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2024年11月

2024年11月29日 (金)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(7)ヴェネツィア・マルコポール空港から深夜の空港バスでヴェネツィア・メストレ駅へ。

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バスはITAエアウェイズAZ1473便ヴェネツィア行きの飛行機の前に到着し、タラップを上がる。思えば4年前はアリタリア・イタリア航空だったけど、経営破綻して現在は国営の新しい会社としてのITAエアウェイズとなっている。機材についても塗装が新しくなっている。ITAエアウェイズは国営会社からルフトハンザ航空が取得することになっており、近いうちにアライアンスもスカイチームからスターアライアンスに変更となり、ANAとも結びつきがより強くなるだろう。

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機材はエアバスA320。座席シートも新しいので、元アリタリア航空の機材ではなく、ITAエアウェイズとして新たに導入された機材なのかもしれない。

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定刻通りに出発する。

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ITAエアウェイズはフルサービスキャリアとしてドリンクが出る。

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新しい機材なのかなぁ?シートベルト着用サインの横には、タバコではなく通信機器の使用を禁止するサインになっている。

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22:55のほぼ定刻通りにヴェネツィア・マルコポーロ空港に到着。機内の外に出られた現在の時刻は23:08。国内線のフライトだし、預け入れ荷物はないので、12分しかないけどうまくいけば23:20発のバスに乗れるかも。もしも乗れなくても、その次の23:40発のバスには間違いなく乗れるだろう。

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現在の時刻は23:10。預け入れ荷物がないのでそのまま到着ロビーに出る。23:20のバスに間に合うかもしれない。

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バスのインフォメーションがこんなに遅い時間でも開いている。10ユーロでメストレ駅行きのバスチケットを購入する。

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外に出てバス乗り場に向かう。

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窓口でメストレ駅行きはD乗り場に行くように言われる。

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時刻は23:12。メストレ駅行きはこのバスじゃないかなぁ?

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バスに乗ろうとすると、切符に刻印をするように言われる。

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バス停の横にも自動券売機があるので、窓口で切符を買わなくてもここで買える。

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窓口で購入しても、自動券売機で購入しても切符を刻印機に必ず入れる。

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メストレ駅行きのバスは、このバスで間違いない。

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23:20の定刻にバスは出発する。メストレ駅は、ヴェネツィア本島に渡る手前にある街でヴェネツィア・マルコポーロ空港からは近い。リベルタ橋を渡ればヴェネツィア本島なので、ヴェネツィア観光の拠点としても便利。しかも、ホテル代がヴェネツィア本島よりも安い。

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本当に近い!空港から20分ほどで終点のヴェネツィア・メストレ駅に到着。

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鉄道駅の方向に歩く。

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鉄道駅のヴェネツィア・メストレ駅はほとんどの列車が停車する便利な駅。そして、ヴェネツィア・サンタルチア駅までもリベルタ橋を渡るだけ。ちょっと駅前は薄暗いし、賑やかな感じはしないし、ここで夕食を食べられるレストランも少なそうだけど。

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今日のホテルはベスト・ウエスタン・ホテル・トリトーネ“Best Western Hotel Tritone”。あらかじめ、遅くなることを連絡していたんだけど、フロントは24時間だから大丈夫との返答をわざわざもらっている。

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そして、私はこのホテルに宿泊するのは人生で二度目。人生初めてのイタリア旅行で、最初にヴェネツィア・マルコポーロ空港から入り、イタリアで初めて宿泊したホテル。その時は宿泊費を安く上げるためにヴェネツィア本島ではなく、このホテルに宿泊している。そして、今回も宿泊費を安くあげるためにこのホテルに宿泊する。年齢を重ねても私のケチは進歩していない。

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24時を回る前の2024年3月10日23:50に部屋に入る。旅費を安く上げるための中国東方航空ローマ行きを利用した作戦は大成功!

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そもそも以前に宿泊した時の様子なんてかなり前なのでまったくと言って良いほど覚えていないけど、冷蔵庫もあるし、ハンガーもおもしろい。

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洗面台も鏡の周囲がLEDとなっている。

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過去にこのホテルに宿泊した時のエピソードを思い出す。バスルームに垂れ下がっているひもをなにかと思って引っ張ったら、SOS緊急呼び出しだったらしく、けたたましいアラームが鳴り響き、困ったことを思い出した。以前に宿泊した時は、たしかにバスタブがあったけど、シャワーオンリーに改装されている。だけど、なんとなくバスタブがあったようなスペースであることがわかる。明日のヴェネツィア観光のために、すぐにベッドに入る。

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2024年11月26日 (火)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(6)ローマ・フーミチーノ空港のラウンジめぐり。

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ローマ・フーミチーノ空港ターミナル1では、2024年3月の時点でプライオリティパスを使用できるラウンジが3つもある。それぞれ、プリマ・ビスタ・ラウンジ“Prima Vista Lounge”、プライムクラス・ラウンジ“Primeclass Lounge”、プラザ・プレミアム・ラウンジ“Plaza Premium Lounge”となっている。レストランが並ぶフロアの奥に進むと、まずはプリマ・ビスタ・ラウンジを発見。どのラウンジがいいのかわからないので、とりあえず手前側にあるラウンジに入ってみることにする。

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ラウンジ内はそんなに広くなく混雑している。

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ヴェネツィア・マルコポーロ空港到着は深夜22:55の予定なので、今日の夕ごはんはローマのラウンジで済ます予定なので、まずは軽食コーナーを見てみる。

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ハムやチーズもあるサラダコーナー。

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カステラのようなお菓子、サンドイッチ、そしてピザがある。

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ピザがあれば、夕ごはんとしては十分かも。

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さらに煮込み料理やパスタなどもあるのでこのラウンジは、事前に調べることはなく、一番手前にあるだけで入ってみたけど食事をしたい時は当たりかも。

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さらに果物もあるし、夕ごはんを食べるには十分。

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ミネラルウォーターも炭酸入りも炭酸なしもたくさんある。

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ビールはカウンターで生ビールを注いでもらう。もう夕ごはんとしてはこれで十分。ラウンジを巡る予定だったけど、ここだけでも十分に満足できるかも。

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でも、隣にあるプラザ・プレミアム・ラウンジ“Plaza Premium Lounge”にも入ってみることにする。

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こちらのラウンジは、広くてゆったりとしている。

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軽食コーナーをチェックしてみると、サラダが充実している。逆に言えば、サラダ以外は、ピザやパスタもあったプリマ・ビスタ・ラウンジほど充実していない。

