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Voyages

エアライン・搭乗記・機内食

2022年5月18日 (水)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 5・6日目 2020年3月8日、人生最後のアリタリア航空のフライトで、ロシア・シベリア上空を通過して成田空港に到着。

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2020年3月7日14:55ローマ・フーミチーノ空港発東京成田行きのアリタリア航空AZ784便に乗る。この時はまだ、これが私にとって人生最後のアリタリア航空のフライトであることをまだ知らない。アリタリア航空は2021年10月に消滅しており、ボーイングB777については後継のITAエアウェイズにも引き継がれない。もしかしたらITAエアウェイズに引き継がれたA330が旧塗装で成田に来るかもしれないけど、このアリタリア航空の塗装を見るのも、この時が最後になるかもしれない。

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機内に入ると、乗客はまばらにしかいないことがわかる。乗客は1列10席に対して、平均すると1名もいないかもしれない。

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私の座る席はエコノミーの前から4列目の21D。中央の4席はもちろん私だけしかいない。さらに、窓側の座席も空いており、横1列で私しか乗客はいない。

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行きの機材のエンターテイメントシステムは新しい感じだったのに、この機材は一昔前のエールフランスのように画面が小さい。今どき、こんなに個人モニタが小さい機材は、むしろ珍しいかも。2015年にマテーラやアルベロベッロ、バーリに行った時にアリタリア航空成田・ミラノ線を利用したんだけど、その時ですらシステムが古臭いと感じているのに、あれから5年経っているのにシステムが更新されていない。赤字体質のアリタリア航空では、システムの更新ができないんだろうなぁ。

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乗客は増えず、私の周囲には誰もいない状況でドアクローズとなり、機内安全ビデオが開始される。混雑していなくてよかった。満席で隣に座るのが何も考えずにミラノを歩いていた旅行者だったらどうしようと心配していたけど、十分に他の乗客との空間が保たれている。最後の最後で、飛行機に乗る前に感じていた不安から解放される。

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最近の機内安全ビデオは航空会社によっては、見てもらうことを目的として楽しませるタイプのものも多いけど、アリタリア航空の機内安全ビデオは、まじめなタイプ。

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アリタリア航空AZ784便は定刻通りローマ・フーミチーノ空港を出発し、イタリア半島を出てアドリア海に出る。あとは、もう座っているだけで、次にドアが開くときには日本に到着している。基本的な感染対策をしながらも、のんびり過ごすことのできたイタリアを去ることを名残惜しいような、無事に安全に旅を完了できることにホッとしているような不思議な感情。

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アドリア海を渡り、クロアチア上空あたりで機内食のサービスが始まる。まずは冷たい飲み物としてビールとおつまみ。

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そして、機内食はラザニアを選択。ローマで積んだ機内食は、トレーがすっきりしているんだけど、アリタリア航空のイタリアから積んだ機内食って、こんなものだっけ?まぁ、前菜、メイン、デザートだからこんなものか。最近はコーヒーカップがないから寂しく見えるのかもしれないなぁ。バターとかジャムがないからかなぁ?

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ワインと水を置けば、まぁ、普通の機内食。ワインはボトルから注いでもらう。

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イタリアで積んだラザニアは機内食としては美味しい。

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食後のコーヒーは紙コップ。

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今回は往復ともにエコノミーフラット。中央の4席を使ってベッドにすれば、足を伸ばしてもはみ出ない。

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アリタリア航空はちゃんと夜食が配られる。

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帰りの夜食はローマから積んだサンドイッチ。

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夜食が配られた時点での現在位置はまだシベリアのど真ん中。ヨーロッパ系航空会社の昼便だと、うまくお酒を飲んで寝られたとしても、たいていバイカル湖の手前あたりで起きてしまう。そこから眠れなくなると、まだけっこうな時間が残っているので映画を見て時間を潰すしかなくなる。でも、今回はエコノミーフラットで横になっているので、映画を見なくてももう少し休めそう。

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2020年3月、オンタイムの旅行中の私は、2022年に起きたウクライナとロシアとの戦争によってロシア・シベリア上空を通過することがしばらくはないかもしれないということはまだ知らない。

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ようやくロシアを脱出して日本海に出る。もちろん、オンタイムの旅行中はロシア上空を通過することはいつも通りのことなので何も感じていないけど。

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あと1時間半ほどで、アリタリア航空AZ784便は東京・成田空港に到着してしまう。到着予定時刻は2020年3月8日、日曜日の朝10:14。定刻よりも1時間ほど早く到着予定。

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2回目の機内食はコールドミールの朝食。

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朝食については、パイナップルにヨーグルトもついており、けっこう充実しており、トレーが寂しい感じがしない。そして、ヨーグルトは蓋についたところが美味しい、ヨーロッパのフルーツヨーグルトは幸せ。

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新潟からいわきに抜けることが多いような気もするけど、今日の航路は仙台上空から東京・成田空港に向けて南下していくルート。

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成田空港へのアプローチは、今日はいったん、太平洋に出て南側から着陸する。

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2020年3月8日、日曜日。アリタリア航空AZ784便は、無事に成田空港に到着する。

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この時は、アリタリア航空が2021年10月に消滅することは知らないので、これが私の人生で最後のアリタリア航空の搭乗だったことはまだ知らない。アリタリア航空については、過去に大雪で滑走路が閉鎖されていたミラノ・マルペンサ空港から、成田行きを欠航にせずに飛ばしてくれたことがあり、私は本当に感謝している。

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2020年3月8日時点の新型コロナウイルス感染症の日本入国時の「水際対策」はどのような感じかと言うと、はっきり言って、従来となんら変わらない。従来通り検疫所のサーモグラフィーを通過するだけで、個別に呼び止められて確認されることも、書類を提出することもない。そう、私は発熱もなく、検疫所でルール通りに安全と判断された上で入国している。私はなんらルール違反はしていない。中国と韓国からの入国に対して「水際対策」が強化されるのは、翌日の2020年3月9日からなので、この日は中国や韓国からの入国もサーモグラフィで発熱が感知されない限りは、素通りできてしまう。

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2020年3月8日時点では、まだ自民党安倍政権は2020年に予定通り、オリンピックを開催するつもりでいたし、私も翌年に延期になるとは思っていない。オリンピックの1年延期が決定したのは、2020年3月24日のことである。

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スーツケースを受け取り、制限エリアを出て到着ロビーに出る。出発前はキャンセルしようかとさんざん悩んだんだけど、神様のご加護もあって、無事に安全に日本に帰ってくることができて本当によかった。シチリア島の実態としては、出発前に陽性者データをさんざん調べて、まだイタリア北部3州以外では平穏な生活をしているのではないかという予測通りだったんだけど、それでも、旅行中ずっと新型コロナウイルス感染症への恐怖感を拭うことはできず、無事に日本に帰ってこられたという安堵感を感じる。

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状況を判断するためには情報を収集することが大切だと思う反面、テレビやインターネットの「情報」を自分で確認せずに鵜呑みにしたら危険であるとも感じる。伝える側が「情報」にバイアスをかけてしまうと、真実と異なる理解をしてしまい、「偏見」を産んでしまう場合がある。バイアスが含まれた情報もあるので鵜呑みにせずに、物事が正しいかどうかは自分で確かめてみないとわからない。

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今回の「春のイタリア・シチリア紀行」を通してもっとも感じたことは、まだ知らないことや新しい価値観に対して、好奇心を持ち続けることが、どのような状況下でも大切なんだなぁということ。新しい価値観に対する好奇心を失ってしまうと、自分の目で見ているのに、心が感じないので見えなくなってしまう。その意味で、このブログのタイトルとサブタイトルにしているけど、「まだ知らないどこかへ」行って、好奇心を持って新しい価値観を感じ、自分自身の価値観を再認識することが人生にとって必要であるということを今回の旅行で再確認できた気がする。(2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行おしまい)

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2022年5月14日 (土)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 5日目(5)ローマ・フーミチーノ空港の「プラザ・プレミアム・ラウンジ」“PLAZA PREMIUM LOUNGE”でお昼ごはん。

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新しくなっているローマ・フーミチーノ空港で、プライオリティパスが使用できるラウンジを発見する。せっかく無料で使えるんだから、「プラザ・プレミアム・ラウンジ」“PLAZA PREMIUM LOUNGE”に入ってみることにする。プライオリティパスで利用できるラウンジの偵察が目的で、混んでいて閉鎖空間に多くの人が密集している様子だったら、ビール1杯飲んで、すぐに出てくるつもりでいる。

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ラウンジに入ってみて感じたことは、ものすごく広いラウンジ。

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そして、今回の旅では一番大事なことだけど、そもそもテーブル間隔が広く、そして、ものすごく空いているということ。

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この状況だったら、他者と接することなく安全に過ごすことができるし、とりあえず、ここでビールを飲んでも良いかもしれない。今回の「春のイタリア・シチリア紀行」では、私は基本的な感染対策を守り、どう安全に過ごすことができるのかというチェックは怠らない。どんなに安全に感じたとしても、基本的な感染対策は崩さないという行動が習慣化されている。

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食べ物コーナーは、温かい料理もあり、料理が入った小皿をとるスタイルで、これもまた感染症対策としては素晴らしい。

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小さなピザもあったり、少しずつ食べられるので、楽しいかも。このラウンジで無料のお昼ごはんを食べることにする。

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パンもケースの中に並べられている。もともと、暖かく保温するためにこのような提供の仕方なのかなぁ?パンが飛沫から守られる意味でも安心。

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このあたりは軽食といった感じのハムやチーズのコーナー。これでサンドイッチを作っても美味しい。

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デザートもある。

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ブラッディオレンジやりんごなどのフルーツもある。

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もちろん、オレンジジュースは、ブラッディオレンジジュース。

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ビールは生ビールをスタッフが入れてくれる。

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他の人からは十分な距離を保てる席に座り、ラウンジでお昼ごはん。

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ビールを飲みながらつまむのにはちょうど良いおかずたち。まぁ、イタリアの場合は空港内のピザ屋さんでお金を払って食べたピザの方が本格的で美味しいとは思うけど、空港のラウンジで食べる食事としてはかなり良い方なんじゃないかなぁ?

