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2021年10月 1日 (金)

2021年9月30日で消えた「不要不急の外出・移動」という「概念」。

202110011
2021年9月30日をもってすべての地域の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が終了となった。思えば、「不要不急の外出・移動の自粛」というキーワードは、感染症予防対策に有効だったのかなぁ。ウイルスによる感染を防ぐためには、基本的には接触感染と飛沫感染、そして換気が悪い場所でのエアロゾル感染であり、それは個人が手洗いや消毒、マスクの着用、閉鎖的な空間で密集状態を避ける等の感染予防対策の徹底を行い、飲食店等も確実に感染予防対策を行うことが基本である。ところが、緊急事態宣言の要請内容は、今さら読んでみると基本的な感染対策については言及されずに、「不要不急の外出・移動の自粛」という「概念」だけが強調されて一人歩きしていた気がする。必要なのは、個人個人が日常生活においては「新しい生活スタイル」、旅行の場合は「新しい旅のエチケット」という基本的な感染防止対策を確実に実践することであるのに、そのことは明記されずに、ただ「不要不急の外出・移動の自粛」だけを要請するというのも、おかしな話だったような気がする。

「不要不急の外出・移動の自粛」という「概念」が一人歩きして、感染症対策の不備を取り締まるのではなく、なぜか「不要不急の外出・移動の自粛」という「概念」を取り締まる「他県ナンバー狩り」や「自粛警察」を生み出すことになってしまった。特に「他県ナンバー狩り」については、都道府県境に住んでいれば、「正義」の外出である通勤のために都道府県境を越えるケースもあり、生活圏が都道府県境をまたいだ場所にあって生活必需品である食料品を購入するために都道府県境を越えたスーパーマーケットに行くこともある。さらには遠方の親族の介護や支援のために移動が必要な場合もある。2021年8月の群馬県のケースのように単純に居住地とナンバーが不適合である場合もある。しかし、感染予防対策としては公共交通機関を使うよりもマイカーのほうが優れている。その意味ではマイカーは感染予防対策に配慮されているのに、「他県ナンバー狩り」は、本来の感染予防対策という趣旨から外れて「不要不急の外出・移動の自粛」という「概念」に思考が支配されてしまっている。

そもそも、外出・移動について、「必要な移動・外出」と「不要不急の外出・移動」と分けてしまったのは、自民党安倍・菅政権が、「感染症拡大は政府の責任ではなく、国民の個人的な勝手な外出が原因なんですよ、だから国民のみなさんが自粛しなくちゃダメなんですよ」という国民への責任転嫁が目的であるような気がする。通勤は「必要な移動・外出」であるから「正義」の行動なので都道府県境を超えても許される。個人的な旅行は「精神的な」健康の維持のために必要だと思われるけど、おそらく「不要不急の外出・移動」で「悪」である。純粋に感染予防対策として考えれば、混雑していない公共交通機関よりも、多くの人が密集し混雑している満員電車のような公共交通機関のほうが可能であれば避けるべきであるはずなのに、仕事に行くために通勤ラッシュの満員電車は「正義」となり、旅行に行くために空席の目立つ飛行機や新幹線に乗るのは「悪」という「概念」で判断されることになってしまった。

202110012
2021年10月1日から「都民向けの要請」では「不要・不急の外出・移動の自粛」という言葉はすっかり消え去っている。本当にびっくりするほど、きれいさっぱりなくなっている。これで、「他県ナンバー狩り」や「自粛警察」の取り締まりの根拠となっていた「概念」はなくなってしまった。しかし、「帰省や旅行・出張など都道府県間の移動に際しては、基本的な感染防止対策を徹底することを要請」と、都道府県間の移動のみに「基本的な感染防止対策」を明文化しているけど、都道府県間の移動だけではなく、「基本的な感染防止対策」はだれもが日常的に徹底すべきことなんじゃないかなぁ?都内の商業施設に行くにも、都内の飲食店に行くにも、外出についてはすべて「基本的な感染防止対策」の徹底を必須とすべきなんじゃないかなぁ? 新しい要請は、メッセージ性において、「基本的な感染防止対策」の重要性が書かれておらず、そのことで一部の人たちに勘違いを生まないだろうか。

おそらく、2021年10月1日になっても、多くの人はすぐに「コロナ明け」という気分にはならず慎重に行動するだろうし、多くの人たちは「新しい生活スタイル」、旅行については「新しい旅のエチケット」を遵守しながら、基本的な感染防止対策を取り、安全に生活できるだろう。しかし、新型コロナウイルス感染症との戦いが終わったわけではなく、あくまで緊急事態宣言が解除されたにすぎないんだけど、全体から見ればごく一部なんだけど、コロナとの戦いが終わり、旧来の世界に戻ったと勘違いする人たちが出てくるのではないか。「全面解除」という言葉もよくなくて、コロナとの戦いが終わったので「感染防止対策」を「全面解除」したと勘違いする人がごく一部だけど出てくるのではないか。「感染防止対策」を「全面解除」したと勘違いして、通勤や通学のための満員電車でノーマスク、鼻マスクやあごマスクの人がさらに増えてくるのではないか。

ごく一部の人たちが、感染を拡大させれば、再び感染爆発を引き起こすかもしれない。そうなると、再び、新たな為政者によって、「感染症拡大は政府の責任ではなく、国民の個人的な勝手な外出が原因なんですよ、だから国民のみなさんが自粛しなくちゃダメなんですよ」という国民への責任転嫁が行われることになり、政府の責任を回避する目的で、再び「緊急事態宣言」が発令されるだろう。

再び「緊急事態宣言」が発令されれば、またしても「不要不急の外出・移動の自粛」という「概念」が復活してくるだろう。以前からたまに書いているけれど、私は感染拡大時に観光旅行を規制するな!と言いたいわけではけっしてない。もしも感染症拡大抑制対策として人流抑制をするのであれば、「不要不急の外出・移動の自粛」というキーワードによって、外出・移動を目的により「正義」と「悪」に「概念」で分類するのではなく、短期間で徹底的に「正義」の外出・移動である通勤や通学を含めて抑制しなければ意味がないと思っている。

もっとも、次の新政権は、自民党安部・菅政権とは異なり、「外出・移動」には「正義」の外出・移動と、「悪」の「不要不急の外出・移動」というような「概念」で分けることに意味があるかどうかを理解できる、頭のいい政権であると信じている。

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