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Voyages

トルコ

2016年6月29日 (水)

2016年6月28日、成田発ターキッシュエアラインズTK53便、イスタンブール空港テロ発生によりアンタルヤへダイバート?

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2015年11月のイスタンブール・アタテュルク国際空港。イスタンブール・アタテュルク国際空港は、空港に入る前にX線による手荷物検査を含めたセキュリティチェックがあるはずなので、空港内に入るのは比較的セキュリティとしては厳重な空港。しかし、テロリストに入り込まれたら、大きな空間なので逃げようがない。

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2016年6月28日夜に発生したテロ事件によりイスタンブール・アタテュルク国際空港が閉鎖中。成田発イスタンブール行きターキッシュエアラインズTK53便はどこに向かうのだろう?

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イスタンブール・ザビハ国際空港も閉鎖中のようで、どうやら、TK53便はアンタルヤに向かっている様子。

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アンタルヤに着陸したかと思ったら、イスタンブール・アタテュルク国際空港が運用を再開した様子にて、無事に?イスタンブール・アタテュルク国際空港に着陸した様子。

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2016年4月 7日 (木)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4・5日目 ターキッシュエアラインズの機内食2015。

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イスタンブール・アタテュルク国際空港に向かうためにトラムの停留所を探す。2015年11月の夜のイスタンブール、スルタン・アフメット地区は、人通りも多く平和な雰囲気で、夜に町を歩いていても、危険な感じはない。

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イスタンブール発東京成田空港行きターキッシュエアラインズTK52便の出発は深夜01:10なので、まだ十分に時間があるので最後にトラム乗り場の前にあるカフェでデザートとチャイでも飲んでいくことにしよう。

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階段を降りるとショーケースの中に美味しそうなデザートが並んでいる。偶然見つけたお店だけど、いろいろなデザートがあって楽しそう。

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案内されて席に着くと、なかなか落ち着いた雰囲気のカフェでいいじゃない。

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私の悪い癖は、どうしても「まだ知らない」食べ物を見ると、なんだろう?と思って食べてみたくなってしまう。まだ知らない「カザンディビ」を注文。カザンディビは、濃厚な練乳のような味の甘いデザートでチャイに合う。トルコの食文化って奥が深くて、やっぱりトルコをメインに旅行しないとまだ知らないことが沢山ある。「トルコ大爆勝」の時にはドライブインに立ち寄るたびに飲んでいたチャイが美味しい。

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最後にデザートを食べて、トルコ文化の奥深さを実感して、カフェを出る。ジェトンを自動改札機に1枚投入し、トラム乗り場に入る。イスタンブール、トランジットの短い間の滞在だったけどおもしろかったなぁ。

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空港からイスタンブール市街に向かう行きのトラムは満席だったけど、日曜日の夜のトラムは空いている。

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行きと同様にゼイティンブルヌ駅でトラムからメトロに乗り換える。帰りは階段を上っての乗り換え。

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空港行き列車が来るまで、あと4分。メトロとトラムの乗り換えがあるのが面倒だけど、公共交通機関で簡単に旧市街中心部に出られるイスタンブールは旅行者にとって便利な町のほうかなぁ?

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メトロに乗るとあっという間にイスタンブール空港駅に到着。

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すでにアテネで搭乗券は発券済だし、新たに預け入れる手荷物もないので、チェックインカウンターは素通りして、出国審査へと進む。

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まだ深夜1:10発ターキッシュエアラインズTK52便、東京・成田空港行きは表示されていない。

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空港内の免税店には興味がないので、すでに下見済みのプライオリティパスで利用できるラウンジに向かう。

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プライムクラスラウンジ“Primeclass Lounge”に入り、さっそくシャワーを浴びる。ラウンジにシャワーがあれば、1日動き回って、深夜便の飛行機に乗る前にシャワーを浴びて汗を流すことができる。夏だったら汗をかくので、シャワーを浴びられることは、さらにありがたみを感じるだろうなぁ。

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ラウンジは早朝よりも人が多いけど、シャワーは待たずに使えるし、座る場所に困ることはない。

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このラウンジ、バーカウンターがあり、無料でエフェスの生ビールが飲める。シャワーを浴びて、生ビールを飲めるなんて最高じゃない。エミレーツ空港を利用して、ドバイでの乗り継ぎの際にプライオリティパスで立ち寄れるマルハバラウンジは、無料でシャワーは浴びられないし、混雑していて座る場所もないこともあるので、ターキッシュエアラインズを利用してのイスタンブール経由のほうが楽しいかもしれないなぁ。それに、乗り継ぎ時間が長くても、簡単に市街に出られることがわかったし。

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トルコのチーズをつまみながら、エフェスビールを飲む。

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食べるつもりはないけれど、軽食コーナーを見てみることにする。

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おつまみやデザートが置かれている。

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パイのようなものもある。

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プライムクラスラウンジ“Primeclass Lounge”はなかなか居心地が良い。イスタンブールで最後に飲むのは、やっぱりチャイでしょう。

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ようやくゲートナンバーが表示される。ターキッシュエアラインズTK52便はANAとの共同運行便。出発ゲートは302番ゲート。そろそろ出発ゲートに向かうことにする。

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イスタンブール・アタテュルク国際空港はそんなに広くないので、すべてのゲートに5分以内にたどり着ける。広すぎるドバイ国際空港よりもコンパクトでいいかも。ターキッシュエアラインズ、今回が初めての利用だったけど、乗り継ぎも便利だし、また利用してもいいかもしれないなぁ。

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302番ゲートを目指すと、どうやらバスゲート。ドバイ国際空港やパリ・シャルルドゴール空港などの巨大空港でひたすら歩くよりも、バスのほうが楽なような気がしている。バスゲートが並ぶホールは多くの人で混雑しており、座る場所も不足している。

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バスに乗って、飛行機に向かう。やっぱり、大きすぎる空港を歩き回るよりも、ボーディングブリッジではなくともターミナルビルがコンパクトで歩く距離が少ないほうが便利に感じる。

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エアバスA330-220型機にタラップを登って乗り込む。地上からタラップを登って飛行機に乗り込むのって、けっこう好きかも。だから、沖止めの飛行機にバスで行くのが好きなのかなぁ?

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機材は行きと同じエアバスA330型機。2-4-2の一列8席のコンフィグ。機材は新しい感じで、個人モニタも大きく、USB充電も可能。

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まずはロクムが配られる。トルコらしいお菓子のロクムが配られるのって、ちょっとうれしい。

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離陸後、機内食の時間。ターキッシュエアラインズTK52便はイスタンブール深夜1:10発の便だけど、機内食は軽食ではなく、しっかりしたものが出てくる。

チキンカレーとパイナップル
チーズセレクション
トラディショナルスタイル牛挽肉のパイ
野いちごのジェリー、バニラクリームフレーシュ

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トルコ軍がロシア軍のSu-24戦闘爆撃機を撃墜したのは2015年11月24日なので、このときはトルコとロシアの関係も致命的に悪くはなかったと思うけど、航路は行きの航路と異なりロシア上空を飛ばずに、中央アジアを飛び、中国を通過する。

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ターキッシュエアラインズは、到着前にもしっかりしたホットミールが出る。

鶏胸肉のグリルサラダ、キュウリのヨーグルト添え。
サーモンフィレのグリル、黒レンズ豆とマッシュポテト
チョコレートムース

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機内食を食べ終えると韓国上空。旅が終わろうとしている。たった5日間の休暇で行く弾丸旅行だったけど、アテネも楽しかったし、サントリーニ島も最高に楽しかったし、最後におまけで立ち寄ったイスタンブールも楽しかった。アテネ滞在最終日の2015年11月15日は、イスタンブール観光をするためにアテネを早く発ってしまったけど、結果的には成功だったかもしれないなぁ。だって、アテネに残っても、メトロが動いていないから観光できない。

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ストライキで困ったこともあったけど、私は運が良いのかもしれないなぁ。運が良いことに、アテネを楽しみ、サントリーニ島を楽しみ、そしてイスタンブールを楽しんでいる。今回の旅行の最後に、チャイを飲む。エフェスビースやチャイが楽しめるターキッシュエアラインズ、また利用してもいいかも。

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今回の旅行の日程でフランスに行っていた可能性も実はあった。日程的にちょうどボーヌのワイン祭にあたるため、ブルゴーニュを再訪しようと思っていた。もしも、フランス旅行に出かけていたら、2015年11月13日はパリにいた可能性が高かった。私がイスタンブールを訪れたあとで、イスタンブールでもテロ事件が発生している。メトロが動かない、アクロポリスに入れないなどの小さなトラブルはあったけど、無事に日本に戻ってくることができた。