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ラウンジは、ビュッフェ形式なので、食べたいなぁと思ったものを好きにとれるのがいい。しかも、小皿に分けられているので感染症対策としても安心できる。

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私はブラッディオレンジが大好きなんです。もしも私のいつもの好奇心だったら、カターニアやパレルモのメルカートで、日本には果物は持ち込み禁止品のために持ち帰れないので、旅行中にホテルの部屋で食べるためにブラッディオレンジを買っちゃっていたと思う。

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レモンのジェラート“Gelato al limone”なんて、食べるしかないでしょう。

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レモンのジェラートと、チョコレートチップの入ったアイスクリーム“cioccolato”。レモンのジェラートが美味しい。

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最後はエスプレッソ。なかなか、プライオリティパスで無料で利用できるラウンジのお昼ごはんは、満足できるものだったかも。今回の利用以降、プライオリティパスでのラウンジ利用が、そもそも海外旅行に行けないので2年以降もできなくなるとは思ってもみなかったけど。

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出発案内板で14:55ローマ発東京成田行きアリタリア航空AZ784便の搭乗ゲートと確認すると、E21と表示されている。ここから徒歩4分なので近い。

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ラウンジを出て東京成・成田行きが出発するE21番ゲートに向かうことにする。

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あとは東京・成田行きの飛行機に乗るだけで、今回の「春のイタリア・シチリア紀行」は終わってしまう。しかし、最後の最後で心配なことがある。それは、イタリアから日本に向かうフライトの中に、ロンバルディア州、ヴェネト州およびエミリア=ロマーニャ州のイタリア「北部3州」を周遊した日本人旅行者が紛れ込んでいないかということ。そして、前日2020年3月6日のミラノ・マルペンサ空港発東京成田行きのアリタリア航空AZ786便は欠航になっているので、その乗客がミラノからローマに流れてきていないか。

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2020年3月1日に「海外安全ホームページ」によって、イタリア「北部3州」についてはレベル2の渡航延期勧告が出ており、特に3月6日にはロンバルディア州にはレベル3の渡航中止勧告が出ている。旅行会社が主催する団体パッケージツアーについては、日本時間の3月1日以降は「北部3州」内のミラノ、ヴェネツィアに行くツアーは催行中止となっているはずなので、もしも団体パッケージツアー客がいたとすれば、安全な地域であるローマだけのツアーか、南部のナポリなどを周遊するツアーだろう。問題は、「海外安全ホームページ」で感染症危険情報が出ているにも関わらずに確認をせずに「北部3州」を旅行してきた、のんきな個人旅行者がいるかもしれない。そして、のんきな旅行者ほど、基本的な感染対策を怠っている。

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大学生の卒業旅行という感じの人たちの団体パッケージツアーらしき集団を発見。添乗員さんがついている団体パッケージツアーについては、バックに旅行会社がついており、2020年3月1日以降はレベル2「渡航延期勧告」が出ている地域には立ち入らないはずなので、この人たちはおそらく危険なエリアに立ち入っていない。卒業旅行で海外旅行に行けるとすれば、特にイタリア旅行については新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミック前の最後のタイミングなので、きっと「世間体」もあってキャンセルしようかとかなり迷ったと思うけど、イタリアに来られて幸運な人たちかも。帰りの飛行機、イタリアから退避する人で混んでいるのかなぁ?退避する人の中にロンバルディア州から逃げてきた人がいないことを祈るのみ。逃げてきたと自覚がある人はまだいいけど、何も考えずにぼーっとイタリア北部を旅行してきた人がいませんように!

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E21番ゲートのそばから、東京・成田行きアリタリア航空AZ784便のボーイングB777-200ERが見える。この時は1年半後の2021年10月にアリタリア航空が消滅することはまだ知らない。

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14:55定刻通りの出発予定で、E21番ゲートから、東京成田行きアリタリア航空AZ784便のボーディングが始まる。私の心配は、機内の混雑具合。渡航中止勧告が出ているのにミラノを歩いていた、のんきな旅行者と席が近かったらどうしよう。

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機内が混んでいないといいなぁ。

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アリタリア航空の塗装を見るのも、私にとってはこれが最後になるかもしれないとは、この時はまだ知らない。

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混んでいないといいなぁ。行きと同様にエコノミーフラットができるくらいに空いているといいなぁ。機内に入る列に渋滞ができているから混んでいるのかなぁ?最後の最後にロンバルディア州から逃げてきた乗客がいるんじゃないか、満席で隣に座った人がのんきにミラノを旅した人だったらどうしようと不安な気持ちになりながら、東京成田行きのアリタリア航空B777-200ERの機内へと入る。

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2022年5月11日 (水)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 5日目(4)さようなら、シチリア島!パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港からアリタリア航空AZ1784便に乗ってローマ・フーミチーノ空港に向かう。

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パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港の15番ゲートに到着すると、私もカターニア空港到着時に遭遇したイタリア赤十字の職員がボーディングゲートに向かっていく。私もカターニア空港到着時に経験したことだけど、シチリア島に到着した乗客全員をボーディングゲートで非接触式体温計を使ってスクリーニングしている。日本を出て、イタリアで感じることは、できる感染症対策は迅速に行われているということ。

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使用機のエアバスA320が到着している。まだ到着したばかりの様子で、まだ乗客は体温のスクリーニング中で飛行機から降りてこない。

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すでに書いていることだけど、島国の日本の中でも陸続きではない那覇空港にサーモグラフィが設置されたのは2020年4月9日で、新千歳空港に設置されたのは2020年4月15日になってからのこと。シチリア島では少なくとも私がカターニア到着時の2020年3月3日には国内線でも到着客全員のスクリーニングが行われたことを考えると、いかに当時の日本の自民党安倍政権の水際対策がのんびりしていたか。大型機械であるサーモグラフィがなくても、「水際対策」のために、手っ取り早く非接触式体温計を活用するという発想は日本では生まれないのだろうか。

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そして、空港のあちらこちらには手指消毒器が設置してある。今でこそ、日本でも当たり前のように設置されているけど、シチリアでは2020年3月7日の段階で、新型コロナウイルス感染症に対して接触感染防止を重視してなのか、以前から置かれていたのかはわからないけど、きちんとした対策がとられている。かたや日本の当時の自民党安倍政権下では、マスクや消毒液を転売ヤーに買い占められただけが理由ではないと思うけど、急速な需要拡大に供給が間に合わず、マスクと消毒液は2020年3月の時点ですでに不足しており、このような手指消毒器を設置するどころか中身がないという状況だった。マスク不足に対して、将来的に日本史の大学入試問題に出そうなほど後世の歴史に残るだろう「アベノマスク」の配布が完了したのは2020年6月20日である。

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イタリア赤十字の職員による到着客の体温測定の任務が完了した様子で、搭乗ゲートから離れていく。

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しばらくしてアリタリア航空AZ1784便ローマ行きの搭乗が開始される。

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もちろん、もともとマスク文化ではないイタリアでは乗客はマスクなんて誰もつけていない。今回のフライトは、ほとんど陽性者がいないシチリア島から出発するので、行きにローマからカターニアに向かう飛行機に乗った時ほどの不安はない。今のところは、マスクをつけていなくても、シチリア島では新型コロナウイルス感染症の感染爆発の状況ではない。

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とうとう飛行機に乗る。さようなら、シチリア島。シチリア島で平穏な日常を感じさせてくれて、過ごしているうちに私の心を平穏にさせてくれた大切な場所。シチリア島を歩いているうちに、再び日本で閉塞的な世の中を生きるパワーを得られたような気がする。世界に平穏が訪れた時には、私は今回の感謝を込めて、必ずシチリア島に戻ってくる。

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機材はエアバスA320。シートは革張り。

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前方2列目の2Dのシート。乗客はそんなに多くないみたいで空席がある。

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ナローボディの機材の良いところは、手動で風を調整できる。

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つまみをひねって、全力で風が当たるようにする。

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シェンゲン協定内のフライトのオレンジジュースは、ブラッディオレンジジュースではなく、普通のオレンジジュース。

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短いフライトなので、あっという間にローマ・フーミチーノ空港に到着。「沖止め」なので、タラップからローマの地に降りる。

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ローマは晴れている。青空のもとで「沖止め」で外気に接することができたのは、今回の旅行ではむしろ幸せ。外だったら、周囲に人がいなかったら思いっきり息ができる。ローマの空気を深呼吸して吸い込む。

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バスに乗り、ターミナルに向かう。

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ターミナルに到着。マスクをしていなくても、シチリア州の陽性者数は少なく、そしてローマのあるラツィオ州の陽性者数も少ない。それだけ、まだイタリア中部や南部では平穏な生活が継続できているということ。

