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2022年3月

2022年3月29日 (火)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(10)パレルモの旧港、ラ・カーラ“La Cala”に海を見に行く。

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バラッロの市場を歩いていたら、パレルモ中央駅まで戻ってしまったので、もう少し観光スポットを巡るために再び旧市街に戻ることにする。

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今朝のスタート地点であるホテル・デル・チェントロの前を通り、ローマ通りとヴィットリオ・エマヌエーレ通り“Via Vittorio Emanuele”の交差点を朝は左側に進んでノルマン王宮に向かったのに対して、今度は右側の港の方向に進む。

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ノルマン王宮と港を結ぶヴィットリオ・エマヌエーレ通りを港に向けて歩く。

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観光用の馬車かなぁ?

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昨日の夜にレストランに向かう時にショートカットした路地は、生活感のあふれる路地だったことに明るい時に歩いて気がつく。日中に路地の見ると、雰囲気としては夜に一人で歩くのは微妙な路地だったかもしれないなぁ。

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通り沿いの右手には、ホテルのレセプションで、昨晩、お勧めレストランとして紹介されて夕ごはんを食べたリストランテ・カリオストロ“Ristorante Cagliostro”がある。

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マリーナ広場“Piazza Marina”の手前には、「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」掲載の軽食屋さんのニ・フランコ・ウ・ヴァスティッダル“Nni Franco U Vastiddaru”があり、アランチーニやパニーニが売られている。カターニアのカフェで食べたアランチーニが美味しかったので、ちゃんとしたレストランではなく、今日のお昼ごはんか夕ごはんに軽食系もありだなぁ。

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マリーナ広場のあたりは公園になっていて、噴水 “Giardino Garibaldi”がある。“Fontana del Garraffo”がある。

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マリーナ広場の中央には1863年に整備されたガルバルディ庭園“Giardino Garibaldi”となっており、巨大な樹木が植えられているけど、これは何の木だろう?

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ファッタ家の宮殿“Palazzo Fatta”は、17世紀に建てられた。1階はオステリア“Osteria Mangia e Bevi”になんているみたい。

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海に向かおうと思っていたんだけど、「地球の歩き方」を見ると、近くにサン・フランチェスコ・ダッシジ教会“Chiesa di San Francesco d'Assisi”があるみたいなので行ってみることにする。

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スーパーマーケットのカルフールの奥にある門は、ミルト宮殿“Palazzo Mirto”の門で、私は門に目が止まるだけで素通りしてしまっているんだけど、実は内部の見学が可能だったみたい。

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サン・フランチェスコ・ダッシジ教会を目指して細い路地を進む。

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この小さな広場は何だろう?

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細い路地を進むと広場に出る。目の前にあるのは、「地球の歩き方」でも紹介されているアンティーカ・フォカッチェリア・サン・フランチェスコ“Antica Focacceria San Francesco”というお店で、モツを挟んだフォカッチャ・マリタータ“Focaccia Maritata”が名物らしい。イタリアの軽食は美味しいので、ちょっと食べてみたいかも。まだ、お昼ごはんの時間には早いので、もう少し街歩きを続けることにする。

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振り返ってみると、そこにはサン・フランチェスコ・ダッシジ教会。もともとは13世紀に建てられたものだけど、のちの時代に修復されている。

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残念ながら、訪れた時間が悪かったのか、正面の門は閉ざされており、内部の見学はできず。

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マリーナ広場に戻ってくる。このクルマは何だろう?

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ガレッティ宮殿“Palazzo Galletti di S. Cataldo”の1階は観光案内所のはずなんだけど、今日は閉まっているみたい。建物自体は19世紀に復元されたもの。

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やっぱり、クルマが気になる。お祭にでも使うものなのかなぁ?

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ガルバルディ庭園で、巨大な樹木“Ficus Macrophylla”を見上げる。

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キアラモンテ宮殿“Palazzo Chiaramonte Steri”は、1307年に建築が始まり、1320年ごろに完成した宮殿。見た目からして、窓も少なく、壁も高いので城塞としてつくられたんだろうなぁ。

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奥にはヨットのマストが見えるので、ようやく海が見えてきた。

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近づくまでは教会とは思わず、ガイドブックを見てサンタ・マリア・デッラ・カテナ教会“Chiesa di Santa Maria della Catena”だとわかる。16世紀初頭の建物だけど、ファサードが独特でおもしろい。

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ラ・カーラ“La Cala”と呼ばれるU字型の旧港に出る。

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波もなく穏やかな旧港をのんびり歩く。

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旧港で結婚写真の撮影現場に遭遇。二人は笑顔で幸せを感じている。この時のパレルモではまだ普通に平穏な日常生活を過ごすことができているし、普通に幸せを感じることができている。

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2022年3月25日 (金)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(9)さらにパレルモのバッラロの市場“Mercato di Ballarò”を歩く。

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私はやっぱり、メルカート(市場)を見るのが好き。その土地でどのようなものが食べられているのかを知ることで、少しでも生活が見えるような気がする。そして、そこに集まる人を観察するのも好き。さらに、「バラッロの市場」“Mercato di Ballarò”を歩く。

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カターニアの魚市場で見かけたように、ここでもカジキマグロが売られている。

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イワシを手開きにしたのかなぁ?

