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2020年7月27日 (月)

一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(1)ポルト、サン・ベント駅からブラガに向かう。

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月が変わって、2019年7月1日、月曜日の朝。アイステイ・ホテル・ポルト・セントロ“iStay Hotel Porto Centro”での朝ごはん。さすがはポルトガル。朝ごはんにもパステル・デ・ナタがある。日常的にパステル・デ・ナタがある生活なんて、なかなか幸せ。

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基本的にコンチネンタル・ブレックファースト。四角い食パンも置かれている。2019年3月にイギリスに行く前には気にもしていなかったけど、食パンってわりと置いてあるものなんだなぁ。

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フルーツポンチもある。

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先に朝ごはんを食べていると、旅人も朝食レストランにやってくる。聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すカミーノの旅がどのようなものかと聞くと、毎日6時に起きて、朝食を食べずに6時半にはアルベルゲ(巡礼宿)を出て歩き始めるのだという。1時間くらい歩いて、よさげなバルで簡単な朝ごはん。バルで休憩しながら午前中はひたすら歩き、1日あたり20〜25キロくらい歩く。午後早いうちに宿泊する村に到着。その日のアルベルゲを探し、宿が見つかるとその後は衣類の洗濯をして、ビールを飲みながら遅めのお昼ごはん。午後は自由時間でのんびり過ごす。町を探検したり、昼寝をしたり。その繰り返し。しかも途中は牧歌的な風景で美しい風景なんだけど変化がない。飽きてしまうような同じ風景が続く地域もある。やはり、巡礼は修行なんだなぁ。

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新鮮な果物があるとうれしいんだけど、フルーツポンチがあるので、このホテルの朝食はいいほうかなぁ?と言っても、ポルトガルの基準がよくわからないけど。

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今日はポルトからエスカレーション。明日の朝までは時間があるとのことで、旅人と一緒に古都ブラガを目指すことにする。

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サン・ベント駅に向かって歩く。今回のホテルは、地下鉄駅までは少し歩くけれど、サン・ベント駅前も徒歩圏内なので便利なホテルだったかも。

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今日の天気は残念ながら曇り。サント・イルデフォンソ教会のアズレージョも輝かない。ただし、ヨーロッパって朝は曇っていても昼になると晴れてくることが多い。

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サン・ベント駅を目指して坂道を下っていく。

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サン・ベント駅があるあたりは谷間になっており、再び坂道をあがったところにはクレリゴスの塔が見える。

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坂道を下りきったところがサン・ベント駅。坂を上がったところにクレリゴス教会が見える。

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サン・ベント駅の横から構内に入ると、昨日も見た美しいアズレージョ。

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自動券売機で切符を買ってブラガ行きの列車に乗ることにする。

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ブラガ行きのローカル列車。

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切符はICチップ式。チャージをすれば繰り返し使える。日本でもSUICAはあるけれど、普通きっぷも繰り返し使えるICチップ式になぜならないんだろう。実は日本はすでにIT後進国になっているんじゃないかなぁ。

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サン・ベント駅を出発するとドゥエロ川沿いに進み、ポルト・カンパニャン駅“Campanhã”を経由する。リスボンやコインブラからの優等列車はこの駅が終点となり、市街中心部にあるサン・ベント駅には乗り入れていない。たぶん、サン・ベント駅のホームの長さが限られており、乗り入れできないのだろう。

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ポルト・カンパニャン駅を出ると、その後はのどかな風景は続いている。気がついたのは緑の多さ。以前に7月にスペインのコルドバ、グラナダ、セビリアを旅したときには乾燥した大地でものすごい暑さを経験していたので暑いと思っていたんだけど、イベリア半島の北側では、緑豊かな風景で気温も過ごしやすいことを知る。やっぱり、自分の経験を頭の中で考えるのではなく、実際に行ってみないとわからない。

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1時間ほどで終点のブラガ駅に到着。風景を楽しめる列車の旅でなかなかおもしろかった。

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線路はブラガ止まりになっており、ターミナル駅特有の頭端式ホーム。

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外に出ると、ブラガ駅は近代的なデザインの建物。

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大きなロータリーがあるのでちょっと迷うんだけど、ロータリーに面する大きな建物の右側の通り“Rua Andrade Corvo”を進む。

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しばらく歩くと旧市街の入口の門であるアルコ・ダ・ポルタ・ノヴァ“Arco de Porta Nova”が見えてくる。その先には、おそらく昔からある細い道が延びている。

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アルコ・ダ・ポルタ・ノヴァが建設されたのは18世紀。

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門をくぐると旧市街の町並み。低層の建物が建ち並んでいる。城門から伸びるこのドン・ディオゴ・デ・ソウサ通り“Rua Dom Diogo de Sousa”は昔からある道なんだろうなぁ。私はクルマがなかった時代からある狭い道が好き。

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「地球の歩き方ポルトガル」を見て、大聖堂を目指しているけれど、道路沿いにあるのはカテドラル“Sé de Braga”ではなく、ミゼリコールディア・デ・ブラガ教会“Igreja da Misericórdia de Braga”。地図上ではこのあたりのはずなんだけど、カテドラルが見えない。

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奥に見えるのがカテドラルなのかなぁ?と思って進んでみる。

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歩いているうちに回廊に迷い込む。

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よくわからないんだけど、カテドラルの回廊に入ってしまったみたい。

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残念ながらブラガ大聖堂の内部は撮影禁止のために写真を撮っていない。この写真は回廊の反対側にある諸王の礼拝堂“Capela dos Reis”。

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なんだか迷っているうちにブラガ大聖堂に入れてしまったけれど、ファサードはどこなんだろう?ブラガ大聖堂の正面を探すために、再びドン・ディオゴ・デ・ソウサ通り“Rua Dom Diogo de Sousa”に戻る。

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