夏の北欧三都物語 2日目(3)エストニア・タリンのアレクサンドル・ネフスキー大聖堂前の広場で事件を目撃する。

タリン旧市街のトームペアの丘を歩き、旧市街が一望できる展望台を探す。この広場が、コフトウッツァ展望台(コフト通り展望台)“Kohtuotsa vaateplats”に間違いない。さっそく、広場に入ってみる。

港のある方向を眺めると124メートルの高い鐘楼を持つ聖オレフ教会“Oleviste kirik”が目立つ。

聖オレフ教会の左側には塔が並んでいるのが見える。塔はタリン旧市街を囲む城壁に沿って建てられている。

市庁舎もあるラエコヤ広場“Raekoja plats”方面を眺めると高い建物はない。奥には新市街が見える。

聖ニコラス教会“Niguliste kirik”は、第二次世界大戦中にソ連によって行われた1944年3月の空襲によって尖塔が破壊されて、1984年までに復元された。その右側に見えるのは、タリンを歩き始めて最初に見つけた塔“Kiek in de Kök”で、あのあたりから歩いてきたことになる。

「地球の歩き方北欧2025」に4ページだけタリンの観光案内が載っていて、2つの展望台が掲載されており、もう一つのパットクリ展望台“Patkuli vaateplatvorm”にも行ってみることにする。建物の淡い黄色の壁がいい感じ。

公園の奥には鉄道駅と市場があるはずなんだけど、木に遮られていて見えない。そして、旅行記を書く時点では、この奥にタリン駅と市場があることを知ったんだけど、旅行中は「地球の歩き方北欧2025」の簡単な地図しか見ていないので、実は気がついていない。

やっぱり、タリン駅は見えない。公園の中の建物は意味のある建物かと思って写真に撮ってみたけど、レストランとして使われている建物で観光スポットではないみたい。たしかに城壁外になるので、歴史がある建物ではないだろう。

「地球の歩き方北欧2025」に掲載されている2ヶ所の展望台からタリン旧市街を眺めて、すでにタリンで自分の目で見てみたい風景をクリアしてしまう。

展望台からタリンの町の全体像を見たあとは、観光スポットを巡ってみる。まずはロシアの雰囲気を感じる玉ねぎドームのアレクサンドル・ネフスキー大聖堂に戻って入場観光をすることにする。

展望台から眺めるタリン旧市街の教会は細長い尖塔を持っているのが特徴的に感じる中で、やっぱり玉ねぎ型ドームは違和感がある。今はウクライナ侵攻でロシアに対する悪いイメージがあるので、それが自分の中で偏見につながっているから、余計に違和感を感じるんだと思うけど。

エストニアは小さな国だから、どうしても大国の影響を受けてしまうだけではなく、過去の歴史の中では支配されてしまう。

トームペア城は宮殿タイプのお城で現在は国会議事堂となっている。お城の南側に「のっぽのヘルマン」“Pikk Hermann”という塔があると書かれているので、先に見に行ってみることにする。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂前の広場で私は事件を目撃することになる。ヨーロッパの教会の前では当たり前の光景なんだけど、教会の前には物乞いをする女性が立っている。物乞いにとって重要なアイテムである大切な紙コップは少し離れた場所に置かれている。この距離感を覚えておいてほしい。

ここを通過してしばらく歩いていくと、女性の悲鳴が耳に入る。何が起きたのかと思って振り返ってみると、大事な紙コップをくわえて飛び立つカモメと、そして結構な年齢だと思われるのにカモメを追いかけて猛ダッシュしている女性を目撃することになる。

最後にカモメは紙コップを放り出し、無事に大事な紙コップを女性は取り返すことができて、平和な世界に戻る。
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