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スカイアクセス特急に乗って、家路につく。今回の旅行はたった5日間の休暇の弾丸旅行とは思えないほど充実していた。サントリーニ島の風景は絵はがきそのものの美しさだった。そして、イアの夕日はすばらしかったなぁ。次にイアの夕日を見る機会があったら、その時は感動を共感できる「連れ」と一緒に感動したいなぁ。「連れ」に出会えるかどうかもわからないので、そんな日がいつか来るのかどうかはわからないけれど・・・。(初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 おしまい)

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2016年4月 3日 (日)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4日目(6)イスタンブールの食堂(ロカンタ)で夕ごはん。

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ガラタ塔からイスティクラル通りに向かって坂道を登る。新市街の繁華街であるイスティクラル通りへ向かう坂道は、日曜日の夜ということもあってか多くの人で賑わっている。家族、恋人、そして友人同士が語り合いながら歩いている平和な風景。

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坂道を登り切ると、イスタンブール・マラソンのゴールがある。市民マラソンなので、いくつかのコースがあって、複数のゴール地点があったんだろうなぁ。

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2015年11月15日、日曜日のイスティクラル通りで感じることは、人々で賑わう平和な繁華街。ところが、2016年3月19日、土曜日の午前10時55分、イスティクラル通りでの自爆テロにより5人が死亡するという事件が発生している。普通に生活する市民を標的にした自爆テロはどのような大義があるのだろうか。そもそも、トルコはイスラム教国。イスラム教の名を大義とするのであれば、同じイスラム教国であるトルコの一般市民を殺害することにどのような大義はあるのだろうか。そもそも、イスラム教の教えは平和に暮らす市民を殺害する大義がどこに書かれているのだろうか。

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お菓子屋さんにはお菓子が高く積まれている。イスティクラル通りはヨーロッパの町並みだし、お店も近代的なお店だけど、売られているものはトルコ菓子。西洋化されつつも、売られているものは伝統的なお菓子であることがトルコはおもしろい。

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キリスト教会が建てられている。古い建物なのか、新しい建物かはわからないけれど、イスラム教徒ではない異教徒の教会が町の中にある。

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新市街のイスティクラル通りの町並みは間違いなくヨーロッパの風景。服装もジーンズ姿だったり、女性も着飾っていたり、この写真を見ただけではここがイスラム教国のトルコ共和国であるとはわからない。クリスマス時期のヨーロッパの町と同様に、空を見上げると電飾が夜空に輝いている。

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そんな、おしゃれなイスティクラル通りに、レストランを見つける。ヨーロッパの町並みのイスティクラル通りにも、ふとロカンタ(食堂)がある。

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ショーウインドウからお店の中をのぞいてみると、作り置きの料理が並べられている。

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料理をじーっと見入ってしまう。料理の種類も豊富だし、おいしそう。今日の夕食は、ここで食べることにする。

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うーん、ここに並んでいるおかずを一通り食べるには、1週間くらいここに通わなければダメかも。どれも美味しそうなので、どれも味見してみたい。

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JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」では、夕食がホテルのレストランでビュッフェ形式の時が何回かあったので、その時に実はここに並んでいるような料理が置いてあったのかもしれないなぁ。その時はありがたみも感じずに食べていたけど。

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セルフサービス方式になっていて、カウンターでおかずを指差して2種類選ぶと、トレーを持って空いている席に着く。指を差すだけなので、トルコ語がわからなくてもなんの不自由もないので、ロカンタは旅行者には便利かも。ガイドブックに載っているような専門店に行くのもいいけれど、今回のこのレストランはイスティクラル通りを歩いていて偶然見つけたお店。庶民的なロカンタで食事をするのもなかなかいいじゃない。

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おかずは、ピラウ(ピラフ)と豆の煮込み、野菜と鶏肉の煮込みをチョイス。

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私は世界各国、煮込み料理って大好き。焼いたり、揚げたりは世界各国、素材が良ければ味に差は出にくいんだけど、煮込み料理は味付けや煮込み方によって特徴が出やすい。カレー粉が入ればカレーのような材料だけど、この鶏肉の煮込みがなかなか美味しい。世界三大料理の1つにトルコ料理が入っていることがわかるような気がする。

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ロカンタでの食事、美味しかったなぁ。ロカンタ巡りを目的として、トルコを旅行のディスティネーションにしてしまうのもおもしろいかもしれない。スルタン・アフメット地区とは異なり、イスティクラル通りは観光客だけではなく地元の人が多い町だから、このあたりのジュース屋さんのほうが適切な価格で美味しいかもしれないなぁ。

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今回のトランジットの間のイスタンブール散策は、本当にイスタンブールの狭い範囲しか歩いていないけど、そろそろ終わりにして空港に向かうことにする。空港からも地下鉄とトラムを乗り継げば1時間程度で簡単に市街に出られるので、トランジットの時間に市内観光をする作戦は大成功!

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お店が並ぶ坂道を下り、ガラタ橋へ。イスタンブールは団体パッケージツアーに参加しなくても、ヨーロッパを旅するように、自分の足で自由に、そして簡単に観光ができる。

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ガラタ橋まで戻ると月が出ている。ここからトラムに乗って空港に向かうこともできるけど、時間はたっぷりあるのでガラタ橋を再び渡ることにする。目的は、はたしてガラタ橋で魚は本当に釣れるのか?ということを確認するため!?

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へぇ、ガラタ橋の上ではエサや仕掛けが売られており、釣り堀状態。エサの小魚はけっこうな大きさなので、釣れる魚は大物なのかなぁ?

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そして、ついにガラタ橋で魚を釣り上げる瞬間に遭遇!けっこう大きな魚で、こんなに大きな魚が釣れるんだったら、竿を並べて楽しんでいる釣り人がたくさんいるのもわかる気がする。これでガラタ橋の魚釣り問題は無事に解決。

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ガラタ橋の上から見たイェニ・ジャミーの夜景。イスタンブールはヨーロッパの風景と、アラブの風景が混じり合うエキゾチックな町。

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丘の上にも大きなモスクが建っている。サバサンドを売るレストランの周辺は夜になっても賑わっている。

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平和な日曜日の夜、広場には多くの人が集まっている。2015年11月15日のイスタンブールはのどかな雰囲気。

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大きな道路をくぐる地下道にも多くの人が行き交っている。両側には売店が並んでいる。

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けっきょくギリシャでは買わなかったバクラワを、シルケジ駅前のお菓子屋さんで買って帰ることにする。アテネのお菓子屋さんよりも、やっぱりイスタンブールのお菓子屋さんのほうが洗練されている気がする。

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ガイドブックを見たわけではないので、このお店が有名かどうかはわからないけど、1864年の創業だとしたら歴史があるお店なのかもしれない。私はお菓子については、可能であれば、おみやげ屋さんで買わずに専門店で買うようにしている。だって、そのほうが美味しいんだもの。まぁ、お値段は専門店でちゃんとしたものなので、安くはなく、それなりのお値段だったけど・・・。

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そして、これは日本に持ち帰ってから撮影したもの。様々な種類のバクラワ、甘いんだけど美味しい。やっぱり、私はバクラワが好き。

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シルケジ駅から坂を上り、アヤソフィアへ。夜のスルタン・アフメット地区は人通りもまばらだけど、治安が悪い感じはしない。2015年11月のスルタン・アフメット地区はのどかな雰囲気だけど、ここでも2016年1月12日に爆弾テロが発生し、外国人10名が亡くなっている。

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ベンチに座り、ライトアップされるスルタン・アフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)を眺める。イスタンブール、平和で楽しかったなぁ。飛行機のトランジットの時間を長くして成功だった。イスタンブールを2015年11月に訪れた時の感想は、フランスで2015年11月13日にテロ事件が起きようとも、イスタンブールは平和だったということ。どうしてもトルコはシリアに隣接しているために安定していないのではないかと思っていたけど、イスタンブールでは平和に市民マラソンが開かれており、イスティクラル通りは人々で賑わっていた。

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ライトアップされている噴水が美しい。旅行直後に考えていたこの旅行記の結末は、私たちがテレビから得ている情報は、真実として鵜呑みにすることは危険なのではないか。ごく一部の情報をあたかも全体で起きていることのように誇張されているのではないか。情報を鵜呑みにすることで偏見が生まれるのではないかとまとめようと思っていた。

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2016年3月30日 (水)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4日目(5)イスタンブール、エジプシャンバザールへ。

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ジュース屋さんでザクロジュースを飲んで、シルケジ駅方面へ向かう。

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シルケジ駅の手前にはバクラワなどのトルコ菓子の専門店がある。アテネでもバクラワの専門店はあったけど、イスタンブールのお菓子屋さんのほうが規模が大きいかもしれないなぁ。

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ロクムだって、山盛りで売られている。トルコのほうがギリシャよりもお菓子屋さんとして、専門店としてきちんとなり立っている気がする。

