パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 2日目(4)大晦日のル・コントワール・デュ・ルレ“Le comptoir du Relais”でお昼ごはん。
ルーヴル美術館の地下の出口を出る。入場者の列を見るけれど、確かに地下の入場口の方がセキュリティチェックは並んでいない。ショッピングセンターを歩き、地上への出口を探しているんだけど、出口がよくわからない。
ようやく地上に出る。メトロの駅がわからず、チュイルリー駅の方向に向かって歩くことにする。
私はクリスマスの時期にパリに来ないので知らなかったんだけど、チュイルリー公園“Jardin des Tuileries”ではマルシェ・ド・ノエル“Marché de Noël des Tuileries”が開かれている。フランスではクリスマスの期間は、イエスへの東方の三博士の訪問した日とされる1月6日のエピファニー“Épiphanie”(公現祭)まで続き、クリスマスの装飾も外されない。
移動式遊園地とともにあり、かなり規模が大きいマルシェ・ド・ノエル。今まで12月にパリに来たことはなかったかもしれないなぁ。でも、マルシェ・ド・ノエルは11月下旬あたりから開かれているところが多いから、11月には来たことがあるような気がするので、私がパリのマルシェ・ド・ノエルがチュイルリー公園で開かれていたことを知らなかっただけだろうなぁ。パリって、何度訪れても、「まだ知らない」新しい発見があるからパリ旅行はやめられない。
ヴァン・ショーが売られている。大晦日のお昼ごはんは、計画ではいつものオデオンにあるル・コントワール・デュ・ルレで食べようと思っていたんだけど、屋台料理を楽しむのも面白いかもしれないなぁ。
今回の旅行では、マルシェ・ド・ノエルを楽しむことは想定外の発見。もともと私は、マルシェを巡るのは大好き。
フランスの移動式遊園地ってすごいと思う。夏の時期やマルシェ・ド・ノエルの期間だけ設置される仮設の遊園地だけど、けっこう本格的。
ラクレットかぁ。バケットの上にとろけたラクレットチーズを載せてくれるみたい。美味しそう。
そして、私がフランス料理の中でも大好きな料理である、サヴォア地方の名物料理のタルティフレット“Tartiflette”。チーズがたっぷり入ったじゃがいものグラタン。
もともと、大まかな予定しか立てていないので、予定変更なんて日常茶飯事。お昼ごはんは、タルティフレットにしようかと本気で悩む。だけど、今回のフランス旅行は、食事は今日のお昼ごはんと夕ごはんの2回しか機会がない。それだったら、ちゃんとフランス料理を食べようかなぁ?当初の計画通り、オデオンのル・コントワール・デュ・ルレで食べることにする。
私の旅は行き当たりばったり。いつも行くビストロはオデオン駅が最寄駅なんだけど、気になることがあって予定を変更。
一駅先のサン・ジェルマン・デ・プレ駅“Saint-Germain-des-Prés”で下車。
チュイルリー公園でマルシェ・ド・ノエルが開催されているのに気がついて、サン・ジェルマン・デ・プレ教会“Église Saint Germain des Prés”でもやっていないかどうか確かめに来てみたら、私の想像通り。
今まで、私はこの時期にパリを訪れたことがなかったんだなぁ。カウントダウンイベントのことだけを考えていたので、マルシェ・ド・ノエルのことなんて、出発前は気がついていなかった。やっぱり、実際に現地で歩いてみないとわからない発見がある。と言っても、私の事前の予習が足りないだけなんだけれど。
小さなマルシェだけど、マルシェが開かれている雰囲気が楽しい。
ここでもサヴォア地方の名物料理のタルティフレット“Tartiflette”が売られているけれど、チュイルリー公園のタルティフレットよりも、チーズが少ない感じ。
アルザス地方の名物であるプレッツェル“Bretzel”も売られている。
12時ちょっと前にル・コントワール・デュ・ルレ“Le comptoir du Relais”に到着。以前よりも混雑していないので、開店前に待っている必要はなく一巡目に着席できればいい。
一人客だとドアの横の狭い席に案内されることが多いんだけど、今日は普通の席。このビストロは、おそらく日本のガイドブックに掲載されているんだと思うけれど、カルト(メニュー)はフランス語しかなく、ガイドブックを頼りにここに来た人はメニュー選びに苦戦する日本人を見かけることが多いので本当に要注意!
私はここに来ると、一期一会で次回は食べることのできない日替わりメニューから選択することが多い。日替わりメニューは店内の鏡に書かれている。このビストロの必勝法として、もしもメニューが読めなかったら、鏡に書かれている日替わりメニューの中から前菜、メインを選んでしまう方が美味しいものを間違いなく食べられるかも。
グラスワインを2杯以上飲むならカラフェのワインを頼んだ方がお得なんだけど、今日はグラスワイン1杯にしておく。
料理を待っているととても気になることを見つけてしまう。おぉ、ジャポネーゼのマドモアゼル、食事前からポットの暖かい紅茶を頼んでしまったのね。クリスマスシーズン、お正月をパリで過ごす、それなりに意識が高い女子なんだと思うんだけど、うーん、フランス料理の作法として、これって「あり」なのかなぁ?まぁ、断られることなく持ってきているし、ビストロだから好きなように頼めばいいのかなぁ?私としては、東京のミシュラン一つ星のフレンチレストランで、アラカルトで一番最初に「チーズ盛り合わせ」とビールを注文した女子を目撃して以来の衝撃で、私個人としては作法としてはどうなんだろう?と悩んでしまう。でも、フランスでも作法は変化しており、私の「固定観念」や「ステレオタイプ」、「偏見」があるのかもしれない。もしかしたら、食事の最初に暖かい紅茶を頼むのはスマートじゃないと信じている私の価値観が古いのかもしれないなぁ。
前菜はカボチャのポタージュ“Veloute de courge marrons”。解読できたのはここまで。だけど、このビストロの“Veloute”は間違いなく美味しいので、この単語を見つけたら私は即決。最初にクルトンなどの載ったお皿がサーブされる。
ポットに入ったスープが注がれて料理が完成。想像通り、このビストロの“Veloute”は美味しい。
日替わりのメイン料理は一種類しかなく、牛肉ということしかわからないけれど、ミディアムで注文。
やっぱり、ル・コントワール・デュ・ルレ“Le comptoir du Relais”は、お値段は安くはないんだけど、美味しい。それに、ランチは予約を取らないので、ふらっと一人でも入ることができるのがいい。
いつもの通り大好きなババ“Baba au rhum ”を頼んだら、日替わりデザートのサヴァランが来た。いつものババと違って、パイナップルが載っている。
エスプレッソを飲みながら食後の余韻を楽しむ。大晦日のパリで行いたいことの4番目は、ル・コントワール・デュ・ルレでお昼ごはんを食べること。順調にあらかじめ考えていた大晦日のミッション達成。
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