長崎雲仙・佐賀周遊旅行2日目(3)長崎でミッション系スクールの歴史を学ぶ。
空港バスからホテルに行くときに長崎新地中華街までは歩いて行ける距離であることを知っているので、このままホテルの前を通って長崎新地中華街まで歩くことにする。
まだ朝なので歩いている人は少ないけど、レストランや商店が並んでいる。
やっぱり、私にとっての長崎銘菓といえば中華菓子の「よりより」が好き。
毎年2月にランタンフェスティバルの会場となる湊公園。もちろん、まだまだこの年2022年は、新型コロナウイルス感染症で自粛ムードなので、ランタン装飾のみは行われたものの、イベントは中止となる。
長崎空港の次のバス停が長崎新地だった理由は、空港バスはこのトンネルを通ってきたからだということがわかる。
東山手十二番館は「市旧居留地私学歴史資料館」となっているので入ってみることにする。
池袋の立教学校って長崎と関係があるんだ。創立者であるCMウィリアムズ聖公会主教は長崎にいたことがあって、1873年に東京に移り1874年に立教学校を開設する。
白金台の明治学院も長崎と関係があるらしい。アメリカ・オランダ改革派教会のヘンリー・スタウト宣教師が開設した私塾からスチールアカデミーを経て東山学院となる。1902年神学部が明治学院神学部と合併、1932年に明治学院第二中学部東山学院となったのちに閉校となる。
多くの宣教師が長崎を訪れて、学校を開設していることがわかる。長崎を旅して、ミッション系スクールの系譜に興味を持ってしまう。
東山手十二番館は1868年に建設されたもので、東山手地区では現存する最古の建物。ベンチが置かれた広いベランダがいい感じ。
東山学院が建っていた場所には現在はマリア会の海星高校がある。東京・九段下の暁星高校の姉妹校となる。
この場所にはカトリック長崎教区による長崎東陵中学校が建っていたけど、その後に移転し長崎南山中学校・高等学校となる。もはや、東山学院、長崎東陵中学校、海星高校と、この場所の変遷がよくわからない。だけど、この地がミッション系スクールの発展の場であることには間違いなさそう。
坂の下に見えるのは東山手地区洋風住宅群。分譲住宅のように洋館が立ち並んでいる。
南側(海側)にバルコニーがあるのがいい感じ。ベランダがあるのが特徴なのかなぁ。
ここもオランダ坂。オランダ坂を登って、オランダ坂を降りる。どちらがオランダ坂だったんだろう。オランダ坂通り全体のことを示しているのかな?
観光名所よりも、私はこの銭湯の建物がおもしろいと感じてしまう。
孔子廟はケチって入場せずに塀の外から眺めるけど、建物の外観すらよく見えない。入場すべきだったかも。
おみやげもの屋さんが並ぶグラバー坂を登る。どこのお店にもカステラが売られている。
そして長崎の観光名所である大浦天主堂。まだキリスト教が禁教である江戸時代の1864年(元治元年)に竣工したカトリック教会。日本二十六聖殉教者堂と命名され、まだキリスト教は禁教であった時代でフランス人の礼拝堂として作られた。1875年に増改築を実施している。
内部は写真撮影禁止なので、教会内では新型コロナウイルス感染症の終息を神に祈る。1865年にプティジャン神父のもとに信徒が現れ、隠れキリシタンが存在することが明らかになる。大浦天主堂は「長崎と天草地方の潜在キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されている。世界遺産をテーマに巡るのであれば、外海や平戸まで足を伸ばした方がいいと思うけど、今回は大浦天主堂と島原の原城跡のみを訪れる予定。
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