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チーズ屋さん。フランスと同様に地域ごとに名産のチーズがあるに違いない。

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葉物野菜を見るのも好き。だって、イタリアだと、日本では馴染みのない野菜が売られている。

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むしろ、イタリアやフランスの市場を歩いていると、カルチョーフィ(アーティチョーク)なんて、日本でメジャーではないことが不思議なくらい。

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これは、ほうれん草。

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この葉物野菜はなんだろう?そして、写真の左上の野菜はなんだろう?イタリアって、けっこう知らない野菜が食べられていて、本当にメルカート巡りが楽しい。

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まだまだ商店街は、通り沿いに続いている。

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お肉屋さんで売られているものなんだけど、これはなんだろう?

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いわゆるホルモン系の肉が売られている。

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私はトリッパの煮込みが好き。

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貝を扱う魚屋さん。値札には“Vongolo”と書かれている。

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そして、カターニアの魚市場でも売られていたシャコ。

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魚が群れで泳いでいるような陳列がおもしろい。

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箱に入っているのはタラ“Merluzzo”。

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通りを歩いていると、火事が起きているんじゃないかと思うくらいの煙。

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広場全体が煙たい。

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原因はこのお店で、どうやら肉を串焼きにして焼いている。ものすごく煙たいけど、きっとこういうお店が美味しいに違いない。

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バッラロの市場は、歩いても歩いてもお店が途切れることがなく並んでいて、本当に楽しい。

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そして、多くの人たちが市場で買い物をしていて、賑わっている。日本ではマスメディアが大騒ぎして、実際はイタリア北部での出来事なのに、あたかもイタリア全土が感染爆発しているかのように報道され、日本のマスメディアによる「全体化」された報道を疑うことなく鵜呑みにした一部の人たちからすれば信じられないと思うけど、シチリア州のパレルモでは普通に日常生活ができている。平穏な暮らしができている。そう、イタリアはイタリアだけど、シチリア州では普通に日常生活ができている。

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むしろ、日本にいるよりもシチリア島にいた方が、平穏に普通に日常生活ができていることを感じられるかもしれないなぁ。これでもか、これでもかと垂れ流しにされる、どこまでが真実かどうかもわからない新型コロナウイルス感染症の危機についての情報にあふれている日本で生活するよりも、シチリア島にいる方が心の平穏を保つどころか、逆に再び日本に戻って閉塞的な世の中で生き抜くためのパワーをもらえる気がする。このトマトのように、色や形や大きさが均質でなくても売られているイタリアの方が生きやすいのかもしれないなぁ。

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均質を求める日本だったら、味に変わりはなくても、曲がった野菜は商品にならないかもしれない。個性ではなく「規格外品」として捨てられてしまうかもしれない。私もきっと「規格外品」だろうなぁ。私のように海外旅行、しかもイタリア旅行に行くなんて、「欲しがりません勝つまでは」、「贅沢は敵だ」というスローガンが掲げられる十五年戦争の時代だったら、「非国民」として抹殺されてしまうだろう。

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色鮮やかなラズベリー。

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そして、いちごの赤さがメルカートを彩っている。

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ようやく、バッラロの市場の終点に出る。

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パレルモ中央駅前の通りまで戻ってくる。今日が観光できる最終日だけど、まだ時間はたくさんあるので、もう少しパレルモの街を歩きまわってみることにする。

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2022年3月22日 (火)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(8)活気あるパレルモのバッラロの市場“Mercato di Ballarò”。

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ジェズ教会を出て、「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」の「ノルマン王宮と旧市街」の観光スポットを全て周遊する。メルカート好きの私としては、ジェズ教会のすぐそばにある「バラッロの市場」“Mercato di Ballarò”があるとわかれば、行かないわけにはいかない。

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ジェズ教会を出てすぐに、市場の雰囲気を感じられる。

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バラッロの市場は、大きな広場ではなく、ここからパレルモ中央駅までの路地がメルカートになっている。

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この辺りはスパイスや乾物もの屋さんみたい。

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よくわかんないんだけど、ハーブなのかなぁ?これで1ユーロが安いのかどうかもわからない。

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ジュース屋さん。JTB旅物語のツアー「トルコ大爆勝」でトルコを周遊している時によく見かけたジューサーでザクロジュースを搾っている。

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スプレムータが1ユーロ、シチリア島って、物価が絶対に安い。

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バラッロの市場のおもしろいところは、お惣菜が売られているところ。カルチョフィ“Carciofo”(アーティチョーク)をグリルした味はどんな感じなんだろう?

