一目惚れをしたポルトへの旅 4日目(3)ポルトのお菓子屋さん巡り。
引き続き仮設のボリャオン市場巡り。お肉屋さんコーナーを見てみることにする。
黒いソーセージはブダン・ノワールのように血入りのソーセージなんだろうなぁ。フランスで言うソシソン・セック“Saucisson sec”のようなドライソーセージは売られていないのかなぁ?
スペインだと、ハモン・セラーノやハモン・イベリコなどの豚のモモごと生ハムが吊されているけれど、ここで売られているのは小さめの燻製肉のような感じ。
最後に私は果物を見るのが好き。特に初夏のこの時期は様々なフルーツが旬を迎えている。
プラムにはいろいろな種類があって黄色いものや黒っぽいものもある。
そして、ヨーロッパでよく見かけるのがUFO。平たい桃は日本でみかけることはまずないんだけど、ヨーロッパではよく見かける。ちなみに桃は日本のように汁がしたたるような桃はまずないので、日本の桃のほうが美味しいかも。
ブラガでたべたお菓子はこれかなぁ?“Milfolhas”というのかな?
一人になると、旅行のスケジュールは自分次第。気になるものをみつけるとつい寄り道をしてしまう。カステラの原型と言われているパン・デ・ロー“Pão-de-ló”よりも焼き菓子に近い感じだけど、値段が安いこともあって、つい買ってしまう。食べてみると想像通り美味しいんだけど、想像を超える美味しさはないかも。
仮設のボリャオン市場巡り、楽しかった。やっぱり、私は市場巡りが好き。
サンタ・カタリーナ通りに戻ると、パステル・デ・ナタ専門店がここにもある。雰囲気的にはチェーン店かなぁ?
ポルトガルではパステル・デ・ナタのチェーン店がたくさんあって、商売として成り立っている。どこでも焼きたて、作りたてのパステル・デ・ナタが食べられるなんて、幸せな町。
ふと、看板を見て沢木耕太郎の「深夜特急」を思い出す。お茶ことのを「チャ」や「チャイ」などの“C”で始まる発音の国と、「ティ」や「テ」などの“T”から始まる発音の国があって、全般的にアジアでは“C”で、ヨーロッパでは“T”だったのが、旅の終着点のポルトガル・サグレスでは再び“C”の国となり「『C』より出でて、今再び『C』に至ったのだ」 という話が印象に残っている。
昨日の夜、実はインターネットで調べていて目指していたお店。この食材店で買いたいものがある。
それはコンフェイト“Confeito”。金平糖はコンフェイトがなまったもの。ポルトガルのコンフェイトは大きい。これはおみやげ用で、帰国後に食べてみるとそんなに甘くなくて美味しい。
もう1件、昨晩インターネットで調べていて目指していたお店は、同じ通り沿いにある。
ここはお菓子屋さんで、ショーウインドウには焼きたてのパンや焼き菓子が置かれている。
このお菓子屋さんでは、パン・デ・ロー“Pão-de-ló”が売られている。そう、目的はカステラの原型と言われるパン・デ・ロー。
ホールで売られているものを少しだけ切って売ってもらう。ここのパン・デ・ローはしっかりと焼かれており、まさにカステラ。気がついたら、一人旅になってから、お菓子を食べてばっかり。
我慢していたわけではないんだけど、一人になってから、甘いお菓子に対する思いがちょっと暴走ぎみ。パン・デ・ローを食べたばかりなのに、パステル・デ・ナタ屋さんが気になってくる。
実は“Manteigaria”はチェーン店でクレリゴス教会の手前にあったお店と同じで、このお店のパステル・デ・ナタはすでに食べているんだけど。
カフェスペースが広くゆったりしていて、ちょっとした休憩にはちょうどいい。
うーん、カミーノを旅した旅人と別れて一人旅になってからポルトガルのお菓子にかなり暴走気味。旅人に対して遠慮をしたり、特別に気を使ったつもりは全くないし、わりと私のペースで旅していたつもりなんだけど、やっぱり誰かと一緒の旅と一人旅では歩き方がちょっと違うのかもしれないなぁ。たしかに、こんなに暴走してお菓子ばかり食べていたら、女性だったとしても、ちょっと、いや、かなり迷惑かも…。
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