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ターミナルの中に入り、ローマ発東京成田行きアリタリア航空AZ784便の搭乗口を目指す。この時は、2021年10月にアリタリア航空が消滅してしまうことは知らないので、これが私の人生で最後のアリタリア航空の搭乗便になるとは少しも思っていない。

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ローマ・フーミチーノ空港のシェンゲン協定外のターミナルは、ターミナルEなので、案内表示に従ってターミナルEを目指す。

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出発案内板を見つけたので、アリタリア航空AZ784便東京成田空港行きの搭乗ゲートを確認する。

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現在の時刻は12:33。パレルモからのアリタリア航空AZ1784便のローマの到着予定時刻は12:30なので、早着だったことがわかる。上から5行目に“14:55 Tokyo”を見つけるけど、欠航や遅延はなさそうだけど、まだ搭乗ゲートは割り振られていない。

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とりあえずゲートEを目指してさらに歩く。

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出国審査場では、行きと同様に自分でパスポートのページを開いて、ビニール手袋をした審査官にスタンプをもらう。イタリアの出入国審査では、以前から適当なページにスタンプを押すことが多い気がするので、自分の希望するページに押してもらえる、この方式の方が私は好き。

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シェンゲン協定外エリアのおみやげもの屋さん。引き続き、お客さんはマスクを着用していない人が多いけど、イタリア中部や南部では平穏な日常生活が継続できていることを体感しているので、行きの時よりは気にならなくなっている。もちろん、ローマ・フーミチーノ空港にはイタリア北部からの乗客が紛れ込んでいる可能性はあるので、他者に近寄らないなどの基本的な感染対策は怠らない。

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ローマ・フーミチーノ空港のシェンゲン協定外ターミナルって新しくなったのかなぁ?最後に私がローマ・フーミチーノ空港のシェンゲン協定外ターミナルを利用したのは、2010年10月にアマルフィに行って、アエロフロート・ロシア航空のコードシェア便としてアリタリア航空のモスクワ行きに乗って以来。その時は、シャトルに乗って、サテライトに行って、サテライトにあるラウンジで過ごしたのを覚えている。

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まぁ、ほぼ10年ぶりなので、それは新しい建物もできるだろう。なかなか近代的できれいなターミナル。全体的には人が少なく、空いている感じかなぁ?

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お昼ごはんの時間だけど、レストランも空いている。次のフライトは、ローマ・フーミチーノ空港14:55発アリタリア航空AZ784便で、まだ2時間以上もあるから、空港のどこかでビールでも飲んで、お昼ごはんでも食べようかなぁ。

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イタリアって、空港内のレストランで食べるピザも美味しいんだよなぁ。今回の「春のイタリア・シチリア紀行」では、2020年3月3日の日本からローマへ到着時から過剰に警戒せずに普通に旅行していればもっと旅行を楽しめたかもしれないなぁ。どうしてローマ到着時にカターニア行きのフライトを待つ時間にビールを飲んでフォカッチャを食べなかったのだろう。2020年3月7日の今日も、4日前の3月3日のローマに到着した時も状況は変わらないと思うけど、日本からローマに到着した時は新型コロナウイルス感染症に対する不安でいっぱいだった。恐怖心を持ち消極的な気分でいると好奇心が弱ってしまい、見えるものも見えなくなってしまう。でも、今回の場合は、目に見えない新型コロナウイルス感染症に対する恐怖心を持ち続けることは必要だったと思うし、恐怖心を持ちながら慎重に行動することは正しかったと思う。今回の旅行中は、基本的な感染症対策を怠ることなく、毎日陽性者数を確認するなど現地での情報収集をしながら、自分自身の中にある恐怖心と向き合いながら、どう安全に行動するかのバランスをずっと模索していた気がする。

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2022年5月 7日 (土)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 5日目(3)パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港のおみやげもの屋さんでようやく私の好奇心が復活する。

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ローマまではシェンゲン条約内の国内線扱いのフライトで出発2時間前だと待ち時間にだいぶ余裕があるので、パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港でプライオリティパスが利用できるラウンジ“SALA VIP Departures Vip Lounge”に行ってみることにする。ラウンジは手荷物検査前の場所にある。今では日本でも当たり前の光景だけど、新型コロナウイルス感染症対策として接触感染の防止を重視しているイタリアではすでにこの時期に手指消毒器が設置されている。この時期の日本は、今でこそ当たり前だけど、こんな手指消毒器は普及していなかったと思うし、あったとしても消毒液が品切れになっていたんじゃないかなぁ?日本を出てイタリアに来て感じることは、イタリアは対応が早いなぁと感じる。日本にいると、マスメディアによる「情報」はあふれているし、他人事のように「どうにかしろ!」という声だけは聞こえるんだけど、具体的な対策が迅速じゃないんだなぁと本当に実感する。

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受付の係の人はビニール手袋着用で接触感染には気をつけている。ラウンジ内には誰もおらず、貸切状態。まぁ、貸切状態の方がありがたいんだけど。

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まずは洗面所に行って、手を洗うことにする。今回の「春のシチリア紀行」では手洗いが習慣化している。

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接触感染防止に重点を置いているイタリアでは、正しい手の洗い方が詳しく書かれている。

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手をしっかり洗ったあとは、おなかは空いてないけど、軽食コーナーを見てみることにする。

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イタリアの朝ごはんの定番の、クリームが入ったクロワッサン(コルネット)。イタリアのどこで食べても、これが美味しい。

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朝から揚げ物が並んでいる。

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冷凍の既製品だとは思うけど、コロッケや丸いのはアランチーニかなぁ?

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冷蔵庫には水とソフトドリンク、そしてビールがある。

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このフルーツジュースが美味しそう。

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パレルモのホテルで朝ごはんを食べたばかりなので、ちょっとだけ揚げ物を食べてみる。既製品の冷凍食品だと思うけど、それでも美味しい。シチリア島にアランチーニやカンノーロを食べる目的だけのために来てもいいと思うくらい。

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ラウンジを出て、出発ゲートに向かうことにする。

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パレルモ空港に来てから感じることは、手指消毒器があちらこちらに設置されているということ。

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アリタリア航空AZ1784便ローマ行きは11:20の出発で変更なし。搭乗ゲートも15番で変更なし。

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搭乗ロビーに向かうためにエスカレータに乗る。

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エスカレータを上がると前方遠くに見えるのは手荷物検査場。

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制限エリアの売店はヨーロッパの売店では定番のRELAY。

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パレルモ市街のおみやげもの屋さんでは、レモン系のおみやげが多かったけど、空港ではピスタチオ推し。確かに、レストランで食べた料理には細かく砕かれたピスタチオがよく料理に入っていた。

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ピスタチオのペーストや、砕かれたピスタチオが売られている。

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美味しいとは思うけど、私は料理人ではないので使い方がわからないのが残念。おみやげに買ったとしても私には有効に活用できない。

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ピスタチオのお酒なんてあるんだ。

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ピスタチオのお土産になりそうなお菓子も売っている。ピスタチオのおみやげは空港に来るまでチェックしていなかったなぁ。今回、どうも、好奇心が鈍っている。もっとパレルモ市街でおみやげを見ておけばよかったなぁ。パレルモのデパートに行くべきだったかなぁ。

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最後の最後に空港で初めて気がついたんだけど、シチリア島はアーモンドも名物みたい。

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アーモンドクリームやアーモンドのお菓子も充実している。やっぱり、今回の「春のイタリア・シチリア紀行」は、私の新しいものを発見する好奇心が鈍っている。空港に来てから初めておもしろいなぁと興味を持つ前に、パレルモ市内で街を歩いている時にこの発見をできていないのは、「気づき」が足りなかったと反省してしまう。心に余裕がないと、好奇心が働かないのかもしれないなぁ。ようやく、シチリア島にパワーをもらって、今頃になって好奇心が復活してきたのかも。

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オレンジのチョコとか、ボンボンとか、このRERAYの品揃えのセンスがいいのかもしれない。

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そもそも、パレルモで立ち寄ったスーパーマーケットが、品揃えの少ないディスカウントスーパーのリドル“Lidl”というのが失敗だったのかもなぁ。

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ここでもアランチーニが売られている。

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そして、カンノーロも。

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もうパレルモを出発し、ローマに向かおうとしている時になって、もうシチリア島を去る最後のおみやげもの屋さんで、シチリア島にパワーをもらって、私の好奇心が復活してくる。今回の「春のイタリア・シチリア紀行」については、やっぱり、新しいものを発見する好奇心が弱っており、感性が働かずに、目では見ているかもしれないけど心が見えていないものがたくさんあったのかもしれないなぁ。予習が足りずに感性で歩いているので見落としがある普段の私の旅行よりも、さらに見えているのに見えていないものがたくさんあった気がする。でも、シチリア島を歩いているうちにパワーをもらって、最後の最後でシチリア島の名産品を知ることができた。旅の最後になってしまったけど、好奇心を持って、新しいものを発見する楽しさに気がつくことができて、本当に良かった気がする。人生にとって必要なものは「好奇心」なのかもしれないなぁ。

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2022年5月 3日 (火)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 5日目(2)パレルモ中央駅から空港バスに乗ってパレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港“Aeroporto di Palermo Falcone e Borsellino”へ向かう。

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パレルモ中央駅からパレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港“Aeroporto di Palermo Falcone e Borsellino”へは、列車とバスと2つの方法がある。今回は30分おきに出ている空港バスに乗るつもりで、昨日のうちに時刻を調べており8:30発のバスに乗るつもり。パレルモ中央駅の時計を見ると、まだ8時5分くらいの時間。

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すでにカターニアからバスで到着したので、パレルモのバスターミナルの場所は知っている。パレルモ中央駅の構内に入り、案内に従って進めばいい。

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鉄道の場合は、“Aeroporto Punta Raisi”行きに乗って終点が空港駅。けっこう途中駅が多いけど、各駅停車なのかなぁ?

