2022年7月ベストシーズンの北海道ドライブ旅行 2日目(3)朽ちていく士幌線タウシュベツ川橋梁、在りし日の野中温泉。

士幌線幌加駅跡からちょっとだけトヨタ・ルーミーを走らせて、路肩にある駐車場に駐車する。

廃線跡として有名な士幌線タウシュベツ川橋梁を見にいくことにする。展望台までは180メートルほど森の中を歩く。

今回の旅行ではLCCの荷物対策のために重たい一眼デジカメを持ってきてないけど、アーチ橋であることはわかる。

ズームではこれがせいいっぱい。糠平湖の水位はそんなに高くはないので、アーチ橋の部分はしっかりと見える。

タウシュベツ川橋梁は、旧国鉄士幌線の糠平駅と幌加駅間に建設されたが、1955年に糠平ダム建設のために線路がダム湖を避けるように付け替えとなり、タウシュベツ川橋梁はそのままダム湖に水没することになる。今は7月だから、まだ全体が見えるけど、秋になったらダム湖の水量が増し、完全に水没するらしい。

看板がついている「ミズナラの巨木」は、そのドングリが森の生き物たちの食糧になっている。

このまっすぐ伸びる道は、線路はないけど、ダム湖に水没する際に付け替えられた士幌線跡。

私は鉄道の廃線跡を巡ることは基本的にはないんだけど、今回の士幌線の廃線跡巡り、森に飲まれていく幌加駅、朽ちていくタウシュベツ川橋梁ともに、おもしろかった。ずっと前に、北見から旭川に抜ける国道39号は運転したことがあるので、釧路に向かうために別のルートにしてみようと思って、国道273号を通ってみたけど、原生林の中を走ったり、なかなかドライブするには楽しい道。

お昼ごはんを食べようと思って、GoogleMapでみつけた、上士幌町にあるナイタイテラスに向かう。北海道でのちょっと寄り道は、10キロ以上もある。十勝平野を一望できるはずが、牧場に向かう途中から濃霧に包まれてしまう。

ナイタイテラスは面白い建物で、駐車場側からは中が見えないようになっている。濃霧のためにちょっと先の入口も霞んでしまっている。

駐車場側からの入口はこの扉しかなく、中は見えない。営業中であることには間違いない。

本当なら、この椅子に座って、牧場の雄大な風景を見ながら、お茶できるんだろうなぁ。

内部は「展望カフェ」と売店になっている。牧場側は全面ガラス張りになっており、天気が良ければ、きっと開放的な雰囲気。

「展望カフェ」フードメニューは、ナイタイバーガーにナイタイ和牛のローストビーフ丼、ナイタイ和牛のスパイシーキーマカレーなど。北海道というとどうしても海鮮系を食べたくなってしまうけど、肉系も美味しい。

ナイタイバーガーを注文。チェーン店のハンバーガーショップではないところで食べるハンバーガーって美味しいと思う。

上士幌フレッシュミルクを使った「しろ」とショコラ味の「くろ」のミックスは、その名も「うし」。

見渡す限りの牧草地の風景、そして十勝平野を望む風景だったはずなのに本当に残念。

ゴールは釧路なのに、さらに寄り道をしようと考える。上士幌から国道241号線を通り、足寄を経由して、オンネトーへ。

ところが、雲に覆われてしまい、雄阿寒岳と雌阿寒岳も見えない。

オンネトーに来たのは野中温泉に行きたかったから。実は、野中温泉にくるのは今回が3回目で、ここの素朴な温泉が気に入っている。この野中温泉、2025年1月23日夕方に火災が発生してしまい、ほぼ全焼したために、現在は営業していない。写真にわざわざ撮っていないけど、猫の足跡が看板にある通り、看板猫たちがいる。

脱衣所の隣には内湯が見える。本来はお風呂の写真撮影をすべきではないとは思うけど、私以外の入浴客はいない。

たとえ私以外の入浴者はおらず無人であっても、浴室内部の写真は旅行記には掲載すべきではないと思うけど、すでに焼失してしまった場所のメモリアルな写真なので掲載する。少しエメラルドグリーンを感じるような色の硫黄泉がなかなかいい。

さらに奥には露天風呂がある。この源泉掛け流しの露天風呂だけは焼けずに現存しているみたい。道東をドライブする時には私が必ず立ち寄っている温泉なので、復活したら、いつかまた野中温泉に入りに行きたいなぁ。
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