夏の伊東温泉ひとり旅 1日目(3)伊東園ホテル松川館で、ひとり温泉旅館。
海から歩いて、ようやく伊東園ホテル松川館に到着。すでにチェックインは済ませてあるので、キーをもらって部屋に上がる。今回のプランは「【伊東オレンジビーチプラン】飲み放題付!!バイキングプラン!」で、入湯税込みで8250円。
前回と同様に部屋に入るとすでに布団が敷いてある。だけど、おひとりさまの場合は、残りのスペースも広いので問題ない。
この部屋はもともとおひとり様用の部屋なのかなぁ?テーブルも小さい。
飲み物などはなくて中身は空っぽで、茶菓子のひとつなんだと思うけど、ニューサマーオレンジのゼリーがひとつだけ冷やされている。
トイレもタイル張りであるところがレトロな雰囲気だけど、シャワーつきの洋式トイレでになっている。うーん、部屋の設備としては十分に普通じゃないかなぁ。
さっそく、浴衣に着替えてお風呂に入りに行く。松川館には2種類のお風呂があって、檜風呂と露天風呂で男女入れ替え制になっている。初日の午後は檜風呂へ。伊東園ホテル系列のホテルは基本的に居抜き物件なので、建築年数が経過している。だからこそ、安く、コストパフォーマンスが良い。かつては、それなりの金額だったはずの旅館なので設備はそれなりにいい。しかし、社員旅行等の団体旅行の減少によって時代に見合わなくなり、運営できなくなる。収益の減少もあり、建物は古く、当然ながら設備の大規模修繕もできない。そして、とうとう立ちゆかなくなり、伊東園ホテルズに買収される。世の中に一定の人数がいる、ケチをつけるのが趣味の人が見れば、設備の老朽化については、いくらでもケチをつけられるんだけど、私にとっては十分に満足。もともと、私は昭和の時代には賑わっていただろう、古めの旅館に泊まるのが結構好きだったりする。設備を観察していると、かつての繁栄や賑わいを感じられる。
温泉に入り、そろそろ夕食の時間。かつては団体の宴会場である大広間だったバイキング会場へ向かう。バイキング会場はかなり広いんだけど、かつては、この会場を埋めるだけの規模の団体客の宴会が行われていたんだなぁとかつての繁栄を感じてしまう。そう、私はかつて繁栄していたであろう昭和の温泉旅館のレトロ感を感じるのが好き。
すでに伊東園ホテル系列のホテルに宿泊するのは2回目で、バイキング開始直後は混雑するのはわかっているのに早めに来てしまう。どうやら、松川館は早めにくると舟盛りのお刺身がある。バイキングなので、すぐに舟盛りは跡形もなくなってしまう。
お寿司コーナーはカウンターがあるので、寿司桶から寿司がなくなれば作ってくれるのかなぁ?
自分で釜飯を作ることもできる。伊東園ホテルのバイキング、なかなか楽しめるようになっている。
エビチリではなくイカチリというのがおもしろい。カレーマーボーもおもしろい。
揚げ物やスパゲティなどのお子様が好きそうなメニューもたくさんあり、子ども連れの家族は楽しめるだろうなぁ。大人のお父さん、お母さんはビールなどのアルコール飲み放題だし。
そう、伊東園ホテル系列のホテルは大半のホテルが夕食時にアルコール飲み放題。ビール代が別途かからないのは画期的なシステム。普通の温泉旅館で生ビール3杯飲んだら、それだけでもけっこうな出費になってしまう。
サワーの機械もある。居酒屋でもお店の中にこういう機械があるのかなぁ?
そして、伊豆でも日本酒コーナーがある。カラフェにワインも用意されている。
お昼のお寿司屋さんで、伊豆には美味しい日本酒がないという話を聞いたけど、どこのお酒なのかなぁ?「花の舞」は天竜川流域の浜松(浜北)のお酒。「若竹」は大井川流域の島田のお酒。確かに静岡だけど、伊豆のお酒ではない。
もともとは大広間だったんだろうけど、それにしてもバイキング会場は広い。ここが埋まるほどの宴会がかつてはあったのかなぁ?設備に余裕があるのか、今日は静岡県民の日だけど会場は空いている。平日だから満室じゃないのかなぁ?もう一つの理由は2交代制の夕食バイキングの17:30スタートの早い時間帯を選択したからかもしれない。
ビールを飲むことを考えると、つまみ系重視になってしまう。特別なものはないかもしれないけど、普通に楽しめるバイキングで私にはこれで十分。おひとりさま1室で利用できて、お風呂はもちろん温泉。朝夕2食ついて、ビール飲み放題で8250円のコストパフォーマンスの素晴らしさ。その代わりに、部屋に布団は最初から敷いてあり、築年数が経過しているので設備は若干古め。まぁ、設備が古めなのが嫌だったら、ちゃんとそれなりのお金を支払って、それなりの旅館に泊まればいい。資本主義経済というのはよくできていて、コストとサービスは基本的には比例するようにできている。ケチをつける人は、お金をケチらずにそれなりの価格の旅館に行けばいい。
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