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Voyages

モロッコ

2011年12月21日 (水)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 4日目(1)ロイヤル エア モロッコ(Royal Air Moroc)の機内食

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11/23水曜日。いよいよマラケシュを去る日。マラケシュだけで3泊するのはもったいないような気もしたけど、自分の家のようなリヤドを去るのはなんだか名残惜しい。けっきょく、マラケシュ・メラナ空港までリヤドのスタッフのマヌに送ってもらう。

昨日夜のうちに会計を済ませておいたんだけど、余っているディルハムを小銭もすべて支払ってしまおうと思ったら、アリが小銭はチップとしてベッドメイクのスタッフのために置いていってくれと言われる。アリ、そこまでの配慮、なかなかできる男じゃん。空港まで送迎してくれたマヌにも、最後にチップを渡そうと思ったら、受け取ってくれなかった。

モロッコの人たちはとても人なつっこくて親切だけど、最後にチップなどを支払う段階になって後味が悪い思いをすることが多いけど、“Riad Al Mamoune”のスタッフは、3日間滞在していろいろ話をしたせいもあってか、本当に親切だった。マラケシュだけで3日間というのは、出発前は長いと思っていたけど、短かったなぁ。

次回は「ガールフレンド」を連れて、明かりのないサハラ砂漠で、満天の星空をみてロマンティックな気分を体験しなくちゃ!

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マラケシュ・メラナ空港は新しい建物で、到着時と同様に落ち着いた雰囲気。パリへの帰路は、イージージェット(Easyjet)は夜便しかなかったので、9:30発“Jet4you”も検討したんだけど、10:00発のロイヤル エア モロッコ(Royal Air Moroc)を手配する。ロイヤル エア モロッコのチェックインカウンターでチェックイン。

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手荷物検査室と出国手続きに向かう。

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向かうのは、パリ・シャルルドゴール空港ではなく、パリ・オルリー空港行き。

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機材はボーイングB737-800。

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マラケシュ・メラナ空港はボーディングブリッジなんてないので、歩いて飛行機に向かう。

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ビジネスクラスとの仕切りの模様がちょっとモロッコっぽい??

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ロイヤル エア モロッコで驚いたのが、ドアが閉まると、いきなり、客室乗務員が天井に向けて芳香スプレーを撒布し出す。

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ロイヤル エア モロッコは、格安航空会社ではなくモロッコのナショナルフラッグキャリアなので、機内食はもちろん無料。黄色いシールに鶏の絵が描かれている。

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モロッコ滞在中は一度も飲まなかったモロッコ製赤ワインをもらう。

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ちゃんと暖かい食事。そこそこおいしい。

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パリ・オルリー空港に到着。

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日本人がこのスタンプをもらうのは難しい、貴重なパリ・オルリー空港の入国スタンプ。荷物をピックアップして、いざパリ市内に向かう!

2011年12月19日 (月)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(3)メディナを彷徨う

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ジャマ・エル・フナ広場に戻り、傘を差していても足下がびしょ濡れになり、早く席に着きたいという気持ちから、安宿街のそばにある食堂街のお店に適当に入る。看板もないような場末の雰囲気漂う食堂。

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コーラを頼んだら、どうも在庫がなかったみたいで買いに行っていたり、食事の最中にハエと戦ったり、まさに場末の雰囲気。

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でも、タジンはどこで食べてもうまい。

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食後のミントティーも生のミントが入っていなくて、やっぱり場末の雰囲気。おいしいものを食べるのも好きだけど、こういう食堂で過ごすのも好き。

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残念ながら、雨は止みそうもない。明日は10時の飛行機でパリに発つので、マラケシュを体験できるのもあと半日。あと半日でなにをするか。せめて、ジャマ・エル・フナ広場からマラケシュ博物館までの短いエリアだけでも、メディナの全体像を把握したい。迷わずに目的地にたどり着きたい。ということで、お店をのぞきながら、最後の探検開始!

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ロバが普通に使われている。メディナを歩いていると、ロバが荷物を運んでいるのをみかける。

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日本で人気のタジン鍋。日本に着く前に壊れるような気がするし、重すぎる。

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木をくりぬいてキッチン道具をつくっている。店の奥で職人が作業しているのがみられる。女性だったら、こんなおみやげもいいかもしれないなぁ。

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歩き疲れたらカフェで休憩。リアドのそばのスパイス広場の“café des épices”

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今回はエスプレッソ。疲れたらカフェに入り、また歩く。

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モアッシンの泉に向かっている途中で、色染めされた糸の束。

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染色スークと呼ばれる場所で、無料だから見ていいよというので、路地に入ってみる。染められた糸が見上げると美しい。

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染料がどのように色が変化するのかを実演で見せてくれる。このあとは、もちろん「何がほしい?」ということになるんだけど、染色スークはしつこくなく「無料」で、みせてくれた。

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布地屋さん

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金属製のランプシェードを売るお店

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焼き物屋さん

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そして、せっけん屋さん。“L’Art du Bain”で、アルガンオイルの石けんをおみやげに買ってみる。ここの石けん、ものすごく香りが良くて、お店の中に入ると心地よい。せっけんがあるだけで、周囲がよい香りになってしまう。このあたりを歩いていると「ミチ?」と声をかけられる。“Atelier + Michi”という日本人御用達の雑貨屋さんもこのそば。

おみやげも調達したので、リヤド“Riad Al Mamoune”にいったん戻ると、アリがパティオでベルベル人の友達と話している。荷物を置いて、ベルベル人のセデックとアリと一緒にしばらく話をする。

ベルベル人の友人が東京でレストランをやっているけど知っている?