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フランス語で言えばイワシのファルシだけど、イワシに詰め物をしたものが美味しそう。

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このあたりは屋台ではなく、商店街という感じで、狭い路地の両側にさまざまなお店が並んでいる。

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私は、メルカートでその地域で売られているものを見るのが大好き。魚屋さんでそのような魚が売られているのかを見るのが大好き。

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果物屋さんは、スプレムータを売るお店が多い。そして、オレンジジュースは1ユーロと激安。

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やっぱり、私は世界のどこに行っても市場を見るのが好き。その地域でどのようなものが食べられているのか、道を歩く人を観察したり、少しだけその地域の生活が見られる気がする。

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アランチャ・ロッソでも1ユーロなんて安い。このタイプの手動のジューサー、実は小型のものをエルサレムで衝動買いして、自宅にある。私が大好きな生搾りオレンジジュースなのに、ここでも飲んでいない。単純に考えれば、その時に飲みたい気分ではなかったということなんだけど、だいぶ私のいつも通りの旅行になっているつもりなのに、いつも通りじゃない。だって、私はスプレムータが大好きなんだもん。

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鮮やかなトマト。真っ赤なトマトは茎でつながっている。

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トマトだけでもさまざまな種類がある。そして、ここでも青いトマトも売られている。

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生鮮食料品だけではなく、雑貨のお店もあり、バラッロの市場に来ればなんでも揃いそう。

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魚屋さんの値札を見て、魚の名前を覚える。 私が唯一、名前がわかる魚の“Orate”は“Orate”と表記されている。

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以前にジェノヴァの市場でも見かけたような気がするけど、イタリアではネオナータ“Neonata”(しらす)が食べられている。

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このメルカートのおもしろいところは、お惣菜を売っているお店があることかもしれないなぁ。私の旅行は、旅程が短い分だけ、美味しいものを食べようと思ってレストランに入ってしまうことが多いんだけど、最近は、街角の軽食だってその地域を感じるためには味わうべきものだと見直していて、お惣菜ランチやお惣菜を買ってホテルの部屋でのディナーでもいいかもしれないなぁ。

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シチリアではタコぶつが売られている。イタリアって、シンプルにグリルしたり、フリットにしたり、素材を楽しめる料理が多い。日本でも、オリーブオイルとレモンだけで食べてみてもいいかも。そして、詰め物をしたイワシが美味しそう。

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小ぶりのタコだけど、丸ごとのタコもある。茹でたタコなので、日本でも食べられると思うので、この場で食べようとは思わないんだけど、今度、茹でたタコをオリーブオイルとレモンで食べてみようかなぁ。

20pmo3823br />ちょっとした広場には屋台のお店。なぜかはわからないんだけど、生鮮食料品を売るお店が多いんだけど、歩いている人は男性がけっこう目立つ。

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ズッキーニと今回の「春のシチリア紀行」でちょっと気に入っているカラフルなトマト。

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パレルモのメルカートはこれでも人が少ないのかもしれないけど、賑わっている。2020年3月6日の段階では、パレルモでは、誰もマスクもしていなければソーシャルディスタンスなんて関係なく、市民は普通に平穏に暮らしていることがわかる。普通に暮らしていても、前日2020年3月5日のシチリア州(シチリア島)の陽性者数は人口500万人に対して、1日あたりではなく、今日までの累計で18人。日本では、マスメディアによって「イタリア「全土」が危険ですよ!」と世間体をあおる報道がなされているけれど、まだこの時の実際のシチリア島は平穏な日常生活が保たれている。

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再び、細い路地に入る。細い路地の両側には生鮮食品が中心のお店が並ぶ。私が大好きなメルカートをもう少し歩いてみることにする。いつも通りに市場を楽しみながら。

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2022年3月18日 (金)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(7)ノルマン時代を感じさせるパレルモのサン・カタルド教会“Chiesa di San Cataldo”。

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プレトーリア広場を出て、ちょうどプレトーリア宮殿の裏手にもベッリーニ広場“Piazza Bellini”がある。広場に面する建物は、修復中だけど、サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会のような半円形のオレンジのドームのサン・カタルド教会“Chiesa di San Cataldo”が見える。

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奥に見える鐘楼がある教会がマルトラーナ教会“Chiesa della Martorana”または海軍提督の聖母マリア教会“Santa Maria dell'Ammiraglio”と呼ばれ、1143年に建設されたもの。のちの17世紀の改修により、正面のファサードはバロック様式。

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まずは、手前側に建つ1154年から1160年に建設されたサン・カタルド教会に入ってみることにする。

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サン・カタルド教会は残念ながら修復中で特徴的な3つの丸屋根は見えるけど、ファサードは確認できない。サン・カタルド教会の内部に入ってみる。

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サン・カタルド教会の内部は、サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会ほどではないけど、装飾もなく、石造りの建物の構造がわかるシンプルな感じ。建物を支える柱は、石の柱。私には専門知識はないけど、ノルマン時代の建物は石の柱で支えられているのかなぁ?

