関門トンネルを歩いて渡る下関・小倉旅 3日目(3)2021年7月、2022年の2度の大規模火災前の旦過市場を歩く。
引き続き旦過市場を歩くことにする。実際に歩いたのは2021年7月19日。翌年、2022年4月19日と8月10日に2度の大規模火災が起きており、この時歩いた風景は現存しないかもしれない。そもそも、今朝、観光案内所で旦過市場はリニューアルの計画があるので、火災がなくとも、今のごちゃっとした旦過市場を見られるのも今のうちという情報を得ている。
旦過市場は普通に一般向けの魚屋さんなどがある庶民的な市場で、私がもっとも好きなタイプの市場。
魚屋さんだけではなく、八百屋さんもちゃんとあり、専門店が並んでいるので旦過市場に来ればなんでも揃う。
市場ができた時からの道幅なのか、通路の幅は狭く、おそらく、川側のお店は川の上に建っている。
「ぬかみそ炊き」ってなんだろう?私は聞いたことのないもの、見たことのないものに対して、つい好奇心を持ってしまう。私はいくつになっても「まだ知らない」ものや「まだ知らない」ことに対する好奇心は衰えていないつもり。
なんだろう?「さば」や「いわし」と書かれているので、福井で食べたことがある「へしこ」みたいなものかなぁ?と思ってみるけど、ちょっと違う感じ。ぬかみそを含む調味液で煮てあるのかなぁ?うーん、まだ知らないもので、興味を持ってしまったら試してみるしかないかも。どんな味なんだろう?と私の好奇心が発動してしまっている。
川沿いのメイン通りから脇道にそれると、旦過市場はさらにディープな感じになる。
大きな八百屋さんもあれば、小規模の八百屋さんがあったり、品揃えが豊富なところもあれば、単品で勝負しているお店もあったりする。
川沿いのメイン通りを通り抜けて反対側の旦過市場の入口に出る。直線距離としてはそんなに長くはない市場だけど、いろいろなお店が並んでいて楽しい。
全体像を把握するためにメイン通りをとりあえず歩いてみたけど、もう一度、旦過市場を歩いてみることにする。今回は、メイン通りだけではなく、脇道にそれてみることにする。
メイン通りと比べると、雑多な感じがおもしろい。旦過市場、脇道の部分はどのような構造になっているんだろう?
旦過市場は全体的にはどのような構造になっているんだろう?まぁ、実際に翌年2022年に大規模火災が発生しているんだけど、失火したら構造的に厳しいだろうなぁ。もう大規模火災でこのあたりのエリアは現存しないかもしれないけど、きっと昭和から残っているんじゃないかと思われる脇道の雰囲気が私はけっこう好き。
私は、世界どこに行っても、市場は好きで、野菜や果物、魚などが、その地域でどのようなものが食べられているのかを感じるのが好き。
魚屋さんが2軒並んでいるうちの角田鮮魚店を見てみることにする。
お魚の品揃えは多くない。大きな魚は太刀魚かなぁ。貝類が得意なのかもしれない。
右からバイ貝、マテ貝はわかるんだけど、左側の貝はなんだろう?
私はフランスのレストランでマテ貝を見つけると、必ず注文するくらいマテ貝が好き。東京ではあまりお目にかかることはないマテ貝だけど、九州だったら、普通に食べられているのかなぁ?
そして、端っこには「亀の手」が売られている。日本で「亀の手」が売られているのを見るのは初めてかも。
お菓子屋さんのこのショーケースというか、ばんじゅうが並べられているだけだけど、こんな感じで売り物が並べていることってなかなかない。
さて、私の好奇心は抑えきれず「ぬかみそ炊き」を購入してしまう。その場で食べるように割り箸までもらって。
美味しい。ぬかみそを含む調味料で煮込まれている感じで、けっこう塩気があり、ごはんのおかずやお酒のおつまみとしては最高かもしれない。
そして、カナッペは、練り物を油で揚げるわけだから、パンを巻けばサクサクになる。よく考えたなぁ。味もサクサクの食感も美味しい。旦過市場は楽しかったなぁ。2022年に2度も大火災が起きたこともあり、いずれは再開発となってしまうんだろうけど、賑わいだけはいつまでも残ってほしいなぁ。
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