ベルベル人のモロッコ料理店が東京にあると聴いて、wifiがつながるのでiPhoneで調べて見ると、けっこう大きなレストラン。ミントティーを飲みながら、You Tubeを見ながら3人で盛り上がる。

たじんや
http://www.morocco-tajinya.com/

セデックはワルザザードにいて、砂漠ツアーなどで日本人と会うことがあるらしく、カタコトの日本語の単語を知っているので、リヤドのアリよりも日本人慣れしている。

次に来た時は、ぜひ砂漠に行ったほうがいい。満天の星空がすばらしいから。でも、その時は、ものすごくロマンティックな風景だからガールフレンドと絶対に来いよ。次にここに来るときにはガールフレンドを連れてこいよ。できれば、もう一人連れてきて、紹介しろよなんて、男3人だとろくな会話じゃない・・・。

「ミントティーの入れ方を教えるから見て行きなよ」と厨房に入れてくれて、お茶の葉を入れて、ポットで煮出し、砂糖を入れて、最後にミントの葉を入れるところを見せてくれる。

今まで小さな宿に泊まったことはないけど、リヤドに帰るといつもミントティーを入れてくれて、まるで自分の家に帰るようで“Riad Al Mamoune”はなかなか居心地の良い宿。

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マラケシュ最後の夕食を食べるために再びリヤドを出る。黄昏時のメディナの風景もなかなか美しい。

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ランプシェードも輝いて見える。

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リヤドのアリに“Oscar”というお店がおいしいよ!と言われて、安宿街のそばの食堂街にある食堂に向かう。お店の中は明るく、清潔な雰囲気。それに、ガラス戸があるからハエがいない。

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モロッコではビールが飲めないので“HAWAI”というトロピカルな炭酸飲料を。

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サラダモロカン。単純なんだけど、スパイスの加減がよくおいしい。

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レモンとチキンのタジン。世界各国「煮込み料理」愛好家の私としては、タジンはなにを食べても外さないし、これがおいしい。

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食後は、ジャマ・エル・フナ広場の「よんじゅうにばん」と日本語を話すお店でオレンジジュースを飲む。しぼっているのを見せてもらうと、小さなマンダリンオレンジを見せてくれる。42番、なかなか甘くておいしい。

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メディナの夜は意外に早く、7時過ぎにはお店が閉まり始める。マラケシュの最後の余韻を楽しむために、今日2回目のスパイス広場の“café des épices”へ。

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ぼーっと過ごし、マラケシュの風景に溶け込む。

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最後はミントティ。

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そして、たった3泊の滞在だけど、帰ると誰かがいる、まるで自分の家のようなリヤドに帰る。

2011年12月18日 (日)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(2)バビア宮殿へ

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朝のジャマ・エル・フナ広場は静かな雰囲気。

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路地を抜けて、宮殿などがある史跡地区に向かう。3日目となると、多少は地図を見て方向性がつかめてくる。

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でも、やっぱり標識などがちゃんとしていないので、スムーズには目的地にたどり着けない。公園のような場所で現在位置をチェック。公園のネコは気持ちよさそうにお休み中。

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まずは「バビア宮殿」へ。入口で入場料を払うと、緑豊かな公園のような雰囲気。

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建物に入ると、中庭は庭園になっている。宮殿の中なのに豊かな自然の中にいるみたい。

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建物・庭園・建物・庭園と「合わせ鏡」のような風景。宮殿が延々と続いているように見える。

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水盤がある中庭の風景。庭園だったり、水盤だったり、中庭には自然の要素が必ず入っている。

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さりげない装飾が美しい。通り過ぎてしまいそうな美しさを感じるのって好き。

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そして、アラブのドア・天井の精密さ、美しさに魅了される。この部屋なんて、柱部分、梁の部分、天井の部分と、ずっと見上げて、首が痛くなるほど見入ってしまうほど美しい。

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延々と建物が続いているように見える宮殿の風景、やっぱりおもしろい。美しい「バビア宮殿」を見るだけでも、私はモロッコに来てよかったと思う。

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かなり満足な気分で宮殿を出る。宮殿そばの馬車のりば。馬車には乗らずに、生活感を感じるために、歩く。

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少し路地に入ると、生活感あふれるお店が並んでいる。

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メディナの南側にある「アグノウ門」に到着。途中で不安になるけど、だいたい地図を見て目的地に到着できるようになってきた。

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大きな「アグノウ門」、見上げると細かな模様が美しい。

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次は入口から狭い路地を通って「サアード朝の墳墓群」へ。

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お墓のタイルの模様が美しい。

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廟の建物の中を見ても、美しいタイル模様。そして天井の装飾。

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モロッコにも「びわ」の木?

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お墓を守るネコ。

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廟のタイル模様、柱の装飾、天井の装飾のその精密さ、美しさに本当に魅了される。

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この精密な装飾。なんて、美しいんだろう。

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「史跡地区」で芸術的な建物を見て、その美しさに魅了され、かなり満足な気分。今日は実質的にマラケシュ最終日なので、アル・マンスール・モスクのベンチでガイドブックを見ながら次はどこに行こうかと考える。

ギリーズと呼ばれる新市街に出て「マジョレル庭園」に行こうと思い、歩ける距離ならばのんびり歩いていったほうが、のんびりと途中の風景も楽しめると思って、歩いて新市街へ向かう。ところが、出発時点では晴れていたのに、途中から、強い雨が降ってくる。そのため、強い雨の中で庭園を見てもどうかと思うのと、雨の中を歩き疲れてしまい、「マジョレル庭園」は新市街に出たところで今回は断念し、次回の訪問時にとっておくことにする。

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新市街は、色合いこそバラ色の町だけど、近代的なビルやヨーロッパで見るようなブランドが並ぶショッピングセンターばかり・・・。

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カフェも、ヨーロッパの都市部のカフェの雰囲気。おしゃれで洗礼された感じだけど、うーん、期待しているモロッコではない感じ。

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そんな中で、モロッコ人のおじさんばかりの庶民的なカフェを今日も発見!もちろん、頼むのは、今回の旅行でもはやお気に入りの“Nouss nouss”ノスノス!