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サン・カタルド教会は提督だったマイオネ・ダ・バリによって1154年から1160年に建築された。その後は、ベネディクト会に管理されていたんだけど、1787年に建物は郵便局になる。1882年の修復によって、現在の姿となっている。

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床面は、修復されているにせよ、ノルマン時代のデザインなのかなぁ?

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ドームの構造がよくわかる。明かりを取るための小窓もある。

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続いて、サン・カタルド教会の隣に建つマルトラーナ教会の中に入ってみることにする。

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正面のバロック様式のファサードはのちの時代に改修されたために色が違う。

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鐘楼に書かれている星形の模様はなんだろう?

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マルトラーナ教会も石の柱で建物を支えている。手前側の天井の装飾はモザイクではなくフレスコ画なので、のちの時代に改修されたものだろう。

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教会の中央部まで進むと天井の装飾がフレスコ画からモザイクに変化してくる。

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中央にあるクーポラを見上げると、金色のモザイクで彩られており、ノルマン王宮のパラティーナ礼拝堂に負けず劣らず美しい。

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天井を見上げて、すっかり金色のモザイク画に魅了されてしまう。私はモザイク画が好きなのかもしれないなぁ。今回のディスティネーション選定も、最終選定のもう一つの候補はラヴェンナに行ってモザイク画を見たいと思っていたのも、モザイク画を見たいと思っていたから。

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祭壇の装飾はおそらくバロック様式だろうなぁ。

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祭壇の上部のクーポラはフレスコ画になっており、モザイク画とフレスコ画が混じり合っているのもパレルモらしさなのかなぁ。

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床のタイルは、パラティーナ礼拝堂と同じような幾何学模様。

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この教会の床のタイルもアラブ文化とビザンティン文化の融合したコズマーティ様式“Cosmati”なんだろうなぁ。

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教会の椅子に座り、平穏な旅を続けられていることを神に感謝する。今回のディスティネーション選定で、最終的にシチリア島に決めた理由がアラブ文化とキリスト教文化の交差点なので、やっぱり、パレルモで感じられるノルマン時代の装飾が好き。実際に街歩きをしてみると、バロック様式や新古典様式などの時代の変遷を感じることができて、事前の予想以上にパレルモは魅力的な町。

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ベッリーニ広場の反対側にあるのは聖カタリナ教会“Chiesa di Santa Caterina d'Alessandria”。1596年の完成でバロック様式。「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」には解説がないので、必須スポットではないと思って、内部の見学は省略する。というのも、地球の歩き方のパレルモの記事は充実していて、必須スポットを巡るだけでも、けっこう盛りだくさん。

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「地球の歩き方」を見ながら、次の必須スポットに向かう。路地をのぞいてみると生活感のある雰囲気。

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住宅街の通りを進む。

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ジェズ教会“Chiesa del Gesù”が見えてくる。1630年に完成したジェズ教会はバロック様式。

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教会の中に入ってみると、装飾が素晴らしい。今回の「春のシチリア紀行」で私が気になっているのは、建物を支える柱の形状。16世紀の建物なので、丸い柱ではない。

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教会全体の装飾も美しいし、天井のフレスコ画も素晴らしい。第二次世界大戦中の1943年5月9日の爆撃によって、クーポラに爆弾が直撃したので、おそらく建築当時のものではなく再建されたものだと思うけど。

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主祭壇を見上げる。細かな装飾までも再建されたものだとすれば、ものすごい労力がかかっただろうなぁ。

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今回の「春のシチリア紀行」では、教会に行くたびに椅子に座り、平穏に旅をできていることを、いつも以上に神に感謝する。

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2022年3月15日 (火)

GoToトラベル再開の前に2022「新GoToトラベル」のおさらいをしてみる。

ようやく2020年12月末から休止状態だったGoToトラベルが「県民割」ののちに全国規模で復活しそうな気配。自民党岸田政権によって再開が決定された場合、「新GoToトラベル」を利用して旅行に行くことは、新型コロナウイルス感染症流行発生後の選挙で私たちが選出した自民党による岸田政権の方針に従っているために、けっしてルール違反ではない。ただし、GoToトラベルの利用の有無に関わらず、旅行に出る場合は必ず「新しい旅のエチケット」を遵守し、「ワクチン・検査パッケージ」などのルールに従うこと。もともと「欲しがりません勝つまでは」、「贅沢は敵だ」という思考だと、観光旅行はまさに不要不急なのでバッシングされやすい上に、ごく一部だけどルールを守らない旅行者が絶対にいるので、それがマスメディアによって「全体化」されて、実際はごく一部であるのに、旅行者は「みんな」ルールを守っていないという世論を作り出し、観光旅行「全体」がバッシングの対象になる。

goto2022
※参考
https://goto.jata-net.or.jp/

新たなGoToトラベルは、従来は35%の割引率が30%に減少し、上限額も14000円から交通付きで10000円、宿泊のみの場合は7000円に減額されている。もっとも変更された点は地域共通クーポンが定額制に変更されて一律で平日3000円、休日1000円となっている。そして「新GoToトラベル」の利用には「ワクチン・検査パッケージ」の活用が明記されている。

