秋のウィーン、ザルツブルク、ハルシュタット周遊旅行 4日目(8)ウィーン最後の夕ごはんは、ウィーンのワイン酒場、グリンツィングのホイリゲへ。
ウィーン郊外のグリンツィングに到着。ヨーロッパの街はコンパクトなので、トラムにちょっと乗るだけでのんびりした雰囲気。
グリンツィングの電停の近くにある「地球の歩き方」掲載のホイリゲに行ってみることにする。
すっかり、緑が多くて郊外の雰囲気。道路の両側にはホイリゲが並んでいる。
クリントン元大統領も訪れたバッハ・ヘングル“Alter Bach Hengl”に行ってみることにする。
11月11日の新酒解禁前だからなのか、今日は平日の火曜日だからなのか、それとも時間が早いのか、賑わっている感じはしない。
2人以上でくればボトル1本で21ユーロなのでボトルで頼んじゃうんだけど、さすがに一人なので、グラスワイン。1杯3.5ユーロなので安い。シャルドネ“Chardonnay”やリースリング“Rheinriesling”、トラミナー“Traminer”など、ブドウの品種に分かれているのでグラスで頼んだ方が飲み比べられる。トラムに乗って帰らなくちゃならないので、飲みすぎるとホテルに帰れなくなる。でも、この酒場は、一人で飲むところじゃないかも。せめて、パートナーと2人か、グループでわいわい楽しむ場所なのかも。
シェフのおすすめと書かれていた15.5ユーロのおつまみ盛り合わせ“Warme Platte”を頼んでみたんだけど、とても1人前じゃない。やっぱり、ホイリゲはお一人さまよりも、せめて2人で来るべきなのかも。
雰囲気的にビールの方が合いそう。ローストポークやフライドチキン、ハム、そしてオーストリアでもタコさんウィンナーなど、盛り沢山。ジャガイモとザワークラウトもたっぷりで、いかにもドイツ系文化のおつまみ盛り合わせ。
ビールのつまみとしては美味しいんだけど、量が多くて味が単調なので、味に変化をつけるために途中でマスタードをもらいに行く。わずかだけど別料金を取られたので、オーストリアではマスタードをつけるのはメジャーじゃないのかなぁ?フランス旅行ではマスタードって無料で普通にもらえるものだと思っていたんだけど、それはあくまでフランスの風習で、ヨーロッパ全体の文化ではなかったのかもなぁ。
一人で飲んでいるうちに、すっかり夜の雰囲気。団体客も来店し始めている。ヨーロッパはそもそも食事を取る時間が遅いので、私は早く来すぎたんだろうなぁ。それにしても、ここは誰かと語り合いながら飲んだら楽しいだろうなぁ。前回、ポルトガル旅行の時は、カミーノの旅を走破した旅人から旅の話を聞いて面白かったなぁ。たまに、一人旅じゃない旅をした次の旅だったので、ひとり旅を寂しく感じてしまう。
団体客は室内に入っていったので、もうテラスで飲む時期じゃないのかも。たしかに、お酒が入っているからそんなには感じないけど、ちょっと寒い。前回、2005年のウィーン旅行では達成できていなかったホイリゲでワインを飲むという目標を達成。また来てもいいかも。その時は、一人ではなく、連れの人と語り合いながら。
トラムに乗ってホテルに戻ることにする。街灯も少なくてびっくりするほど暗い。
トラムのグリンツィングの電停まで戻ってくれば、なんとか帰れるだろう。
レトロな感じのトラムがやってきた。行き先表示を見ると、ヌスドルファー・シュトラーセ“Nußdorfer Straße”止まりのトラム。
途中のヌスドルファー・シュトラーセ“Nußdorfer Straße”止まりだけど、地下鉄U6号線に乗り換えることができる。地下鉄U6号線に乗れば、ウィーン西駅に出ることができるのでちょうどいい。むしろ、レトロなトラムは電光表示も出ないので、このトラムの終点まで乗っていればいい。
こんなところに私の好きなフランス系チェーンホテルのイビス・スタイルズ。地下鉄U6号線は高架線を走っているので、駅の入口を探す。
対面式ホームでどちらのホームに行けばいいのか迷う。パリのメトロと同様に終点の駅名を調べればいい。こちらは反対方向に向かうホーム。
電車が入線してきた。地下鉄U6号線は、通常の電車と同じような大きな車両。
地下鉄U6号線はウィーンの西側の環状線であり、ウィーン中心部に乗り入れないためか車内は空いている。
電車はウィーン西駅に到着。この地下鉄の車両、天井も高いし、かなり大きい。
ウィーンって2度目でも十分に楽しめるかもしれないなぁ。観光名所以外にも、カフェコンデトライでケーキを食べるのもいいし、ホイリゲに行ってワインを飲むのも楽しい。ウィーンを拠点にして「まだ知らない」スロバキアのプラチスラバや、ブタペストを周遊する旅行も組めるかもしれない。前回2005年のウィーン旅行の時は、楽友協会でウィーンフィルではないんだけど、クラシックコンサートに行ったこともあるので、クラシック音楽に興味を持ってもいい。
改札がない信用乗車方式は、自動改札機などの設備が必要ないので低コスト。ルールを守れない人は無賃乗車もできてしまうことと、お金を持たないスリも車内に入り込めてしまうので、成熟した社会で治安がよくないと実現しないんだろうなぁ。
地下鉄U6号線の駅から地上に出ると駅前広場“Europaplatz”に出てしまう。
グリンツィングのホイリゲでワインを飲んで、無事にホテルに戻ってくる。
ふと、ホテルの部屋でテレビをつけると、近代的なビジネスホテルらしくNHK国際放送を受信できる。そういえば、今日は令和元年十月二十二日。日本では「即位礼正殿の儀」が行われていた日。今日は日本では令和元年のみ祝日だった。
「即位礼正殿の儀」のニュースをウィーンで見るのも不思議な感じ。日本のテレビ局はどのチャンネルも生中継されたんだろうなぁ。
むしろ、ウィーンにいるからこそ、このニュースをすっかり見入ってしまう。
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