2021年6月、梅雨の合間の熱海旅行(6)朝からロープウェイに乗って秘宝館へ向かう。
2021年6月25日、金曜日。熱海後楽園ホテルで迎える朝。昨晩も今朝も熱海後楽園ホテルタワー館にある大浴場で温泉に入る。やっぱり、ホテルに宿泊しているお客さんが少ないみたいで、昨晩なんて大浴場は私の他にもう1名いただけなので、露天風呂を貸し切り状態だったし、今朝も大浴場は数名程度のお客さんしかおらず、ほとんど貸し切り状態。今日の天気はくもり。
朝ごはんを食べに、昨夕と同じくAQUA SQUARE2階にあるレストラン「HARBOR’S W」へ向かう。
朝ごはんは係員に案内されずに席は自由席なんだけど、席は選びたい放題。大浴場も空いていたし、たぶん、宿泊者が少ないんだと思う。
ビュッフェ形式だけど、マスク着用で両手にビニール手袋着用。なによりも安全なのは、昨夕と同様にお客さんが少ないこと。
ライブキッチンでオムレツもその場で作ってもらえる。朝からのんびりと食事を楽しむことができるのは旅行の時くらい。
2020年夏からの旅行は大原則として感染症予防に最大限に留意し、自らが感染しない、他者に感染させないことの徹底が必要で、そのためにはGOTOトラベル時代の指針だけど「新しい旅のエチケット」を遵守すること。そして、なによりも大切なのは「ずらし旅」なのかもしれないなぁ。私はもともと渋滞が嫌いだし、電車や観光地が混むのが嫌いだし、休前日は宿泊料金が高いので、土日や祝日には滅多に旅行に出ない。混むのが嫌いだから、人が密集する場所には行かない。その作戦通りの今回の熱海旅行なんだけど、熱海後楽園ホテルは空きすぎて大丈夫なの?と思うくらい空いている。
朝風呂も入ったし、朝食もたっぷり食べたので、熱海後楽園ホテルをチェックアウトして、早くも熱海駅に向かうことにする。「ずらし旅」なので、帰宅時の通勤ラッシュ前に早い時間に東京を抜けてしまいたい。でも、よく考えると、仕事の時は通勤ラッシュの満員電車で家に帰ることになるわけで、普段の生活では混雑を避けることはできていないのに、旅行の時だけ混雑を気にするのもおかしな話かもなぁ。不要不急の外出・移動じゃなければ満員電車はデルタ株でも大丈夫だと言い切れるのかなぁ?埼玉県の感染状況を見ると、東京からの鉄道沿いの市町村の感染者数が多くなっているんだけど、デルタ株となっても鉄道と感染症拡大の因果関係は「通勤・通学」は「正義」だから「ない」と言い切れるのかなぁ?
美味しいものを食べて、温泉に浸かることだけが目的の今回の熱海旅行、熱海後楽園ホテルの日帰り温泉施設、オーシャンスパFuuaの立ち湯は海と一体化できる風景を楽しめたし、熱海後楽園ホテルの食事も、リゾート気分を味わうことができたし、ホテルの温泉も貸し切り状態でのんびりできたし、ショートトリップとしては十分に楽しめる。
このロープウェイは熱海後楽園ホテルの関連施設らしく、ホテル宿泊者は半額で乗ることができる。当初は乗るつもりはなかったんだけど、このままどこも寄らずに熱海駅に向かっても、まだ時間も早いし、せっかく半額なので、ロープウェイに乗って展望台から熱海の風景を見ることにする。
窓口の人がおそらく関連施設の秘宝館とセットのチケットを勧めるので、ホテル宿泊者はロープウェイ往復料金込みで1100円に割り引かれるというので、行くつもりは当初はなかったんだけどセットのチケットを購入。始発のロープウェイに乗って、朝から一人で秘宝館に行こうとしている。そもそも、私は熱海の秘宝館ってたぶん入ったことがない気がする。
貸し切りのロープウェイは山麓駅を出発。ロープウェイ乗り場の「秘宝館」は、そんなに推しのコンテンツなのかなぁ?熱海後楽園ホテルは近代的なホテルだけど、このロープウェイの昭和感がおもしろい。
おひとり様で宿泊可能な部屋は、タワー館ではなく、右側に見える新館AQUA SQUAREのガーデンビュー(山側)の部屋になってしまう。
昨日歩いた熱海銀座のあたりは平地になっているけど、熱海は斜面に宿泊施設やリゾートマンションが建ち並んでいる。
初島が見える。初島って行ったことはないけど、何があるんだろう。
実現はしなかったんだけど、昨年2020年にGOTOトラベルを利用して、ホテルニューアカオに宿泊しようと思ったことがある。昭和の雰囲気を残しつつも、ホテル大野屋のように倒産して、伊東園グループや大江戸温泉物語として生まれ変わることなく、生き残っているホテルに泊まってみたいと思っていた。今回もニューアカオに宿泊することも考えたんだけど、ホテルニューアカオ本館は全館休館中。この旅行の1週間後には、休館中だったニューアカオは伊豆山の土砂災害により、高齢者施設の避難先として利用されることになる。
いよいよ、朝から秘宝館へ向かう。私は熱海の秘宝館に行くのは人生で初めて。
この旅行から帰ったあとで、私の様子がおかしくなってしまったら、どうしよう。
ここまでは写真を撮っていいとわざわざ許可を得ているけど、内部は撮影禁止。入館前は、そもそも性器崇拝は昔からあって金精様(こんせいさま)として崇拝されることもあるし、「春画」は浮世絵の延長線にあるというか、春画の延長が浮世絵なのかもしれないけど、芸術作品であり、ある意味で文化的な面もあり勉強になる展示なのかと思っていた。実際に入館してみると、まぁ春画も少しはあったけれど、様々な展示物は、エロさとは違う意味で仕掛けがおもしろい。これを作った人のアイディアがすごい(ひどい)と思えるものばかりで、ストーリーのくだらなさに浦島太郎のビデオは最初から最後まで見てしまった。残念ながら、熱海旅行帰りの様子がおかしいということにはならないけど、あまりにもくだらなくてけっこう楽しんでしまう。
秘宝館、エロさは感じないんだけど、あまりにもくだらなくて楽しんでしまった。貸し切り状態だったので、仕掛けをほとんど見てしまったくらい。
この時は伊豆山なんて気にしていないから、伊豆山の写真を撮っていない。展望台から熱海の風景をぼーっと眺める。
「あいじょう岬」のモニュメントは、たぶん最近になって作られたものっぽいんだけど、ついモニュメントの文言を読んでしまう。
あなたとわたしは
いまここにいる
じかんを忘れて
よろこびを誓い合う
うんめいの糸にひかれて
朝から一人で秘宝館を楽しんでいるようじゃあ、ダメだな。
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