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せめて、新市街「ギリーズ」でお昼を食べようと「地球の歩き方」に載っているモロッコ料理のレストランに行ったら、火曜日は定休日だった・・・。ほんの一瞬しか新市街を見ていないけど、広い新市街を歩き回るのは大変なのでメディナに戻ることにする。

今回のマラケシュ旅行、実は1回も公共交通機関に乗っていない。空港から宿までは送迎を頼んでしまったし、昨日の「ウリカ谷」は、専用ドライバーをチャーターしちゃったし・・・。あまりにも、冒険をしない旅行になりすぎているので、せめて、公共バスに乗ろうと思って、1番バスでクトゥービアまで戻ることにする。

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バス乗り場でバスを待っていると「1番バス」が近づいてくる。バスに乗って、ドライバーにお金を支払って、再び、旧市街へ!

2011年12月17日 (土)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(1)リヤドの朝

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モロッコの朝は、夜明け前のちょっと眠い時間にアザーンが響く。そして、目覚めるのは小鳥のさえずり。

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ずいぶん近いと思っていたら、中にいる!

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今日11/22もリヤドで一人だけど優雅な朝食。やっぱり、オレンジジュースがおいしい。

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食事が終わってパティオに出ると、リヤドのアリとマヌが天幕を外している。パティオに自然の光が差し込むようになっている。

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屋上に上がってみると、小鳥もこのリヤドの宿泊客なのか逃げずに木に止まってる。

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屋上はテラスになっている。

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季節が良かったら、のんびりここで本でも読むのもいいかも。

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ここで朝食を取るのもなかなかいいかも。

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アリが、メディナが見えるからと一番高い場所に案内してくれる。

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屋上からパティオを眺める。

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リヤドの目印は小さな看板しかない。

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リヤドのドア。このリヤド、5室しか部屋がないけど、なんと、部屋にカギはついていない。もらえるカギはこのドアのカギ。貴重品は番号式のセーフティーボックスが各部屋にある。5室しかない小さなリヤドなので、外から泥棒が入ることは基本的にないし、スタッフの人数も限られている。それに、宿泊客も限られているので、別にカギは必要ないのだろう。

たしかに、昼にいったんリヤドに帰っても、たいていアリがいて、いつもミントティーを入れてくれる。

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リヤドから出ると細い路地。2つほど角を曲がると雑貨屋さん。メディナに出るには、いつもこの道を通る。

部屋の写真は1日目に載せたけど、1人部屋の「マラケシュ」ルームは、天蓋つきのベッドで、なかなかよい雰囲気。欠点と言えば、洗面所の蛇口がひねりづらいことと、「マラケシュ」ルームにはテレビがないことくらいかな?ちなみに、ホテルの入口の所に無線LANの機器があって、部屋だと電波が弱いけど、パティオではwifiが無料でつながる。

女性の場合は部屋にカギがないということで宿のスタッフを信頼するしかないけど、アリとはたくさん、たくさん話したけど、なかなかよい人物だと思う。女性に対しては知らないけど・・・。送迎もお願いできるし、初めてのマラケシュで迷子にならずにメディナの中に、安宿ではなく宿泊するのなら、けっこういいかも。

Riad Al Mamoune
http://www.riadalmamoune.com

2011年12月16日 (金)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 2日目(2)モロッコでクスクスを!

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下り道は行きの岩だらけの道と違って、なだらかな下り坂。汗だくになって、ようやくウリカ谷のレストランに到着。ここで、滝を案内してくれたガイドとはお別れ。あまりにものどが渇いたのでまずはコーラ。

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観光地らしくコースになっていて、「オムレツ」ってなんだろう?って頼んでみたら、普通にオムレツ・・・。

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そして、いよいよモロッコ旅行で初のクスクス。クスクスはパリで味を覚えて、チュニジアのチュニスでも味わったことがあるけど、実はチュニスのクスクスよりもパリのほうがおいしく感じていた。

というのも、パリでクスクスを食べるときは、たっぷりとスープをかけた「つゆだく」が好きなんだけど、チュニスで食べたクスクスは2件くらい試してみたけど、すでにスープがかけられて出てくる。そのスープの量が少ないので、途中でパサパサの食感になってしまう。

ところが、ウリカ谷の、この観光地のレストランのクスクスは、このレストランが特別なのかはわからないけど、別添えで「スープ」がついている。

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野菜もよく炊けており、スープをたっぷりかけて「つゆだく」にして食べるとおいしい。なかなか気が利く店員で、「スープ」は途中でおかわりを持ってきてくれるし、大満足。

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食後のデザートは、プリンだけど、これは観光地ぽい感じ。

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最後にはミントティ。食後はドライバーと一緒にマラケシュに向かう。なにしろ、専用ドライバーなので、帰り道は、観光客向けのお店は全部パスしてもらい、写真には撮ってないけど、マラケシュ郊外にあるカルフールに寄ってもらうことにする。食用アルガンオイルをカルフールで購入。観光客用のお店は手作りで質はいいのかも知れないけど、それなりのお値段。大量生産品かも知れないけど、スーパーマーケットのもので十分。

