2020初めての筑波山登頂、大洗で日の出を見る茨城県ドライブ旅1日目(1)人生初めての筑波山登頂は、ロープウェイに乗ればよかったと後悔する。
2020年12月17日、木曜日。圏央道を走り、筑波山に向かう。毎年、年賀状の写真を前年の旅行の中からベストの風景を載せるようにしているんだけど、新型コロナウイルス感染症の第3波に入り、日本政府やマスメディアが作り上げた自粛ムードの中で、2020年のベストの風景を2021年の年賀状に載せるのに、ハワイやシチリア島では微妙なので、2021年の年賀状に載せる日の出の写真を新しく撮りにいくことを考えていた。日の出の写真撮影の目的地は、まずは真鶴を考えたんだけど、今回は「まだ知らない」大洗。早起きして日帰りで行くつもりだったんだけど、せっかく私たちが選挙によって信任している自公政権による需要喚起政策であるGoToトラベルがあるので、日帰りではなく大洗に宿泊することにする。
今回はマイカーを使ったドライブ旅行なんだけど、私は基本的な感染症対策である「新しい旅のエチケット」を遵守できれば、旅行はマイカーでなく公共交通機関を利用しても安全にできると確信している。カーナビにしたがって進んでいくと、だんだんと筑波山が近づいてくる。
ケーブルカーとロープウェイがあるので、簡単に筑波山に登ることはできるんだけど、しばらくは海外旅行にも行けそうもないし、人と接することがなく一人または少人数でも楽しめる新たな趣味として、登山とまでは行かないんだけど、日帰りのハイキングを趣味にしようかと思い始めている。というのも、スイスのユングフラウヨッホやフランスのモンブランのハイキングはしているくせに、私は日本では尾瀬も上高地も立山黒部にも行ったことがない。
調べてみると登山コースは距離的にも2キロ程度なので簡単に筑波山に登れるだろうと思って、ロープウェイを使わないことにする。靴だけは、冬季で凍結していると困るのでアルプスのシャモニーを歩いたこともあるモンベルのトレッキングシューズを着用。
1.8キロ先の女体山頂を目指す。1.8キロなので1時間ちょっとあれば余裕で登れるだろうと安易に考えている。
きっと有名な観光地だから、整備された遊歩道を登るだけだろう。
ちゃんと整備されていると思っていたら、勾配は急だし、歩道も荒れているし、トレッキングシューズを履いてきてよかった感じ。
事前に情報を集めない私が悪いんだけど、筑波山は岩が多い山なのかも。岩が落ちてきそうな「弁慶七戻り」という岩。神々の世界と現世を分かつ場所とされてきた石門。
筑波山は、ハイキングコースの域を超えており、けっこう険しくて登山の領域。誰でも登れるハイキングコースだと思ってロープウェイに乗らなかったことを後悔し始める。
岩の間に道があり、「高天原(たかまがはら)」と書かれている。天照大神をはじめ多くの神々が座す天井の世界。
「母の胎内くぐり」の岩を通り抜けると、罪穢の無い清い心身に立ち返ることを意味している。
太古の昔、集まった神々がこの石の上に線を引き、それぞれの行くべき地方を割りふったと言われる「国割り石」。
石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見える「出船入船」と呼ばれる石。
奇石・奇岩を見ながら登っていくんだけど、筑波山は岩山なんだろうなぁ。登山道は大きな石が転がるなかなかの悪路。本気でロープウェイに乗ればよかったと思い始めている。
全部の石は紹介しないけど、屏風岩まで上がってくると、けっこうな標高。
屏風岩には「安座常神社」があり、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀っている。
ようやく開けた場所に上がることができそう。それにしても、登山道は石が多くて勾配が急で、お気軽気分で登ったことを後悔している。事前に目安としての所要時間が80分と書かれていたんだけど、距離数から見ればもっと早く着くだろうと思っていたのに、まぁ、奇石や奇岩を見ながら登ったこともあって、ほぼ目安としての所要時間をかけてしまっている。
ようやく女体山頂に到着。距離は短いけど、石が多くてハイキングというよりも登山という感じ。だけど、山頂に到着した時の達成感はあるかもしれない。そう考えると、このコースはちょっとだけ辛い思いをして山を登った達成感を得られると考えれば、なかなかいいコースかも。
筑波山は周囲に高い山がないので、関東平野を広く見渡すことができる。うっすら東京湾が見える。
今日は大洗で日の出の写真を撮るために一眼レフカメラと望遠レンズを持っているので、望遠レンズで富士山を見る。
東京方面を見ると、ビルが立ち並んでいる様子がなんとなくわかる。そして左側に鉛筆のような塔が見える。
東京スカイツリーの形がちゃんとわかる。関東平野を一望できる筑波山に初めて登ってみて、歩いて登った疲労感も含めてなかなか良い体験。でも、次回は岩が多いコースを登山せずにロープウェイを使う気がするけど。
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