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調理されたサラダもある。

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サラダが主体だけど、種類は充実しているので楽しめるかも。ヨーロッパ旅行中、コンチネンタルブレックファストだと野菜が不足するので、その意味ではこのラウンジは野菜がたくさん取れるのでいい。

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ニョッキとチャーハンがあるのはいいかも。

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お菓子は充実している。

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さすがに2軒目なので、サラダ中心で量は少なめに盛る。ビールはカウンターで生ビールを注いでくれる。スープもあったので、どうしても旅行中に不足する野菜をたくさんとりたい時はこのラウンジがいい。

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最後にカウンターでエスプレッソを飲んで、口をさっぱりさせる。まだ時間はあるけど、もう食べられないので、一番奥にあるプライムクラス・ラウンジまではたどり着けずに今回は終了。今回、2つ体験したラウンジでは、手前側のプリマ・ビスタ・ラウンジはピザやパスタなどの食事が充実。真ん中にあるプラザ・プレミアム・ラウンジは野菜中心だけど、旅行中は野菜が不足するのでその意味では野菜の補充にはいい。次回、ローマ・フーミチーノ空港で乗り継ぐことがあったら、残りのプライムクラス・ラウンジを試してみよう。

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そろそろゲートが表示されているだろうと思って出発案内板を確認すると21:50発ヴェネツィア行きITAエアウェイズAZ1473便はA41番ゲートからの出発予定。

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A41番ゲートに向かって歩き始める。

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エスカレータは下に向かっており、このパターンは沖止めバスゲート。

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A41番ゲートに到着し、別切り航空券を使用した今日の乗り継ぎは成功。

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ITAエアウェイズAZ1473便ヴェネツィア行きで間違いない。21:15からボーディングが始まる。

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ボーディングが始まり、ゲートを通過するとバスが待っている。

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2024年11月22日 (金)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(5)コロナ禍の直前、2020年3月以来4年ぶりのローマ・フーミチーノ空港に到着。

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中国東方航空の機内食のタイミングはおもしろくて、2回目の機内食が終わるとロシア上空のちょうどウラル山脈を越えようとしている。

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まだ到着まで5時間36分もあるので、まだ半分というところ。通常は2回目の機内食提供は着陸3時間前とか、2時間前のタイミングの航空会社が多い気がするけど、中国東方航空はなぜこの時間に提供するのだろう。乗務員の交代の時間?中国時間で夕食の時間(19:30)だから?

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まだ到着まで5時間以上あるので再び消灯となる。

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ロシア上空を出て、バルト三国からポーランドの方向に抜ける。

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ドイツのベルリン付近を通過。

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到着まで残り1時間半のところで、機内の照明がつけられる。

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もう2回目の機内食は提供されてしまったけど、どうするんだろう?着陸準備にしては1時間半前は早すぎるし。

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おもしろいなぁ。このタイミングで軽食の提供があり、サンドイッチと水が配られる。上海で積まれたサンドイッチ、普通に美味しい。

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上海で積まれたサンドイッチ、普通に美味しい。

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今日の目的地であるヴェネツィア、サンマリノ付近を通過する。けっきょく、今日はまた飛行機に乗って現在上空を通過中のヴェネツィアまで戻ってくる予定。

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まもなく中国東方航空MU787便はローマ・フーミチーノ空港に到着予定。

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到着し、ベルト着用サインが消えて、まもなくローマの地に立つ。

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ローマ・フーミチーノ空港に来るのは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック直前の2020年3月以来、4年ぶり。

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4年前の2020年3月3日にローマ・フーミチーノ空港に降り立った時は、すでに新型コロナウイルス感染症の影響で、ローマはラツィオ州なのでなにも情報はなくて安全だったんだけど、ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州のイタリア北部3州には外務省・海外安全ホームページで渡航延期勧告が出ている状況で、不安でいっぱいだったなぁ。

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不安でいっぱいだった2020年3月から4年後の2024年3月、平穏な気持ちでローマ・フーミチーノ空港の中にいる。そして、イタリア北部のヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州に向かおうとしている。

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どうやら到着したのはサテライトターミナルだったみたいで、シャトルに乗ってターミナル本館を目指す。

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以前にアマルフィに行った時は、このサテライトターミナルからの出発だった気がする。あの時に使用したのは、今では利用できないアエロフロート・ロシア航空、モスクワ経由だった。帰りのローマからモスクワまではアリタリア航空のコードシェア便だったかも。

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シャトルは本館に到着する。

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乗り継ぎの案内に従って進む。

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ITAエアウェイズは、スマートフォンでチェックインが可能で、すでにAZ1473便の搭乗券を手に入れており、リュックサックひとつの旅で預け入れの手荷物もないので、制限区域を出ずにそのまま乗り継ぎとしてシェンゲン協定内のターミナルに向かう。たしか、ローマ・フーミチーノ空港って、ゲートは直前にならないと表示されない空港だったと思うので、とりあえず搭乗券に表示されているターミナル1を目指す。

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パスポートコントロールを通過し、イタリアに入国する。そのまま、シェンゲン協定のターミナル(ターミナル1)へ進む。

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パンデミック直前の2020年3月とはターミナル内の雰囲気が異なり、何よりも人が多いし、賑わいを感じることができる。大きなホールが見えてきた。4年前の2020年3月の時は、こんなところを通ったのかなぁ?気がついたことがあって、4年前はボーディングゲートがBCDEと表示されていたのに、ゲートナンバーがAに統一されている。シェンゲン協定内がターミナル1(ゲートA)、シェンゲン協定外がターミナル3(ゲートE)と整理されている。

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待合室には座りきれないほどの人がいて、上階はレストランになっている。4年前はここを通らなかったのかなぁ?新型コロナウイルス感染症のことで頭がいっぱいで、感覚がおかしかったのかも。でも、こんなに大きなホールを見過ごすことってある?