ポイントとしては、前回のGoToトラベルと同様に、宿泊に交通付きのパッケージツアーの方が交通費部分も30%の割引に含まれるし、上限額も10000円と高いためにお得となる。ただし今回は交通つきで1泊2日で33335円を超えるようなツアーだと10000円の上限額を超えて足が出てしまう。上限額内で抑えようとすると1泊2日のツアーだとビジネスホテルと往復の航空券や新幹線がセットになった出張パックに朝食をつける程度がせいぜいだろう。むしろ、1泊2日の場合は上限額を気にすると楽しめないので、上限額を超えて1万円引きになると考えた方がいいかもしれない。それでもお得なのだから。2泊3日以上のパッケージツアーであれば上限額までの金額に余裕が出てくるので、前回のGoToトラベルと同様にレンタカー込みのプランにすればレンタカー代も割引対象になるし、ホテルをランクアップしたり、宿泊を夕朝食の2食つきのプランにすれば食事部分も割引対象になるので、旅のランクアップができる。したがって、2泊以上の交通つきの旅行の方が「新GoToトラベル」の恩恵を受けられるだろう。

宿泊のみの場合も夕朝食の2食つきのプランにすれば、食事部分も割引対象になるので、前回のGoToトラベルと同様に2食つきにして上限額を狙う。しかし、今回は宿泊のみの場合は上限額が7000円と少ないので、1泊で23335円を超えるような旅館やホテルの場合は上限額を超えてしまうので要注意。そこそこの旅館やホテルで2食つきにすると、足が出てしまう可能性が高い。

そして「新GoToトラベル」の新たな活用方法がある。それは「平日」3000円の地域共通クーポンを活用すること。きちんとした要綱が出ないとなんとも言えないんだけど、地域共通クーポンを定率ではなく定額にしたことで、安めのホテルだったら実質上、自己負担なしで宿泊することができてしまうかもしれない。

1泊5000円のホテルに平日に宿泊すると、まず「新GoToトラベル」の30%の割引で3500円の支払いが発生する。そして平日の宿泊は3000円の地域共通クーポンがもらえるので、実質自己負担は500円となる。1泊4500円の宿泊料金もあり得るので、1泊4500円のホテルで考えてみると、「新GoToトラベル」の30%の割引で3150円の支払いとなる。平日宿泊で3000円の地域共通クーポンがもらえて実質自己負担150円となってしまう。150円なんて、実質的に自己負担はないに等しい。

これって、さらに安い宿泊施設の場合はどうなんだろう。平日に1泊4000円の格安ホテル等に宿泊した場合、「新GoToトラベル」の30%の割引で支払いは2800円となる。2800円を支払うと平日であれば3000円分の地域共通クーポンをもらえることになるので、実質的に無料どころか、200円の利益が出てしまうことになる。さらに宿泊料金の安い1泊3000円の格安ホテル等に宿泊した場合は、「新GoToトラベル」の30%の割引で2100円の支払いとなる。2100円を支払うと3000円分の地域共通クーポンがもらえることになり、900円の利益が出る。さらに安い宿泊施設に平日に宿泊すれば、地域共通クーポンによってさらに利益が発生してしまう。うーん、自分が支払った金額以上に、税金による補助金が戻ってきてしまうということがあるのだろうか。そうなると、旅行が目的ではなく、3000円の地域共通クーポンが目的で、平日に格安ホテル等に宿泊する人が発生するだろうなぁ。

まだ細かなルールが書かれた要綱はできていない。さすがに、私たちが選挙で選んだ自民党岸田政権はバカではないだろうから、自己負担額以上の利益が出ないように制度調整をするだろう。「不要不急」の旅行に出た人のみに、自己負担額以上の税金を使ったお金がもらえるなんて、世論が許さない気がする。

「新GoToトラベル」が実際にどのようなルールとなるのかは、まだ詳細はわからない。しかし、平日宿泊3000円と定額となった地域共通クーポンを活用することは、新たな活用方法となるだろう。宿泊料金を実質上無料にすることにこだわらなくても、平日宿泊については3000円の夕食券がつくと考えれば、利用者にも比較的価格帯が安いビジネスホテル等にも十分にメリットがある気がする。

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2022年3月11日 (金)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(6)パレルモ大聖堂“Cattedrale di Palermo”へ。

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今日のパレルモ街歩きのスタート地点というべき、クァットロ・カンティに向かって歩いて行くと、パレルモ大聖堂“Cattedrale di Palermo”が見えてくる。

