関門トンネルを歩いて渡る下関・小倉旅 2日目(4)長州藩の城下町、萩を歩く。
もしも電車やバスの旅だったら、萩は丸1日観光しても足りないくらいのボリュームがあり、宿泊してもいいくらい。もともと、じっくり萩観光をする時間がないことはわかっていて、萩観光は今回の旅行ではパスしてもよかったくらいなんだけど、全体的な雰囲気を感じてみたいなぁと思ってちょっとだけ立ち寄っている。なにしろ今日はレンタカーで下関に夕方には帰らなくちゃならないので、ちょっとだけ萩城下町を歩いてみることにする。
残念ながら、川の水面を見ればわかる通り、傘を刺さなければならないくらいの雨が降ってきた。天気が良ければ、遊覧船もおもしろそう。この指月川も、萩城を守る防衛のためのお堀の役割を持つのだろう。
白壁の塀がひたすら続いている。確かにお城から歩き始めているので、お城に近いわけだから大きな武家屋敷なのかなぁ。街というものは、時代の変遷とともに変化するわけで、大きな建物や近代的な建物もなく、城下町の雰囲気を残しているのはおもしろいかも。
碁盤の目状に道路が整備されているんだろうけど、ひたすら真っ直ぐな道。このあたりに居住している人は、元々は武家だったんだろうなぁ。一軒の区割りが大きい。
城下町の中心にある萩博物館に到着。強い雨が降り続いており、萩城下町の観光としては半分以下しか歩いていないんだけど、萩観光をしようと思ったら、本当に丸1日使うくらいのボリューム感なので、今回は萩博物館を見て萩城の駐車場に戻ることにする。そもそも、下関を拠点として日帰りで萩に観光に来る計画自体が無謀だということは最初からわかっている。
どう考えても、そんなに多くの人が殺到するような博物館ではないと思うんだけど、たぶんコロナウイルス2019のせいで完全予約制のため残念ながら入場できず。2021年は、なにしろ、コロナウイルス2019の感染拡大の原因は「酒」と不要不急の外出である「旅行」なので観光なんてもってのほかという世間の雰囲気のせいなのかもしれないなぁ。
萩博物館を目標に歩いてきたのに、完全予約制と知って、心が折れる。本当はもう少し歩いたところに高杉晋作誕生地や木戸孝允旧宅、さらには明倫館もあるというのに、今回は雰囲気を感じて、次回はじっくりと萩の観光スポットを巡ることにする。津和野や石見銀山も私にとっては「まだ知らないどこか」なので、この地域をもう一度巡ってみたいかも。
レンタカーのある萩城趾まで歩いて戻ることにする。傘が必要なほどの雨じゃなかったら、もう少し歩いていもよかったんだけどなぁ。
白壁の塀の中には、近代的な建物が見える。体育館があるみたいで、バレーボールなのかなぁ?声をかけながら練習している様子がわかる。今日は日曜日なので部活動の練習なのかなぁ?コロナウイルス2019で、たぶんこの時期は東京では東京オリンピック2020を強行するために緊急事態宣言が出されていたと思うけど、萩では普通に部活動ができていることにホッとした気持ちになる。
山口県立萩高校だったんだ。高校生活なんて、たった3年しかないんだから普通に生活してほしい。普通に声を出して、普通に仲間と部活動をしてほしい。体育館から聞こえる声が、萩ではコロナウイルス2019の影響が少なく、少しでも平穏な日常生活を過ごすことができているのかなぁ?と思うと本当にホッとする。
漆喰が剥がれた土壁の塀の上に夏みかんが実っている。収穫されていないということはすっぱいのかなぁ?もしくは塀の修繕もされていないので、ここには人が住んでいないのか。
駆け足の萩観光だけど、萩城下町の雰囲気はちょっと歩いているだけでも十分に感じることができる。
最後に萩城跡指月公園との共通券で入場できる「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」に立ち寄る。
もともとは厚狭毛利家の屋敷だったけど、母家は取り壊され、幕末に建てられた長屋が残っている。
当初の計画から萩をじっくり観光する時間はなくて、駆け足の観光になってしまったけど、城下町の雰囲気だけは十分に味わえた気がする。そして、萩はもう一度、じっくりと観光してもいい。レンタカーを走らせ、長門方面に向かい、「道の駅 萩・さんさん三見」に立ち寄ってみる。
「道の駅 萩・さんさん三見」は、無料の高速道路のインターチェンジに隣接しており、サービスエリアのような感じ。
まだ「鯖島食堂」は営業中。今日はお昼ごはんをまだ食べていない。
道路を挟んでの風景だけど、日本海がよく見える。晴れて、海の青さを感じることができれば、絶景なんだろうなぁ。
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