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バスターミナルはパレルモ中央駅の右側に隣接している。

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この写真は何も考えずに停車している車両を写真に撮っただけなんだけど、旅行記を編集する際によーく見てみると“PUNTA RAISI”行きであることがわかる。2枚前の写真の通り、鉄道の空港駅の名称は“Aeroporto Punta Raisi”なので、これは空港行きの電車。すでに昨日の時点で、鉄道ではなくバスで空港に向かうと頭の中で決めてしまっているので、この電車が空港行きの列車であると気がついていない。私の頭の中で空港へはバスで行くと決めてしまっているので、これが空港行きの電車であることが見えていない。目の前に電車があるなら電車で空港に向かってもよかったのに。私がバスで行くという「固定観念」を持ってしまったことにより、目では見えているのに見えていない。

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行き先表示を“Aeroporto”と表示してくれたら気づいたかもしれないなぁ。でも、もしも私が電車で空港に向かうと決めていたら、駅に着いてからどの電車に乗ればいいかわからずに焦っただろうなぁ。空港行きの電車が “PUNTA RAISI”行きが正解だとわかる前に、焦って困っている気がする。その意味では、乗り場などがわかりやすい、バスで行くことにして正解だったと思う。細い通路の先にはバスが見えている。

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15番乗り場で空港行きのバスはすぐに見つかる。ピクトグラムに飛行機のマークがあるし、“AEROPORTO”の表示もあるし、空港行き専用のバスなのでバスの車体を見ても空港行きのバスとわかる。

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バスのトランクにスーツケースを置いてからバスに乗車。

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バスの切符は運転手から購入し、6ユーロ。

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事前に調べていた通り、空港行きのバスは8:30に出発予定。

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定刻にバスは出発する。バスターミナルを出発するとパレルモ中央駅前の広場に出てくる。

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そして、ローマ通りを直進。

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ということは、宿泊していたホテル・デル・チェントロの前を通る。ホテルの反対側にあったディスカウントスーパーのリドル“LidL”が見える。あれ?もしかしたら、パレルモ中央駅まで行かなくても、ローマ通りに空港バスのバス停があったのかもしれないなぁ。

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今回の旅行ではパレルモ新市街はカットしているので訪れていないんだけど、空港バスはポリテアーマ劇場“Teatro Politeama Garibaldi”のあるルッジェーロ・セッティモ広場“Piazza Ruggiero Settimo”のプラダ前を経由。空港とのアクセスを考えると、新市街のこのあたりでホテルを探すのもいいかもしれないなぁ。

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だいぶ、郊外の雰囲気になってきた。奥に見えるのはサッカースタジアム“Stadio Renzo Barbera”で、その奥に見える山はペッレグリーノ山“Monte Pellegrino”。この山には、パレルモの守護聖人であるサンタ・ロザリアの過ごした洞窟が聖域“Santuario di Santa Rosalia”となっている場所がある。次にパレルモに来るときには、聖域に行ってみたいかも。

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空港バスはベルジオ通り“Via Belgio”から高速道路に入る。確かに朝の天気予報の通り、今日は雲が多いけど、青空も見えている。

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海のそばを走るのかと思ったら、パレルモのあたりは海のそばにけっこう大きな岩山がある。

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ようやく海が見えてきた。海と山が隣り合っていて平地が少なく、鉄道もすぐそばを通っている。

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ようやく平野に出たと思ったら、まさかの雨が降り出してくる。朝の天気予報が当たっており、今日の天気は曇り時々晴れ、ところによっては雨という感じ。

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空港周辺では雨は降っていないみたい。空港バスは50分の予定所要時間よりも少し早く、パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港に到着。

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バスのトランクから自分のスーツケースを取り出す。

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スーツケースから早く解放されたいので、チェックインを済ませようと空港の中に入る。

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まずは出発案内板を見て、チェックインカウンターを探す。

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現在の時刻は9:21。出発案内板の表示はコードシェア便のSV6717便になってしまっているけど、パレルモ11:20発ローマ・フーミチーノ空港行きアリタリア航空AZ1784便は、定刻通りの出発でチェックインカウンターはA26。そして、出発ゲートは15番ゲート。

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国内線(シェンゲン協定内フライト)で出発時間まで2時間もあるので、アリタリア航空のチェックインカウンターは空いている。

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チェックインを済ませて、スーツケースから解放されて、空港の写真を撮るために外に出る。もう外に出てシチリア島の空気を吸えることはないと思って、最後にシチリア島の空気を深呼吸。

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11:20パレルモ発ローマ・フーミチーノ行きアリタリア航空AZ1784便は、できる限り自分よりも前に人がいない前方エコノミーを確保。

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そして、14:55ローマ・フーミチーノ発成田行きのアリタリア航空AZ784便は、行きのフライトのようにガラガラだったら4席を使ってエコノミーフラットができることを狙って、座席は中央のブロックにしてみる。帰国便も空いているといいけど、乗ってみないとわからない。ローマ行きと成田行きの搭乗券を手にして、いよいよ「春のイタリア・シチリア紀行」もあと2回だけ飛行機に乗れば、終わってしまう。まだ旅を続けたい名残惜しい気分と、マスメディアによる情報が溢れる日本での日常生活に戻ることの不安、その反面としてトラブルもなく無事に旅を終えることができることへの安心感が入り混じっている。帰国時にいろいろな感情が入り混じることって、私には珍しいことなんだけど。

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2021年11月 3日 (水)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 1日目(5)2020年3月3日、ローマから満席のフライトでシチリア島のカターニアに到着。

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アリタリア航空AZ1759便ローマ発カターニア行きは乗客数が多く、2020年3月3日時点ではイタリアでは普通に人の移動が行われていることがわかる。

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しかも、エアバスA321なので乗客数が多い。もともと高需要路線なんだろうなぁ。

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最前列のバシネット席の通路側の1Dを指定できたということはアリタリア航空のエアバスA321は国内線だからかオールエコノミー仕様。ほとんどの人はマスクをしていない。ある意味では、イタリア「北部」以外は平常通りの生活をしているだろうという予測通りなんだけど、マスク社会である日本でマスク生活に慣れた私にとっては大丈夫なのかと不安になり、私にはマスクを外す勇気がなくて、機内では「郷に入っては郷に従う」ことができずマスクを外せなかった。だけど、きっとイタリア人にとっては、この時点ではマスクは病人がするものだから、マスクをした東洋人である私のほうがよほど異質で、危険だと見られていたのかもしれない。

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国内線のオレンジジュースは、ブラッドオレンジジュースじゃない。

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地上が見えてきた。まもなくアリタリア航空AZ1759便はカターニア・フォンターナロッサ空港“Aeroporto di Catania-Fontanarossa”に到着する。

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ゲートに到着し、ドアがオープン。

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こんなにマスクをしていない人々で密集した機内の写真を見たら、日本でテレビの情報を鵜呑みして、イタリア北部ではなく「北部でも南部でもイタリアはイタリアだから、イタリア(全土)は危険!」と本当は「一部分」なのに「全体化」して「偏見」を持ってしまった人たちが見たら、発狂してしまうだろうなぁ。「こんな時にイタリアに出かけるなんてけしからん!もう帰ってくるな!」と誹謗中傷を受けるに違いない。だって、率直に言うと私もこの状況を直感的には受け入れられなくて、怖かったもん。もちろん、いつもは海外旅行に行くと「まだ知らない」価値観を楽しんでいるし「郷に入っては郷に従う」んだけど、私自身も日本の価値観であるマスク社会で過ごしているので、さすがに日本とイタリアのマスクの価値観の相違についてはすぐに受け入れられず、飛行機の中でマスクを外すことはできず、このフライト中は今回の旅行中で私が最も不安に感じて、恐怖すら感じた時間だった。まぁ、客観的なデータでは、ローマのあるラツィオ州やシチリア州の新型コロナウイルス感染症の陽性者数は累計数でも人口比でも東京や北海道と比較しても少ないというのは出発前にわかっていたし、イタリア中部や南部ではマスクなんてせずに普通に生活できているだろうという予測も正しかったんだけど、やっぱり私は日本のマスク社会で生きているので、客観的にはマスクの「予防的」な機能がどの程度あるのかよくわからないんだけど、マスクなしの不安感はぬぐえない。

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きっと、イタリア人は機内でマスクをずっとつけ続けた私のことを、具合が悪いからマスクをしている怪しい東洋人というレッテルを貼られていたんだろうなぁ。日本人と中国人と区別がつかないだろうし。まぁ、ヨーロッパの人たちって、そこまで他人に興味はないと思うけど。