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パレルモ大聖堂はノルマン王国時代の1185年の創建なんだけど、ノルマン王宮と同様にその後の時代に合わせて修復されているので、様々な時代の要素が混ざり合っている。アラブ文化、キリスト教文化だけではなく、歴史の変遷とともに様々な建築様式が混ざり合っているからこそ、パレルモの建築物は面白いのかもしれないなぁ。

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私は歴史や建築様式について詳しくはないけど、チェファルの大聖堂から「パレルモのアラブ・ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂」として世界遺産に指定されている建物を見てきて、私が直感的に感じることは、軍事的な要塞としての意味を持っている感じの重厚感のある建物であるということ。

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カテドラーレの中に入ってみることにする。歴史とともに改修されたカテドラーレは、私にはどのあたりがいつの時代のものなのかは、よくわからない。

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入口の上部にある「聖母子」のモザイクは、詳細はわからないんだけど、時代的には古いものかもしれないなぁ。

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カテドラーレの内部に入ると、私にはノルマン王国時代の痕跡は感じられない。むしろ、1693年のヴァル・ディ・ノート大地震“Terremoto del Val di Noto del 1693”によって壊滅的な被害を受けて、その後に建てられたカターニアのバロック様式に近い印象を感じる。歴史的には1781年からの大きな改修によるもので、建築様式で言うと新古典様式。

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どこかにノルマン時代の痕跡はないかと探してみるけど、クーポラは1781年以降に作られたものなので、新古典主義。

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主祭壇の右側の礼拝堂はパレルモの守護聖人である聖ロザリアの礼拝堂“Cappella di Santa Rosalia”。サンタ・ロザリアは1130年に生まれ、許嫁との結婚から逃れて、修道院や洞窟で密やかに過ごし、パレルモに近い岩山であるモンテ・ペレグリーノ“Monte Pellegrino”の洞窟内で亡くなる。1625年にサンタ・ロザリアはお告げによりペストからパレルモを救い、守護聖人となる。

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ロザリアの肖像画と、奥には銀の聖骨箱がある。カターニアの聖アガタと言い、今回の春のシチリア紀行では町の守護聖人について意識させられる。

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身廊に戻り、主祭壇を前に椅子に座り、平穏に旅を続けられていることを神に感謝する。

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天井にはフレスコ画が描かれている。

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写真には撮っているけど、私には解説することはできないチャペル“Cappella del Santissimo Sacramento”。

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パレルモ大聖堂を出て、さらに観光スポット巡りを続けることにする。

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道路沿いの軽食屋さんが気になってしまう。

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このお菓子はなんだろう?私の旅は行き当たりばったりなので、立ち止まることも多くて、真っ直ぐは進まない。

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ヴィットリオ・エマヌエーレ通りをクァットロ・カンティに向かって歩く。

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世界各国の国旗を売っているお店。もしもカターニアで体験したように、新型コロナウイルス感染症差別の対象が中国人限定だとしたら、日本人だとアピールするために日本の国旗があったら買おうかと見てみたんだけど、韓国の太極旗はあるけど日本の国旗は見当たらない。もしも、日本の国旗があったら、カターニアの体験から中国人と間違われないために日の丸の国旗を買っていたかもしれない。

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ヴィットリオ・エマヌエーレ通りは観光客だったら必ず通るはずなので、軽食のお店が多い。ハンバーガーのようなオブジェはなんだろう?

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揚げる前のアランチーニが並べられている。カターニアのカフェで食べたアランチーニが美味しくて、今回の旅行中にもっとアランチーニを食べたいと思うんだけど、これを食べてしまうとお腹いっぱいになってしまう。私の旅行の傾向として、旅程が短いので名物料理や美味しいものを食べようと思って、ちゃんとしたレストランに入ることが多いんだけど、お腹がいっぱいになってしまうからあまり食べないんだけど軽食も美味しいんだよねぇ。

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クァットロ・カンティまで戻ってくる。そういえば、四人の守護聖人の中にパレルモの聖人であるサンタ・ロザリオは、この四人の聖人の中にはいなかった気がするけど、クァットロ・カンティが作られたよりも、1625年のサンタ・ロザリオの奇跡の方が時代としてはあとなのかもしれないなぁ。

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プレトーリア広場“Piazza Pretoria”まで戻ってくる。

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あれ?噴水の中に入ることができる入口を見つける。さっきは入口を見逃していたのかなぁ?それとも開門時間前だったのかなぁ?せっかくだから、ルネサンスの雰囲気のプレトーリアの噴水“Fontana Pretoria”をみてみることにする。

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噴水の動物が気になってしまう。右から2番目の動物はなんだろう?

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真ん中の動物はなんだろう?

