一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(2)ブラガで10時のおやつは巨大ケーキ。
ブラガ大聖堂の正面を探すために歩いていると気になるお店を発見。楽器屋さんなのかなぁ?
楽器の名前はよくわからないんだけど、ギターのような楽器が並べられている。なんという楽器なんだろう?
ようやくブラガ大聖堂の正面の広場に出る。原型は12世紀にロマネスク様式にて建てられたが、その後も改修が続けられており、ゴシック様式、バロック様式、そして私はよくわからないんだけどマヌエル様式などが混ざっている。
大聖堂の前の広場にはおみやげもの屋さんがならんでおり、ナプキンなどが売られている。しかも1.5ユーロとお手軽なおみやげプライス。
この道は新しい道なのかなぁ?私は旧市街の、クルマがなかった時代からの狭い路地のほうが好き。
ブラガ大聖堂の南側に出てしまったため、地図を見て、コインブラス礼拝堂“Capela dos Coimbras”を目指すことにする。
右側の建物がコインブラス礼拝堂で16世紀の建築。建築様式はマヌエル様式。私がよくわからないマヌエル様式とは15世紀から16世紀にかけてのポルトガル最盛期に流行した建築様式みたい。リスボンのジェロニモス修道院やベレンの塔などもこの様式。コインブラス礼拝堂は、内部の見学はできないみたい。
隣の建物は18世紀に建てられたサン・ジョアン・ド・ソウト教会“Igreja de São João do Souto”。
こちらの教会は内部の見学が可能。「地球の歩き方ポルトガル」では、この教会内部の写真を「コインブラス礼拝堂」と紹介されており、隣接している建物の違いがよくわからない。ガイドブックの記事では、こちらがコインブラス礼拝堂ということみたい。まぁ、私は雰囲気を感じられればいいので、あまりこだわってはいないけど。
公園に面した場所にケーキ屋さん“Frigideiras do Cantinho”を発見。
ポルトガルって甘いお菓子が独自の発展をしている気がする。ヨーロッパでは、お互いの国の文化の影響を受けながらも、独自の文化があるところ。だから、ヨーロッパは何度旅をしても新鮮に感じることがあって、それがおもしろい。
並んでいるケーキの中で、気になってしまったのは、下の段の真ん中にある巨大なケーキ。クリームなのかなぁ?
私は気になったものは試してみたくなってしまう。パンやお菓子だったら、そんなに高いものではないし、一緒に旅をしてくれている旅人には申し訳ないんだけど、つきあってもらい試してみることにする。
旅人と半分ずつ食べてみる。クリームだと思っていたら、メレンゲ状のふわふわとした食感。思っていたよりも軽いケーキだった。想像では濃厚なクリームだったので、ちょっと味が違ったんだけど、なかなか美味しい。
再び、城門から続くメインストリートであるソウソ通り“Rua do Souso”を歩く。一本の道なのに途中で名前が変わっている。道幅が広くなり、通りの真ん中にはテーブルやいすが並べられている。私はガイドブックを事前に読み込まないので、「地球の歩き方ポルトガル」に掲載されている観光名所である「旧大司教館」“Paço Arquiepiscopal Bracarense”をスルーしてしまっていることが旅行記を編集する段階でわかる。まぁ、私にとってはよくあることなんだけど、今回はガイドブックを私しか持っていなかったので、彼女には申し訳なかったなぁ。旧市街はだいたい歩いたので、この後はガイドブックの欄外に「近郊の見どころ」として掲載されているキリスト教の巡礼地であるボン・ジェズス“Bom Jesus”に行ってみることにする。旅人も「巡礼地」には興味がある様子。
「地球の歩き方ポルトガル」を見ると、リベルダーデ大通り“Av. da Liberdade”からボン・ジェズス行きのバスが出ているというのでリベルダーデ大通りを歩く。歩道になっており、中央の花壇は植え替え作業が行われている。
右側の路地をのぞいてみると奥に見える教会はサン・マルコス教会“Igreja de São Marcos”。
バス停を探していたら、たまたま“2 DOM JESUS”と表示されているバスを発見。ガイドブックにも2番バスのボン・ジェズス行きに乗ると書かれているので、このバスで間違いない。
終点のボン・ジェズスに到着。帰りのバスの時刻をチェックすると30分に1本の運航なので、そんなに時間を気にしなくても良さそうな感じ。
頂上までケーブルカーが走っているというんだけど、誰もいない感じだけど、これが駅なのかなぁ?
駅員もいなければ、ケーブルカーの車両もない。今日は運転していないのかなぁ?でも、まぁ巡礼地には階段を自分の足で上っていくべきだろう。
バス停のそばにあるボン・ジェズスのふもとのスタート地点。ここから長い階段が始まる。
階段を上っていく。コーナーには礼拝堂が建っており、キリストの受難を表現したオブジェを見ることができる。フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路は歩いて1ヶ月半かかることと比較すると、単純に階段をひたすら上るだけだけど、聖地巡礼を目指す。
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