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オリエント急行の終着駅だったシルケジ駅。アンカラ通り沿いの駅舎は素朴な駅舎で、オリエント急行の終着駅である雰囲気はない感じ。実は、「トルコ大爆勝」でもバスの中からこの駅舎を説明されていただけだったので、ここがシルケジ駅の駅舎と思い込んでいた。だけど、アンカラ通り沿いではない場所にきちんと歴史を感じるようなシルケジ駅の旧駅舎はあったみたいだけど、私は事前に綿密に調査をしていかないので残念ながら見逃している・・・。また、地下にはマルマライと呼ばれるボスポラス海峡を横断する地下鉄道の駅が設けられている。今回は時間があまりないけれど、時間があればマルマライに乗ってヨーロッパとアジアを横断するのもおもしろかったかもしれないなぁ。

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シルケジ駅前からは、もうボスポラス海峡が見える。

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JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」では、自分の足でガラタ橋を渡っていないので、ガラタ橋を自分の足で渡ってみたくて、ガラタ橋の方向に向かって歩くとイェニ・ジャミーが見えてくる。イェニ・ジャミーに近づいてくると、徐々に人々で賑わってくる。

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イェニ・ジャニーの手前にある人々で賑わう路地に入ってみることにする。路地に面するファーストフード店のドネルケバブが美味しそう。観光地で食べるよりも現地の人で賑わうチェーン店のほうが美味しいのかもしれないなぁ。

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「トルコ大爆勝」の時には、すぐ近くのレストランで昼食をとったにも関わらず、訪れていないエジプシャンバザールへ。たしかガラタ橋を見下ろせる位置のレストランだったのに、すぐそばにあるエジプシャンバザールを訪れないのが、団体パッケージツアーの不思議。訪れてしまうと、立ち寄ったおみやげ店が割高だということがわかってしまうからかなぁ?雰囲気としては、私はグランバザールよりもエジプシャンバザールが好きかもしれない。グランバザールよりも雑多な感じで、いかにもイスラム教文化の市場の雰囲気がいい。

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積まれているのは石けん。色とりどりの石けんは見ているだけでも楽しい。

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スパイス屋さん。このお店ではないけれど、「じろう」という日本語を話すトルコ人のお店でいろいろとスパイスのことを日本語で教えてくれる。「じろう」さんは、本物のイラン産のサフランのすばらしさを教えてくれたり、おみやげ用の安いスパイスはよくないなど、品質のいいものを紹介してくれる。しかし、品質の良いものはお値段もそれなりに高くて、なにも買わなくて「じろう」さんには申し訳なかったんだけど・・・。

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このお菓子はどんな味がするんだろう?見たことがない食べ物の味を想像するのが楽しい。

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山盛りのロクム。ロクムにも色々な種類があるんだなぁ。

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バクラワも沢山の種類が並べられている。ものすごく甘いんだけど、実はバクラワってけっこう好き。

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デーツの中に詰め物がしてあるお菓子。お菓子だけを見てもトルコは食文化として洗礼されている気がする。トルコ文化をきちんと感じるには、トランジットで立ち寄るのではなく、ディスティネーションとしてトルコ旅行をするべきだろうなぁ。

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エジプシャンバザール、私にとってはものすごく楽しい。トルコ大爆勝で訪れていないので、ここへ来てよかった。間違いなく、私はグランバザールよりも食料品が多く並ぶエジプシャンバザールのほうが好き。観光客目当てのお店も多いけど、一般市民向けの生活感を感じるお店も多くて、市場好きの私にとっては最高に楽しい場所。

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市場巡りが楽しいのは、その土地での生活を垣間見える気がするから。市場で売られている物を見て、その土地で生活している人がなにを食べて、どのように調理されるのか、生活を想像するのが好き。

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陶器のデザインもおもしろい。エジプシャンバザール、時間があったら半日くらいみていたいくらい楽しいけれど、今回はトランジットの短い間での散策なので、バザール巡りは再びイスタンブールを訪れたときに楽しむことにする。きっと、その時は一緒に共感できる人と一緒に。

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大きな道路を横断するための地下道を通り、ガラタ橋へ。地下道を通り抜けたあたりから、ガラタ橋の名物の鯖サンドをつくるお店が並ぶ。イスタンブールにいるのに、鯖を焼くにおいが漂い、なんだか日本の定食屋さんにいる気分。

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ガラタ橋は2段構造になっていて、1階部分はレストランになっているところがおもしろい。そして、橋の2階部分には釣り竿が並んでいる。釣りをするには1階部分のほうが海に近いけど、1階部分からの釣りは禁止されているのかなぁ?これだけ釣り人がいるということは釣れるということなのかなぁ?

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サバサンドのレストランがあるガラタ橋のたもとには、日曜日ということもあってなのか、ものすごく賑わっている。

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レストランをのぞいてみると、鯖が大量に焼かれている。においは鯖を焼いているにおいそのもの。

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半身まるごとなので、けっこう大きい。焼いた鯖をパンで挟んだ「サバサンド」も食べてみたかったけど、焼いているにおいが鯖なので、なんとなく味が想像の範囲を超えないような気がして、今回はやめておくことにする。

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歩いているうちに、イスタンブールの夕暮れ。今回の旅行では、アテネでもサントリーニ島でも、夕暮れの風景をぼーっと眺めることが多い。そして、ぼーっと夕暮れの風景を眺めているのがなかなか心地よい。普通に生活していると、夕暮れを眺められることってあまりないもの。

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空を見上げると、だんだんと夕闇が近づいている。

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夕暮れのモスクのシルエットがいい。

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こんなに釣り人がいるのだから、絶対に魚が釣れるに違いないと思って、誰かが魚を釣り上げないか観察してみるけどなかなか釣れない。

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残念ながら魚を釣り上げる瞬間に立ち会うことはできず、このままここにずっといても仕方がないので、新市街であるイスティクラル通りを目指して先に進むことにする。

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JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」では、テュネルと呼ばれるケーブルカーでイスティクラル通りまで登ったけど、今回は徒歩で坂を登ることにする。イスタンブールの街の風景は、カラキョイ地区の特徴なのかもしれないけど、ヨーロッパの町の風景。

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坂の途中に「トルコ大爆勝」では訪れていないガラタ塔と呼ばれる塔があり、ここからイスタンブールの町を眺めてみたいと思っていた。

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ガラタ塔は青色にライトアップされており、幻想的な光景。ガラタ塔に登ってみるつもりだったのだけど、日曜日ということもあって、美しいイスタンブールの夜景を見たいと思うのは私だけではなく誰もが思うことらしく、入場待ちの列ができている。入場待ちの列が長いので、残念ながら、次回、一人旅ではなくイスタンブールを訪れたときに登ることにして、ガラタ塔は見学せずにとっておくことにする。だって、並んでいるのはカップルばっかりで、きっと、一緒に共感できる人がいてこその絶景だと思うから・・・。

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2016年3月27日 (日)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4日目(4)イスタンブールでザクロジュース。

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アヤソフィアに隣接するもうひとつの見所であるスルタン・アフメット・ジャーミィは、見学時間が決まっており、いつでも見学できるわけではない。イスタンブール・マラソンで封鎖されている道路を渡ったときに、ちょうど14時を回ってしまって見学時間を過ぎてしまい、アヤソフィアを先に見学する。15時から見学時間が開始となり、ブルーモスクに向かう。

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敷地内に入ると、結婚写真を撮影しているカップル。ブルーモスクの敷地内で新婦はウェディングドレス姿。イスラム教で肌が露出したウェディングドレス?外国人なのかなぁ?トルコ人なのかなぁ?トルコ人だとしたら、トルコのイスラム教がかなり寛容で、世俗化していることがわかる。

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建物の外周が身を清める洗い場が並んでいる。ここで身を清めているのは当然ながらイスラム教徒だと思うけど、ジーンズ姿などのカジュアルな服装。

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スルタン・アフメット・ジャーミィは、大きすぎて写真には収まりきれない。

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モスクの中庭は多くの人で賑わっている。

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イスラム教徒の礼拝のための入口と観光客の入口は分かれており、観光客は裏手にある入口にいく。見学の列ができているけど、そんなに長くはない。

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ミナレットの彫刻がおもしろい。私はこのようなイスラム教文化の複雑な幾何学模様の彫刻が大好き。

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入場時間は細かく決められており、14時から15時の間は見学できず、夕方は16:30で閉まってしまう。私は行き当たりばったり訪れてしまったけど、効率よく観光したい人は見学時間を調べておいた方がいいかも。金曜日以外は午前中の朝一番に訪れたほうが確実に入れるかもしれない。

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入場の際にも肌を露出するような服装は禁止されており、スカーフなどは貸してくれる。