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まさにルネサンス様式を感じる噴水。

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パレルモの街って、ローマ時代の遺跡もあれば、ルネサンス様式を感じることができるなんて、なんて楽しい街なんだろう。アラブ文化とキリスト教文化の交差点であるばかりではなく、様々な建築様式が混じり合っている。

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パレルモに来る前は、アラブ文化とキリスト教文化が融合したノルマン王国時代の建築を期待していたんだけど、パレルモの文化の融合は想像以上だった。アラブ文化、キリスト教文化だけではなく時代の変遷という要素も加わり、より複雑に混ざり合っていることを実感する。やっぱり「まだ知らないどこかへ」行くと、実際に街を歩いてみて、空気を肌で感じないとわからないことがたくさんある。そして、今回は「春のシチリア紀行」として、シチリア島を自分の足で歩いてみて、本当に良かったと感じている。

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2022年3月 8日 (火)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(5)パレルモのサン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会“Chiesa di San Giovanni degli Eremiti”へ。

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ノルマン王宮を出て、今回はまじめに「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」を見ながら、パレルモの観光スポットを周遊することにする。というのも、地球の歩き方はカターニアは少ししか情報がなかったけど、パレルモにはかなりのページを割いていて、観光スポットも多く紹介されている。

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像は後ろ向きだけど、“Teatro Marmoreo”は、もともとはフェリペ4世の栄光を讃えて作られたもので、1662年に建てられたんだけど、1848年のシチリア革命によりフェリペ4世の像は破壊されて、現在はフェリペ5世の像に置き換わっているらしい。置き換わった理由までは、私はシチリアの歴史に精通しているわけではないので知らない。

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ノルマン王宮の周辺は低層の住宅が並ぶ住宅街。

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ノルマン王宮は石垣の上に造られており、敵からの攻撃を防ぐ軍事的な要塞としてのお城でもあったんだろうなぁ。

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さすがにまだ新型プジョー208にはなかなか巡り会えない。今も私の愛車である旧型プジョー208(A9)は、けっこう普及しており、ヨーロッパで普通に見かけるクルマになっている。全長も短くてコンパクトだし、室内の居住性も旧型プジョー208(A9)の方が天井も広いし、いいと思うんだけどなぁ。

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イタリアのナンバープレートは、リアはヨーロッパ標準の横長タイプだけど、フロントは小型タイプ。日本のナンバープレートよりもひと回り小さい。

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緩やかな坂道を下っていくと、サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会“Chiesa di San Giovanni degli Eremiti”が見えてくる。

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サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会の中に入ると中庭があり、教会の建物が見えてくる。オレンジ色の丸いドームが載っている建物は、この地域独特のアラブ文化の影響を受けたアラブ・ノルマン様式の建物。

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建物の中に入ると、装飾品などはなく、現在は教会としては使われていないんだろうなぁ。

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案内板を見ると、T字型の建物に赤い3つのドームが載っているのがおもしろい。こんな不思議な感じの建物、私は今まで見たことがない。

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ドームを内側から見上げる。カターニアと違ってパレルモには大きな地震はないのかなぁ?どうやってドームを支えているんだろう。

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部屋を区切ることで建物を支えているんだろうなぁ。

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横にも部屋があるけど、屋根を支える構造は壁とは質感が異なるので、修復されているんだろうなぁ。

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よく見ると、うっすら絵が残っている。「地球の歩き方」によると12世紀の絵画である「聖母子と諸聖人」らしい。

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サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会は庭園に囲まれており、緑色の木々の中に建つオレンジ色のドームの教会がおもしろい。

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庭園は小さな回廊になっている。

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壁に登ることができる階段を見つけたので、上がってみる。

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ドームがなければ四角い建物なのに、オレンジ色のドームが載ることで独特の雰囲気がある。

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サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会のすぐ隣も教会“Chiesa di San Giuseppe Cafasso”が建っているけど、こちらの鐘楼は普通の教会の雰囲気。

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振り返ると、ノルマン王宮。

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隣に建つ教会“Chiesa di San Giuseppe Cafasso”は、カターニアでよく見かけるような雰囲気だからバロック様式なのかなぁ?そうなるとおそらく18世紀くらいの建物。

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サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会の壁には狭間(銃眼)のような窓が見える。アラブ・ノルマン様式の建物って、チェファルのドゥオーモで感じたことなんだけど、堅牢な建物で軍事的な要塞としての意味を持っているのかなぁ。ノルマン王国時代の12世紀だとすれば、まあ鉄砲ではなく弓矢だったんだと思うけど、あとで改装されている場合もあるので、いつの時代のものかは私には詳しくはわからない。

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次はパレルモ大聖堂“Cattedrale di Palermo”を目指して、ノルマン王宮の庭園“Villa Bonanno”まで戻ってくる。

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庭園の一角に遺跡“Resti di case romane Area Archeologica Villa Bonanno”がある。

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19世紀に公園を整備するにあたり、このローマ時代の邸宅跡が発見されたみたい。

