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2021年5月 7日 (金)

青春18切符で行く2019年初冬の袋田の滝、奥久慈大子温泉ひとり旅 1日目(1)旅のスタートは10時から。東京駅から常磐線で水戸に向かう。

今回の袋田の滝編は2019年夏の伊東温泉編と同様に、もともとは旅行記にすることを予定していなかった2019年初冬の旅行。2019年秋のハルシュタット編の旅行記で、このブログもなんとか2021年4月までは持ちこたえることができたんだけど、2019年の旅行記のストックを国内旅行を含めてこの袋田の滝編ですべて使い切ってしまう。もう少しだけ延命はできそうだけど、この旅行記ブログは新しい旅行ができないと、遠からずネタ切れとなってしまう。2011年の「トルコ大爆勝」で旅行記を書き始めてから、2021年はちょうど10年という区切りもあるし、このブログそのものを終了させることが現実になろうとしている。旅行記ブログの延命措置のために、「小旅行」であるものの袋田の滝の旅行記をアップすることにする。このまま旅行に出られない現状が変わらなければ、新型コロナウイルス感染症の影響のために、このブログそのものが今年2021年内には終焉を迎えることになるだろう。

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2019年12月16日、月曜日。前回の2019年8月の「夏の伊東温泉ひとり旅」と同様に、私の現在の仕事は宿直があり、午前10時までの仕事を終えてからの旅となる。宿直明けに行く10時からのスタートの1泊2日温泉旅行の第2段となる。そして、今回のホテルも、伊東温泉と同様に、おひとりさまのお手軽温泉旅行として欠かせなくなっている伊東園ホテルズ系列の「ホテル奥久慈館」。伊東園ホテル系列が魅力的なのは、通常のホテルだとシングルユースだと料金が高くなってしまうことが多いのに、伊東園ホテルズは、おひとりさま1室でも同一料金というのがうれしい。スタート地点は前回と同様に東京駅。なお、今回は「青春18きっぷ」の旅なので東京駅でスタンプをもらう。

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今回のディスティネーションは袋田の滝。まずは東京駅10:26発の常磐線快速土浦行きで水戸に向かうことにする。この電車のもう1本後の10:44発の勝田行きに乗らないと水戸まで行けないんだけど、東京駅で時間を潰すのももったいないので、土浦行きに乗ってしまう。

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かつては「白電」とよばれていた品川駅始発の常磐線快速電車が到着。

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上野公園の西郷さんは、残念ながら頭の部分が架線で隠れてしまう。

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取手駅を出発。取手駅には関東鉄道のディーゼルカーが停車している。

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煙突がカップヌードルになっている日清食品関東工場。

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この電車に乗っていても土浦止まりなので、もうすぐ駅名がなくなってしまう佐貫駅で降りてみることにする。

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2020年3月14日に「龍ヶ崎市駅」に改称された佐貫駅。私が佐貫駅で降りるのは、人生で最初で最後。そもそも、龍ヶ崎市駅となっても降りることはないかもしれないなぁ。

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次の勝田行きの電車までは約20分程度時間があり、今回は青春18きっぷで途中下車ができるので改札外に出てみることにする。そもそも佐貫駅には何があるんだろう?関東鉄道も乗り入れている駅だから、それなりに発展しているのかなぁ?

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立派な駅前ロータリーに出てみると、駅前なのにびっくりするくらい何もないと言ったら失礼だけど、まぁ、関東近郊の駅だったらこんなものだろう。

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ひっそりと関東鉄道竜ヶ崎線の佐貫駅がある。関東鉄道竜ヶ崎線の終点は「竜ヶ崎」であるためか、JRの駅は2020年3月に「龍ケ崎市」駅と改称されたあとも、関東鉄道の「佐貫駅」の名称は変わらない。

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駅の反対側に行ってみてもお店はない。おそらく佐貫駅周辺はベッドタウンなんだろうなぁ。関東近郊はクルマ社会なので、幹線道路沿いに駐車場が広い、大規模スーパーマーケットがあり、駅前は発展しない。

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唯一、気になったのは駅前のパン屋さん。今回の旅程、水戸での乗り継ぎ時間が短くて、お昼ごはんを食べる時間がない。まだ11時半だけど、次の電車で水戸に12:58着。水郡線は水戸を13:15発なので、水戸でもお昼ごはんを食べる時間はギリギリのところ。ここでパンを調達しておいたほうがいいかも。夜は、伊東園ホテルグループのホテルでバイキングなので、お昼ごはんは軽い食事でもいい。

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パンを買って佐貫駅に戻る。駅には売店がある。

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駅前をみると、佐貫駅周辺は間違いなく住宅街のベッドタウンだと思うんだけど、茨城のおみやげが売られているのがおもしろい。誰が買うんだろう?

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茨城県といえば「干し芋」。食物繊維が含まれて健康にも良くて美味しいんだけど、地味なイメージ。

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私は茨城県に来ることはまずないので、レンコンが名産品であることを知る。茨城は干し芋が名物であることは知っていたけど、レンコンも名産品なんだ。宇都宮の駅を降りると、駅ビルにおみやげコーナーがあって、いちご押しのお菓子が大量に並べられているけど、茨城県も名産のメロン推しのお菓子をもっと売ればいいのに、干し芋とレンコン、そして納豆なんて、地味さは否めない。

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勝田行きの電車は11:41発。そろそろホームに向かう。

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ホームのベンチで早めのお昼ごはん。龍ヶ崎コロッケパン。

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そして、サラダパン。これって、おそらく滋賀県の名物?

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サラダパンは、たくあんの千切りがマヨネーズと混ざっている。でも、これがなかなか美味しい。

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小豆とクリーム。佐貫駅前のパン屋、エンゼル、なかなか美味しい。

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勝田行きの電車が来た。

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15両編成の列車は空いている。

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土浦は大きな町。土浦駅で15両編成の勝田行きは後ろ10両を切り離すというアナウンス。水戸までは5両編成で運転される。本来は付随車と思われる前方の車両に乗っていたので、移動を免れる。土浦駅にはホームに立ち喰いそば屋があり、土浦行きで終点まで行って、ここで立ち食いそばのお昼ごはんにすればよかったかも。

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土浦駅を出ると田んぼが広がっているんだけど、よく見ると、この田んぼは稲作じゃない。

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私が知らなかっただけで、このあたりはレンコンの田んぼが広がっている。佐貫駅でレンコンを使ったお菓子が売られている理由が初めてわかる。なるほど、土浦あたりがレンコンの名産地なんだ。私には「まだ知らない」ことが山ほどある。このあたりがレンコンの産地なんて、私はこの風景を見るまで知らなかった。常磐線のこの区間を乗るのは初めてではないのに、どうして気がつかなかったのだろう。実際に旅をして、実際に自分の目で見て体感しないとわからないことっていっぱいあることを思い知る。

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5両編成の電車は終点水戸駅に到着。水戸駅で水戸と郡山を結ぶ水郡線に乗り換える。

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