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いよいよスルタン・アフメット・ジャーミィの内部へ。ブルーモスクと言われる由縁の青色を基調としたイズニックタイルの色彩が何とも言えずに美しい。

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天井のドームを見上げると、青色、赤色の文様が組み合わさり、何とも言えない美しさ。許されることなら、絨毯の床に仰向けに寝っ転がって、ずっとしばらく眺めていたい気分。

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ステンドグラスの影響か、緑色、黄色に見える場所がある。外から入る光をうまく利用して、美しさをより感じるように工夫されている。ここを訪れるのは2回目だから感動がないかと言えばそうでもなく、やっぱり美しさに圧巻される。

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床は一面に絨毯が敷き詰められている。中央部はイスラム教徒の信者でないと入ることができない。ふと気がつくと女性信者の姿はない。イスラム教徒であっても男性しか中央部には入れない。女性信者用の場所は観光客が入れる場所よりも奥にある。女性信者よりも観光客が前というのも不思議な感じ。

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私はイスラム教文化のドアの幾何学模様が大好き。

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そして、もしかしたら通り過ぎてしないそうな、さりげなく美しい天井の装飾を見るのが好き。

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スルタン・アフメット・ジャーミィ、2度目の訪問だけど、やっぱり興味深い。再び広場に出ると、ファーストフードの売店が並んでいる。

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トルコのカフェにはどこでもオレンジやザクロが並べられている。その場で絞りたてのジュースって私は好き。

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こちらのお店でもオレンジとザクロ。だけど、ブルーモスク前の広場はきっと観光地価格なんだろうなぁ?

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観光地である広場の中で安いお店はないかと屋台を探していたら、焼きトウモロコシも観光地価格で2トルコリラのお店が多い中で、格安の1.5トルコリラのお店を発見。アテネでもイスタンブールでも疑問に思ったことなんだけど、日本ではトウモロコシはどちらかというと夏の食べ物。北海道でも、せいぜい秋の食べ物。ヨーロッパでもよく見かける焼き栗は秋に収穫するだろうから冬の風物詩としてわかるような気がするけど、トウモロコシってどうなんだろう?1年中売られているのかなぁ?それを確かめるには、夏にイスタンブールを訪れるしかないかなぁ。

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なんとなく味を確かめてみたくなって、1.5トルコリラの焼きトウモロコシを安いからと買ってみたら、心なしか見本よりも小さいような気がするのは気のせい?まぁ、味見程度でお腹いっぱいになるつもりはないから、これで十分なんだけど・・・。普通に美味しいんだけど、なぜ冬にトウモロコシという疑問は残念ながら解決しない。

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そして、冬にヨーロッパに行くとかなりの確率で食べている焼き栗も一緒に購入。

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栗を剥きながら食べるのがいい。

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スルタンアフメット地区から、残念ながら日曜日はグランバザールがお休みなので、坂を下ってシルケジ駅方面に向かう。

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トルコって、やっぱり独特の魅力がある。色とりどりのランプが美しい。

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トラムがイスタンブール・マラソンの影響で動いていないので、道路は歩行者天国状態。

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絨毯とキリムのお店がある。JTB旅物語「トルコ大爆勝」の時は、途中で絨毯の専門店に立ち寄っていろいろと説明を聞いた。団体パッケージツアーのおみやげ店巡りは、買うか買わないかは別として基礎的な知識を教えてくれるのは、今考えればありがたかったかも。

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この写真は2011年1月に「トルコ大爆勝」に参加したときに、グランバザールからレストランに向かう観光バスの中から撮ったもの。このジュース屋さんは、たしかシルケジ駅の手前の角にあったのを覚えていて、ここに立ち寄って見たいなぁとシャッターを切ったのを覚えている。バスの車窓で見たこのジュース屋さんを探してみることにする。だって、オレンジやザクロがたくさん積まれていて美味しそうだったんだもの。

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基本的に私は一度訪れた場所の土地勘を持っていることが多くて、「トルコ大爆勝」の時のバスの車窓から見た記憶の通り、バスの中から見たジュース屋さんを発見!

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このジュース屋さんをバスの車窓から見て、ずっと寄ってみたいなぁと思っていた。だけど、団体パッケージツアーなので、当然ながら行き当たりばったりで立ち寄るわけにもいかない。ザクロジュースが3トルコリラと安い!

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さっそくザクロジュースを注文すると、少年のような店員が機械を使ってザクロを搾っている。

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「トルコ大爆勝」の時も感じたことだけど、このジュース絞り器がすごい。

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コップいっぱいの絞りたてザクロジュース。

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お店の前にベンチがあって、ザクロジュースを飲んで一休み。私は団体パッケージツアーもいいけど、やっぱり行き当たりばったりの旅が好き。気になったら立ち止まる。気になったら食べてみる。寄り道ばかりで、観光名所よりも町の雰囲気を感じるのが好き。そんな私の旅行につき合ってくれるような人はこの世にいないのかなぁ?いないかもしれないね。だって、予定も細かくは立てないし、寄り道ばかりで、一緒にいるとイライラしちゃうかもしれない。だって、今回の記事もブルーモスクの話よりも寄り道の話ばかりだもん。イスタンブールまで来てトウモロコシの旬はいつだろう?なんて、私と一緒に考えたくないものねぇ・・・。

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2016年3月23日 (水)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4日目(3)2015年11月13日パリでのテロ事件2日後の平和なイスタンブール。

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2015年11月15日、日曜日のイスタンブールは、イスタンブール・マラソンが開催されている。人々が集まるイベントなのに、ここまでセキュリティチェックを受けることなくたどり着いている。イラクやシリアに隣接するトルコのほうが緊張した雰囲気なのかと思っていたけれど、イスタンブールは平和な日曜日。

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マラソンは市民マラソンで大勢のランナーがゴールを目指して走っている。ゴール地点のすぐそばに観光客でも普通にアクセスできてしまう。この日のイスタンブールは平和だったんだなぁ。

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2日前の2015年11月13日、金曜日にテロ事件が勃発したフランス・パリでは厳戒態勢がとられているが、イスタンブールにはのどかな平和があるなんて、なんだか不思議な感じ。経済危機にあるギリシャものんびりとした雰囲気だったし、シリアと隣接するトルコものんびりとした雰囲気で、テレビのニュースで見るのと実際に訪れて感じる印象はずいぶんと異なる。

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公園内では火気を用いた屋台でトウモロコシなどが売られており、日常的な平和を感じる。

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イスタンブール・マラソンで一番大きな問題は道路がマラソンコースになってしまっており、アヤソフィアやブルーモスク方面に渡れない。私だけではなく、渡りたくても渡れない人たちはたくさんいる。

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渡りたくても我慢している人は当然ながら私だけではなかったみたいで、しばらくすると強引に渡ろうとする人々によって混乱が生まれ、どさくさに紛れて反対側に渡ることができる。

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5年ぶりのアヤソフィア。私の旅のテーマとして、イスラム教文化とキリスト教文化の交差点というのがあるけれど、ここはその意味では究極の場所。

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反対側に見えるのは、逆光のために写真ではうまく風景を伝えられないけど、スルタン・アフメット・ジャーミィ。いわゆるブルーモスク。前回ここに来たときは真冬の1月で、雪がちらついていたけど、今日はまだ暖かい。

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そういえば、機内食を食べただけで、きちんとしたお昼ごはんを食べていない。だいぶ遅くなってしまったけど、公園内にあるお店でチキンのドネルサンドを食べることにする。

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チキンのケバブを削り取り、ドネルサンドが作られていく。

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ポテトも入りボリューム満点で美味しい。ギリシャといい、トルコといい、適当に入ったお店で安いものでも十分に美味しい国は幸せ。

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お腹も満足したところで、アヤソフィアに5年ぶりに入ってみることにする。アヤソフィアは紀元360年に完成し、その後に火災などを受けて紀元537年に再建され、ギリシア正教の大本山として信仰を集めた。当時のイスタンブールは、当時は東ローマ帝国(ビザンツ帝国、ビザンティン帝国)の首都としてコンスタンティノープルと呼ばれていた。

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ところが、オスマントルコによって、1453年にコンスタンティノープルは陥落し、ビザンツ帝国も滅亡する。イスラム教のオスマントルコによって、アヤソフィアはモスクに改修される。これ以上アヤソフィアのことを詳しく知りたい場合はガイドブックや、他の人のブログを参照してほしい。現在は博物館とされているアヤソフィアの横には清めの洗い場と思われる建物がある。

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ここはモスク?キリスト教会?アヤソフィアの内部に入ると、キリスト教会時代のモザイク画がある。オスマントルコは、異教徒であるモザイクイコンを破壊せずに漆喰で覆っていた。

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巨大なドームの内部に入ると、残念ながら一部は修復中で足場が組まれている。

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ドームの上部にはキリスト教の熾天使(セラフィム)が見える。

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イスラム教のモスク特有のアラビア文字の円盤と、キリスト像が同居している不思議な空間。モスクとキリスト教の大聖堂の要素が混在している。

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モスクの特徴であるメッカの位置を示すミフラーブがあるが、もともとはキリスト教の大聖堂であったため、当然ながらメッカの方向を意識して建てられていないので、建物の正面にはない。

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有名な「聖母マリアの手形」と呼ばれている柱。柱に空いている穴に親指を入れて、残りの4本の指を一回転させることができれば願いが叶うという。ここを訪れた人の多くが願いをかなえるために親指を入れるので、そこだけ光沢がある。

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「一人旅」の卒業を願ってチャレンジしてみると無事に一回転完了!今年こそ「一人旅」を卒業できるのか?