ドライバーもついでにカルフールで買い物をしていたらしく、集合時間にドライバーよりも先に到着・・・。

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そしてジャマ・エル・フナ広場へ。大道芸人の周囲には人だかりができており、相変わらず賑やか。

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そして、今日もモロッコ人のおじさんたちしかいないカフェに入る。

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昨日と違うカフェに入ってみると、奥で賭けトランプをしているようで騒がしい。

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今回の旅行でお気に入りになりつつある“Nouss nouss”ノスノスを。

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フコールド広場は「クチ」と呼ばれる馬車乗り場になっている。

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迷ったときに目印となるクトゥービア。これがミナレットだけど、去年「トルコ大爆勝」で訪れたトルコのミナレットとはだいぶ違う。

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伝統工芸館に向かう。伝統工芸館は、交渉制ではなく、値札がついた明朗会計なので相場を知ることができる。

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伝統工芸館は、革のスリッパ「バブーシュ」なら「バブーシュ」、金属工芸品なら金属工芸品と専門店が並んでいる。

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メディナのスークだと、ゆっくり見られないので、どんなものがあるのか見るだけでも楽しい。

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夕食は今日もジャマ・エル・フナ広場の屋台巡り。

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最初はハリラ。2日目なので、現地の人で混んでいる店を狙う。観光客ばかりではなく、けっこう現地の人が食べている。

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昨日からどうしても気になっている「ゆで卵」が並べられているお店に寄ってみる。

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作り方を見てみると、丸いパン半分に切れ目を入れて、そこにkiriクリームチーズのキューブ1個分をナイフで中に塗る。次に、ゆで卵を投入して、ナイフでつぶす。奥でじゃがいもがどんどん茹でられていて、茹でたてのじゃがいもをいれて、オリーブオイルやタマネギなどを入れてできあがり!

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昨日からおいしそうだと思っていたけど、昨日はおなかいっぱいで試すことができなかった。想像通り、おいしい!だけど、1つ食べればおなかがいっぱい。今日は、あまり食べ歩けなかったなぁ。

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最後にお茶とデザートの屋台で、甘いお茶とお菓子を食べて、今日の夕食は終了。トレッキングで疲れたし、リヤドにもどって寝てしまうことにする。今回のマラケシュの旅、お酒を一切飲まないので健康的!

2011年12月15日 (木)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 2日目(1)“Ourika”ウリカ谷へ

昨日、リヤド“Riad Al Mamoune”のアリとエスカレーションについて相談していた。最初は、格安現地ツアーでアトラスを越えることを考えていたんだけど、どうも、そのツアーはクルマに乗っている時間が長く、アトラスを越えるとなると日帰りだとかなりハードだという。今回は、のんびりしようと思って来たのに、早起きしてクルマに乗りっぱなしというのもどうかと思って、サハラ砂漠方面は次回にすることにする。

“Ourika”ウリカ谷ならリヤドを9時に出て夕方には帰って来られるというので、今回は、ドライバーを手配してもらって、ウリカ谷に行くことにする。ということで、安いんだか、高いんだかよくわからないけど70ユーロで専用ドライバーを手配。

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ということでのんびり起きて、8時に朝食。ソファーにゆったり座って、優雅な朝食。

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リヤドのオレンジジュース、ジャマ・エル・フナ広場のジュース屋よりもぜんぜんおいしい。モロッコ風のクレープもおいしい。

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ジャマ・エル・フナ広場でドライバーと会い、いざ出発!クルマはヒュンデ(現代)のワゴン車。日本車はすばらしいんだけど価格が高い。韓国製もなかなかいい。でも中国製は良くないなどと話ながら、ウリカ谷を目指す。山肌は赤茶けた土だけど、けっこう木がある。専用ドライバーであるにも関わらず、お約束の「じゅうたん屋」に立ち寄る。

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次は、モロッコの名産品アルガンオイルのお店に。

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手絞りのアルガンオイルをつくっている。ドングリのような実を割り、石ですりつぶしている。

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屋上からの景色がいいからと屋上に上がらせてくれる。こんなに豊富な水が流れる川があるとは想像していなかったなぁ。

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のどかな風景。

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山の中腹には土作りの家が並んでいる。

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遠くの山を見ると雪がかぶっている。

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次はベルベル人の家を見せてくれるというのでドライバーについていく。

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橋は近くで見ると、けっこうスリリングな感じ。

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  ベルベルハウスに入ると、川の水を引いて水車のような仕組みで、小麦を挽く石臼。

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そして、煙が上がる「かまど」。

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居間は男女別にスペースが分けられているのだという。

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そして、今回のハイライトの“Ourika”ウリカ谷へ。ここでは滝が見られるという。さっきまで赤かった川の水が澄んでいる。

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ここでドライバーからガイドに交替。

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沢沿いをどんどん登っていく。石細工のおみやげ屋さん。

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遠くの山はうっすら白い。

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ガイドが立ち止まり、指を指す方向を見上げてみると、ヤギ?