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EATALYのレストランがあるんだ。4年前とは異なり、お店やレストランにも好奇心を持ってしまう。

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レストランも座る席を探さなければならないほど賑わっている。ITAエアウェイズヴェネツィア・マルコポーロ空港行きAZ1473便は21:50の出発で十分に時間があるので、まずはプライオリティパスで使えるラウンジを探してみることにする。

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2024年11月19日 (火)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(4)不思議な時間に提供される中国東方航空の2回目の機内食。

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中国の航空会社が変わったなぁと実感するのは、前回の中国国際航空でも感じたことだけど、乗客同士の大声の話し声が聞こえなくなった。それぞれスマホやタブレットで動画を見て静かに過ごしている。自分の席につき、リュックサックを収納すると、すぐに品川駅から行けていなかった機内のトイレに向かう。機材はエアバスA330-200。最新鋭のエアバスA350よりも古いけど、機材はきれいに使われている感じ。出発前だけど、トイレも汚れていることはない。

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最近の機材では普通だけど個人モニタも大きい。

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USB充電ももちろん可能。以前はUSB充電できる航空会社と、そうでない航空会社があったので毎回写真に残しているけど、もはや長距離路線で充電できない機材は少ないだろうから、チェックしなくてもいいのかもしれない。近い将来、端子がTypeAかTypeCかという問題は起きるかもしれないけど。最近は壊れていて充電できないという問題は起きてくるかも。

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私のあとにも乗り継ぎの人が数名乗り込んでくる。卒業旅行だとローマは人気があるんだけど日本人男子6人組は乗ってこないので、少なくともローマ行きではなかった様子。ようやくドアが閉まり、機内安全ビデオが始まる。

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飛行機は上海浦東空港を離陸し、北上する。

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安定飛行に入るとすぐに機内食が提供される様子。

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羽田空港から上海浦東空港までのMU576便の実際の出発時間、到着時間を確認すると、出発が69分の遅延だけど、途中で短縮して、到着時は45分の遅延。

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中国国際航空はまず飲み物のカートが来て、その後に機内食が配られるけど、中国東方航空はいきなり機内食のカートが来る。機内食はポークを選択する。中国東方航空で気がついたことがあるんだけど、中国国際航空では服務員が話す言葉は中国語がメインだけど、中国東方航空は服務員が外国人慣れしている感じで英語をよく話す。そして、フレンドリーな印象。外国人にとって、心地よい対応は中国東方航空かもしれない。

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ポークは「麺」。中国から積んだ機内食の「麺」が私は好き。中国東方航空はグリーンの青島啤酒。青島ビールは2023年10月にビールの原材料に運送会社の作業員が放尿する動画が拡散した「小便ビール」事件が起きているけど、逆に事件後の今はたぶん大丈夫だろう。
※現在は「小便ビール」事件の影響なのかはわかりませんが、ビール会社が変わっているかもしれません。

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サラダはタケノコとハム、トマト。

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中国で積まれた焼きそばの機内食って、見た目は悪いんだけど、具沢山で私は大好き。中国東方航空の上海で積まれた機内食、美味しいじゃん。

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日本は漢字文化圏なので、「牛乳味餅干」はなんとなく想像できる。

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ほぼ漢字の意味通りだけど、牛乳味のビスケット。

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「紅豆薏米」は何だろう?

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ほんのり甘い、小豆が入ったぜんざいのようなもの?

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中国東方航空、パンは温めたものを提供する決まりになっているみたいなんだけど、暖かいパンは美味しいんだけど、食事と同時に配らないので食事が終わるころに運ばれてくる。そして、食器回収の時に食後のお茶をもらい損ねる。サービスは中国国際航空よりも簡略化されている感じ。

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食事が終わっても、まだ北京上空だということに気がつく。ヨーロッパ航路は、上海からでもいったん北京上空を通過してからロシアに向かうみたい。だったら、上海で乗り継ぐよりも、北京で乗り換えた方が時短?だから、北京だと乗り継ぎ時間に余裕があって、エアチャイナのファーストクラスラウンジで中国料理を堪能できる時間があったのかも!

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中国からヨーロッパへの航路はウランバートル上空を通過する。

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現在、飛行中の上海発ローマ行き中国東方航空MU787便は、定刻12:35の出発が40分遅れの13:15の出発。到着予定時刻は45分遅れの19:01となっている。すべては羽田からのMU576便の接続待ちをしたのが原因で、羽田空港第3ターミナルの混雑と日本人男子6人組のせいだけど、陸路でローマ・テルミニ駅から高速鉄道を使ってボローニャに行くことにしていたら、時間的にかなりタイトだったかもしれない。場合によってはローマ・テルミニ駅でボローニャ行きの最終列車に乗れずに路頭に迷うことになったかも。結果的にローマ・フーミチーノ空港21:50発ヴェネツィア行きの飛行機にしてしまったので、ちょっとくらい遅れても気分的には余裕。

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離陸から6時間が経過したくらいの中国時間で19:30(日本時間で20:30)ごろに機内の灯りがつく。

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灯りがついたので現在位置を確認すると、まだまだウラル山脈も超えておらず、最も退屈なシベリアのど真ん中。軽食の時間?航空会社によって、灯りをつけてちゃんと軽食を全員に配る場合と、寝ている人に配慮して消灯したまま起きている人だけに配る場合がある。ちゃんと灯りがつけられたので中国東方航空では全員に軽食が配られるのかな?

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軽食だと思ったら、まさかのホットミールのちゃんとした機内食。中国時間の夕食の時間に合わせているのかなぁ?日本からヨーロッパ直航便だと、たいてい2回目の機内食は着陸2時間前とか3時間前のことが多いけど、この時間帯に2回目の機内食が出るのは初めての体験。

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肉団子とごはん、見た目からして美味しそう。中国東方航空の上海で積んだ機内食、なかなかいい感じ。

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前回の中国国際航空も同様だけど、中国で作られたごはんとおかずの機内食って、美味しいかも。後から配られたパンは写真を撮るのを忘れる。

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食器の回収の際に今度はちゃんとお茶をもらう。ヨーロッパに行く途中のロシアのど真ん中で機内食が配られるなんて初めての体験。

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2024年11月15日 (金)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(3)上海での乗り継ぎ時間はたった60分!上海浦東空港を走る!

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ようやく機内食の時間。中国東方航空の機内食は昨年2023年10月に乗った中国国際航空の羽田空港で積んだ機内食よりはシンプルかなぁ。毎回書いていることなんだけど、中国や韓国というだけで見下す、時代遅れの「偏見」を持っている人が今でも残念ながら絶滅せずに生き残っているので、しつこいようだけどまた書いてしまう。中国や韓国に偏見を持っている人たちは中国東方航空の機内食というだけで「まずい」と言うと思うけど、さて問題です。この機内食はどこで作られて、どこで積まれたものでしょう?