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アヤソフィアの魅力は1階だけではない。スロープを上り、2階に上がる。

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2階からの風景は残念ながら作業用の足場が組まれて、今ひとつの風景。

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「デイシス」と呼ばれるモザイクイコン。アヤソフィアの2階には、大聖堂だった時代のモザイクイコンが多く残されている。

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柱の装飾などはイスラム教文化のものだろうなぁ。JTB旅物語「トルコ大爆勝」の時は団体パッケージツアーであるので自由時間に制限があるので、余裕を持って見学できなかったけど、ゆっくり見学するとキリスト教文化とイスラム教文化の混在するアヤソフィアの美しさに魅了される。

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聖母子と12世紀の皇帝ヨハネス2世コムネノス夫妻のモザイクイコン。私たちはイスラム教というと、どうしても現代社会の影響でイスラム教徒の「ほんのごく一部の過激な思想を持つ人たち」のことを考えてしまうけど、このモザイクイコンを破壊せずに漆喰で覆っておこうと考えたイスラム教徒の人たちはすごい。

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キリストと皇帝コンスタンティノス9世・ゾエ夫妻のモザイクイコン。トルコという国はやっぱりおもしろい。「ほんのごく一部の過激な思想を持つ人たち」から見ればモスクの中に異教徒の偶像があること自体がおかしなことで、イスラム教とキリスト教が両立するアヤソフィアを博物館として存続させている寛容なイスラム教があることを知るべきだろう。

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キリスト教のモザイクイコンもすばらしいけど、私はイスラム教文化の幾何学模様が好きだったりする。

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イスラム教文化では人物像が描かれることがないので、装飾などにイスラム教文化のすばらしさを感じる。

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十字架が掘られているけど、破壊されずによく残されていたなぁ。「ほんのごく一部の過激な思想を持つ人たち」の影響を私は確実に受けていて、異教徒の物は破壊するという偏見が自分の中にあることに気がつく。

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5年ぶりのアヤソフィアは、キリスト教文化とイスラム教文化を感じられる、まさに東西文化の交差点であるイスタンブール独特のもの。

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イスラム教文化とキリスト教文化の交差点を旅のテーマとしている私は、隣り合う文化は、敵対するのではなく、相互に影響し合い、融和する場面もあるんじゃないかと考えている。「ほんのごく一部の過激な思想を持つ人たち」のおかげでイスラム教全般に悪いイメージが生まれてしまっているけど、実際は敵対するばかりではないに違いない。アヤソフィア博物館、訪れたのは今回が初めてではないけれど、じっくり見ることができて、なかなかおもしろい。東西文化の交差点であるイスタンブール、やっぱり魅力的な町。ギリシャの帰りに立ち寄ってよかった。

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2016年3月20日 (日)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4日目(2)まさかのイスタンブール、トランジット大作戦。

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ターキッシュエアラインズTK1846便はアテネを発ち、エーゲ海上空をイスタンブールに向けて飛行中。

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たった1時間35分の短いフライトだけど、サラダとサンドイッチ、チョコレートムースの機内食が出る。

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そして、行きの飛行機でも楽しんだ塩味のヨーグルトドリンク、アイラン。慣れてくるとこれがなかなか美味しい。

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そして、まもなくイスタンブール・アタテュルク国際空港に着陸。

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さすが、ターキッシュエアラインズのハブ空港のイスタンブール・アタテュルク国際空港。ターキッシュエアラインズの航空機が並んでいる。

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今回は沖止めではなく、ボーディングブリッジ。飛行機を降りたところで、乗り継ぎの場合は、出発ロビーにそのまま案内される。再度、手荷物検査を受けなくて済むので便利かも。

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だけど、私はトランジットの時間を利用してトルコに入国してしまう。今回の手配で工夫したところは、イスタンブールで12時間の乗り継ぎ時間があること。通常の手配だと、ターキッシュエアラインズ深夜便TK52便を利用する場合は、接続を考えるとアテネ22:05発TK1844便を使うのが、アテネ観光を夜まで楽しめるのでベストなフライト。

15NOV TK1844 ATHIST 22:05 23:40
16NOV TK52 ISTNRT 01:10 19:55
※TK=ターキッシュエアラインズ ATH=アテネNRT=成田空港 IST=イスタンブール

2015年11月のダイヤだと、ターキッシュエアラインズの東京成田空港行きは1日2便を運行しており、TK50昼便も運行されており、TK50便に接続するにはアテネ10:40発TK1846便を使うのがベストなフライト。

15NOV TK1846 ATHIST 10:40 12:15
15NOV TK50 ISTNRT 14:15 08:55 +1

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私はあえて、アテネを朝10:40に発ち、11/16深夜1:10発TK52便を手配し、意図的に12時間55分の乗り継ぎ時間を作り、イスタンブールを歩くための「トランジット大作戦」をもくろむ。実は、インターネットで検索をかけても、このフライトの組み合わせは出てこない。格安航空券ではなく、ターキッシュエアラインズのWEBサイトから正規割引航空運賃で手配しているからこそできる選択だったりする。本当はターキッシュエアラインズの場合はHISなどで格安航空券を手配したほうが安いんだけど、私のように直前の手配だとIT運賃での格安航空券は手配できない。

15NOV TK1846 ATHIST 10:40 12:15
16NOV TK52 ISTNRT 01:10 19:55

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12時間も時間があるので、当然ながら「トランジット大作戦」として、イスタンブール市街へと向かう。JTB旅物語「トルコ大爆勝」では団体パッケージツアーだったので、公共交通機関に乗ることもなかったけど、今日は自由に地下鉄に乗り、イスタンブール市街に向かう。

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券売機の使い方がよくわからないので、改札口の駅員さんに訪ねてみる。

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そうすると、とても親切な駅員さんでジェトンと呼ばれるプラスチック製のコインを4枚、わざわざ自動券売機で買ってきてくれる。4枚あれば、イスタンブールまで行って、帰りも戻って来られると帰りの分まで買ってくれた。トルコ人ってなかなか親切。

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無骨な感じの地下鉄車両に乗る。途中の駅でトラムに乗り換えることも、駅員さんが親切に教えてくれる。

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空港が始発駅なので車内はガラガラ。地下鉄は旧市街まで乗り入れていないために、ブルーモスクなどがあるスルタンアフメトに向かうためにはゼイティンブルヌ駅でトラムに乗り換える。

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ゼイティンブルヌ駅でトラムに乗り換える時に、ジェトンと呼ばれるコインを自動改札機に投入する。ほとんどの人がこの駅でトラムに乗り換えるので、人の流れについて行けば大丈夫だし、駅員さんも親切。このときは、ジェトンがうまく自動改札機に反応せず、駅員さんに助けてもらう。トルコ人って、とても親切。

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進行方向と同じトラムに乗る。

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トラムは混雑しており座れない。だんだんとイスタンブール旧市街が近づいている。気になるのは、車内放送がなにかを伝えていること。聞き取れた単語は「イスタンブール・マラソン」という言葉。2015年11月13日金曜日には、パリでテロ事件が発生しているというのに、パリよりもイラクやシリアに近いイスタンブールでは市民マラソンが中止にならずに開催されているのかなぁ?パリよりもイスタンブールのほうが平和なのかもしれない。

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「イスタンブール・マラソン」の車内放送の意味がわかったのは、イスタンブール・マラソンのためにトラムは途中駅までしか運行されないということだったらしい。今回の旅行、アテネでもバスがデモのために途中で降ろされてしまい、どうもスケジュール通りにはいかない。

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トラムはこの駅で折り返し。今はどのあたりにいるのか見当もつかない。仕方がないので、トラムの線路をたどって歩いて行くしかない。

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旅は計算通り、予定通りには行かないもの。でも、こういうことがなかったら、イスタンブールの街を歩くこともなかったかもしれないなぁ。予定外の街歩きを楽しむことにする。

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トルコで売られているスィミットと呼ばれるドーナツ型のパン。アテネの町中でも同じようなドーナツ型のパンが売られていたなぁ。

