成田空港のその先へ、銚子電鉄に乗って犬吠埼へ。 1日目(2)成田山新勝寺の表参道の「駿河屋」でうなぎを食べる。
成田山新勝寺に向かう山道を歩く。平日だけど人通りもあり、お店も密集しており、賑やかな雰囲気。初めて成田山新勝寺を訪れるんだけど、確かに、東京から鉄道を引くほどの参拝客を集めているだけのことはあるのかも。
「川豊」はうなぎ屋さん。うなぎが名物だというのは知識としては知っていたんだけど、実際に町を歩いてもうなぎが名物なんだなぁと感じる。
おもしろいのは、お店の前でうなぎを捌き、ここで蒸して、ここで焼いている。
ここでうなぎを焼く香ばしい香りを嗅いだら、確かに立ち寄ってしまう。お店の目の前でうなぎを焼いているお店があることは成田山新勝寺の参道で初めて知ったんだけど、参道に広がるうなぎを焼く香りに足を止めてしまう。
なんとか「川豊」さんを通り過ぎる。お昼ごはんに近い時間帯になり、お店を気にし始めると、うなぎ屋さんが多い。
意図的に参道にうなぎを焼く香りを出すようにしているんだろうなぁ。
炭火で焼いているのがわかる。風景を見るだけではなく耳で聞いて風を感じるために私は旅に出るんだけど、炭火で焼いているのを見て、うなぎを焼く香ばしい香りを感じてしまうと、もう負けてしまいそう。
「川豊」さんと「駿河屋」さんとどちらがいいのかはわからないけど、今日は「駿河屋」さんに入ってみることにする。
正午前なので、まだ空いているようで、2階席にすぐに案内される。
ちゃんとしたうなぎ屋さんは、注文してから捌くので時間がかかるけど、このお店はどうかなぁ?お店の前でどんどん捌かれて、どんどん焼かれているから、そんなに待たないかも。
うなぎが焼けるまで時間がかかるかもしれないので、ビールを飲んで待つことにする。鉄道やバスの旅の良いところはお昼から飲めること。
時間がかかるかもしれないと思って「鰻煮こごり」をつまみながら、うなぎが焼けるのを待つ。
奮発して特上うな重は、ぎっしりとお重にうなぎが詰まっている。
今まで成田山新勝寺を訪れなかったことを後悔している。参道の門前町も楽しいし、何よりもうなぎ屋さんの店先のパフォーマンスは最高に楽しいし、そして、美味しい。その意味では、新型コロナウイルス感染症の流行がなければ、成田空港に行くことはあるにせよ、ずっと成田は通過するのみだったかもしれないなぁ。新型コロナウイルス感染症の流行があったからこそ、「まだ知らないどこか」を知ったような気がする。
さらに参道を進むと門前には、昔の役所のようなコンクリート作りの建物がある。大きな駐車場があるので、バスでの参拝なども受け入れているんだろうなぁ。
成田山新勝寺の総門は参道と直角に位置している。総門は2008年に建立されたもの。
総門をくぐると、次に見えるのは仁王門で、こちらは1831年建立の重要文化財。
新型コロナウイルス感染症の流行後は封鎖されていることも多い手水舎は普通に利用できる。
仁王門に吊るされている大提灯は「魚がし」と読めるけど、魚河岸講の奉納品。今でも「講」という組織が商売の世界では続いているんだろうなぁ。
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