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この日本語で「おしぼり」と書かれているものは、中国で作られて、中国で積まれたもの?あれ?この「おしぼり」を見たことがある。もしかしたら中国東方航空の機内食は、中国国際航空と同じ機内食工場で作られているのかも。

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そう、青島啤酒とピーナッツは中国から積んできたものだけど、この機内食は日本の機内食工場で丹精込めて作られて羽田空港で積まれたもの。もしも、この機内食を食べもせずに中国の航空会社だから「まずい」なんて言ったら、それこそ「日本人としての誇り」を取り戻すどころか、「日本人としての誇り」を傷つけていることになる。外国の航空会社のレガシーキャリアの機内食のほとんどは日本国内で作られて積まれたものなので、どの航空会社でも大きなはずれはない。口コミ情報で日本発の機内食がまずいと言う感想の大半は、自分の舌で判断しておらず、「航空会社のイメージ」すなわち「先入観」、「偏見」、「バイアス」によって頭で判断している。その結果、自分の舌で味がわからない貧乏舌であることが露呈してしまう。
※現在は中国東方航空で提供されるビールは青島啤酒ではないかもしれません。

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羽田空港で積まれた中国東方航空の機内食、普通に洋食のような感じで、機内食としては十分に美味しい。

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機内wifiにつながり、MU576便の上海到着予定時間が11:37であることがわかる。MU787便の出発時間である12:35まで1時間を切っている。かなりタイトな乗り継ぎになるかも。

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上海行きの航路は日本列島に沿って西に向かう。

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有明海が見える。

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奥に見えるのは昨年2023年1月に訪れた雲仙。諫早湾は、干拓堤防の内側は土色の水になっている。

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中国大陸が近づいてきた。

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干潟なのかなぁ?土色の海。

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まもなく上海浦東空港に着陸する。

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無事に上海浦東空港に着陸。タキシング中の現在の時刻は11:29だけど、タキシングして飛行機から降りるにはもう少し時間がかかりそう。次のローマ行きMU787便は12:35発なので、すでに出発まで1時間しかなく、かなり忙しい乗り継ぎになりそう。

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しかも、上海浦東空港は大きくて、ターミナルもシャトルに乗っていかなければならないサテライトもある。そして、ローマ行きMU787便はサテライトのG115ゲートからの出発。

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後方座席は座席指定が無料なので後方座席にしてしまったけど、前方の有料座席を選択しておいた方がよかったかも。

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過去の経験から考えると、ギリギリの場合の乗り継ぎ救済措置はいくつかあって、何も言われない場合は接続便の出発を遅らせて待ってくれることが多い。ターキッシュエアラインズでは旧アタテュルク国際空港到着が遅延した場合はセキュリティチェックを省略して、飛行機を降りると本来は搭乗用の通路が開放されており出発ロビーにダイレクトに向かうことができた。行き先ごとに呼ばれる場合は、グループで通常ルートではない特殊ルートで乗り継ぎをさせてくれることもある。ドバイ国際空港では専用のクルマで別のターミナルまでワープさせてくれたこともあった。最悪のパターンはカウンターに行くように言われた場合は、別の便の搭乗券やホテルバウチャーを渡される。すなわち置いていかれるということ。やはりドバイ国際空港の乗り継ぎカウンターで、すでに24時間後の翌日の航空券とホテルバウチャーが用意されていたことがあった。

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この先で運命が決まる。乗り継ぎ救済措置がある場合は、この先で行き先別に呼ばれるはず。でも、1時間はあるし何とかなるんじゃないかなぁ?人間の移動は容易なんだけど、預け入れ荷物の移動もあるので荷物の積み替えには時間がかかり荷物が間に合わない場合がある。今回は、私はリュックサックひとつの旅なので問題ないけど。

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結果は、特別な乗り継ぎ救済措置はなく、ちゃんと空港係員がいて、ローマ、パリは「急げ!」と言うことで、乗り継ぎが必要なイタリア人やフランス人は走り出す。でも、このパターンは、経験的にはおそらく乗り継ぎ客全員が乗るまで接続便の出発を遅らせて待っていてくれるパターン。セキュリティチェックは、ローマ、パリの乗り継ぎの乗客は、声をかけられて特別な窓口に案内されてすぐに通過できるように配慮してくれる。空港職員が配慮をしているので、これは待ってくれるパターンと信じる。

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手荷物検査場を通過して、係員に道案内されながら、気がつくとシャトルに乗っている。ローマ行き、パリ行きともにサテライトターミナルからの出発。

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サテライトターミナルに到着。前方には走っている人たち。釣られて走ってしまうけど、ここまで来てしまえば、たぶん上海に置き去りにされることはない。

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エスカレータを上がれば出発コンコースだけど、上海浦東空港は巨大なターミナルなので、まだゲートまでは距離がありそう。

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エスカレータを上がると係員が立っていて、ちゃんと遅延の対応をしている様子で係員がパリ行きは右手に進むように、ローマ行きは左手に進むように案内がある。賑やかさがなく閑散としているターミナルは置いてきぼりになったようで不安になる。

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走っていた人たちはパリ行きの人だったみたいでローマ行きの私はひとりぼっち。G115ゲートはよりによって、けっこう奥にある。上海浦東空港は乗り継ぎ時間を最低1時間みないと厳しいかもなぁ。中国国際航空の北京首都空港での乗り継ぎ手続きを5分で通過できたのと比較すると、上海浦東空港はちょっと面倒かも。ましてやサテライトターミナルだとシャトルに乗るようなので時間がかかる。

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ようやくG115ゲートの表示が見えてきたけど、もっと先?出発ロビーは閑散としていて不安になる。

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機材はエアバスA330-200。まだボーディングブリッジが架けられており、貨物のハッチが開いている。よし!間に合った。私の荷物は手荷物のみなので、ロストバゲッジすることはないけど、おそらく、手荷物の積み替えも待っているっぽい。今日は羽田空港第3ターミナルでも忙しかったけど、上海浦東空港での乗り継ぎも忙しかったなぁ。上海浦東空港でトイレに行く時間もない。思えば、早朝、京急に乗る前にJ R品川駅でトイレに行ったのが最後で、羽田から上海のフライトは窓側の席だったし、ずっとトイレに行っていない。

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もう乗り継ぎ客を待っているだけのG115ゲートを通過する。ものすごく忙しかったけど、乗り継ぎ成功!前回の中国国際航空の北京首都空港での乗り継ぎは、ファーストクラスラウンジで美味しい中国料理のお昼ごはんを食べて優雅な乗り継ぎだったのに、今回はラウンジに行く時間もない。だけど、飛行機なんてただの移動手段なので、無事に乗り継ぎが成功すればそれでいい。繰り返すけど、「日本人としての誇り」を取り戻す人たちは中国の航空会社だからこうなったと言いそうだけど、今回の遅延の原因は中国東方航空ではなく、日本の羽田空港第3ターミナルのキャパシティの問題と、日本人男子6人組のせい。むしろ、接続便を遅延させて日本からの乗り継ぎ客を待っていてくれた中国東方航空に感謝すべきだろう。逆に言えば、日本人男子6人組は世界各地に向かう中国東方航空の接続便を遅延させており、当然ながらその復行便も遅延させていることを自覚した方がいい。