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“Misir”ってなんだろう?「なんだろう?」と興味を持つと、つい寄り道してしまう。

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“Misir”はトウモロコシ。アテネの町と同じく、売られているのはトウモロコシと焼き栗。イスラム教国家であるトルコとギリシャは、お菓子のバクラワもそうだけど、食文化的にもやっぱりお隣の国だけあって似ている。

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トラムが動いておらず、ほぼ歩行者天国の線路沿いの道を人の流れに従いながら歩いて行く。日曜日だからか、人々の流れはのんびりとした雰囲気。

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ジュース屋さん。イスタンブールはお店がたくさんあって楽しい。やっぱり、団体パッケージツアーよりも自分で自由に町を歩ける旅行が好き。

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歩いて町の雰囲気を感じるのが好き。イスタンブールの町はお店も多くて賑やかで、平和な町。この風景もトラムが普通に動いていたら通り過ぎてしまう風景。ましてや、団体パッケージツアーであれば観光バスで町の雰囲気を通り過ぎ、観光名所だけを巡るだけ。

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やっぱり自由旅行で気になったお店をのぞきながら、歩くのが好き。バクラワも専門店が並んでおり、ギリシャよりもトルコのほうがお菓子として完成度が高いような気がする。

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だんだんとブルーモスクのあるスルタンアフメトが近づいてきたのか、お店の名前に「スルタンアフメト」の文字。バクラワ、ロクムの並ぶおみやげ屋さん。

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大通りから路地に入ると食堂街。イスタンブールって、雰囲気的にはヨーロッパの町に近い。イスタンブール・マラソンがなかったら、町の雰囲気を感じられなかったかもしれないなぁ。

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10分ほど歩くと公園が見えてきた。遠くに大きなミナレットが見える。

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ここでもスィミット屋さん。公園のあちらこちらに屋台があり、スィミットやとうもろこしなどが売られている。本当に2015年11月13日、金曜日にフランス、パリでテロ事件が発生した2日後の風景なのだろうか。11月15日、日曜日のイスタンブールにはのどかな平和を感じる風景がある。

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JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」でイスタンブールを訪れたのは約5年前の2011年1月。以前に訪れた場所ではあるけれど、アヤソフィアやブルーモスクを再び自分のペースで時間の制約なしに訪れてみることにする。

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2015年12月29日 (火)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 1日目(1)ターキッシュエアラインズ、イスタンブールでの乗り継ぎ。

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2015年11月12日木曜日早朝5時前、イスタンブール・アタテュルク国際空港。沖止めの便利なところは、たいていの空港はバスの場合は出口に近い場所まで乗せてくれること。巨大な空港の場合、ボーディングブリッジを利用したほうが空港に入るのには楽だけど、その後にひたすら歩くことになるよりは、沖止めでバスのほうが便利かも。

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アテネ行きのターキッシュエアラインズTK1845便は7:30発なので、3時間ほどの乗り継ぎ時間。せっかくイスタンブールを訪れたんだから、本当はイスタンブールの市街地に遊びに行きたいところだけど、3時間の乗り継ぎ時間では短すぎる。でも、少しでも雰囲気を感じてみたくて、トルコに入国してしまうことにする。入国審査場を過ぎて、手荷物を受け取るターンテーブルがあり、その先に免税店がある。なんだか、この風景を懐かしく思う。JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」で初めてトルコの地に入ったときに、この風景を見て、これから旅が始まるドキドキ感を感じていたなぁ。

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トイレに用事があるわけではなかったんだけど、トルコ式ウォシュレットを確かめてみたくなって、トイレに立ち寄る。

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到着ロビーに出る。タクシーの客引きなどがあるかと思ったけど、早朝ということもあってロビー内は閑散としている。

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ターキッシュエアラインズを利用して、イスタンブールでの乗り継ぎ時間が長時間の場合は、無料でホテルを手配してもらえる。

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空港の外に出てもなにもないので空港内をちょっとだけ探検しただけで、チェックインカウンターの並ぶ出国ロビーへ上がる。

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トルコ語なのでよくわからないけど、ターキッシュエアラインズTK1845便アテネ行きはたぶん定刻通りの出発。

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キオスクに並んでいるものをみても、トルコらしいお土産がならんでいて楽しい。

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トルコで食べるパンは、ホテルの朝食で食べたけど、けっこう種類があって美味しかった気がする。少しずつ「トルコ大爆勝」の体験が思い浮かんでくる。

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やっぱり、パンが美味しそう。「トルコ大爆勝」は、団体パッケージツアーなので自由に歩くことも、自由に食事を取るも制限されていたけれど、手配旅行でトルコを自由に歩いてみてもおもしろいかもしれないなぁ。

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出国審査を済ませて、出発ロビーへ。けっきょくトルコへ入国していた時間は30分もなかった気がする。

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トルコらしさがないかと思ってフードコートをのぞいてみる。

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ロカンタがあったら食べて見たいなぁと思って入ってみたけど空港内にあるはずはなく、バーガーキングなどのメジャーなファーストフード店ばかりであまりおもしろくない。

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唯一のトルコらしさは、フードコートの一角でトルコアイスのお店。早朝じゃなかったら試してみたいところだけど。

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乗り継ぎ時間をラウンジで過ごすことにする。イスタンブール・アタテュルク国際空港でプライオリティパスが利用できるラウンジは2015年11月現在、3つある。まずはHSBCクラブラウンジ“HSBC Club Lounge”。

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次は外から見た雰囲気がスタイリッシュなコンフォート・ラウンジ“Comfort Lounge”。

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最後にプライムクラスラウンジ“Primeclass CIP Lounge”。このラウンジだけは確実にシャワーがあるみたいなので、アテネからの帰国時にシャワーが利用できるかを確認するために、このラウンジに入ってみることにする。

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早朝のラウンジは空いている。ラウンジ内は広く、バーカウンターもある。

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軽食コーナーをチェックしてみる。

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サラダコーナーはトマトとキュウリが並んでいる。それにチーズの種類の多さ。「トルコ大爆勝」のホテルの朝食も、いつもキュウリとトマトがあった気がする。

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パイのようなものも並んでいる。

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飲み物はやっぱりトルコに来たらチャイでしょう。

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トルコ料理って、世界三大料理と言われているだけあって、美味しい気がする。個人旅行で好きなものを食べて見たいなぁ。なんだか、アテネに向かって旅をしているのに、トルコを感じてみたい気持ちが強くなっている。イスタンブールに来てみて、予想以上にトルコを気に入っていることに気がつく。目的地をトルコにしても良かったかもしれないなぁ。

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帰りも深夜便に乗ることになるので、シャワーをチェックしてみることにする。カウンターで確認すると、シャワーはカウンターの係員に声をかけずに直行してOK。

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ラウンジ全体が空いていることもあって、シャワールームも空いている。

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勝手に使えるシャワールームは、タオルが設置されていないことが以前あったんだけど、このラウンジは紙製のバスタオルが置かれている。使用後に毎回、清掃してくれる係員がいる。深夜便を利用して、乗り継ぎ時間にラウンジでシャワーが浴びられるなんて、ターキッシュエアラインズ深夜便を利用しての旅行は便利かもしれない。

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シャワーを浴びてすっきりした気分。再びラウンジでチャイを。「トルコ大爆勝」の旅行中も、ずっとチャイを飲んでいたなぁ。

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出発時間が近づいてきたので、ラウンジを出てゲートを目指す。

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ターキッシュエアラインズTK1845便は定刻通り7:30の出発で、わずか1時間半でアテネに到着予定。

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ようやく外が明るくなってきた。イスタンブールは晴れているけど、アテネも晴れているといいなぁ。

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使用する機材は単通路型のエアバスA321。

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ボーディングが始まり、いよいよアテネへ。ギリシャの航空会社、エーゲ航空とのコードシェア便になっている。

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単通路型なので3-3の1列6席。成田空港でチェックインしたときに、チェックイン時間が早かったためか前から2列目。

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エアバスA321でも、個人モニタがある。エアバスA320シリーズで個人モニタがついているのは珍しいかも。USB端子もあり、iPhoneなどの充電も可能。

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飛行機は定刻通りに離陸し、イスタンブールの町からエーゲ海に向かって飛ぶ。どことなく、イスタンブールの町を去るのがなんだか名残惜しい。トルコ旅行にすればよかったかなぁ?

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2015年12月25日 (金)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 0日目 ターキッシュエアラインズ深夜便でイスタンブールへ。

Joyeux Noël!

