一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(7)いよいよ、「一目惚れをした」ポルトの風景にご対面。
とうとうドウロ川“Rio Douro”までたどり着く。私がポルトを訪れようと思ったきっかけは、2018年の年末ごろに流れていたキャノンのミラーレスカメラのCMを見て、ポルトの風景にすっかり一目惚れをしてしまったこと。テレビや写真ではなく、いよいよ一目惚れをした風景と実際に会える時間が近づいている。
写真でしか見ていない相手に実際にもうすぐ会えるとなると、テンションも上がってくる。
ドウロ川にかかる二重の橋であるドン・ルイス1世橋“Ponte de Dom Luis I”が見えてくる。一目惚れをした風景は、このドン・ルイス1世橋を渡った対岸から見た風景だと思われる。あの橋を渡れば、一目惚れをした風景に会える。
ドウロ川沿いはカイス・ダ・リベイラ“Cais da Ribeira”と呼ばれる地区。
川沿いに座り込んでいる人もいて、のんびりした雰囲気。私の旅は弾丸旅行なので日程的には短いんだけど、短い時間の中でも、美しい風景を見て、のんびりした気分になれる時間を持つようにしている。日常生活から離れているんだから、のんびりしなくちゃ!
ドウロ川沿いにあるカイス・ダ・リベイラは、坂の町ポルトの中では珍しく平坦な場所。
統一されておらず、高さも大きさも色も異なる建物が並んでいる。
オープンテラスのレストランが並んでいて雰囲気がいい。昼間からビールを飲みたいところ。
「一目惚れをした風景」に会うためにドン・ルイス1世橋に向けて歩く。天気は快晴なので、最高のシチュエーション。
ポルトガルは幸福を呼ぶ「ガロ(雄鶏)」“Galo”がシンボルになっている。ポルトからも日帰りで行くことのできるバルセロスという町の雄鶏伝説がもとになっている。サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼者が無実の罪をきせられ死刑宣告を受ける。その際に、もしも無実であれば丸焼きにされている雄鶏が鳴くだろうと巡礼者は言う。実際に死刑執行される瞬間に、雄鶏の丸焼きが立ち上がり鳴き叫んだことで巡礼者は釈放される。
いよいよドン・ルイス1世橋に近づいてくる。2階建ての橋になっていて、上の段にはトラムも走っている。
きっと、上の橋から見れば、ポルトの風景を見下ろせると思うんだけど、上がっていくのが大変かも。
まずは下の橋を渡って、ドウロ川対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区に向かうことにする。
ドン・ルイス1世橋はクルマも通行できる。歩行者用の歩道は狭い。
これは何だろう?橋脚のあとなのかなぁ?要塞なのかなぁ?今はレストランになっている。
ドン・ルイス1世橋を渡り、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区に到着。
2018年にテレビで流れていたキャノンのミラーレス一眼レフカメラのCM撮影ポイントはどこなんだろう?
ポルトと言えばポートワイン。ポートワインのワイナリー、カレム“Càlem”が見える。かつて原料であるブドウも完成品であるワインも船で輸送されたので、ドウロ川沿いにワイナリーがあるのは運搬に都合が良かったのだろう。
そして、とうとう、私が一目惚れをした風景に巡り会うことができる。思えば、私が今回ポルトガルのポルトに行こうと思ったきっかけは2018年の年末ごろに流れていたキャノンのミラーレスカメラのCMだった。そのCMを見た瞬間、まだ知らない風景に一目惚れをしてしまい、自分の目でこの風景を見てみたいと思った。
その風景が目の前に広がっている。日差しは強いけれど、風は涼しくて過ごしやすい気候。テレビの画面越しではなく、自分の目でこの風景を見て、ポルトの風を肌で感じている。なんて美しい風景なんだろう。一目惚れをした風景は、実際に出会ってみても本気で惚れてしまう風景だった。
ドウロ川沿いには小さなラベーロ“Rabelo”(帆船)が浮かんでいる。
いつまで眺めていても美しい風景。川沿いに腰掛けて、ポルトの町並みをぼーっと眺め続ける。
夏なのに過ごしやすい気候。坂道の美しい町並み。そして、ドウロ川から見た町並み。実際に出会ってみたポルトの風景は「一目惚れ」以上に魅力的で、ポルトに出会って良かったと思える場所。ポルトを実際に歩くと、「一目惚れ」どころか、本気で惚れてしまう。
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