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2024年11月12日 (火)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(2)羽田空港の混雑のために出発遅延する中国東方航空上海浦東行きMU576便。

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羽田発上海浦東空港行き中国東方航空MU576便の機材は、タヌキ顔のエアバスA350。もちろん、よほどの中国に対する偏見を持っていなければ、この「ほんまもんの」中国東方航空の飛行機がちんちくりんな飛行機ではなく、エアバス製の最新鋭機であることはわかるはず。

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まだ1台目のバスから乗客が降りており、私の乗る2台目のバスは待機中。

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タラップからエアバスの最新鋭機A350に乗り込む。

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品川駅からずっと立ちっぱなしだったけど、ようやく座ることができる。エアバスA350は3-3-3の1列9席のコンフィグレーション。

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もちろん機材が新しいので、個人モニタも大きい。

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USB端子もあるので充電も可能。

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私は中距離までは窓側の席、長距離は通路側の席を選ぶことが多く、上海までは窓側の席を指定したので、窓からは「ちんちくりん」な恐怖の先が尖ったウイングレットが見える。

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まだ、チェックインを終えた乗客の荷物を搭載するためのベルトローダーが待機している。おそらく、チェックインが遅れて荷物の搬入が遅れているのだろう。

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ドアクローズとなり、ようやく機内安全ビデオが9:24に開始となる。本来の出発時間は8:40だから、すでに50分近く遅延している。最後に申し訳なさそうに機内に入ってきたのは、日本人男子6人組。卒業旅行なのかなぁ?そういえば本来はこの時期は多くの大学生を見かける時期だけど、最近の大学生は海外旅行に行ったりしているのかなぁ?日本人男子6人組は初めての海外旅行だったのかなぁ?今日のセキュリティチェックの混雑は尋常じゃなくて空港で両替をする時間もないくらいだったので遅れてくるのは仕方がないけど、50分は遅れすぎかなぁ?まぁ、未来に向けて、日本を飛び出して自分の目で世界を見て、いい勉強になってくれればいい。ぜひ、「日本人としての誇り」を取り戻すために、世界を自分の目で見て「井の中の蛙」ではない価値観を感じてほしい。だけど、ちょっと心配なのは、こういう子たちに限って、自分のせいだと思わずに中国の航空会社だから遅れて大変だったと武勇伝を語るようにはなってほしくないなぁ。遅延の原因は、あなたたちが遅れてきたせいですから。

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今回の遅延の原因は、機材は前日に到着して羽田空港に夜間停泊していたので機材が原因とは思えないので、羽田空港第3ターミナル内の混雑と、日本人男子6人組の影響だろう。日本人男子6人組については、卒業旅行シーズンなので仕方がない。円安の世の中になってしまい卒業旅行に行くにもかなりのお金がかかると思うけど、それでも世界を見たいという気持ちを応援したいと思う。むしろ、世界を見たいと感じず、コロナ禍のあとで「井の中の蛙」の思考になってしまう人たちの方が私は心配になってしまう。ネットでも情報は集められるけど、その情報は発信者によってなんらかの「バイアス」がかかっているかもしれず、それを鵜呑みにしてしまうと「偏見」を持つことになる。情報ではなく、実際に自分の目で直接見て空気を肌で感じることは大切だと私は信じている。日本人男子6人組が、自分たちのせいで出発が遅れたという自覚を感じずに、中国の航空会社だから出発が遅れたという「バイアス」を持っていないことを信じたい。

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中国東方航空の機内安全ビデオは真面目なタイプ。

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JALのグランドハンドリングのスタッフは、出発機に手を振ってくれる。

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エアバスA350は、尾翼にカメラがついていて、個人モニタから画像を見ることができる。

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ようやく羽田空港を離陸する。

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左下に横浜ベイブリッジが見える。正面左側に見えるのは富士山?

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横浜上空を通過し、神奈川県を西に向かう。江ノ島が見える。

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まだ3月10日なので山中湖周辺は雪に覆われている。

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富士山が近づいてきた。奥には駿河湾が見える。

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今日は富士山がきれいに見える。

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名古屋の北側を通過中。

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名古屋港がよく見える。

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天守閣は小さすぎてわからないけどお堀がある名古屋城。円形の建物は建設中のIGアリーナ。

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琵琶湖上空を通過し、日本列島を西に向かう。

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目的地到着までの残り時間は2:03。上海には11:23に到着予定。10:45が定刻なので、40分遅れ。次のローマ行きMU787便は上海浦東空港12:35発なので、乗り継ぎ時間は1時間しかないので、ちょっとタイトかも。

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日本人男子6人組がもうちょっと早く来てくれればなぁ。でも、すでに起きてしまったことは仕方がない。乗り継ぎ時間が1時間あれば、置いていかれることはないと思うので、きっと何とかなるでしょう。

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2024年11月 8日 (金)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 1日目(1)見つからない羽田空港第3ターミナルの中国東方航空のチェックインカウンター。

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2024年3月10日、日曜日。私の旅行記は空港に向かう時のこれから旅行が始まる気分の高揚感を表現したくて、今回の旅の記録は品川駅からスタート。何度も書いていることだけど、かつては成田空港に向かうためにスカイライナーでも京成本線経由で1時間はかかっていたので、空港に向かう時間は、これから始まる旅の期待感と不安感が入り混じる不思議な感覚。それを表現したくて空港に向かうところから旅行記を始めているんだけど、タイムパフォーマンスとしては無駄な1話かもしれない。まぁ、時代の流れはとっくの昔にブログから動画になっていて、静止画と文章が主体のブログ自体がすでにオワコンであることには気がついている。

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羽田空港行きの電車は国内線に乗る予定の人も多いので、早朝から混雑している。

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羽田空港第3ターミナル駅に到着。第3ターミナル駅で電車を降りる人の多さに驚く。2024年3月になると今までとは異なり、海外旅行者が爆発的に多くなっていることに気がつく。ようやく新型コロナウイルス感染症の影響がなくなったということだろう。それに、通常であれば3月上旬は卒業旅行シーズンで、多くの若者が日本を飛び出して海外旅行に出るシーズン。

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私はいつもエレベータで出発ロビーへと向かう。

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いつも通り、チェックインカウンターの並ぶ出発ロビーへ。

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ところが、中国東方航空のSカウンターが見つからない。そもそも案内板を確認してもSカウンターなんて存在しない。わからないことがあったら私の場合はすぐに人に聞いてしまう。案内所でSカウンターの場所を聞くと、1階にあるという。

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エスカレータで降りるように言われて、1階に向かう。

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1階のエントランスプラザと書かれている下に行列ができている。ここが中国東方航空のチェックインカウンターなの?

