサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの町を見下ろすことができる。巡礼路に沿って右下から「宿場町」の建物が並んでいる。

のどかな雰囲気。暖かい太陽の光。心地よい風。ゆっくりと深呼吸。

シタデルの丘を降りて、今度はフランス側の「聖ヤコブ門」“Porte St-Jacques”の外から町に入ってみる。

門をくぐり、再び、城壁で囲まれたサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの町に入る。
「牢獄跡」は博物館になっている。

あっという間に、スタート地点に近い時計塔のついたノートルダム門に到着。

観光案内所でもらった観光名所13番の“Pont d’Eyheraberry”に到着。これで、地図上にあるすべての観光名所をクリア!

ちょっとだけ巡礼路を歩き、今回のサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの町歩きのスタート地点であるスペイン門を目指す。

町の中心部にある城壁は歩くことができる。夕焼けの色に町が染まってきた。

サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの町、小さな町だけど、予想以上に見所が多く、雰囲気もいい。交通の便が悪いのでどうしようかと思っていたんだけど、この町を訪れてよかった。

再び駅に戻る。駅の中には切符売り場があり、1名の駅員がいる様子。ローカル線の待合室でバイヨンヌ行きの列車を待つ。

この16:32発の列車が日曜日と祝日以外はバイヨンヌ行きの最終列車。

路盤が悪いのか速度は遅いけど、ローカル線の車両は、新しくてきれい。

バイヨンヌに戻り、ホテル コート バスク“Hôtel Côte Basque”で一休み。部屋の窓からはバイヨンヌ駅がよく見える。そう、駅前ホテルはとても便利。

19時過ぎに、夕食を食べに橋を渡り、旧市街に向かう。教会の尖塔のシルエットがなんて美しいんだろう。

バイヨンヌのレストランは事前に先行研究を調査したりしていないので、ニーヴ川沿いにあるレストランに適当に入ってみる。
レストラン ル・バイヨネ
“Restaurant Le Bayonnais”
38, quai des Corsaires 64100 Bayonne

でも、実はお昼に散策した時に、ゴーミョー“Gault Millau”とか、ミシュラン“MICHELIN”の「星つき」ではないけど、おすすめレストランの赤いシールなどはチェックしており、目星をつけていたんだけど・・・。

定食18ユーロがあり、定食のメインは名物料理アショア“Axoa”だったので、定食にしようと思ったんだけど、メニューのなかの料理にひかれ、アラカルトで注文。

そう、それは、日本には持ち帰ることのできないので、サンセバスティアンにいたときから食べたかったバイヨンヌの生ハム三昧!
Jambon de Bayonne(maison codega)

メインは豚肉とフォアグラのパイ包み、レンズ豆を添えて。
Croustillant de cochon au faie gras et Lentilles

デザートは、自家製ロシュのピスタチオのアイス添え。知らなかったんだけど、“Gateau Russe”というケーキがあるらしい。今日はケーキは健康のために1日2個でセーブ達成!
Russe maison , glace pistache
なかなか雰囲気もよかったし、料理もおいしい。帰国後にこのレストランを調べて見たら、けっこう他のブログ等のでも先行研究として取り上げられているレストランだったのね。

バイヨンヌ駅11:51発のローカル列車に乗って、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(St Jean Pied de Port)を目指すことにする。この路線、1日5本程度しか走っていなくて、1本前の列車は8:19発で、1本後の列車は15:05発とちゃんとダイヤを調べて行かないと危険。ディーゼル気動車1両のみ。トイレはついている。

このローカル線、速度が遅い。サンジャンピエドポーまでは1時間20分の所要時間だけど、最高速度は自動車に負けている。でも、その分、車窓からは羊をみることができたり、のんびり列車の旅も楽しい。

途中、4つほど駅に停車。なにもないような途中駅のホテルも、田舎っぽい風景で楽しい。

ニーヴ川“La Nive”沿いを列車は進む。そう、このニーヴ川はプチ・バイヨンヌとグラン・バイヨンヌの間を流れている川の上流。列車はニーヴ川沿いをゆっくりと走る。

13:09にサン・ジャン・ピエ・ド・ポー駅に到着。ローカル線らしく、かわいらしい小さな駅。

駅は町のはずれにあり、まずは「地球の歩き方」に地図も載っていないので、地図を手に入れようと町の中心のインフォメーション(観光案内所)を目指す。ところが、インフォメーションはお昼休み中で、14時までインフォメーションが閉まっていて、地図を手に入れることができない・・・。

どうしようかと考えながら、ニーヴ川に架かる橋から風景を眺めてみる。今日は晴れていて日差しが暖かい。美しい風景を眺めていると、ふとレストランのテラスで食事をしている人が目に入る。そうだ、13時半なのでインフォメーションが開くまでの間、お昼ごはんを食べよう!

というわけで、今回はニーヴ川沿いのテラス席の風景に惹かれて、レストランに入ることにする。私のレストラン選びなんて、こんなものなので、あまり当てにしてはいけない。
Relais de la nive
http://www.relais-de-la-nive.com/

もちろん、このレストランに入ったからには、テラス席!日差しが暖かく、なかなか居心地がいい。

11ユーロの前菜とメイン料理の日替わり定食を注文。ワインを飲みながら料理がくるのを待つ。日替わり定食の内容は、レストランの入口の黒板を参照。

前菜は、ポテ(ポトフ)に似ている野菜スープ“Garbure”(ガルビュール)。とても優しい味で、おいしい。なかなか頼もうと思っても、野菜がたっぷり入ったこんなスープ頼めない。私としては当たりメニュー。

そして、メインは牛肉の煮込み、“Boeuf Bourgignon”(ブフ ブルギニヨン)。とろとろに煮込まれた肉はやわらかく、定番の味だけど、今日の日替わりメニューには大満足。これで11ユーロ。今のレートなら1100円の定食なんて幸せすぎる。

遅めのランチだったので、食事が終わる頃には他のお客さんは出てしまっており、テラス席をひとりで独占。日差しは暖かく、のどかな雰囲気で至福のひととき。

エスプレッソを飲みながら、暖かな日差しを浴び、風を感じて、おいしかった食事の余韻にひたる。

観光案内所で地図を手に入れて、町歩きスタート。サン・ジャン・ピエ・ド・ポーは、巡礼地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう街道沿いの宿場町。フランスからスペインへ入る峠を超える前の宿場町で、旅人が休息をした場所。今でも、徒歩で巡礼路を越える人がおり、バイヨンヌからのローカル線にも大きなバックパックを持った人が何人かいた。真ん中の標識の“Chemin de St Jacques”というのが巡礼路を示している。そして、地名にはバスク語が併記されている。

スペイン門から町の中心部に向かうことにする。町の中心に街道が通っており、その両側には宿屋やお店などが並んでいる。

右手に教会“Eglise Notre-Dame-du-Bout-du-pont”がある。

あっ!サン・ジャン・ド・リュズの教会のように木製のバルコニーがある!やっぱり、この地域特有の様式?

石造りの建物が並ぶ坂道。今回のバスクの旅、ビルバオ、サンセバスティアン、サンジャンドリュズ、バイヨンヌ、そしてサンジャンピエドポーと雰囲気が異なり、どの町も楽しすぎる。
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