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2020年10月 7日 (水)

プジョー208との生活:2020新しい旅行スタイル第2段は夏の終わりを感じに日光金谷ホテルですごもり旅(1)朝ごはんは永井食堂のもつ定食。金精峠を越えて日光湯本へ。

プジョー208との生活
La vie avec Peugeot 208

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2020年9月2日、水曜日。2020年夏以降の私の「新しい旅行スタイル」は、GoToトラベルを最大限に活用して、普段は宿泊できないようなリゾートホテルや温泉旅館で、ホテルの滞在そのものを楽しむ「すごもり旅」。何しろ、GoToトラベルは日本国内の旅館やホテルの多くが一律35%引きになることなんて滅多にないので、「新しい旅のエチケット」を遵守した上で活用しない方法はない。今年は海外旅行などの「できない旅」もあるけれど、制度を利用できるのは今年だけなので「今年だけしかできない旅」がある。「新しい旅行スタイル」第2段のディスティネーションは日光で、宿泊するのはクラシックなリゾートホテルである日光金谷ホテル。日光に向かうために、朝ごはんも食べずに家を出て、関越自動車道に乗って渋川伊香保インターへ。今回も人との接触を避けるためにプジョー208での一人ドライブの旅。

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最初の目的地は9時オープンの永井食堂で朝ごはんを食べること。計算していた時間より早く到着しそうだったので、赤城インターではなく手前の渋川伊香保インターで降りて時間調整をしたにも関わらず、開店前に到着してしまったので駐車場で待機。

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ある意味で高級ホテルである日光金谷ホテルにこれから宿泊するというのに、朝ごはんが永井食堂というギャップ。基本的に私は「こうあるべきである」という「概念」に囚われたくないので、そこそこの価格のフレンチからB級グルメまで、金額に関係なく美味しいものは美味しいという考え方。永井食堂に立ち寄るのは久しぶりかも。

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開店直後で3番目の客となる。座席も1つ置きに座る。

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590円のもつ煮定食は待たずにすぐに提供される。小ライスにしないと朝ごはんにしては、ごはんがかなり多い。混雑している時のためにお盆を縦に置くのが永井食堂のスタイル。

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ニンニク風味で味が濃いもつ煮をおかずにごはんが進む。久しぶりに食べたけど、永井食堂のもつ煮はやっぱり美味しい。滅多にここに来ることはできないけど、たまに食べたくなる味。

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そのまま国道17号を北上して沼田市街に入る。せっかくだから群馬県グルメを楽しむことにする。

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東見屋饅頭店で「味噌まんじゅう」を食べることにする。「味噌まんじゅう」は、いわゆる「上州焼きまんじゅう」で、実は私の大好物で、いつか上州焼きまんじゅう食べ歩きのために群馬県内を巡ろうと思っているんだけど、ずっと実現できていない。

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新型コロナウイルス感染症の影響か、店内では食べられない。プラスチックゴミを減らしたいし、すぐに食べちゃうから串のままでいいですよと声をかけたんだけど、お店の「決まり」があってダメみたいで、串を外してパックに入れてくれる。

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東見屋饅頭店は、近くに商店街の駐車場があり、ポツンとひとつだけテーブルもある。

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焼き立ての「味噌まんじゅう」は、まんじゅうもふっくらとしているし、味噌の香ばしい香りが最高に美味しい。やっぱり、近距離旅行が多くなるであろう今年こそ、上州焼きまんじゅう食べ歩きの旅をしてみようかなぁ。

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そのまま沼田から国道120号線を尾瀬方向に進む。かつては冬になると尾瀬岩鞍スキー場に行くために椎坂峠を超えたけど、今ではトンネルができている。吹割の滝は、民間の駐車場がごちゃごちゃしていてよくわからないので、どこに入れば良いのか迷っているうちにいつも通過。わかりやすくて、入りやすい、統一した無料駐車場があれば立ち寄るのになぁ。鎌田交差点の少し手前の小さな日帰り温泉にはスキー帰りに行ったことがあるんだけど、前から道の駅「尾瀬かたしな」なんてあったかなぁ?最近、スキーにめっきり行かないのでこの道を通らないから「まだ知らない」道の駅なんだけど、いつできたんだろう? 気になったら、トイレついでに立ち寄ってみることにする。今回は、前回の伊豆稲取旅行よりも、「新しい旅のエチケット」を遵守した上で立ち寄るスポットを増やしている。

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トイレに行って、水を手ですくって飲む。この後はノンストップで丸沼高原には立ち寄らずにマニュアルのプジョー208のギアを操りながら金精峠を越える。