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飛行機を降りると、国内線だけど全員が非接触式体温計によるチェックがある。なるほど「人海戦術」の対処法だけど、シチリア州は島なので、島に入ってくる人を全員スクリーニングすれば、防疫につながる。率直に感じたことは、カターニアは地方都市の空港なので規模が小さいからできるんだと思うけど、日本なんて島国なんだから、少なくとも沖縄や北海道については国内の中でも海を隔てているんだから、国内線でも「人海戦術」で非接触式体温計によるチェックをもっと早くから行ってスクリーニングしていれば少しは防疫できたかもしれないのに、日本は危機に対してスピード感がないんだなぁということ。とりあえず手っ取り早く「人海戦術」であるものの非接触式体温計があればすぐに対処できるのに、きっと日本だったら、ちゃんとした対策を取るべく、国際線に設置されているような大型機械であるサーモグラフィがないとできないと考えて、大型機械の設置のために、まずは見積もりを取り、稟議決済を通して、決済をもらってから発注して、そして納品と設置までに時間をかけるんだろうなぁ。お役所仕事だと3月は年度末なので、年度当初の予算案にはない大型機械を買うお金を捻出するための補正予算をつくるのに時間をかけているかもしれない。そして、設置を準備しているその間に、感染症の侵入を許してしまう。実際にサーモグラフィーによる体温測定が始まったのは、那覇空港は2020年4月9日、そして新千歳空港は2020年4月15日になってから。日本のマスメディアでは「全体化」してイタリア「全土」で感染爆発していると大騒ぎだけど、マスメディアは足元の日本を見ているのかなぁ?感染症に対して、のんびりしているのはイタリアよりも日本だと思うけど。やっぱり、日本の中だけで生活していると考える範囲が狭くなるし、考え方が固定化してしまうから、その意味では、まだ知らないどこかへ行き、新しい価値観に触れることはどのような状況でも必要なのかもしれない。

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スーツケースを受け取り、カターニア・フォンターナロッサ空港の到着ロビーに出る。空港バス“ALIBUS”の案内表示があるので、左に進む。

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到着案内板を見ると、アリタリア航空AZ1759便は定刻21:45で実際は21:38の到着なので、若干の早着。アリタリア航空ってわりと正確に飛んでくれるし、以前に大雪のミラノ・マルペンサ空港で午前中は空港封鎖となる中で、成田行きを欠航せずに飛ばしてくれたこともあり、そのときは本当に、本当に助かったので、私の中ではアリタリア航空はずっと好印象。赤字体質だったとは言え、新型コロナウイルス感染症がとどめを刺して、2021年10月にアリタリア航空が消滅してしまったのは残念。

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到着ロビーはお店も閉まっているし閑散としている。空港バス“ALIBUS”乗り場を探す。

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途中の出口から出ればよかったのに、どうやら行きすぎたみたいで、後ろ側から空港のピクトグラムが表示されているバスを発見。

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カターニア市街に向かう空港バス“ALIBUS”を無事に発見。

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バスの乗客は少ない。

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料金は運転手から購入し4ユーロ。刻印機に切符を入れる方向を間違ったみたいで、反対側に刻印してしまう。

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カターニア・フォンターナロッサ空港は、市街地から近く、空港バスは15分ほどでカターニア中央駅に到着する。

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カターニア中央駅前はシチリア島の各地に向かうバスターミナルがあり、今回はカターニアからパレルモまではバス移動の予定。そのため、カターニア中央駅前のホテルを予約している。

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駅前には移動式のカフェテリアがある。このカフェテリアがなければ、あたりは薄暗くて閑散としているので怖かったかも。

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カターニア中央駅前広場はお店も少なく、かなり寂しい感じ。ヨーロッパに限らず、鉄道駅は町の発展よりもあとからできたものなので、カターニア中央駅も町の中心から離れているんだろうなぁ。

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町外れにありがちなのはケバブ屋さん。もう夜遅いし、早くホテルに到着したいので夕食は食べないつもり。まぁ、ローマ到着前に機内食を食べたので、おなかもそんなに空いてないと言いたいところだけど、実際は新型コロナウイルス感染症に対する警戒感、緊張感が自分自身の中に強くあって、いつもの旅行とは違うので飲食店に入ることを警戒して避けているというのが本音だろうなぁ。いつもだったら、夜遅くても、駅前の移動式カフェテリアが開いているんだったら、パニーニとか食べちゃいそうな気がする。

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Bookig.comで予約した「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-2015」掲載の駅前ホテルのリゼェールホテル“Rigel Hotel”を無事に発見。このホテルは2階建てなのかなぁ?駅前広場から徒歩数分なので、立地は便利だけど、鉄道駅が町外れにある雰囲気なので、今日は食べないけど、明日は夕食を食べるレストランをホテル周辺で探すのは大変かも。

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リゼェールホテル“Rigel Hotel”にチェックイン。

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部屋はわりとゆったりとしており広め。Booking.comで予約して、朝食込み2泊で103.56ユーロなので、朝食込みで1泊50ユーロくらい。シチリア島は物価が安い。

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シャワールームのドアはぴったり閉まる。このほうがシャワー室からの水漏れを気にしなくていいから、私は好き。

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そして、イタリアらしいのはビデがあること。

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移動だけとなった旅行1日目の2020年3月3日、無事にシチリア州のカターニアのホテルに到着。イタリア北部以外では普通に生活できているということを実感し、事前の予想通りでほっとする。新型コロナウイルス感染症対策にも考え方に違いがあり、イタリアでは、ゴム手袋やビニール手袋をつけることで接触感染にはものすごく気をつけているけど、2020年3月3日の時点ではマスクをつけている人はかなり少数派というよりも原則的にはマスクはつけていない。まだ知らないどこかへ行くと私は新しい価値観を感じて、いつもは「郷に入っては郷に従う」ので、新しい価値観に染まってみるんだけど、今回だけは、多くの人で密集した機内に遭遇し、日本のマスク文化に慣れている私にとっては、イタリアのノーマスク文化に戸惑いを感じてしまう。その反面、「まだ知らないどこかへ」行くことで新しい価値観に気がつくことができる。ゴム手袋装着率が高く、日本以上に接触感染を防ぐことに留意していることや、カターニア・フォンターナロッサ空港では国内線でもいち早く非接触式体温計によるチェックが行われているなどの迅速な対応が行われていることはイタリアから学ぶべきこと。

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2021年10月30日 (土)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 1日目(4)イタリア「北部」で新型コロナウイルス感染症拡大中の2020年3月3日、イタリア「中部」ローマ・フーミチーノ空港の状況。

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2020年3月3日、アリタリア航空ローマ行きAZ785便はローマ・フーミチーノ空港に向けて着陸準備に入る。飛行機の中から夕陽を見るなんて私には滅多にないことだけど、きれいだなぁと心が感じる。毎日夕陽は沈んでいるはずなんだけど、なかなか夕陽をぼーっと眺めることって私は旅行に行かないと感じられない。その意味では、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける日常生活から離れて、旅行に出て気持ちが少しずつ旅行モードになっており、夕陽の美しさを感じられるようになっている。

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次のフライトはアリタリア航空AZ1759便カターニア行き。インターネットチェックインの時点でチェックインは1番目(搭乗券に001と表示されている)だったので、座席指定は選び放題。空気の流れを考えて自分の前に人がいないことがいいかと思って、足が伸ばせないし、テーブルの出し入れが面倒なのでバシネット席はあまり好きじゃないんだけど、最前列のバシネット席の通路側の1Dを確保する。ターミナルBからの出発の記載はあるけど、ゲートは空港で確認。

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アリタリア航空AZ785便はローマ・フーミチーノ空港“Aeroporto di Fiumicino(Aeroporto internazionale Leonardo da Vinci)”に向けて着陸態勢に入る。

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ローマ・フーミチーノ空港に到着。

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飛行機のドアが開き、いよいよ飛行機を降りてイタリアに上陸する。

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とうとうローマの空気に触れる。ボーディングブリッジを渡り、空港ターミナルへ。

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ターミナルBということはわかっているけど、ゲート番号がわからないので、まずは出発案内板を探す。

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現在の時刻は18:59。成田発ローマ行きアリタリア航空AZ785便の予定到着時間は19:00なので、すでにローマ・フーミチーノ空港内にいるということは若干の早着だったのだろう。出発案内板を確認し、20:30発アリタリア航空AZ1759便(KL3423便)カターニア行きはB19番ゲートからの出発と確認。ジェノヴァ、トリノ、ヴェネツィア、バーリのフライトは欠航となっている。

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入国審査に向かう。どうやらイタリアでは新型コロナウイルス感染症対策として接触感染に注意しており、入国審査官はノーマスクだけどゴム手袋をつけていて、パスポートに触ろうとせずに、自分で入国スタンプを押してほしいページを開く。むしろ、イタリアの入国審査官は適当なページに入国スタンプを押すことが多いので、自分でスタンプを押してほしいページを指定できるほうがいいかも。プラダのお店はお客さんもまばらで空いている。空港職員や免税店の店員はマスクをつけていない。どうやら、イタリアでは新型コロナウイルス感染症の感染対策として、マスクよりもゴム手袋、ビニール手袋をつけて接触感染に最も気をつけている様子。海外旅行に出ると感じる「まだ知らない」価値観は、感染症対策の考え方の違いも知ることができる。

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案内表示に従って、ターミナルBを目指す。成田空港同様にローマ・フーミチーノ空港も全体的に空いている。

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ローマ・フーミチーノ空港で気がついたことは、マスクをしていない乗客がほとんどだということ。免税店でショッピング中の人たちはアジア系の人たちだと思うけど、マスクをつけていない。