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水が澄んできている。このあたりまで来ると、本当に沢登りになってくる。

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そして滝に到着!途中から、ハイキングというよりは、水に入ることはないけど、登山の様相になってきて、ここまでくるのにけっこう大変。

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美しい透明な水。水の音を聞きながら、深呼吸。モロッコで滝をみて自然を感じるとは思わなかった。

ここで終わりかと思ったら、ガイドから、「滝が3ついっぺんに見えるところがあるけど、行くか?」と言われて、「行こう!」と返事をすると、岩にハシゴがかけられる。その後は、かなりの急な道を登ることに。しかも、ちゃんとしたトレッキングシューズじゃないので、けっこう怖い。

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ガイドに助けられて、3つの滝が眺められる場所に到着。雄大な風景で美しいけど、足下はけっこう急な斜面だったりする。

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ウリカの谷で車が入ることができるのはこの集落まで。ここから先に住んでいる人は徒歩で集落にいくのだという。

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それにしても、スタート地点の集落が小さく見える。どんだけ登ったのだろう?ガイドに、「美しい風景だし、楽しかったけど、かなりハードだよね」と話すと、「ここまで来られない人もけっこう多いよ、よくがんばったね」と言われる。今回の日帰り旅行、もっと、のんびりとした、なだらかなトレッキングを想像していたのに、距離は短いけど、けっこうハードな運動。夏だともっときれいなんだろうなぁと思いながらも、美しい風景に満足。

2011年12月12日 (月)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 1日目(3)ジャマ・エル・フナ広場で屋台めぐり

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お昼ごはんを食べたあとは、マラケシュ博物館へ。パティオには屋根がかけられている。なお、細かな説明はしないので、建物の説明とかはガイドブックや他の人のブログにまかせることにする。

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私はスペイン・アンダルシアを訪れてからというもの、グラナダのアルハンブラ宮殿などでアラブ文化の模様の美しさに魅了されて、それで今回モロッコに来ているといってもいいくらい。タイルの模様だけでも美しく思ってしまう。

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そして、大好きなのは、ドアや天井部分。

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マラケシュ博物館は、美術館のように利用されており、絵画の展示もある。

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次は隣接するベン・ユーセフ・マドラサへ。マドラサというのは神学校のこと。中央には大きなパティオがある。

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中庭の中央には水盤。水の揺らめきで乱反射する美しさなど、アラブ文化は水の使い方がおもしろい。

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そして、なんといっても天井が好き。規則性がないようである幾何学模様が美しい。

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神学校は寄宿舎があり、大きなパティオの周囲は学生が居住する小さな部屋が並んでいる。明かり取りのために、さらに小さな中庭がある。

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小さな部屋から中央のパティオを眺める。

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そして、「皮なめし職人地区」へ。スークでもバブーシュと呼ばれる皮サンダルや革かばんなどが売られているけど、このような場所へ行くとマラケシュのメディナの中で皮製品が作られていることがわかる。

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水槽を見てみると、皮が水につけられている。動物の皮なので、水槽が並ぶ「皮なめし職人地区」は臭いが強い。私たちは当然のように「皮製品」を使っているけど、もともとは動物の皮を加工したもの。においも含めて、「皮製品」がつくられる課程を知ることができるのは、おもしろい。

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でも、皮なめし地区の案内人にガイドブックの相場通り10ディルハムを手渡すと、10倍以上の200ディルハムのチップを要求してくる。仕方がないので、2倍の20ディルハムを出すと、しつこく要求してくるので、怒って「じゃあ、チップ返せ!」と20ディルハムを取り上げようとすると、OKとなんとか切り抜ける。でも、自力で逃げていったら、大きなモスクがあるけど、地図に載っていないモスクで、自力で帰れなくなってしまった。メディナは迷路のようで、方向感覚だけでは脱出できない。

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仕方がないので子どもの道案内。ところが、チップ目当てに人数が3人に・・・。ベン・ユーセフ・マドラサまで行ったところで、不二家のポップキャンディとハイチュウを子どもの両手いっぱいにあげる。もちろん「マネー」とせがんでくるけど、さらにキャンディーを積み増して、交渉成立。どうせ、お金をあげても大人に取り上げられてしまうだろうし・・・。ただついて来ただけの子どもにも、案内してくれた子どもが「友達にも・・・」というので、両手一杯にキャンディをあげる。

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ベン・ユーセフ・モスクの前にあるクッパ・バアディンという12世紀の建物。窓の形がおもしろい。

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とりあえず、1日目のメディナ巡りの予定は終了。一度、リヤドに戻り、リヤドのスタッフのアリとミントティーを飲みながら明日の予定の相談をする。再び、リヤドを出て、ジャマ・エル・フナ広場付近に戻り、安宿街のそばでパティスリー発見!

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ケーキやアラブ菓子が並べられており、なかなかおいしそう。

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とりあえず、「まだ知らない」パスティラという砂糖がかかったパンのようなお菓子を買ってみる。

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甘いんだけど、中味は鶏肉??なんだか不思議な感じ。

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夕方に近くなるとジャマ・エル・フナ広場はどんどん人が集まってくる。

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夕食にはまだ早いので、カフェで時間をつぶすことにする。モロッコ人のおじさんしかいないようなカフェに入ってみることにする。現地の人しかいないような、一見すると入りづらそうな場所に「えい」って入ってしまうのって好き。

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周囲を観察してみると、どうもモロッコのおじさんたちは、ミントティではなくコーヒー系のものを頼んでいる様子。なるべく現地の人と同じものを飲もうと思って、エスプレッソにミルクが入った「ノスノス」“Nouss nouss”を飲んでみることにする。しばらく、モロッコ人のおじさまたちの中で、ぼーっと過ごす。異文化の中に自分一人がぽつんといるのって、なんとなく好き。