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こんなところにチェックインカウンターがあっても、わからない!こんなところにチェックインカウンターを作るなんて、もう羽田空港第3ターミナルがすでに処理できるキャパシティを超えてしまっているんだろう。ロシア上空を通過できて、早い!安い!サービスは普通!の三拍子揃った中国系航空会社のメリットを知ってしまったヨーロッパの人たちがけっこう並んでいる。

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こんなに行列ができていてチェックインはいつ終わるのかなぁ?係員がまわっていて、オンラインチェックインをしていればプライオリティレーンに案内できるというので、その場で上海までの区間のオンラインチェックインを行うけど、次の区間である上海からローマまではオンラインだとチェックインできない。とりあえず上海までは完了したので係員にプライオリティレーンに案内されて、上海までの搭乗券、上海からローマまでの搭乗券を発券してもらう。次回、中国東方航空を利用する場合は、とりあえず上海までのオンラインチェックインを済ませておけば、印刷をしていなくても、行列に並ばなくて済むことを学ぶ。
※現在はオンラインチェックインの窓口対応については対応が異なるかもしれません。

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プライオリティレーンでチェックインを済ませて、出発ロビーへと向かう。グランドハンドリングが優秀なのか、だいぶ通常レーンの行列も短くなっている。さすがにもう「日本人としての誇り」のコメントを再度入れられることはないとは思うけど、中国や韓国というだけで見下す「偏見」でコメントを入れられてしまうので言っておくけど、テキパキとしたグラウンドハンドリングは、中国の会社なんですかねぇ?JALという会社でした。あっ、「日本人としての誇り」を取り戻す人たちは、民主党が救済したJALを毛嫌いしているので、このコメントは逆効果だったかも。
※現在はグランドハンドリング担当会社がJALから変更になっているかもしれません。

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現在の時刻は7:34。出発時刻は定刻通り8:40の予定なのであと1時間しかない。出発案内板の下から3行目にMU576便があり、Sカウンターと表示されているんだけど、再度確認しているんだけど、どこを見たらSカウンターが1階にあることがわかるんだろう。

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この「チェックインカウンターご案内」ではSカウンターの存在がわからない。もしも、これが中国や韓国の空港だったら「日本人としての誇り」を取り戻す人たちが、不親切だと大騒ぎするだろう。

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ボーディング開始は7:55なので、もう20分しか時間がないのでどこにも寄らずに手荷物検査と出国審査を通過して135番ゲートに向かうことにする。でも、出発時間は8:40で1時間はあるので、ラウンジに行く時間はないけど、十分に間に合うだろう。

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ところが、すでに京急線第3ターミナル駅でも気がついた通り、海外旅行に出る国際線の乗客が爆発的に増えており、中央の保安検査場はものすごい行列になっており、比較的空いているはずの北側の保安検査場に向かうと、こちらも大行列。

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もう羽田空港第3ターミナルの処理能力は限界を迎えており、ダメな空港になってしまったなぁと感じざるを得ない。「日本人としての誇り」を取り戻すのであれば、時代錯誤の偏見で中国や韓国のことを言うよりも、まずは日本人として日本を恥ずかしくない国にすることだと思いませんか?まずは「日本人としての誇り」として、玄関口である空港はちゃんと整備すべきだと思いませんか?

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もう20分以上並んでいるけど、通過できない。8:30発の中国国際航空北京行きCA184便はアナウンスがかかっており、優先レーンを案内されている。係員に8:40発で時間がないことを伝えても、日本人係員は当該の航空会社の係員の案内がない人はダメだと断られる。

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北側にある保安検査場、以前は午前中じゃなくても普通に使えていたような気がするけど、今はこの時間帯しか開いていないということ?今でもまだコロナモードを継続しているということ?どれだけ日本は、時代の変化から遅れてしまっているんだろう。

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出国審査場の有人カウンターは誰も並んでおらずガラ空きなのに、なぜか案内の係員は列ができている自動化ゲートに並ぶように案内している。案内の係員がいる目的は、スムーズな出国審査の通過を促すためだと思うけど、どうして柔軟な運用ができないのかなぁ。まぁ、当たり前といえば当たり前だけど、セキュリティチェックの係員も出国審査場の案内の係員もマニュアル(決まり)を守ることが責務であり、自ら状況を判断して個人の裁量で利用者の利便をはかることは禁じられているのだろう。ダメもとで係員に列ができている無人ゲートではなく、誰も並んでいない有人ゲートでも良いのかと聞いてみると「どうぞ」と回答を得て、自動化ゲートに並ぶよりも早く有人ゲートで出国審査場を通過する。有人ゲートを通った関係で久しぶりに出国のスタンプをパスポートに押される。

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ということで、出国審査場を通過できたのが8:09。セキュリティチェック通過に30分以上も時間がかかっている。すでにボーディング開始時間を過ぎているけど、中国東方航空MU576便は8:40発なのでこのままゲートに向かえば出発時間には間に合う。135番ゲートはエスカレータを下るので、間違いなくバスゲート。ある意味では端っこにある遠くのゲートに行くよりは時短になるかも。

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エスカレータを降りると、135番ゲートにはすでに列ができている。

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すでに中国東方航空MU576便のボーディングが始まっている。大混雑のセキュリティチェックと出国審査場を抜けて、搭乗開始時間をちゃんと守っている人が多いことにびっくりする。経験的には中国人の皆さんって、かなり早めに列をつくって並ぶ人が多い印象なんだけど、だいぶ早い時間にチェックインを終えてセキュリティチェックを突破しているんだろうなぁ。

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今回の旅行、時間に余裕がなくてとっても慌ただしい。チェックイン完了からどこにも立ち寄らず、トイレに行くこともなく、空港で一度も座ることもなく、列に並ぶ。

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そのままボーディングゲートを通過してバスに乗る。

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京急線の電車も混雑していて座れなかったので、もう品川駅からずっと立ちっぱなし。立ったままバスで沖止めの飛行機へ向かう。しかし、どう考えてもまだ搭乗者はいるはずで、チェックインが終わってもセキュリティチェックが混雑により通過できないので、搭乗者が出発時刻に間に合わず、定時に出発できるとは思えない。今回は、機材は昨晩に到着済みで羽田空港に夜間停泊していたので中国東方航空のせいではなく、すでに処理能力のキャパシティを超えている羽田空港第3ターミナル設備の影響で遅延する予感。

