2020年3月、春のイタリア・シチリア紀行 2日目(8)お昼ごはんは、カターニアのカフェ「パスティチェリア・サヴィア」“Pasticceria Savia”の絶品アランチーニ。
まっすぐ伸びるエトネア通りを歩き続けると、樹木に囲まれた場所に着く。この場所がベッリーニ公園“Villa Bellini”。
かつては貴族の私有庭園だった庭園を1854年に市民公園として買い取られ、カターニア生まれのオペラ作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ“Vincenzo Bellini”の名を取り、ベッリーニ公園 “Villa Bellini”と名づけられた。
そもそも地中海のど真ん中にあるシチリア島は、地中海性気候で温暖なんだと思うけど、南国の雰囲気を感じる。
2020年3月“MARZO 2020”と植えられているけど、毎月、植え替えるんだろうなぁ。
カターニアの町を一望できるほどの高さはないみたいだけど、周囲に人がいないので大きく深呼吸すると気持ちが落ち着いてくる。だいぶ、いつも通りの旅行の感覚にもどってきているなぁ。
「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」を見ながらのカターニア観光スポット巡りはこれで終了。カターニアでお昼ごはんを食べて、午後はバスに乗ってタオルミーナかシラクーサに行ってみることにする。まだこの時点でもタオルミーナに行くべきか、シラクーサに行くべきかを決めてない。
午後はバスに乗って出かけることにしたので、お昼ごはんはちゃんとしたレストランだとイタリアでは時間がかかるので、カフェで軽く済ませることにする。ベッリーニ公園の目の前にあり、「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」にも掲載されている「パスティチェリア・サヴィア」“Pasticceria Savia”に入ってみることにする。
アランチーニ“Arancinu”には、ミートソース、カタネーゼ(ナス)、バター、プロシュート、ほうれん草、ピスタチオなどの種類がある。すべて2.2ユーロ。時間がないからレストランで食べないというよりも、シチリア島でアランチーニを食べたい!という気持ちの方が大きいかも。カターニアではスペルが“Arancinu”になっているので、アランチーヌという発音なのかなぁ?
そして、シチリア島で食べたかったのはリコッタチーズの入ったカンノーロ。隣にあるお菓子“Cassatelle”は、おっぱいに見えるんだけど、ここでもカターニア観光のキーワードである、カターニアの守護聖人である聖アガタが出てくることになる。
正式名称は“Cassatella di sant'Agata”と呼ばれ、胸を切断された聖アガタにちなんだお菓子。本当はカターニアに来たらカンノーロではなく、これを食べるべきだったかも。
シチリア島に来て初めてのお昼ごはんは、ラグー(ミートソース)のアランチーニと、ほうれん草のアランチーニ。そして、カンノーロ。アランチャロッソのスプレムータ。
まず、アランチャロッソのスプレムータが最高に美味しい。シチリア島に来たからには、これを飲まなくちゃ。
まずはラグーのアランチーニ“Arancinu al Ragù”を食べてみる。
ミートソースとチーズで最高に美味しい。アランチーニってこんなに美味しいんだ。
そして、緑がかった色をしている、ほうれん草のアランチーニ“Arancinu al Spinaci”。
これも美味しい。レストランでちゃんとした料理を食べなくても、軽食のアランチーニだけで幸せな気分。私はいつも旅程が短いので、短い旅程の中で美味しいものを食べようと思ってレストランに入ることが多いんだけど、現地の人が普通に食べている軽食をもっと注目すべきかもしれないなぁと最近は感じている。それにしても、このお店のアランチーニは感動的に美味しい。気持ちとしては、もっと食べたいんだけど、おにぎりのようなものなので、2個でおなかいっぱい。
「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」にも掲載されている「パスティチェリア・サヴィア」“Pasticceria Savia”が当たりのお店なのかもしれないなぁ。
カフェで「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-15」を見て検討した結果、午後はカターニア中央駅前からバスに乗ってシラクーサに行ってみることにする。
シラクーサ行きのバスに乗るために旧市街からカターニア中央駅に向かって、歩き始める。
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