秋のウィーン、ザルツブルク、ハルシュタット周遊旅行 6日目(2)仁川国際空港近くの雲西(ウンソ)の「町中華」で赤いチャンポン。
当初のプランでは仁川国際空港第1ターミナル駅からリニアに乗って、終点の龍遊駅“용유역”にある黄海ヘムルカルグクス“황해해물칼국수”で、海鮮カルグクス“해물칼국수”を食べようと思っていたのに、リニアが動かなくなり断念することになってしまう。仕方がなく、4日前も歩いた雲西(ウンソ)へ行くことになる。昨日も歩いているし、小さな町なので、どのようなお店があるのかはすでになんとなくわかっている。
中国料理と書かれたお店を見つける。韓国の中華料理といえば、ハングルが読めなくても定番のチャジャンミョン“짜장면”かチャンポン“짬뽕”は間違いなくあると思ってお店に入ることにする。どちらの韓国中華のメニューも私は大好き。むしろ、大好きなので私はたまに食べたくなる。
お店に入ってみると、日本語メニューも英語メニューもないので、ハングルを解読するしかない。ハングルの発音はわかったとしても単語の意味がわからないと理解できない。韓国語オンリーのメニューは、韓国でのサバイバル経験のスキルを上げるにはなかなかいい。文字も読みづらく、意味もわからない韓国語の方がサバイバル感を感じるかもしれない。よかった、チャンポン“짬뽕”を発見。でも、ノーマルのチャンポン以外にも種類があって、値段が高いのできっと豪華なんだと思うけど、ハングルは読めたとしても韓国語の意味がよくわからない。
無事に「チャンポン、ハナジュセヨ」と注文すると、無事に通じたようで、タクアンと玉ねぎが運ばれてくる。
無事にチャンポンが運ばれてくる。日本のチャンポンとは異なり、赤いチャンポンだけど、そんなに激辛ではない。玉ねぎやエビなどが入っており、野菜の甘みやイカやエビの旨味も感じる。韓国で食べるチャンポンは美味しくて、たまに食べたくなる。
帰りにロッテマートに立ち寄ってお買い物。もしもEマートに行くんだったら、雲西は周囲に高層アパートが立ち並び、住民がちゃんといる町なので、ロッテマートの方が活気はあるし、品揃えも豊富かもしれない。電車賃がかかってしまうけど、もしも第2ターミナルを利用するのであれば、Eマートに行くよりも確実に早く行ける。
お昼ごはんは、カルグクスがチャンポンになってしまったけれど、韓国に入国してお昼ごはんを食べるという目的は達成。雲西駅から空港に戻ることにする。
ソウル市内の地下鉄よりも運転間隔は長いけれど、10分おきに電車が来る。
大韓航空をはじめとしたスカイチームのターミナルである仁川国際空港第2ターミナルに到着。
駅のそばにある出発案内板を確認すると、17:40発成田経由ホノルル行きの大韓航空KE001便は定刻通りの出発予定で、236番ゲート。
韓国の有名店が並ぶフードコートの「韓食ミダムキル」“한식미담길”でもよかったんだけど、ハングルのメニューしかないお店で、注文に苦労してこそ、サバイバルの経験値が上がる。ソウル市内だと、日本語メニューがあったり、アジュンマが日本語を話したり、外国人慣れしているので困ることは少ないんだけど、郊外に行くと日本語は通じない。
辛いチャンポンを食べているので、ちょっと口直しをしたい気分。
そんな時には、大好きな「バナナウユ」“바나나우유”。少し前に1000ウォンを超えたと思っていたら、今では1400ウォンもするので、私が2002年に初めて韓国に行ったときは700ウォンくらいだったので2倍に価格が上がっており、韓国は着実に物価が上がっている。
日本にも似たような味のものが売られている、香料の入ったミルク飲料なんだけど、これが美味しい。
出発フロアに上がる。追加で預ける荷物もないし、搭乗券をすでに持っているのでチェックインカウンターは素通り。
手荷物検査場を経て出国審査場に進む。乗り継ぎのための5時間の冒険は、予想外のトラブルがあって失敗してしまったけど、また来た時にチャレンジしてみればいい。雲西の日本語が通じず、英語メニューもなり町中華でチャンポンを食べることができただけでも、よしとしよう。最近、ソウルに行く理由は友達に会うことが目的になってしまい、しかも、友人宅に泊めてもらっちゃうので、韓国でのサバイバル能力をもっとつけなくちゃなぁ。
制限エリアに入ると、パレードに出会う。日本の空港で忍者の行列に出会ったことはないけど、外国人は喜ぶだろうなぁ。
大韓航空KE001便成田経由ホノルル行きの出発まではまだ時間があるのでラウンジに行くことにする。
プライオリティパスで利用できるマティーナ・ラウンジ“Matina Lounge”に行ってみることにする。このラウンジには行ったことがないので、初めて利用する。
KALラウンジ・プレステージクラスほどではないけど、けっこう座席数が多い。
航空会社のラウンジではない、独立系のラウンジは食事が充実している。
どのような料理があるのかをチェックしてみる。サラダも野菜だけではなく、マカロニサラダやスパゲティが並んでいる。
キムマリ“김말이튀김”なんて、おつまみにはいいじゃない。このあたりは揚げ物コーナー。
タンスユク“탕수육”などの中華料理コーナー。韓国ではタンスユクは中華料理の定番メニューだけど、大皿料理でみんなで食べるものなので、おひとりさまだと食べられない。
韓国の屋台料理のオデンまである。韓国のおでんって、道端の屋台で軽食を食べることってないので、実は私は食べたことがないかも。今度、屋台でおでんや天ぷらをつまんでみようかな?
デザートコーナーも充実。食事をする目的だったら、KALラウンジ・プレステージクラスよりも種類が豊富かも。
すでにチャンポンを食べてしまっているので、サラダを中心に控えめに味見をしてみる。辛ラーメンなんて、日本でも食べられるんだけど、機内食として頼んでいる韓国人が多くて、機内が辛ラーメンの匂いが充満して、つい食べたくなってしまう。
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