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2024年11月 5日 (火)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 準備編(2)中国東方航空で行く、ヴェネツィア、ラヴェンナ、ボローニャとサン・マリノの旅。

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私の航空券に対する考え方は、たぶん昔から変わっていないんだけど、原則としては飛行機は単なる移動手段であり、きちんと目的地まで運んでくれて、遅延することなく予定通りのスケジュールで日本に帰ることができればいい。だけど単純に最安値というわけではなく、コストパフォーマンスを重視しつつも現地滞在時間を長く取れるフライトや乗り継ぎ便のスケジュールなども考慮した上で航空券を選ぶ。今回の場合は、確かにターキッシュエアラインズを使用すれば、現地滞在時間が日中の時間として約1日分多く取れるんだけど、そのために10万円の差となれば、中国東方航空を選択して、差額の10万円で美味しいものを食べたり、ホテルのランクをあげた方がよほど有意義な旅行になる。それに、2023年10月に中国国際航空でパリに行った時に、中国系航空会社を選択したデメリットを何も感じていない。機内食なんて10万円の節約を考えればどうでもよくて、現地で美味しいものを食べればいいじゃん。私の個人的な感覚としては、中国人も旅慣れてきてタブレットで映画を見たりして飛行機内ではおとなしくしているし、ロシア上空通過の速度的なメリットあるので、欧米の航空会社がロシア上空を飛べない今こそは中国系航空会社にむしろ優位性があると思っている。

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3/10 MU576 HNDPVG 8:40 10:45
3/10 MU787 PVGFCO 12:35 18:15
3/13 MU788 FCOPVG 20:15 14:40+1
3/14 MU575 PVGHND 17:05 21:10
※MU=中国東方航空 HND=羽田空港 PVG=上海浦東空港 FCO=ローマ・フーミチーノ空港

中国東方航空の公式サイトで予約する。座席指定は後部座席であれば通路側、窓側でも無料で指定可能。ちゃんと予約画面は日本語。上海浦東空港での乗り継ぎ時間は1時間50分と2時間を切っているので定刻に到着したとしてもタイトな乗り継ぎかもしれない。MU576便の機材は前夜に羽田空港に到着した機材の折り返し便なので、すでに機材は朝の時点で羽田空港にあるために大きな遅延はないだろう。欠点としてはMU576便は羽田空港出発が8:40と早いので、遅くとも朝7時くらいまでに羽田空港にたどり着く必要がある。早起きが苦手な人にはつらいかもしれないけど、朝の早起きがイヤだから10万円を捨てるという選択をする人がいたら、私はその人とは一生お友達にはなれないだろう。住んでいる場所によっては羽田空港に朝7時前に到着するのが難しい人もいると思うけど、なにしろターキッシュエアラインズよりも10万円も安いんだから、羽田空港周辺で前泊しても1万円くらいだから前泊しても十分にお釣りがくる。

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帰りはローマ・フーミチーノ空港を20:15発なので、夕方まではイタリアに滞在できる。上海での乗り継ぎ時間は2時間25分と長すぎず、短すぎず、ちょうどいいくらい。そして、最終的に手配した金額は、110,970円。ターキッシュエアラインズを使用するよりも10万円浮く。考え方によっては、中国東方航空にすれば1回分の航空運賃で2回ヨーロッパに行けることになる。

今回のフライトの最大の問題は、ディスティネーションがラヴェンナ・リミニ・サンマリノなのにイタリアでの到着はローマ・フーミチーノ空港発着であるということ。もしも、ローマに到着後に宿泊拠点のボローニャに移動しようしたら、空港からローマ・テルミニ駅まではレオナルドエキスプレスで40分。ローマ・テルミニ駅からボローニャ中央駅までは高速鉄道で2時間くらいかかる。上海からの中国東方航空MU787便は18:15にローマ・フーミチーノ空港に到着するので、定刻通りに到着して外に出られるのは早くても19:00頃。レオナルドエキスプレスで空港からローマ・テルミニ駅までは20分間隔の運行で所要40分なので、ローマ・テルミニ駅には遅くとも20時くらいには着くだろう。最終の高速列車はローマ・テルミニ駅20:50発でボローニャ中央駅に22:53着。中国東方航空MU787便がスケジュール通りに18:15に到着したら十分に間に合うとは思うけど、もしもMU787便の到着が1時間の遅延となり、空港から出られるのが20時となってしまった場合は、ボローニャへの最終列車での移動はかなり難しくなってしまう。遅延のリスクを考えると初日にボローニャまで高速鉄道で行くのはかなりギャンブルかなぁ。そうなると、初日はローマ泊とするのが安全だけど、今回の目的地であるラヴェンナ・リミニ・サンマリノを観光する時間が少なくなってしまう。

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この問題への解決方法は、別切り航空券で手配するITAエアウェイズのイタリア国内線の飛行機。もちろん、ボローニャ空港への便もあるんだけど、ヴェネツィア・マルコポーロ空港を選択する。日本語で手配可能で料金は12,880円。

3/10 AZ1473 FCOVCE 21:50 22:55
※AZ=ITAエアウェイズ FCO=ローマ・フーミチーノ空港 VCE=ヴェネツィア・マルコポーロ空港

ここで注意しなければならないことは別切り航空券であること。別切り航空券の場合は、連帯輸送が保証されていないので、中国東方航空MU787便が遅れてしまって乗り遅れても振替の対象にはならないので航空券は無効となる。そのため、同日中の別切り航空券での乗り継ぎの場合は十分な乗り継ぎ時間が必要。そして、帰国便は乗り継ぎが失敗すると日本行きの航空券が無効となるので、乗り継ぎ時間はさらに十分に余裕を持つこと。今回の場合は中国東方航空MU787便の到着時間は定刻18:15に対して、ITAエアウェイズAZ1473便は21:50の出発なので3時間35分の待ち時間がある。中国東方航空MU787便が2時間くらい遅延しても乗り継ぎができる。まぁ、それ以上遅延した場合は路頭に迷うことになるけど。そして、空港をボローニャではなくヴェネツィアにした理由は、もちろんヴェネツィア観光をしたいというのもあるけど、ボローニャは深夜にチェックインできそうな駅前ホテルが少なくて、料金が高くなってしまう。ヴェネツィアは空港バスがヴェネツィア・メストレ駅まで深夜まで運行されており、深夜でもチェックイン可能な駅前ホテルがありそう。