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ジャマ・エル・フナ広場に屋台が並び始めた。初日夜は「ジャマ・エル・フナ広場」で屋台ディナー。屋台はそれぞれが専門店になっている。今日は屋台をはしごして、夕食を済ませることにする。

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まずはスープ専門店ではスープを。ハリラと呼ばれるスープ。豆やパスタが入っていて、けっこうおいしい。

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次は、カタツムリ専門店の屋台で、カタツムリの煮込み。

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貝だと思えば問題なく食べられるけど、出汁が出ているわけでもなく、ものすごくおいしいわけではないかも。

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メインは、内臓料理のお店。羊の頭や脳みそが並べられている。

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置かれているものもゆでたてなのかもしれないけど、なんとなく、ずっと火が通っているほうが安全のような気がして、「煮込み」をもらう。

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薄暗くなってくるとさらに人が集まってくる。大道芸人があちらこちらで芸を披露したりして、人だかりができている。

Ma0429
最後は、屋上から広場を見渡せるカフェで、賑やかな音を聞きながらぼーっと眺める。自分がマラケシュに来たことをしみじみと実感する。

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今日の最後はミントディー。エールフランスAF277便は機内泊となり、日本時間で丸2日間くらい、シャワーも浴びてなければ、ちゃんと休んでいないことになる。さすがに疲れたので早めにリヤドに帰って、シャワーを浴びて休む。

2011年12月11日 (日)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 1日目(2)マラケシュのメディナへ

マラケシュ・メラナ空港で荷物をピックアップして、両替を済ませてから、到着ロビーに行くと、客引きなどであふれていると思ったら想像していたよりも落ち着いた雰囲気。向かえに来ているはずのマヌが見あたらないので、しばらく到着ロビーで待っていると、マヌと会うことができる。同じ便のパリに住むカップルと一緒に、彼のクルマでジャマ・エル・フナ広場へ。

リヤドはメディナの中にあり、クルマが乗り入れられないので、スーツケースは荷物運びのリヤカーに載せられ、そこからはリヤドのスタッフのアリに案内されて、メディナの中を歩いてリヤドへ。このときに、一人でジャマ・エル・フナ広場に初めて到着しても、リヤドにたどり着けなかっただろうなぁと実感する。送迎を頼んでおいて良かった!

Riad Al Mamoune
http://www.riadalmamoune.com

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パティオでお茶を飲んで、ちょっとだけくつろいでから、部屋に案内されると、天蓋があるオリエンタルなベッド。なかなか雰囲気があっていいじゃない!

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奥には、なかなかおしゃれな感じのトイレと洗面台。洗面所の蛇口はひねりづらいんだけどね。

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シャワールームもなかなかいい雰囲気じゃない。

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いざ、マラケシュのメディナの探検開始!ホテルの前の路地。ちょうど突き当たりのトンネルのようなところがリヤドなんだけど、案内されなければ絶対にわからない!

でも、一度場所を把握してしまえば、リヤドはスパイス広場“Place des epics”(「地球の歩き方」ではラバ・クディマ広場“Place Rahba kedima”)から徒歩1分と意外と便利な場所にあったりする。

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初めてのスーク歩きは「スパイス広場」から。

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同じものがない手編みの帽子屋さん。10~20ディルハムくらいなので、100~200円なので安い。

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広場の奥はじゅうたんのスーク。中に入ると、じゅうたん屋さんが並んでいる。

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リヤドに帰れないということにならないように、マラケシュの中心部である「ジャマ・エル・フナ広場」へ!ここを「スタート地点」にして道を覚えることにする。ジャマ・エル・フナ広場は、とにかくだだっ広い。

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この広場の名物のオレンジジュース屋台が並んでいる。

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オレンジジュースは4ディルハムで40円と安いけど、グレープフルーツは10ディルハムと高い。といっても、絞りたてジュースが100円なんて安いんだけど・・・。ちなみに、まずは適当に入ったので、この屋台がおいしいというわけではない。

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まずは、一杯のんでみることにする。絞りたてのオレンジジュース、おいしい。

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午前中のジャマ・エル・フナ広場は、のんびりした大きな広場。メディナの雰囲気をつかむために、迷子にならないように注意しながらメディナ探検開始!

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何が売られているんだろう?と近づいてみる。

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あぁ、ミントティーにするミント!生活に欠かせないもの。

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メディナ探検は、迷わないようにスタート地点をジャマ・エル・フナ広場として、まずはメイン通りのスーク・スマリン通りを歩いてみる。

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この通りは、観光客で賑わっている。

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様々な色が美しいバブーシュと言われる革製のスリッパ。

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スカーフや布地を売るお店。

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洋服屋さん。スーク・スマリン通り、色があふれていて、それが美しい。それだけでもうマラケシュの町を気に入ってしまいそう。

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買ってないけど、たぶんものすごく甘いアラブ菓子のお店。

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午前中は道を失わないように注意しながら探検していると、ちいさな食堂街を発見。モロッコ初めての食事は、スークの中にあるタジンやさんに入ってみることにする。

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案内されて入ってみると、2坪くらいしかないお店で、おじさんのすぐうしろに何人も座れない。大丈夫かな?というようなお店に勇気を持って「えい」って入ってしまうのって意外と好きだったりする。

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テーブルはせいぜい30センチくらいしかない。モロカンサラダと、パンとタジン。チュニジアでもこんなサラダだった気がするけど、モロカンサラダも味は悪くない。

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世界各国「煮込み料理」好きな私にとっては、簡単な食事なんだけど、じゃがいもと鶏肉のタジン、スパイスもいい感じでおいしい。(つづく)

