新宿伊勢丹・フランス展開催中止どころではなく、臨時休業。
例年4月には新宿伊勢丹で「フランス展」が開催される。今年も2020年4月8日より開催されるはずだったんだけど、中止となる。現在の社会情勢では日本とフランスとの人の行き来は難しい状況となっており、また日本においても多くの集客が予測されるイベントはコロナウイルス感染拡大防止の観点から開催すべきではないということはわかっている。なので、なにも驚かないし、むしろ中止であるべきだと思うんだけど、2020年はフランスに行く計画を立てることもできなければ、日本でフランスを感じることもできない年になってしまったなぁ。
さらに新宿伊勢丹については、新型コロナウイルスの非常事態宣言が発出したことにより、「フランス展」どころか2020年4月8日より、最低でも緊急事態宣言発令中の5月6日まで全館臨時休業となる。
実は2020年夏期スケジュールよりエールフランス羽田・パリ線が増便となっている。本来であれば、「エールフランス 羽田・パリ線、朝便を追加し、1日3便に!」というタイトルで、2020年夏期スケジュールよりエールフランスは羽田・パリ線に朝便AF163/AF162を増便したことをニュースにしたかったんだけど、それどころじゃなくなってしまった。
Dairy AF163 HNDCDG 09:10 14:45
Dairy AF162 CDGHND 10:50 05:55+1
※AF=エールフランス HND=羽田空港 CDG=パリ・シャルル・ド・ゴール空港
現在、シェンゲン条約加盟国には原則的に日本人は入国できないので、フランスへのフライトを利用するのは日本からフランスに帰国するフランス人、フランスから日本に帰国する日本人のために運行されているようなもの。需要はなく採算はとれないといえども、自国民を救済するために運行しているのだろう。むしろ、採算性がないからといって、すべて運休にしてしまうと自国民救済を放棄することになる。私のようにレジャー目的の不要不急の旅行だけで海外に行くわけではなく、業務渡航で必要のために海外にいる日本人だっている。そして、海外からの輸入がないと日本の生活は成り立たない。そのために海外で働いている日本人がいる。エールフランスは、以前に予測したとおり、パリ・成田便AF275/276便だけは運行を継続している。これは、エアカランのヌメア・成田線に接続することで、ニューカレドニアからフランス本国へ戻るための移動手段を確保している。
エアカランのホームページからわかるとおり、エアカランSB800便でヌメアから成田空港の便は運行されている。成田空港でエールフランスAF275便に接続しており、パリに行くことができるようになっている。しかし、成田からヌメアに向かうSB801便は、カーゴフライトとして一般乗客は乗れない状況となっている。すなわち、需要は少なくともヌメアから日本、成田経由でパリに帰る人の救済のために運行されている。
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エアカラン
https://jp.aircalin.com/jp
3月27日~5月3日のフライトスケジュール(3月25日08:00更新)
コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大を防ぐため、ニューカレドニア政府当局の指示に従い、エアカランは以下のフライトスケジュールを予定しています。
日本、およびフランスへ帰国するお客様のためのフライト:
週2便のヌメア・トントゥータ空港発のフライトにより、非居住者を本国に帰国させるべく対応いたします。これらのフライトは、ニューカレドニアでの隔離専用設備が限られているため、ヌメア・トントゥータ空港行きは乗客なしで運航いたします。カーゴフライト(貨物輸送)は成田発ヌメア行きのみとなります。
以下の日程で、SB800便(ヌメア発成田行き、ヌメア発0:55A.M.)が運航されます。
このフライトは、エールフランスの成田発パリ(CDG)行きの便に接続します。
SB801便(成田発ヌメア行き)は乗客なしで、カーゴフライトとして運航します。
2020年3月27日(金)、3月31日(火)
2020年4月3日(金)、7日(火)、11日(土)、14日(火)、17日(金)、21日(火)、24日(金)、28日(火)
2020年5月1日(金)
カーゴフライト(貨物輸送):
5月3日まで週2便、A330neoにて運航し、ニューカレドニアに必要な物資を輸送します。これらのフライトは乗客なしで運航いたします。
その他のすべてのフライトは、ニューカレドニア政府当局の公式要請に従って、運休となります。エアカランは、今後もニューカレドニア政府と連携し、対応してまいります。
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現在の状況では、フランスに行くこともできなければ、伊勢丹新宿店のフランス展も中止となり、日本でフランスを楽しむこともできなくなってしまった。しかし、フランスがなくなってしまうわけではない。一生行けなくなってしまったわけではない。いずれ、以前のようにフランスを訪れて楽しめる時が戻ってくる。今は、ロックダウン下のフランス同様に、私たちも世界の人たちと一緒に危機を乗り切るしかない。ものごとには初めがあれば、必ずや終わりがある。東京スカパラダイスオーケストラの「Good Morning〜ブルー・デイジー」の歌詞のように、朝が来ない夜はないと信じている。
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