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時刻表を確認するとメストレ駅行きの空港バスの最終便が空港発25:10と遅い。そして、深夜でもチェックイン可能なホテルがヴェネツィア・メストレ駅周辺に確保できる。サンマリノとラヴェンナの両方を1日で周遊することで、ヴェネツィア観光の時間を作る。ボローニャは半日観光で十分だろう。結果的には、中国東方航空でローマ発着でも、当初のドラフト案にヴァネツィア観光をプラスして周遊してしまう。これで、今回の旅行の最終的な旅程が完成する。なお、今回はコロナ禍に3泊4日の国内旅行をリュックサックひとつでLCC仕様の重量7キロ以下で乗り切った経験を活かして、脱スーツケース、リュックサックひとつでの海外旅行を再挑戦することにする。

(最終的な旅程)
1日目 羽田空港から上海、ローマ経由でヴェネツィアへ。(ヴェネツィア・メストレ泊)
2日目 午前中ヴェネツィア観光後、リミニへ。(リミニ泊)
3日目 午前サンマリノ観光、午後ラヴェンナ観光後にボローニャへ。(ボローニャ泊)
4日目 午前ボローニャ観光、午後ローマ・テルミニ駅経由フーミチーノ空港へ。ローマから上海へ。
5日目 上海経由で羽田空港へ。

(最終的なフライト)
3/10 MU576 HNDPVG 8:40 10:45
3/10 MU787 PVGFCO 12:35 18:15
3/10 AZ1473 FCOVCE 21:50 22:55

3/13 MU788 FCOPVG 20:15 14:40+1
3/14 MU575 PVGHND 17:05 21:10
※MU=中国東方航空 AZ=ITAエアウェイズ HND=羽田空港 PVG=上海浦東空港 FCO=ローマ・フーミチーノ空港VCE=ヴェネツィア・マルコポーロ空港

以上の旅程で、中国東方航空で行く春のイタリア北部とサン・マリノ紀行へ。

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2024年11月 1日 (金)

2024春のイタリア北部とサン・マリノ紀行 準備編(1)高騰しているヨーロッパ行き航空券問題。

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2024年春の旅行はディスティネーションはラヴェンナ・リミニ・サンマリノで決定。日程は2014年3月10日から14日。私の手配はまず航空券を探し始めるんだけど、検索をかけてもドラフト案のエミレーツ航空が出てこない。デイリー運航のはずなんだけどなぁ。

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どうも、狙っていた2024年3月10日発のエミレーツ航空のドバイ発ボローニャ便が団体客でも入っているのか、ボローニャ単純往復だと検索結果に出てこない。代替案としてターキッシュエアラインズは出てくるんだけど、220,387円の航空券。22万円かぁ。だけど、ターキッシュエアラインズだったら、休暇初日の午前中にボローニャに到着できるし、帰りは夕方まで現地に滞在できる。ボローニャの街は歩いて観光できる範囲だから2日もいらない。そう考えると、もう1都市くらい周遊できるかもしれない。

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今回の旅程は、エミレーツ航空ボローニャ便を使用してボローニャを宿泊拠点にするというドラフト案の「先入観」から入っているので、ターキッシュエアラインズでボローニャを外してヴェネツィアで検索してみる。朝8:45にヴェネツィア着なんていい感じ。オープンジョーでヴェネツィアから入って、ボローニャでアウトでもいいかもしれない。これだけ現地滞在時間があれば、当初の予定にヴェネツィア観光をプラスにできそうだけど、航空券は211,882円。

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オープンジョーでエミレーツ航空を再度、調べてみる。エミレーツ航空は行きのボローニャへの「行き」がネックだったので、「行き」をヴェネツィアにすれば手配できる。初日はちょっと時間が短いけどヴェネツィア観光、最終日は午前中のみボローニャ観光とすれば、スーツケース問題はあとから考えるとして、周遊はできそう。でも、ターキッシュエアラインズと大きな価格差はなく、201,050円。これだったら、1万円の差で現地滞在時間が長いターキッシュエアラインズの方がいいでしょう。ということでエミレーツ航空案はこの時点で却下。もうヨーロッパ行きの航空券は20万円を覚悟しなくちゃならないのかなぁ。3月で航空券が20万円なんて、もっと航空運賃の高い夏にはヨーロッパにはもう行けないかも。

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前回のパリ行きで中国国際航空を利用したので、中国国際航空も調べてみる。中国国際航空は北京経由のローマ行きなら同日着が可能となっている。今回の目的地からは遠いローマだけど140,821円。

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ローマ行きの最安値は中国東方航空で107,819円。ローマだけど同日着が可能で現地滞在時間をローマ・フーミチーノ空港ベースで72時間は確保できる。現地滞在時間を優先するならターキッシュエアラインズだけど21万円。ローマだけど中国東方航空なら10万円。うーん、中国東方航空にすれば航空券が半額の10万円かぁ。ローマ・テルミニ駅からボローニャ中央駅までは高速鉄道で2時間くらいだから、なんとか工夫して中国東方航空で旅程が組めないかなぁ。ケチな私は、本音を言えば3月のヨーロッパ旅行に航空券だけで20万円を投入したくない。

航空券の高騰化のために、しばらくの間は中国系航空会社がフライトを持っている都市を前提としたディスティネーション選びをするしかないかもなぁ。今回もラヴェンナ・リミニ・サンマリノを見送ってローマをベースに全く別のディスティネーション、別の旅程を一から考え直すしかないかも。でも、行きたい!自分の目で見てみたい!と思うインスピレーションがないと私はディスティネーションを決められないし、旅程を組めない。そして、今、見てみたい!と最も感じているのは、ラヴェンナのモザイク。

円安によって上級国民ではない一般国民(労働者)が貧乏になってしまった日本が悪いんだから、ヨーロッパ行きの航空券はもう20万円だということを覚悟すべきなのかもしれない。スタートの航空券を確保する段階から迷いが生じてしまう。滞在時間が最大限に取れるターキッシュエアランズだったら当初の予定にさらにヴェネツィアも観光できて21万円。中国東方航空だったらローマだけど10万円。中国系航空会社は、前回の2023年10月のパリ旅行で中国国際航空を利用しているけど、今この記事を読んでいるあなたが中国に対する「先入観」や「バイアス」を持っていなければ、まったくもって普通だし、欧米(西側)の航空会社にとっては禁断のロシア上空通過ルートなので快速。さぁ、あなただったら、ターキッシュエアラインズと中国東方航空のどちらを選びます?

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