2011年12月 1日 (木)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 1日目(1)イージージェット(Easyjet)でマラケシュへ

今回の旅行のポイントは、あまり見どころのなさそうなカサブランカをパスして、パリ・シャルルドゴール空港(CDG)からマラケシュ・メラナ空港(RAK)へダイレクトに飛んでしまうということ。でも、この作戦には大きな問題が…。そう、エールフランスはパリからマラケシュへのフライトを持っていない。

エールフランスだとカサブランカ行きのフライトはあるので、通常の航空券手配としては、エールフランスでカサブランカまで飛んで、そこから列車でマラケシュを目指すというのが無難なルートだけど、短い旅程の場合、カサブランカからマラケシュまでの移動の約半日がもったいないし、大きな荷物を持っての列車での移動は面倒くさい。

そこで、今回の旅行のポイント。それは、モロッコに行くのにエールフランスでカサブランカに行く考えを捨てること。パリからマラケシュまで格安航空会社(LCC)がフライトを持っていないか探してみると、ちょうど11/20日曜日であれば、イージージェット(Easyjet)が朝7時発のフライトを持っている。イージージェットはパリ・シャルルドゴール空港ターミナル2Bなので到着するターミナル2Eから歩いていくことができるし、エールフランスAF277便からの乗り継ぎ時間は2時間40分もあるので、預け入れ手荷物をピックアップしてから、再チェックインしても十分に間に合う。

そこで今回は、パリ・シャルルドゴール空港からマラケシュ・メラナ空港までイージージェットでダイレクトに飛んでしまうことにする。そうすれば、朝9時にはマラケシュに降り立つことができる。

Easyjet
http://www.easyjet.com

ところで、最近、日本でもようやく北米やヨーロッパ、アジアよりも10年以上遅れて騒がれているけど、「格安航空会社」ってなんなの?

言ってみれば、飛行機という乗り物を、お金持ちの乗り物から、列車や長距離バスと同じような身近な乗り物に変えた画期的なビジネスモデル。そのかわり、身近な乗り物なので、新幹線やロマンスカーでアイスクリームもコーヒーもお弁当も必要であれば有料で買うように、格安航空会社では機内での飲み物、食事も必要であれば有料で買うことになる。

格安航空会社イージージェットが、エールフランスなどの大手航空会社と異なることは以下の通り。

(1)予約はインターネット。なお、一度予約したら原則変更不可でお金は返ってこないので、慎重に日程をつめて英語をよく読んで確認してから予約をすること。予約は早ければ早いほど料金は安い。

(2)基本料金には必要最低限のものしか含まれておらず、1人の乗車運賃プラス機内持ち込みの小さな手荷物(最大56 x 45 x 25cm)1つのみ。それ以上は、すべてオプション料金が発生する。機内持ち込みの手荷物1つのみ無料で、機内に1つ以上持ち込んでいるのが見つかると追加料金を取られる。預け入れ手荷物は別料金。事前に申告すれば半額で20キロまでは17ユーロ。

(3)全席自由席なので、ペアで隣に座りたいときは搭乗が始まりそうだったら早く並ぶ。

(4)機内食やドリンクはもちろん有料。

格安航空会社イージージェット(Easyjet)は、よくわからないマイナーな空港ではなく大手航空会社も使用する普通の空港を使うので、格安航空会社の中では最も初心者向けのキャリアなので、インターネットで英語のホームページで予約するということが難しくなければ、あとは普通の大手航空会社を利用するのと実際にはほとんど変わらない。

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さて、説明はこれくらいにして、実際の搭乗体験記。パリ・シャルルドゴール空港ターミナル2Bに着くと、イージージェットのチェックインカウンターがある。さすがに朝5時なのでガラガラ。すでに、プリンタで搭乗券は印刷してあるので、預け入れ手荷物がなければ、そのままセキュリティチェックに進むこともできるけど、私の場合は預け入れ手荷物をカウンターでドロップイン。カウンターが空いていることもあって、普通の大手航空会社となんら変わりなく、簡単にチェックイン終了。

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ESY3867便マラケシュ行きは、定刻通り!

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朝5時だとお店も開いていないので、出国審査に進む。ターミナル2Bの出国審査は、ただパスポートを見るだけで終わりそうだったけど、私が「スタンプちょうだい!」というと、しぶしぶ出国スタンプを押してくれる。ところが、11/20の早朝だったせいもあり、スタンプは昨日の日付(11/19)になっているは、しかも「出国」ではなく「入国」になっているは、さすがはフランス!

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格安航空会社というと、タラップで搭乗するイメージだけど、パリ・シャルルドゴール空港ではちゃんとボーディングブリッジを使う。

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ターミナル2Bの待合室は、ゲート毎に手荷物検査をする方式。でも、手荷物検査終了後には、トイレもカフェもない。

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搭乗開始時間が近づくと、搭乗ゲートに案内板が置かれる。追加料金を払うと一番最初に飛行機に乗り込むことができて、一番最初に好きな席を選ぶことができる。でも、実際は優先搭乗のオプションを購入した人は2名しかいなかったけど…。

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機材はくたびれた感のない、新しいピカピカのエアバスA320。ちなみに座席はリクライニングできないようになっている。

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機内食は有料だけど、そんなに高いわけでもない。まぁ、新幹線の車内販売の価格程度。エールフランスで「朝食」は済ませているので、頼まなかったけれど。