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2015年11月11日水曜日、東京都国分寺市にある西国分寺駅。西国分寺ゆるキャラの「にしこくん」が今回の旅の出発点。前回の旅行記でも書いたような気がするけど、私の旅行記は出発までのイントロダクションが長すぎると思うんだけど、私は旅がこれから始まる直前のドキドキ感こそ、最高に気持ちが高揚している瞬間だと思っていて、その気持ちを少しでも伝えたいと思っているから。

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乗り換え検索アプリで成田空港駅までの経路検索をすると西国分寺駅からJR武蔵野線経由で都心部を通らずに行くルートが最短ルートとして出てくることがある。

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今日は仕事を定時より早めに出ることができたので、JR武蔵野線に乗ってそのルートを試してみることにする。16:47発の西船橋行きの武蔵野線に乗る。5時前の武蔵野線は空いていて、西国分寺駅から座ることができる。私が深夜便を使用するときは、いつもスーツケースを空港に事前に送ってしまうので、機内持ち込みの手荷物程度しか持っていないので、普通の通勤電車でも困ることはない。

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ずっと各駅停車の電車に乗り続けるので途中で飽きてくるけど、67分ほど武蔵野線に乗り続けて、17:54に東松戸駅に到着。東松戸駅で降りるのは初めての体験。

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初めて訪れた駅って、どんな町なんだろう?ってワクワクしてくる。乗り継ぎ時間が10分くらいあるので、東松戸駅の周囲を探検しようと思ったけど、なにもなさそうなのであきらめて、北総鉄道東松戸駅へ。

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通常、多摩地区から成田空港に向かうためには、JR中央線で新宿か東京駅で成田エキスプレスに乗る方法が一番簡単だけど、成田エキスプレスは料金が高いので時間に余裕があるときはあまり乗らない。そうなると日暮里駅から京成線ということになるんだけど、新宿駅か神田駅で乗り換えて、ラッシュ時間の山手線、京浜東北線に乗るのも面倒。そこで、都心を回避して武蔵野線と成田スカイアクセス線で成田空港を目指す方法を試してみたけど、乗り換えも簡単だし、成田スカイアクセス線のアクセス特急に上手く乗り継げれば便利なルートかもしれないなぁ。

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問題はアクセス特急が40分に1本程度しか運転されていないこと。せめて、20分に1本くらいの頻度で運航してくれれば便利なのになぁ。

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アクセス特急が入線してきた。武蔵野線経由なので新秋津から西武池袋線、北朝霞から東武東上線など埼玉県から都心を通らずに成田空港に速くアクセスできるルートとして、使えるかも。

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アクセス特急が1時間に3本、20分間隔で運行されれば便利なのになぁと思う反面、ほぼ貸し切り状態の車内を見ると、乗車率のあまりの低さから見ると40分に1本の間隔でも仕方ないかなぁ?

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アクセス特急は定刻通り18:53に成田空港駅に到着。ターキッシュエアラインズはスターアライアンスメンバーなので、成田空港第一旅客ターミナル南ウイングを目指す。

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南ウイングに到着し、まずはJALABCのカウンターでスーツケースを受け取る。クレジットカードの特典で料金は無料。

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3時間半前なのにターキッシュエアラインズのチェックインカウンターは混雑している。すでにオンラインチェックインを済ませていたので、インターネットチェックイン用のカウンターで並ばずに荷物を預ける。ターキッシュエアラインズのインターネットチェックインは、スマートフォン専用画面だとなぜかうまくいかないけど、PCサイトにアクセスすると座席指定を含めて上手くいく。

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ターキッシュエアラインズTK53便は定刻22:25だけど、22:00に出発時間が繰り上がっている。エールフランスAF277便はパリに到着する時刻を遅くするために21:55に出発しても23時の成田空港の門限ぎりぎりまで離陸しないことがあったけど、ターキッシュエアラインズTK53便は毎日のように22:00に出発時間を繰り上げている。トラブルがあって出発が遅くなると、成田空港の門限にひっかかり翌朝まで離陸できない危険性があるからなのかなぁ?

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プライオリティパスではユナイテッドクラブが使えなくなってしまったし、KALビジネスクラスラウンジも閉まってしまうので、クレジットカードラウンジのIASS Executive Loungeへ。久しぶりに利用したらレイアウトが変わっている。

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いつもはこのラウンジでビールを頼むことはなくて、出国審査を済ませてKALビジネスクラスラウンジで生ビールを飲むんだけど、今日はIASS Executive Loungeの缶ビールで我慢。

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成田空港はターキッシュエアラインズTK53便が最終便。すでに免税店はシャッターが降りている。

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日中の時間帯に来ると賑やかな免税店もすでに閉まってしまっている。でも、私はエールフランス深夜便AF277便によく乗っていたので、閑散とした成田空港の雰囲気って、これから旅に出ることをしみじみと感じることが出て、実は好き。

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TK53便は、南ウイングの出国審査場から最も遠いゲートから出発する。機材はエアバスA330-200。

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ターキッシュエアラインズTK53便は47番ゲートが固定スポット化しているみたい。そして、22:25が22:00出発に時刻変更するのもほぼ固定化しているみたい。

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エアバスA330は2-4-2の1列8席の標準的なコンフィグ。エコノミークラスのシートは新しい感じ。A330はコンフォートクラスの座席はなく、ビジネスクラスとエコノミークラスのみ。

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座席にはすでにアメニティキットとヘッドフォンが置かれている。

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個人モニタの画面も大きい。

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画面の左下にUSBポートがあり、iPhone等の充電も可能。

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TK53便は22:00にゲートが閉まり、AF277便と違ってすぐに滑走路へ向かい離陸する。安定飛行に入ると、まずはロクムが配られる。この「まだ知らないどこかへ」のブログを始めるきっかけは2011年1月のJTB旅物語の「トルコ大爆勝」の旅行記だった。前回トルコを訪れたのは4年前なんだなぁ。ロクムが懐かしく、そして美味しい。

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続いて食事のメニューが配られる。深夜便だけどしっかりとした夕食が出る。

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アメニティキットもポーチに入っており、しっかりした感じ。なにが入っているんだろう?

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エコノミークラスでスリッパがもらえるのはうれしいかも。靴下もスリッパと同じ用途で入っていることが多いのに、両方入っている。ターキッシュエアラインズ、アメニティも充実している。

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機内食は鶏むね肉のグリルを選択する。日本で積んだ機内食にしては、キュウリのヨーグルト和えなんて、トルコらしい前菜。日本で積んだ機内食は基本的には外さないんだけど、ターキッシュエアラインズ、機内食もいい感じ。

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そして、「トルコ大爆勝」の旅行中に毎日のように飲んでいたエフェスビースも懐かしい。私は団体パッケージツアーなんて滅多に参加することがないけど、「トルコ大爆勝」は楽しかったなぁ。そして、トルコという国がどことなく好きなことに気づく。

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こうなったら、食後はチャイでしょう!ターキッシュエアラインズ、ロクムは食べられるし、エフェスビールは飲めるし、チャイも飲める。快適で楽しめるフライト。

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深夜便はお酒を飲んで寝入ってしまう作戦。考えようによっては11時間もなにもしなくていい時間なんて幸せな時間。ロシア上空からウクライナ上空に入る。2015年11月12日の時点では、ロシアとトルコの関係も悪くなかったからロシアにはなにも感じていないけれど、むしろウクライナ上空を飛んでも大丈夫なのかがちょっと心配。

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2度目の機内食は、マッシュルームとチーズのオムレツ。

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そして、食後はやっぱりチャイ。

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早朝4時にイスタンブール・アタテュルク国際空港に到着。ターキッシュエアラインズ、なかなか快適なフライトだった。なぜか乗客は飛行機の後方を目指す。

Ath0135
そう、残念ながら沖止め。早朝なのにスポットが空いていないのかな?2015年11月12日木曜日、早朝4時のイスタンブールはまだ暗い。

Ath0136
バスに乗って、イスタンブール・アタテュルク国際空港のターミナルビルに向かう。

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2015年12月21日 (月)

初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 準備編

Jtr1
私の目的地は、自分の目で見てみたいと思った場所。いつかはギリシャのサントリーニ島の風景を自分の目で見たいと思っていて、少し前からギリシャ行きの旅程を考えていた。今年2015年7月、夏の旅行はギリシャにしようと思っていた矢先にギリシャの財政問題による混乱が6月に発生しており、直前になってギリシャ行きを断念し、フレンチアルプスのシャモニーとアヌシーに変更することになる。その際に、休暇5日間で行く弾丸ギリシャ旅行の基本的な旅程の下調べは終わっていたので、ビーチやプールでのんびりすることはできなくなってしまったけど、今年の秋の旅行は、夏に行けなかった「初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅」を実行することにする。
 
サントリーニ島弾丸旅行については先行研究があり、新しい旅行記だと2015年4月のターキッシュエアラインズを利用した3泊6日(5日間の休暇)の旅行記が4travelに掲載されている。ターキッシュエアラインズを利用するとイスタンブールからアテネまでは1時間と断然近いので、他のヨーロッパ系航空会社を使用するよりも短時間で到着できる。そして、ターキッシュエアラインズは、仕事帰りに利用できる成田空港または関西国際空港発の深夜便がある。
 