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マスクをつけている人の方が少数派。2020年3月3日の段階では、もともとマスクをつける習慣のないイタリアでは、マスクをしている人のほうが目立つかも。

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やはり、マスクをつけた人は少数派。まだ感染拡大前のイタリア中部や南部では、むしろマスクをつけている人は「具合が悪い」というアイコンになり、逆に差別されてしまうかもしれないなぁ。ただでさえ、中国人と見た目は同じ東洋人ということだけで差別される可能性があるのに、さらにマスクが差別の対象となる危険性がある。

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下向きの階段がある、このパターンは、B19番ゲートはおそらく沖留めのバスゲートの可能性が高い。

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B19番ゲートは予想通り沖留めのバスゲート。

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B19番ゲートにはまだ係員もいない。

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アリタリア航空AZ1759便カターニア行きは、定刻通り20:30の出発予定。バスなのでボーディングは早めで19:55に始まる予定。

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いつもだったら、プライオリティパスを使えるラウンジを探して、ビールを飲みながらラウンジで過ごすんだけど、ラウンジという密閉空間ではなく、広々としたオープンスペースで過ごすことにする。今回の旅行は安全な旅行を意識して、従来の旅行スタイルをそのまま引きずらない。私はあくまで新しいルールができれば新しいルールに従い、過去のルールや過去の習慣を引きずらない。それに、新型コロナウイルス感染症が下火になっても、従来のライフスタイル、従来の旅行スタイルには完全には戻らないだろう。そもそも、時代とともにスタイルは変化するものだから。

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空港でチーズが売られているところがイタリアらしい。シェンゲン協定内のターミナルだから、ヨーロッパ各国におみやげとして買っていく人もいるんだろうなぁ。

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いつもだったら、ラウンジには行かなくても、カフェテラスでビールを飲んでいるかもしれないなぁ。今回の旅は、いつもと違うルールで行動しており、いつもと違う警戒感、緊張感があるので、絶対にいつもどおりじゃない。

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だって、私はイタリアで食べるフォカッチャが大好き。このフォカッチャを見たら、ものすごく美味しそうだと思うし、いつもだったら写真を撮るだけで済むはずはなく、カターニア到着後に夕食を食べると時間が遅くなりすぎるので、絶対にビールとともにフォカッチャをこの場で買って食べている。今回の旅行はいつも通りに楽しめていることもあれば、いつも以上にリスクに対する緊張感がある。

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いよいよアリタリア航空AZ1759便カターニア行きがボーディング開始となる。成田からローマに向かうAZ785便よりも乗客がいるんじゃないかなぁ?そして、当たり前のようにほとんどの人はマスクをしていない。データとしては、人々がマスクをしていなくても、ローマがあるラツィオ州やシチリア州の陽性者数は少ない。人々がマスクをしていなくても爆発的な感染は起きていないと考えると、事前の予測通り、イタリア北部以外では、まだ新型コロナウイルス感染症のウイルスが広まっていないと考えるべきなのか。そもそも、日本ではマスクをすることがアイコンになっているけれど、「予防的」にマスクをする、しないで、はたして「予防的」なマスク着用に有意差はどの程度あるのか。異なる文化に触れることで、日本でテレビなどから流される情報とは異なる現実を見て、考えさせられる。

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沖留めの飛行機に向かうバスは満員。そして、乗客のほとんどはマスクをつけていない。出発前の日本では、日本のマスメディアによってイタリア「北部」だけではなく、あたかもイタリア「全土」が感染爆発をしている「全体化」された情報があり、多くの日本人はイタリア「全土」が危険という印象を持っているけど、イタリア北部以外はまだ普通に日常生活ができているということなんだろうなぁ。だって、テレビだけで情報を得ている、一部の日本人の「全体化」された考え方を持った人たちから見たら、「全体化」された危険なイタリアで、なおかつ混雑している飛行機にマスクをしていない人々と一緒に乗るなんて言ったら、死にに行くようなものだと批判されかねない。マスクをせずに密集する状況があっても、ローマのあるラツィオ州の陽性者数はマスク社会である日本の北海道よりも少ないんだから、それをどう考えるべきなのかなぁ。予想以上に北部ではないイタリアでは普通の日常生活を過ごせていることに、ある程度は普通に生活できていることを予測していた私ですら困惑する。

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バスを降りてAZ1759便カターニア行きの飛行機に向かう。所要時間はたった1時間15分だけど、今回の旅行の中で、感染爆発の起きているイタリア北部からの乗客が紛れ込んでいる可能性もあり、100万人あたり1.4人の陽性者にもっとも巡り会う可能性がある場面。しかも、ほとんどの乗客はノーマスク。今回の旅行でもっとも緊張しながらタラップへと向かう。

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2021年10月26日 (火)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 1日目(3)もう乗ることはできないアリタリア航空B777の座席の謎(アリタリア航空ローマ行きAZ785便の機内食2020)。

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2020年3月3日、アリタリア航空ローマ行きAZ785便の機内に入る。今回、アリタリア航空のボーイングB777-200ERの座席指定の際にシートマップを見て気になったことがある。

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それは、エコノミー席の右側最前列のあたりで、ぽっかり1列空いている空間がある。

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右側座席だけ19列目の座席がない。シートマップで見るとぽっかり抜けてしまっているんだけど、調べてみると、どうやらぽっかりと空間があるわけではなく、1列抜けている分だけこのあたりの座席はシートピッチが広い様子。今回は22Jを確保して、確認してみることにする。

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ここが右側座席である22列目の22J。

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中央の座席と比較してみると、たしかに見た目だけでもシートピッチが広い気がする。

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さすがにメジャーは持っていないので、機内誌でシートピッチを比較してみることにする。右側の座席は機内誌よりも余裕がある。

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中央部の座席は機内誌ギリギリの幅しかないので、右側の座席はシートピッチが5センチ以上広いことがわかる。エコノミーの座席で5センチの差は大きく、アリタリア航空のB777に乗るときには座席指定ができるんだったら選択する意味はあると思う。こんな感じで、私は決められたルールやフォーマットの範囲の中で、お得な方法や裏技的な方法を見つけるのが好きだけど、ルールを破ることはしない。残念ながら、せっかく見つけた裏技なんだけど、2021年10月14日で消滅したアリタリア航空のボーイングB777は、新会社ITA Airwaysには引き継がれなかったので、もうこのB777に乗ることはできない。

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アリタリア航空には失礼だけど、お金がなくてシートやエンターテインメントシステムの更新ができず、設備が古いのではないかと思っていたんだけど、個人モニタも更新されているようで、画面は大きい。

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やるじゃん、アリタリア航空。USB端子があるのでスマートフォンなどの充電も可能。

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「海外旅行なんてけしからん」という「概念」で考える人だったら、不要不急ではない「正義」の外出である通勤のための満員電車は認めても、不要不急の観光目的で密閉空間の国際線の飛行機に乗ることなんてけっして許されないだろうなぁ。しかし、かつてボーイングB747が飛んでいたころは閑散期だと路線によってはガラガラだったことはあったけど、私の経験上、かつてないほどガラガラで、搭乗客全員がエコノミーフラットをできるほど空いている。全員がエコノミーフラットを体験しても確実に空席があまるほどで、前後の座席も空いている。人生ポジティブシンキング。客観的に考えれば、これだけ乗客が少なければ、他者との距離を十分に保つことができるので、一安心。

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乗客は増えることなく、ドアクローズ。ほとんど空席のまま、機内安全ビデオの放映が始まる。アリタリア航空の機内安全ビデオはまじめなタイプ。

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タキシングが始まり、まもなく日本を離れようとしている。

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ローマに向けて離陸し、日本海上空へ。エンターテイメントシステムのフライトマップも最新のもの。

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機内サービスが始まる。昼行便なので、まずは飲み物とおつまみが配られる。

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イタリアではけっこうビールを飲まれているので、ビールにしてみる。それに、アリタリア航空って、たしか経費削減でアペリティフ類は積んでなかった気がする。

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イタリアのスナック菓子って、けっこうおいしい。

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続いて機内食が配られる。成田空港で搭載した機内食なので、もちろん日本の機内食工場で作られたもの。旅行記や口コミ情報で、日本出発の機内食について航空会社名という「レッテル」に引きずられて、「まずい」というネガティブなコメントを見かけることがあるんだけど、私は「先入観」や「偏見」に満ちあふれたそのようなコメントをみつけるのがちょっと好き。

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アリタリア航空の機内食は、私はラザニアをパスタ料理として選択。

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パスタ料理は機内食でアルデンテを要求する人にはむかないけど、機内食としては味つけは美味しいと思う。