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朝7時のパリはまだ真っ暗。

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地中海を超えてアフリカ大陸に入る。

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遠くには雪をかぶったアトラス山脈が見える。アトラス山脈のむこうはサハラ砂漠。

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マラケシュ・メラナ空港に到着。

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マラケシュ・メラナ空港にはボーディングブリッジはなく、到着ロビーに向けて歩く。もっと乾いた気候だと思っていたら、なんと雨が降っている。預けた荷物は、普通に空港の手荷物引渡所に出てくるので、格安航空会社イージージェットは、普通の大手航空会社とほとんど変わりなく「普通」に利用することができる。

さあ、いよいよ次回はマラケシュの町へ。

2011年11月27日 (日)

初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 0日目 エールフランスAF277便でパリへ

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11/19夜、成田空港第1旅客ターミナル北ウイング。今回のモロッコ・マラケシュに向かうために利用するのはエールフランス航空。AF277便は、フランス人はニューカレドニアに行く人が多いのか、ヌメアとの接続便がある日はフランス人率が高い。この日もヌメアから乗り継ぎのフランス人が多い。

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エコノミークラス“Voyageur”の座席は、昔はB777-300のコンフィグは3-3-3の9アブレスト(1列9席)だったけど、数年前からエミレーツ航空と同じく3-4-3の10アブレスト(1列10席)なので、通路が狭くて、座席も広いとは言い難い。アメニティキットを省略している航空会社が多い中で、エールフランスでは、ヘッドフォン、アイマスク、耳栓、お手ふきが入ったアメニティキットがもらえる。

エールフランスAF277便は、21:55出発でゲートは閉まるんだけど、すぐに離陸はせずに、成田空港の運用時間の23時ぎりぎりまで、スポットを離れなかったり、プッシュバック後に滑走路に出ずに止まっていたり、ゆっくりとタキシングしたり牛歩戦術をとる。なぜかというと、通常の成田空港からパリ・シャルルドゴール空港までの所要時間は12時間30分なのに、AF277便は14時間25分となっている。パリ・シャルルドゴール空港の運用開始時間は4:00なので、普通に飛ぶと早く着きすぎてしまうため、わざと遅く飛んだりして、2時間を調整しなければならないので、そのために成田空港で時間かせぎをする。

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最新型のA380はきっと画面も大きいんだろうけど、B777-300のエンターテイメントシステムは、オンデマンドだけど、エミレーツ航空に比べてしまうと画面は小さい。エールフランスの楽しみは、なんといっても日本では上映されないかも知れないフランス映画を楽しめること。フランス語に英語字幕なので、100%理解するのは難しいけど、それでも十分におもしろい!

ということで、「ハリーポッタ-7(ハリーポッタと死の秘宝PART2」も「猿の惑星 創世記」も見ずに、今回、AF277便で見たフランス映画2本。

1本目は“Itinéraire Bis”という映画で、コルシカ島での35歳のコック、ジャンがノラという女性と出会うことで始まる恋愛映画。風景がきれいだったし、ストーリーもおもしろかった。

2本目は“Tu seras mon fils”という映画。ワイン農家の親子の物語なんだけど、ラストがいかにもフランス映画らしいんだけど、フランス映画らしく見終わったあとに考えさせられておもしろい。この映画、日本に来てもおかしくないと思うくらい、いい映画だと思う。

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23時ぎりぎりまで成田空港で離陸せずにねばるので、機内食が出るのは深夜0時頃。エールフランスは深夜便でも、ちゃんと最初は「アペリティフ(食前酒)」のカートが来る。他のブログでは、エールフランスは「本物のシャンパン」が飲めるんだよ!と紹介されていることが多いと思うけど、私のフランス病はもう少し深刻なので、頼むのはもちろんセルジュ・ゲンズブールも愛飲していた「パスティス」!

ちなみに、パスティスの味を知らないのに、このブログを見て頼むことはやめた方がいい。「普通にシャンパンにすればよかった・・・。」と間違いなく後悔することになる。そもそも食前酒としてはパスティスよりもシャンパンのほうが格上なので、シャンパンを頼んだ方がスマート。ちなみに、ポルトなども積んでおり、「食前酒文化」を楽しめるのはエールフランスならでは。

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エールフランスの機内食(AF277 成田→パリ)

ちゃんと、前菜、メイン、チーズ、デザートの順番になっている。

 鱒の燻製といかのマリネ・パスタサラダ
 カントリー風牛肉のソテー、グリンピース、ペンネパスタ
 チーズ
 レモンケーキ

もちろん赤ワインも一緒に。

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エールフランスでもう一つ忘れてはならないのは、食後酒“Digestif”で、コニャックなどをもらうことができる。私のお気に入りは「ポワール」。これも味を知らないのにこのブログを見て頼むことはお勧めしません。

ということで、エールフランスの機内食は、ちゃんと食前酒、前菜、メイン、チーズ、デザート、食後酒というコース料理になっていたりする。

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コペンハーゲン上空あたりになると、毎回同じ朝食が出るけど、以前は成田空港から積んだ機内食でもフロマージュブランが出ていた気がするんだけど、今回は明治「十勝ヨーグルト」になっている。記憶違いかなぁ?

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定刻通り早朝4時過ぎにパリ・シャルルドゴール空港ターミナル2Eに到着。サテライトではなくメインターミナルに到着。そのため、すぐに入国審査があって、荷物が出てくれば、すぐに外に出られる。

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さすがに朝5時のシャルルドゴール空港内には人がいない。マラケシュ行きのEasyjetに乗り継ぐために、ターミナル2Bを歩いて目指す。いざ、パリからマラケシュへ!

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