ロンドン・パリ、ドーヴァー海峡を渡る旅 3日目(4)いよいよフェリーでドーヴァー海峡を渡る。
いよいよ、今回の旅のハイライトであるフェリーでドーヴァー海峡を渡る。パッセンジャー・ターミナルの前にバスが到着し、このバスに乗るように言われる。いよいよ、イギリス・ドーヴァーからフランス・カレーに向かうフェリーに向かう。
バスに乗るときにチケットの半券を切り取られ、代わりに“BON VOYAGE”という赤いカードをもらう。
途中でイギリスの出国審査はないけれど、フランスの入国審査があり、フランスの入国スタンプはドーヴァーでもらう。なかなかもらうことのできないシェンゲン協定の船の入国スタンプ。さらに、バスから一度降りて、手荷物検査があり、空港にあるようなX線検査を受ける。
バスは船に近づいてきた。クルマだったら、そのままフェリーの内部に向かうんだけど、フット・パッセンジャーはここでバスを降りる。
フェリーへの通路は緩やかな坂道になっており、スーツケースなどを転がしながら船に乗ることができる。
とうとう今回の旅のハイライトであるドーヴァー海峡を渡るフェリーに乗る。
フランス・カレーに向かうフェリーの名前はプライド・オブ・カンタベリー“Pride of Canterbury”。
フェリーの中は広くて、階段だけではなくエレベータもある。まずは船の中を探検してみることにする。
階段にはフードコートのメニュー。うーん、フル・イングリッシュ・ブレックファーストとフィッシュ・アンド・チップス推し。イギリスで最もポピュラーなメニューがこの2品なのかなぁ?
メインデッキには、テーブルのある席がたくさんあるんだけど、あまりお客さんはいないみたい。閑散期だからなのかなぁ?
フードコートは、料理ごとにカウンターが並んでおり、そこで料理を受け取り、料金を支払うカフェテリア方式。
メニューを見てみるとフル・イングリッシュ・ブレックファースト、フィッシュ・アンド・チップス、チーズバーガー、バターミルク・チキン・バーガー、カレー、ラザニア。うーん、一番美味しそうなのはカレーかもしれないなぁ。フランスに到着してからサンドイッチを食べた方が美味しいかも。どうしても私はフランスをホームグラウンドに感じてしまう。
免税店の中は結構広い。いわゆる免税店の品揃えなので、ここで買うべきものは私にはない。それに、そもそも、もう荷物をこれ以上増やしたくない。
もちろん、両替所もありフェリーの中でポンドをユーロに替えることもできる。
スターバックスではビアポンプがあり、ビールを飲むことができる。と言っても、だれもビールなんて飲んでいない。まぁ、フェリーに乗るのは基本的には運転手さんだからかなぁ?パブらしく賑やかな雰囲気がない。イギリスのビール文化の最終地点なので、せっかくフット・パッセンジャーだし飲んでおくべきなんだと思うけど、パブの雰囲気ではないので、ここでビールを飲む気がしない。
出港前にイギリスに最後のお別れをするために屋上のデッキに上がる。
海岸線はずっとホワイト・クリフ“White Cliffs”が続いている。太陽の光を受けると、なんて美しい海の色なんだろう。
ホワイト・クリフに太陽の光が当たって輝いている。出港して、写真の構図的に港のクレーンが干渉しない位置でホワイト・クリフを見てみたい。
いよいよフェリーはドーヴァーの港を出港し、陸地からどんどん離れていく。
残念ながら雲がかかってしまい、せっかくクレーンなどの障害物もなくホワイト・クリフがきれいに見える位置なのに、太陽の光がないので輝かない。
たった2泊のイギリス旅行だったけど、久しぶりのイギリス旅行はおもしろかったなぁ。やっぱりイギリスはロンドンだけではなく、地方を巡って「まだ知らない」イギリスをもっと知るべきなんだなぁと感じている。イギリスだけではない。スコットランドだって「まだ知らない」ので、私にとって「まだ知らないどこか」があふれている。
フェリーはドーヴァー海峡を進み、グレートブリテン島がどんどん遠ざかっている。
さようなら、イギリス。でも、「まだ知らない」イギリスを知るために、絶対にまた来る。
そして、ロンドンで買ったフォートナム&メイソン“Fortnum & Mason”の紅茶や、カンタベリーで買ってしまったクラークス“Clarks”の靴や、スーパーでティーケーキが気になってしまい、いつも通りにイギリスで買い物をした結果、すでに45リットルの折りたたみバックはかなりいっぱいになっている。今回に関しては、このバックをパリまで持っていかねばならず、機動力がなく行動が制限されるために、脱スーツケースの旅ははっきり言って大失敗。
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