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食後のコーヒーは紙コップ。

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たしかにシートピッチは広いかも。だけど、これだけガラガラだとエコノミーフラットで横になってしまうのでシートピッチが広くても意味がない。3席の窓側のエコノミーフラットよりも、シートピッチは狭いけど中央部の座席で4席のエコノミーフラットのほうが足を伸ばせて快適かも。これだけ座席が空いているのに、ゲートクローズ後に空いている席に移動してエコノミーフラットをせず、指定された席に座り続ける日本人がいて、日本人ってまじめだなぁと感じてしまう。決められた席に座らなければならないという考え方なのかなぁ?1列まるまる空いているのに「エコノミーフラット」にせずに座り続けている人もいるけど、「エコノミーフラット」で座席に寝っ転がるのはお行儀が悪いという価値観なのかなぁ?もしも「連れ」がいたとすれば、ずっと「連れ」の隣に座っていたいから?うーん、私はもしも隣の席に「連れ」がいたとしても、行儀良く隣に座らずに、たぶん、それぞれ1列ずつ使って、お互いに横になれることを優先しちゃうだろうなぁ。私も「連れ」もそれぞれが快適に過ごせた方が幸せじゃないかと考えちゃうんだけど、「愛」とは快適性よりも常に隣にいたいと思う気持ちなのかもしれない。それぞれが横になって快適に過ごすよりも、狭くても密着して隣にいることが幸せなのかも知れない。その意味で私は「愛」が足りないのかも知れないなぁ。

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アリタリア航空は夜食がちゃんと配られる。日本から搭載しているのでサンドイッチかおにぎりの選択。ブラッドオレンジのジュースが美味しい。

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最新の機内エンタテインメントシステム。アリタリア航空、なかなか快適じゃない。

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初めて韓国映画の「パラサイト」“기생충”をこの時に見たんだけど、韓国語で英語字幕なので、詳細な会話内容は理解していない。でも映画って、よく英語字幕のフランス映画を機内で見ることがあるんだけど、言葉が完全にわからなくても大きな流れは理解できるので、「パラサイト」はおもしろい。

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ウィーンを過ぎたあたりで機内の灯りがつき、まもなく朝食のサービスが始まる。

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アリタリア航空の2回目の機内食はコールドミール。

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以前はエールフランスの2回目の機内食もコールドミールでこんな感じだったけど、エールフランスに関しては現在の2回目のホットミールの機内食よりも、パンにハムやチーズを挟んでサンドイッチを作る昔のコールドミールの機内食のほうが好きだったかも。

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私はブラッドオレンジジュースが好き。

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私は仕事帰りに深夜便に乗ることが多いので、そして、私が長距離路線で窓側の座席に座るのはかなり珍しいことなので、昼便に乗って機内から夕陽を見るなんてとても珍しいこと。

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クロアチアのザクレブ上空を通過し、イタリア半島が近づいてきた。いよいよイタリア「北部」では新型コロナウイルス感染症が拡大しているイタリアに上陸する。といっても、上陸するのはイタリア北部ではなく、イタリア中部のラツィオ州にあるローマだけど。前日2020年3月2日の状況は、ローマのあるラツィオ州では人口約570万人に対して陽性者数はたった7名であり、人口約530万人の北海道の77名よりもはるかに少ない。イタリアだから数がいい加減なのではないか?と考える人もいると思うけど、当時の日本の自民党安倍政権だって2020年7月のオリンピック開催のために検査数を少なくして潜在的な陽性者を見なかったことにしていたかもしれない。イタリアはロンバルディア州などでPCR検査を当初から積極的に行った国であり、それが原因で大量の陽性者が発見されて医療崩壊を起こすんだけど、恣意的かどうかはわからないけれど検査数を抑制していた当時の自民党安倍政権とどちらを信じるかはあなた次第。

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2021年10月22日 (金)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 1日目(2)2020年3月3日、人生最後のアリタリア航空、AZ785便ローマ行きに搭乗する。

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IASSエグゼクティブラウンジを出て、成田空港北ウイングの出発ロビーに戻る。ロビー全体が閑散とした雰囲気。

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出発案内板を見ると、赤文字の欠航が目立つ。

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2020年3月3日の状況としては、欠航が出ているのは中国便と韓国便。北米やヨーロッパ便には欠航は出ていない。アリタリア航空AZ785便ローマ行きは、24番ゲートから定刻通り14時の出発予定。

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出国審査場を通過し、制限エリアへ。

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ふだんはインバウンドの外国人でレジに列ができているおみやげもの屋さんは閑散としている。

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最近、制限エリアにもセブンイレブンやマツモトキヨシがあるので、制限エリアでも市中価格で買えるので便利になった。すでに今回の旅行中の不織布マスクを旅行中、1日あたり2枚以上は確保しているけど、さらに不織布マスクを補充できないかマツモトキヨシに立ち寄ってみることにする。

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2020年3月3日の時点で日本ではすでにマスク争奪戦が始まっており、マスク売り場なのにマスクじゃないものが並べられている。

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マスク売り場にはマスクの代わりにストッキング。「お詫び(一部のマスクおよび消毒薬について)」が貼られており、欠品しておりすでに入荷日未定。このタイミングでスピーディーにアベノマスクを配れば、日本の歴史に残るお笑いぐさになることはなく、少しはありがたいと思ってもらえたのかも。まぁ、安倍晋三=アベノマスクとして、歴史に名を残す人物になったことは間違いない。100年後には「アベノマスク」がクイズ番組や大学入試の日本史試験の重箱の隅をつつく知識を問う意地悪問題になるだろう。

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成田空港第1ターミナルは、改修後は座ってゆったりとできる場所が増えた気がする。

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“Travel Lounge”という知らないラウンジができている。そもそも、外国の航空会社が羽田空港に移管して、成田空港からは自社ラウンジも撤退しているのでその空きスペースなのかもしれないなぁ。かつてはエールフランス、デルタ航空、ヴァージンアトランティック航空などの自社ラウンジがあったと思うけど、いまや成田空港第1ターミナルって、大韓航空とユナイテッド航空しか自社ラウンジを持っている外国の航空会社ってないんじゃないかなぁ?

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クレジットカードのゴールド会員用のカードラウンジみたいな感じかなぁ?旅行会社の団体パッケージツアーのツアー客が使えるラウンジなんだろうなぁ。

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プライオリティパスが利用できる大韓航空のKALラウンジに行くことにする。

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この時間帯は、大韓航空自社便のフライトは、アリタリア航空ローマ行きAZ785便と同じ出発時間の14:00発大韓航空KE704便ソウル仁川空港行きがあるはずなんだけど、自社ラウンジにお客さんがいないって、ほとんどKE704便は乗客がいないんじゃないかなぁ。KALラウンジがこんなに空いているのは初めてかも。

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人生、ポジティブシンキング。2020年3月3日の段階では「三密(さんみつ)」というキーワードはまだ生まれていなかったと思うけど、新型コロナウイルス感染症はインフルエンザ対策と同様に人が密集する場所を避けることが大切だとは感じていたので、むしろ、近くに人がいないということは良いこと。

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KALラウンジは、温かい食事はないけれど、航空会社のビジネスクラス用のラウンジなので、簡単な食事は取れてしまう。

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昼食の時間帯だけど、おにぎりもパンもたくさん置かれている。

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成田空港のKALラウンジは、ミニサイズのカップ麺が充実している。韓国の航空会社だからといって、辛ラーメンは置かれていない。

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冷蔵庫にはトマトジュース、アップルジュース、明治おいしい牛乳、機内食用のミネラルウォーター、そして一番下にキューブタイプのチーズが置かれている。

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ビジネスクラスラウンジなので、ワインだけではなく、日本酒は秋田県の「おもてなし」、ブランデーやスコッチウイスキーもある。

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ビールも韓国のブランドではなく、バドワイザーとキリン一番搾り。

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出発前にビールを飲むことにする。

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新型コロナウイルス感染症対策を取りつつも、いつものように安全に旅を楽しめますように。

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ビールに隠れてしまっているんだけど、いつもの通り、私は成田空港のKALラウンジでしか食べない気がするエースコックのわかめラーメンが美味しい。

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搭乗時間が近づいてきたので、24番ゲートに向かい、歩き始める。

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時刻は13:09。2020年3月3日の時点では、欠航となっているのは中国と香港方面で、アリタリア航空のミラノ行きAZ787便も通常運航。ミラノ行きAZ787便は定刻13:20が現時刻の13:09には出発済みとなっているので、乗客数が少なくて搭乗がスムーズに行き、早発となったんだろうなぁ。AZ785便ローマ行きは定刻通り14:00の出発。大韓航空KE704便ソウル行きも定刻通り14:00の出発なので、KALラウンジが空いていたのはやはりKE704便の乗客がかなり少ないんだろうなぁ。

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アリタリア航空の機材はボーイングB777-200ER。特徴あるスカイチーム塗装なので、レジはEI-DDH。

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24番ゲートに到着。成田空港の地上職員は全員マスクを着用している。

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アリタリア航空AZ785便はANAとの共同運航便。最近は、アライアンスを超えた提携がANAもJALも多くなっている気がする。2020年夏ダイヤ以降のANAはミラノ線の羽田空港の発着枠を持っているので、自社便とアリタリアとのコードシェア便とでミラノ線を1日2便にすることによって、利便性を向上させてオリンピックイヤーである2020年は多くの乗客を運ぶ予定だったのだろう。当時のANAはJALを目の敵にして、自民党安部政権と蜜月の関係で「政治力」を使って発着枠を多く配分されて、自社便を増やす拡大路線を取っていた。

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いよいよボーディング開始となる。出発前にはさんざん悩んだんだけど、飛行機に乗ってしまえば、もう後戻りはできない。私はすでに切り替えができていて、旅行の是非ではなく、安全に旅行して安全に帰国することが目標になっている。そう、いつも以上に感染防止対策をするけれど、いつも通りに無事に安全に帰ってくればいい。まぁ、私の場合は日数が短い弾丸旅行なのでまず逃げ切れると考えているけど、出発しても後戻りができないわけではなく、危険を感じたら途中で切り上げて帰ってくるという選択をすることをいとわない。もしも、旅行中にシチリア州に「海外安全ホームページ」によるレベル2渡航延期勧告が発令された場合と、自主的な避難の指針としてシチリア州の陽性者数が同じような人口規模の北海道の陽性者を上回ることがあれば、その時点で帰国を繰り上げて逃げ帰ってくるつもりでいる。

