2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(8)活気あるパレルモのバッラロの市場“Mercato di Ballarò”。
ジェズ教会を出て、「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」の「ノルマン王宮と旧市街」の観光スポットを全て周遊する。メルカート好きの私としては、ジェズ教会のすぐそばにある「バラッロの市場」“Mercato di Ballarò”があるとわかれば、行かないわけにはいかない。
バラッロの市場は、大きな広場ではなく、ここからパレルモ中央駅までの路地がメルカートになっている。
よくわかんないんだけど、ハーブなのかなぁ?これで1ユーロが安いのかどうかもわからない。
ジュース屋さん。JTB旅物語のツアー「トルコ大爆勝」でトルコを周遊している時によく見かけたジューサーでザクロジュースを搾っている。
バラッロの市場のおもしろいところは、お惣菜が売られているところ。カルチョフィ“Carciofo”(アーティチョーク)をグリルした味はどんな感じなんだろう?
フランス語で言えばイワシのファルシだけど、イワシに詰め物をしたものが美味しそう。
このあたりは屋台ではなく、商店街という感じで、狭い路地の両側にさまざまなお店が並んでいる。
私は、メルカートでその地域で売られているものを見るのが大好き。魚屋さんでそのような魚が売られているのかを見るのが大好き。
果物屋さんは、スプレムータを売るお店が多い。そして、オレンジジュースは1ユーロと激安。
やっぱり、私は世界のどこに行っても市場を見るのが好き。その地域でどのようなものが食べられているのか、道を歩く人を観察したり、少しだけその地域の生活が見られる気がする。
アランチャ・ロッソでも1ユーロなんて安い。このタイプの手動のジューサー、実は小型のものをエルサレムで衝動買いして、自宅にある。私が大好きな生搾りオレンジジュースなのに、ここでも飲んでいない。単純に考えれば、その時に飲みたい気分ではなかったということなんだけど、だいぶ私のいつも通りの旅行になっているつもりなのに、いつも通りじゃない。だって、私はスプレムータが大好きなんだもん。
トマトだけでもさまざまな種類がある。そして、ここでも青いトマトも売られている。
生鮮食料品だけではなく、雑貨のお店もあり、バラッロの市場に来ればなんでも揃いそう。
魚屋さんの値札を見て、魚の名前を覚える。 私が唯一、名前がわかる魚の“Orate”は“Orate”と表記されている。
以前にジェノヴァの市場でも見かけたような気がするけど、イタリアではネオナータ“Neonata”(しらす)が食べられている。
このメルカートのおもしろいところは、お惣菜を売っているお店があることかもしれないなぁ。私の旅行は、旅程が短い分だけ、美味しいものを食べようと思ってレストランに入ってしまうことが多いんだけど、最近は、街角の軽食だってその地域を感じるためには味わうべきものだと見直していて、お惣菜ランチやお惣菜を買ってホテルの部屋でのディナーでもいいかもしれないなぁ。
シチリアではタコぶつが売られている。イタリアって、シンプルにグリルしたり、フリットにしたり、素材を楽しめる料理が多い。日本でも、オリーブオイルとレモンだけで食べてみてもいいかも。そして、詰め物をしたイワシが美味しそう。
小ぶりのタコだけど、丸ごとのタコもある。茹でたタコなので、日本でも食べられると思うので、この場で食べようとは思わないんだけど、今度、茹でたタコをオリーブオイルとレモンで食べてみようかなぁ。
br />ちょっとした広場には屋台のお店。なぜかはわからないんだけど、生鮮食料品を売るお店が多いんだけど、歩いている人は男性がけっこう目立つ。
ズッキーニと今回の「春のシチリア紀行」でちょっと気に入っているカラフルなトマト。
パレルモのメルカートはこれでも人が少ないのかもしれないけど、賑わっている。2020年3月6日の段階では、パレルモでは、誰もマスクもしていなければソーシャルディスタンスなんて関係なく、市民は普通に平穏に暮らしていることがわかる。普通に暮らしていても、前日2020年3月5日のシチリア州(シチリア島)の陽性者数は人口500万人に対して、1日あたりではなく、今日までの累計で18人。日本では、マスメディアによって「イタリア「全土」が危険ですよ!」と世間体をあおる報道がなされているけれど、まだこの時の実際のシチリア島は平穏な日常生活が保たれている。
再び、細い路地に入る。細い路地の両側には生鮮食品が中心のお店が並ぶ。私が大好きなメルカートをもう少し歩いてみることにする。いつも通りに市場を楽しみながら。
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