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中には入れないけど、床にはモザイク画が見える。カターニアではローマ遺跡の円形競技場があったり、シラクーサではギリシャ遺跡があったり、シチリア島では太古の昔から人が住んでいたことを感じたんだけど、そういえばパレルモに来てからは、私はノルマン王国時代の痕跡を探すばかりでギリシャ遺跡やローマ遺跡を目にしていなかった。そう、パレルモでは観光スポットとしてのギリシャ遺跡やローマ遺跡は少ないかもしれないけど、パレルモも、いや、シチリア島は太古の昔から人が住んでいた地なんだなぁと感じる。

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2022年3月 4日 (金)

2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 4日目(4)パレルモのノルマン王宮のパラティーナ礼拝堂“Cappella Palatina”へ。

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パラティーナ礼拝堂“Cappella Palatina”の外側の回廊沿いの壁面には、見事な装飾がされている。部屋に入る前から、装飾に魅了される。ノルマン王宮については、団体パッケージツアーでガイドさんから話を聞いた方がいいかもしれないなぁ。というのも、現在でもシチリア州議会として使われている建物であり、装飾についても12世紀のノルマン時代のものもあるけど、シチリア島の支配者の変遷とともに、増築や改装が行われており、いつの時代のものかがパッと見ただけではよくわからない。

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どうやら、パラティーナ礼拝堂の入口の装飾は、1800年になってからの装飾。1800年と言っても十分に歴史的な価値はあると思うけど。

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天井を見上げると、幾何学模様の装飾があり、これはアラブ文化の影響かもしれないなぁ。私がキリスト教文化とアラブ文化の交差点に興味を持ち始めたのは、スペインのアンダルシア地方のセビリア、コルドバやグラナダを訪れたのがきっかけ。今回の「春のシチリア紀行」でも、私はキリスト教文化に埋もれているアラブ文化の影響を探している気がする。

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いよいよパラティーナ礼拝堂に入る。

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礼拝堂全体が黄金色に輝いている。もちろん、私がまず気がついたのは、特徴のある天井の装飾。この天井は、アラブ文化の影響に間違いない。

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スペイン・アンダルシア地方のグラナダにあるアルハンブラ宮殿“Alhambra”を訪れたときに、天井の装飾の美しさに魅了された。規則的であるのに複雑で、天井をしばらく見続けてしまう。

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シラクーサのドゥオーモでギリシャ神殿の柱がそのまま使われているのを見たことがきっかけだと思うけど、今回の「シチリア紀行」で私が最も気になるのは身廊を支える石の柱かもしれないなぁ。たぶん、ギリシャ神殿とは関係がなく、ノルマン王朝時代の建築様式なんだと思うけど。

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床面のモザイクは、アラブ文化とビザンティン文化の融合したコズマーティ様式“Cosmati”と呼ばれるもので、パラティーナ礼拝堂には、アラブ文化とキリスト教文化が影響を受けあって、融合したものなんだろうなぁ。

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昨日訪れた、チェファル大聖堂の金色のモザイク画は、初代シチリア王のルッジェーロ2世がわざわざコンスタンティノープル(イスタンブール)から、モザイク職人を呼び寄せて作られたというし、この時代の技術を結集して作らせたんだろうなぁ。

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パラティーナ礼拝堂での私の興味は幾何学模様。

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壁面にある装飾もおもしろい。この造形は何をイメージしているのだろう?

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幾何学模様に夢中で、なかなか主祭壇まで進まない。

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壁面、床面だけでなく、細かなところまでも装飾されている。

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短い距離なのにだいぶ寄り道をして、ようやく黄金色のモザイクが輝く主祭壇に向き合う。

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クーポラの中心と後陣には全能者ハリストスが描かれている。

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クーポラを見上げる。黄金色に輝く細かなモザイクにしばらく見入ってしまう。私はモザイク画がけっこう好きで、今回のディスティネーション選定にあたって「春のシチリア紀行」と最終選考まで残った「ラヴェンナ」も、モザイク画を見に行きたいと思っていたから。結果的には、ラヴェンナはエミリア=ロマーニャ州なので、イタリア北部3州に含まれているので、もしもラヴェンナを選択していたら、今回の旅行は新型コロナウイルスの影響で間違いなく中止することになっていただろう。

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主祭壇を振り返ると、再びアラブ文化の影響を受けた天井の装飾が気になってしまう。

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モザイクの主祭壇もすばらしいけれど、側廊の装飾もおもしろい。

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細かな装飾に見入ってしまう。

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後方にある王座はスペイン(アラゴン)占領時代のもので、王座の上には「聖ペトロと聖パウロを従えた王座のキリスト」のモザイク画。

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奥には洗礼盤が見える。

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小さな窓の装飾も美しい。

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拝廊“Nartece”の天井は質素なつくり。今回の「春のシチリア紀行」で、最も訪れたかった場所は、このパレルモのパラティーナ礼拝堂。シチリア島を訪れないと見ることができないアラブ文化とキリスト教文化が融合した独特のノルマン・アラブ様式を感じ取ることができて、おもしろい。

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