※参考
 
 
いつものように私の休みが決まるのが前月の月末。10/25に11月の勤務シフトが決まり、11/12~16の5日間の休暇が確保できることがわかる。2週間後に迫っている休暇に当てはまるようにターキッシュエアラインズのフライトを当てはめてみる。会社帰りに成田空港に直行すれば、休暇初日の朝9時にはアテネ空港に到着できるし、最終日もアテネに夜22時まで滞在できるので、5日間の短い休暇で、ほぼ丸4日を観光に当てることができる。やっぱりギリシャ弾丸旅行にはターキッシュエアラインズがベスト。
 
(行き)
11NOV TK53 NRTIST 22:25 04:20+1
12NOV TK1845 ISTATH 07:30 09:00
(帰り)
15NOV TK1844 ATHIST 22:05 23:40
16NOV TK52 ISTNRT 01:10 19:55
※TK=ターキッシュエアラインズ NRT=成田空港 IST=イスタンブール ATH=アテネ
 
次にアテネからサントリーニ島へ行くフライトを調べてみる。残念ながら閑散期である11月はフライトが少なく、ライアンエアーが2往復、エーゲ航空が2往復の1日4往復しか飛んでいない。夏のスケジュールだと便数が増えるので、スカイスキャナー でチェックした方がいい。
 
 
行きにそのままサントリーニ島に飛んでしまうにはフライトスケジュールが微妙で、ターキッシュエアラインズTK1845便で9:00にアテネに到着し、10:00発のエーゲ航空A3352便に乗り継ぐには、別切り航空券で荷物だけスルーにしてもらうようにお願いしたとしても、1時間の乗り継ぎ時間はちょっと厳しい。帰りもエーゲ航空A3360便で21:05にアテネに到着してから、22:05発のターキッシュエアラインズTK1844便までは1時間の乗り継ぎ時間しかないので、やはり厳しい。帰路にライアンエアーFR1236便を使用すれば19:15にアテネに到着できるけど、格安航空会社を利用してのタイトな乗り継ぎは危険すぎる。かといって、乗り継ぎのために半日アテネ空港で時間をつぶすのももったいないし・・・。
 
(行き)アテネ→サントリーニ島 冬スケジュール
FR1232 ATHJTR 07:00 07:50
FR1236 ATHJTR 18:25 19:15
A3352 ATHJTR 10:00 10:45
A3360 ATHJTR 19:00 19:45
※FR=ライアンエアー A3=エーゲ航空 ATH=アテネ JTR=サントリーニ島(ティラ)
 
(帰り)サントリーニ島→アテネ 冬スケジュール
FR1233 JTRATH 08:20 09:10
FR1237 JTRATH 19:45 20:35
A3353 JTRATH 11:20 12:05
A3361 JTRATH 20:20 21:05
※FR=ライアンエアー A3=エーゲ航空JTR=サントリーニ島(ティラ)ATH=アテネ
 
残念ながら、空港からアテネまでの往復時間がロスタイムになってしまうけど、先行研究と同様にアテネを拠点としての「小旅行」を組み合わせるしかない。ということで、格安航空会社のライアンエアーにもかなり惹かれたんだけど、タイトな旅程の場合、遅延や欠航をできるだけ避けるためにスターアライアンスメンバーのエーゲ航空でアテネからの「小旅行」を手配する。この「小旅行」方式は、私の得意技で、過去にはローマに荷物を置いてアマルフィに1泊2日の小旅行に出かけたり、今年2015年2月にもミラノに荷物を置いてマテーラに2泊3日の小旅行に出かけている。
 
13NOV A3352 ATHJTR 10:00 10:45
14NOV A3353 JTRATH 11:20 12:05
※A3=エーゲ航空 ATH=アテネ JTR=サントリーニ島(ティラ)
 
ということで今回の1泊2日のサントリーニ島への旅程が完成。結果的に、私独自のオリジナリティがうまく出せず、先行研究とほぼ同じ旅程になってしまったけど・・・。
 
11/11(水)22:00成田空港発ターキッシュエアラインズTK53便でアテネへ(機内泊)
11/12(木)9:00アテネに到着。到着後、アテネ観光。(アテネ泊)
11/13(金)エーゲ航空でサントリーニ島へ(サントリーニ島泊)
11/14(土)エーゲ航空でアテネへ。到着後アテネ観光(アテネ泊)
11/15(日)アテネからイスタンブール経由で帰国(機内泊) 
11/16(月)19:55成田空港到着。
 
ちなみに私はいつもぎりぎりの手配になってしまうため、今回は料金よりも旅程重視でエーゲ航空の国内線往復だけでも3万円近い出費。ターキッシュエアラインズ夜便も、ぎりぎりの手配だったために10万円を超えてしまった。だけど、あらかじめ旅程が組める人だったらターキッシュエアラインズは安く手配できると思うし、アテネからサントリーニ島へのフライトでエーゲ航空が高かったら、ライアンエアーを選ぶ方法もある。
 
 
○ターキッシュエアラインズ以外の方法を考える。
 
私は短い休暇の中で現地滞在時間をいかに多くするかという視点で航空券を探すので、どうしても深夜便使用を考えてしまうんだけど、航空券を探す過程でターキッシュエアラインズ以外のフライトも調べてみる。ギリシャは日本からのフライトを考えて見る場合、エールフランスでパリまで行ってしまうと引き返すことになるために逆にロスタイムになる。昼間のフライトだったらアエロフロート・ロシア航空を利用するとロスタイムが少ない。地理的にヨーロッパの東に位置するので中東系エアラインの使用が便利かもしれない。
 
(1)エティハド航空
 
料金が高くなってしまうので、サントリーニ島に安く行ける方法を探していたら、裏技的な航空券を発見する。エティハド航空がコードシェア便を持っており、サントリーニ島に安く行くのであればエティハド航空がベスト。アテネや他の島へも立ち寄りたい場合は、オープンジョーを上手く活用すればいい。冬スケジュールだと往路のアテネでの待ち時間が少々長くなってしまうので、アテネとサントリーニ島のオープンジョーで手配して、先にアテネ観光を済ませて、アテネからサントリーニ島への片道だけ別手配するのがいいかもしれない。
 
11NOV EY871 NRTAUH 21:20 05:10+1
12NOV EY91 AUHATH 09:00 12:45
12NOV EY3724 ATHJTR 19:00 19:45
 
15NOV EY3745 JTRATH 11:20 12:05
15NOV EY90 ATHAUH 13:35 20:25
15NOV EY878 AUHNRT 22:10 13:15+1
※EY=エティハド航空 NRT=成田空港 AUH=アブダビ ATH=アテネ JTR=サントリーニ島(ティラ)
 
(2)カタール航空
 
アテネまでのフライトだったら、エティハド航空以外では、中東系エアラインのカタール航空がアテネに行くには接続がよく、往路もお昼前に到着できるし、帰路の出発が遅いので現地滞在時間を長く取れる。
 
QR807 NRTDOH 22:20 04:45+1
QR209 DOHATH 07:15 11:20
 
QR212 ATHDOH 18:25 23:35
QR806 DOHNRT 01:15 16:55
※QR=カタール航空 NRT=成田空港 DOH=ドーハ ATH=アテネ
 
カタール航空は、羽田深夜便を利用できる。メリットとしては最終日の夜までアテネに滞在できるけど、往路のドーハでの接続時間が45分というのが少しでも遅延したら即アウトで危険ということと、復路は22:45に羽田空港に到着したところで都心に住んでいないと家に帰れないという欠点があるけど。
 
QR813 HNDDOH 00:15 06:30
QR209 DOHATH 07:15 11:20
 
QR208 ATHDOH 00:10 05:20
QR812 DOHHND 07:25 22:45
※QR=カタール航空 HND=羽田空港 DOH=ドーハ ATH=アテネ
 
(3)エミレーツ航空
 
中東エアライン御三家の残るエミレーツ航空はサントリーニ島までコードシェア便で安く行けるエティハド航空、現地滞在時間が長いカタール航空と比較すると、残念ながら特色がない。
 
EK319 NRTDXB 21:20 04:15+1
EK105 DXBATH 09:55 13:20
 
EK106 ATHDXB 15:25 22:05
EK318 DXBNRT 02:55 17:20
※EK=エミレーツ航空 NRT=成田空港 DXB=ドバイ ATH=アテネ
 
結果的には、サントリーニ島に格安で行くという意味ではエティハド航空をチェックする必要があるかもしれないけど、私のように手配がぎりぎりになってしまうことがないのであれば、やっぱりターキッシュエアラインズ深夜便が現地滞在時間を最大にできるのでベストである気がする。

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