いつまで続く?フランスの大規模ストライキ。
2019年12月15日、日曜日もフランスの大規模ストライキは継続中。すでに12月5日から10日間も大規模ストライキが継続している。マクロン政権との根比べになってきており、政権が妥協しない限り、このままではクリスマス休暇にも影響する可能性がある。しかし、10日間のストライキの運行状況を確認していると、ストライキ時のパリ対策がわかってきた。
・ホテルは無人自動運転のメトロ1号線、14号線沿いに。
おそらくフランスの無人自動運転が目指しているのは、無人自動運転だったらストライキ時でも運転手の必要がないということ。この10日間、無人自動運転の1号線と14号線については、社会運動による駅の封鎖はあるものの通常運転を継続している。このことから、ストライキ時のホテルの選び方は、メトロ1号線、14号線沿いに確保することは必勝法。リヨン駅周辺、ナシオン駅周辺、もしくはベルシー再開発地域あたりがリーズナブルなホテルがある。
・シャルル・ド・ゴール空港への移動は空港バス“Le Bus Direct”が最強。
RER B線は1時間に1本程度の運行となっているが、パリ北駅から日中のメトロの乗り継ぎができないために、パリ北駅周辺にホテルを確保していなければ、パリ北駅で足がなくなってしまう。メトロ1号線、14号線との接続駅であるパリ・リヨン駅行きの“Le Bus Direct”がベスト。
Le Bus Direct
https://www.lebusdirect.com/
・空港からロワッシーバスでオペラに向かい、サン・ラザール駅でメトロ14号線に乗り継ぎ。
または、本数は少なくなっているけれど、オペラ行きのロワッシーバス“Roissy Bus”に乗り、サン・ラザール駅でメトロ14号線に乗り継ぐ。バス停の背後にはすぐにギャラリー・ラファイエットがあり、プランタンとギャラリー・ラファイエットの間の道を歩けば、すぐにサン・ラザール駅なので歩ける距離。
・乗合シャトルバスサービスの利用
ホテルのレセプションには、たいてい、空港までの乗合シャトルバスのパンフレットが置いてあり、レセプションで予約してもらうことができる。混載シャトルバスであれば1人でも申し込むことができるので、シャルル・ド・ゴール空港に向かう帰路は、間違いなく空港に行ける手段となるので、ホテルのレセプションに相談してみる。パリの東部(ナシオンなどの20区あたり)は、パリ・シャルル・ド・ゴールに向かいやすい。
今回のストライキで、現時点でエールフランスが影響を受けていないということが最も大きい。日本までの長距離移動に影響を受けると、日本に帰れなくなってしまう。パリのメトロ1号線と14号線をうまく利用すれば、美術館などはストライキの影響を受けるけれど、クリスマスシーズンのパリを楽しむことができる。それに、パリは歩いて楽しむことだってできる。マレ地区からレ・アールまでは歩けるし、レ・アールからルーブル、ルーブルからオペラ、ルーブルからコンコルド広場、コンコルド広場から凱旋門、シャンゼリゼ通りからエッフェル塔は歩いていける距離。普段はメトロで地上の風景を見ることはないけれど、歩いてみれば、新しいパリを発見できるかもしれない。それに、日本とは異なり、政治に対して運動に参加するということを実際に体験することは滅多にできないチャンスかもしれない。と言っても、小さなストライキにはけっこう当たるんだけど。
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