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搭乗ゲートを通過し、アリタリア航空のボーイングB777-200ERが見えてくる。

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2020年3月3日、成田空港24番ゲートから、アリタリア航空ローマ行きAZ785便の飛行機にいよいよ乗る。私の人生の中で、アリタリア航空に乗るのは今回の旅行が最後になる。というのも2021年10月14日をもってアリタリア航空は消滅しまっており、もう乗れない。いつも通りの「まだ知らないどこかへ」行くときめきとともに今回は特に不安も強いんだけど、飛行機に乗ってしまったら後戻りはできない。そもそも、私はいつも短い5日間や6日間の休暇という「フォーマット」の中で旅行を組み立てている。私は、決められたフォーマット、決められたルールの範囲内で、ルールを最大限に活用して旅行をして楽しむことに慣れている。今回は感染症予防という、いつもとは違うルールが加わるけど、私はいつも裏技的にルールを最大限に活用したり、応用する。私は常に決められたフォーマット、ルールの中で最大限に楽しむ。今回も、いつも通りルールを守り、安全に旅行して、必ず安全に日本に帰ってくるという決心はできているし、安全に帰ってくる自信がある。

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2021年10月19日 (火)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 1日目(1)2020年3月3日、上野駅から貸し切り状態のスカイライナーで成田国際空港へ。

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2020年3月3日、火曜日。朝10時に宿直の仕事を終えて、上野駅へ向かう。今回のフライトは成田空港14:00発のアリタリア航空AZ785便ローマ行き。シャワーを浴びたいところだけど銭湯価格で入浴できる神田淡路町にある極楽湯は11:00のオープンなので、お風呂に入ってから空港に向かうのは時間的にギリギリになってしまうので、まずは成田空港に向かうことにする。

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寄り道もせずに京成上野駅へ。いつも通り、スーツケースはすでに成田空港に送ってあるのでリュックサックひとつの身軽な旅。

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現在の時刻は10:32くらい。10:34発の京成本線経由の特急でも成田空港までの所要時間は1時間15分くらいなので12時前には成田空港に到着できるので、安くあげるには特急でもいいかなぁ。でも、出発前に成田空港でシャワーを浴びたいことと、京成本線経由の「特急」は10時過ぎの下り電車なのでそんなに混雑はしていないとは思うけど一般車両なので乗客の乗降があり、不特定多数の人と接することになる。日暮里からノンストップのスカイライナーのほうが空いていれば人との接触が少ないのではないかと思って、久しぶりにスカイライナーで成田空港に向かうことにする。

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10:40発のスカイライナー31号のライナー券を買って、プラットフォームに向かう。ライナー券を買うという行為が、成田空港に向かい「春のシチリア紀行」を予定通り出発するという決心だったりもする。イタリアの陽性者数のデータを毎日のようにチェックし、シチリア州はまだ散発的にしか陽性者は発生しておらず、累計の陽性者数が少ない状況であることと、外務省「海外安全ホームページ」では、シチリア州には渡航延期勧告はおろか、注意情報も出ていないことから出発できると判断する。しかし、一度は決めたことを強行するのではなく、ブレーキをかけることも必要。シチリア島に滞在中に渡航延期勧告が発令された場合と、自主的な避難の指針として人口規模が同等の北海道よりも陽性者数が上回った時点で、いわば国境をまたがない国内旅行である北海道よりも感染症の状況が深刻になったら、途中でも旅行を中止して旅程を繰り上げて帰国することとする。

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最近、国際線に乗るときは羽田空港の利用が増えてきたし、そもそも私はケチなので時間に余裕があれば成田空港に行くときも特急料金のかからないスカイアクセス特急を利用することが多いので、スカイライナーに乗るのは久しぶりかも。

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上野駅出発の時点ではスカイライナーは、ほぼ私だけで1両貸し切り状態で、日暮里駅でも数名しか乗客は増えない。毎日の通勤・通学のために乗っている朝夕の満員電車よりもよほど安全だろうと私は思うけど、「不要不急の外出・移動の自粛」という「概念」で考える人たちからみたら、どんなに満員電車でも通勤通学は「正義」の外出だからOKでも、スカイライナーで空港に向かうなんて「不要不急の外出・移動、ましてや海外旅行に行くなんてけしからん!」というNG行為だろうなぁ。ちなみに、新型コロナウイルス感染症に対する「不要不急」という言葉は2020年3月下旬の東京都の外出自粛要請あたりからアナウンスされたと思われるので、2020年3月3日のオンタイムの状況では、まだ「不要不急」という言葉自体はメジャーではなかったかもしれない。

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かつては海外旅行に行くときには必ず成田空港で、なおかつ京成本線経由しかなかったので、スカイライナーに乗ったとしても時間がかかったので、どんどん東京都心から離れていって成田空港に向かう時の風景は旅の出発を感じて、わくわくした気持ちが最高潮になっていた。まだ知らないどこかへ向かう時は、いつも不安感と期待感が入り交じる不思議な感覚になる。ましてや、今回は新型コロナウイルス感染症の不安感もあるので、いつも以上に旅が始まることに複雑な感覚を感じる。

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遠くに筑波山が見える。そういえば、私は筑波山に行ったことがないなぁ。私は休暇があると国内でも飛行機に乗ってしまうことが多く、実は関東近郊には「まだ知らない」スポットがたくさんある。新型コロナウイルス感染症の不安を感じつつも、スカイライナーのライナー券を買って予定通り出発するという決断をしてからは、気持ちが風景を感じられるようになってきた。

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そういえば、私は成田山新勝寺も行ったことがない。そもそも京成電鉄は成田空港への旅行客輸送のために引かれた路線ではなく、成田山新勝寺への参拝客の輸送が目的だったんだろうから、成田山新勝寺にもいつかは行かないとなぁ。旅が始まると、風景を見る感性は少しずつ旅行モードになりつつある。

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スカイライナー31号は定刻通り11:24に終点の成田空港駅に到着。

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成田空港駅を出て、このあたりは帰国して都心に向かう人と交わる場所なんだけど、あまり人がいない。

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成田空港駅から出発フロアに向かうにはエレベータが便利。

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スカイチームのアリタリア航空のチェックインカウンターがある北ウイングへ。今は北「ウイング」とは呼ばないのかなぁ?

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アリタリア航空のチェックインカウンターは一番手前のAカウンターなんだけど、まずはスーツケースを受け取りに奥にあるJALABCのカウンターに向かう。

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中国方面のフライトは新型コロナウイルス感染症の影響で欠航が多く、ヨーロッパに向かう便にはキャンセルはない。成田空港発のヨーロッパ便についてはほとんどが午前便なので、これから出発する午後便はアエロフロートとアリタリアくらいしかないためか、空港内は空いている。北米便も羽田空港にだいぶ移管してしまっており、成田空港発着便は便数が少ないんだろうなぁ。

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JALABCのカウンターは、一番奥だった。せっかくアリタリア航空がAカウンターで近かったのにだいぶ歩く。事前に送っておいたスーツケースを受け取る。

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Aカウンターに戻り、並ぶことはなく待たずにチェックイン。アリタリア航空のカウンターの地上職員に質問すると、ローマ行きのアリタリア航空AZ785便はかなり空いている状況で、団体パッケージツアーのキャンセルが当日になっても入るような状況で、チェックインが開始されている今でもキャンセルが入っていて、出発時間までに予定されている乗客数よりもさらに減るかもしれないとのこと。

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チェックインカウンターは空いているので手続きはすべて順調に終わり、当初の予定通り、時間に余裕が十分にあるので成田空港で初めてシャワーを浴びることにする。

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出国手続き後にもシャワーを浴びることができる場所があるみたいだけど、今日は出国前のシャワーブースを使ってみることにする。

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私以外にはお客さんはおらず、すぐに案内される。料金は1050円。

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個室内はけっこう広め。

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航空会社のシャワーブースみたいな感じで、個室にはトイレとシャワーがある。

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洗面台にはペットボトルのお水が置かれている。

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シャワースペースにはリンスインシャンプーとボディシャンプーが置かれている。1050円と有料だけあって、それなりに快適。仕事上がりなどに成田空港から出発するときにはまた使ってもいいかも。

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さらに時間に余裕があるのでカードラウンジであるIASSエグゼクティブラウンジに行ってみることにする。

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IASSエグゼクティブラウンジは以前の場所から移転したのでエスカレータをあがってすぐ右手にある。

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このカードラウンジは目立つところに移転してから混雑していることが多いんだけど、今日は空いている。

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カードラウンジなので、食べるものは柿の種があるくらいで、ソフトドリンクはフリー。

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1杯だけ缶ビールや缶のハイボールなどのドリンクを頼むことができる。

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ふと、しみじみと搭乗券を見つめる。2020年3月3日、私はこれから日本を出国して、アリタリア航空AZ785便ローマ行きに搭乗する。新型コロナウイルス感染症といういつもとは違う不安感を抱えながらも、いつも通りに「まだ知らないどこかへ」行く期待感も持ちながら・・・。

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