2020年4月15日、ノートルダム大聖堂の火災から1年。
2019年は不思議な年で、2019年元旦と2019年3月3日と2回もパリ・ノートルダム大聖堂を訪れていた。2019年4月15日の大火災の後の2019年6月29日、ポルトガル・ポルトに行く途中にこの年に3回目のパリ・ノートルダム大聖堂を訪れる。しかし、工事用のフェンスに覆われて、ノートルダム大聖堂に近づくこともできなければ、いつも賑わっていた広場には誰もいない。正面のファサードを見ると、今まで通りのノートルダム大聖堂。
ノートルダム大聖堂はパリに来ればいつでも来ることができると思っていた。3月に訪れたときも特別な気持ちはなかったので、神様に旅の無事のお礼をするくらいで、「また来ます」というような軽い気持ちだった。それにしても2019年は不思議な年。例年、これだけハイペースでパリに来ることはない。2020年春にはパリには行けなくなっているので、後から考えれば、神様に呼ばれたのだろうかと感じてしまう。
しかし、セーヌ川越しにノートルダム大聖堂を横から見ると、尖塔もなければ屋根がすっかりないことがわかる。尖塔の周囲の足場は2019年3月にもあったので、工事が行われていて、その工事の影響で引火してしまったのだろう。
早くもノートルダム大聖堂の火災から今日2020年4月15日で1年が経つ。しかし、「あれから、もう1年経ったんだ」と感傷に浸ることもできない状況となっている。2020年春は4月12日の復活祭“Pâques”の時期となってもフランスは、新型コロナウイルス感染防止のためにロックアウト中で厳しい外出制限が行われている。日本でも同様に一部地域に緊急事態宣言が発令され外出自粛状態にある。もちろん、パリのノートルダム大聖堂どころか、フランスに入国もできない。日本国内でも通勤以外は通院や買い物以外の不要不急の外出はできない厳しい状況となっている。
いずれはこのような状況は解消されると信じている。ものごとには初めがあれば必ず終わりがある。今まで通りにパリを訪れることもできれば、そして火災のあったノートルダム大聖堂だって復旧して、再び訪れる時が必ず来る。今は神様が与えた試練の時。この試練を乗り越えた時に、再び平穏な生活を取り戻せるだろう。今は、世界中の人々が連携して危機を乗り越えるしかない。朝が来ない夜はないと信じている。
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