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峠を越えると湯の湖があるので立ち寄ってみることにする。日光金谷ホテルはクラシックな建物であるためか、今日宿泊する部屋はシャワーオンリーの部屋なので、どこかで温泉に入ろうと思っていた。天候は雨が降ったり止んだり。雲は厚く、青空は見えそうにない。

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私のプジョー208アリュールは、2019年10月にエンジン交換の大手術を受けている。2020年の夏は、だいぶプジョー208と過ごしてきたけど、新しいエンジンの調子がいい。新型208が出ることによって旧型になってしまったんだけど、エンジンは2019年に新品に変えたばかりだし、しばらくは乗り換えるつもりはない。旧型208は、おとなしいフェイスなので、先代プリウスだと思われたり、街で目立つことはないんだけど、アグレッシブではないフェイスが上品さを感じて私は気に入っている。新型208は、ちょっとフェイスが強めだから、いいクルマだとは思うけれど、好き嫌いがあるかもしれないなぁ。ファイスの個性が強いと、ルノーのクリオ(ルーテシア)やキャプチャーをあまり見かけないのと同様に、一部のファンは獲得できるけど女性を含めて一般受けするかが心配。

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日帰り温泉の情報を得るために、ビジターセンターに立ち寄ることにする。

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日光湯本ビジターセンターに入る。天気が良ければ、散策をするのも楽しそう。

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日帰り温泉マップを確認すると、午前中から営業しているところが少ない。温泉旅館などは、清掃の時間になってしまうのか午後からスタートのところが多い。

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自然豊かな温泉街を歩いてみることにする。雨が降っているので、歩いている人なんていない。

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午前中からお風呂の入ることのできる選択肢の中で向かったのは「温泉寺」。お寺なのに、日帰り入浴がある。

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駐車場がありそうなので、雨の中を歩かずにクルマで来ればよかったかも。

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日帰り入浴施設と言うよりもお寺そのものの建物。

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入浴したい場合は呼び鈴を鳴らす。

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先客は1名いるけど、ちょうど入れ替わりで貸し切り状態。湯船に入るけど、お湯がものすごく熱く、爪先が痺れるくらい熱い。何度か体を慣らすうちに、水を入れることなく入ることができる。お風呂が大きいわけじゃないので、せいぜい2人が限度かなぁ。ちょうど、お風呂から出るときに次のお客さんが来て、重なることなくうまく入れ替わる。

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硫黄の香りが強い温泉は体が温まる。しばらく、お寺の縁側で涼む。小学6年生の時の日光の修学旅行で、日光湯本温泉の旅館に泊まっているんだけど、どの旅館だったんだろう。そもそも、現存しないかもしれないけど。日光湯本温泉に宿泊したことは覚えているので、修学旅行という思い出は重要なんだなぁ。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、今年の学生は修学旅行の思い出を作ることができないというのは、仕方がないことだけど、とても残念なこと。

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硫黄の温泉で体が温まり、散策を続けることにする。

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奥に見える小屋が日光湯本温泉の源泉。源泉とあって周囲は硫黄の匂いがする。

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温泉に入ったあとは、再び、相棒であるプジョー208を走らせて、湯滝の駐車場に到着。駐車場は空いていて滝に近いスポットに停車。

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舗装された遊歩道を湯滝に向かって歩く。

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売店は閉まっている。平日だからかなぁ?新型コロナウイルス感染症の影響?今は観光シーズンではないのかなぁ?紅葉のころは開いているのかなぁ?確かに、今日は雨が降ったり止んだりで、ほとんどお客さんはいない。

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新型コロナウイルス感染症の影響かなぁ?こんな天気だからかなぁ?観光スポットだと思うけど、数人いる程度で、十分すぎるほどソーシャルディスタンスは保たれている。むしろ、空いていることは、感染症の面からは安全に旅行する上ではありがたいこと。そして、大きな声で騒いだり、ふざけている若者グループがいないことがありがたい。私のように「おひとりさま」は話すこともないし、カップルや家族連れはそんなには大声をあげて馬鹿騒ぎしない。

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自然の風景をぼーっと眺める。今回の旅行も前回の伊豆稲取の旅と同様に、「新しい生活様式」や「新しい旅のエチケット」の遵守を踏まえての「新しい旅行スタイル」の旅。同乗者のいないドライブ一人旅であること。風景を楽しみながらのドライブそのものを楽しむ旅行であること。クルマから降りて立ち寄る場所はオープンエアの自然を感じる場所であること。滝の音を聞いたり、森の香りを感じたり、五感で風景を感じるからこそ、気分転換ができる。やはり、持久戦となっている新型コロナウイルス感染症と闘い続けるためには、「新しい旅のエチケット」の遵守を前提として、たまにはエネルギーの充電が「必要」なんじゃないかなぁ。

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