パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行 1日目(1)旅のはじまりは「神田まつや」で年越しそば。
2018年12月30日、土曜日。いつもだと仕事帰りが旅のスタートだけど、今日は仕事がお休みなので、のんびりと午後に自宅から羽田空港に向かう。羽田空港に向かう途中の東京、神田須田町の「神田まつや」さんが今回の旅のスタート地点。大晦日をパリで過ごすことになるので、出発前の今日食べておかないと日本で年越しそばが食べられなくなってしまうので、羽田空港に向かう途中に日本で年越しそばを食べることにする。とは言っても、実は大晦日の私は仕事であることが多くて、年越しそばをわざわざお店に食べに行くことはまずないんだけど。
大晦日の一日前の12月30日の「神田まつや」さんは、お昼ごはんの時間は外れているんだけど、行列ができている。だけど、このお店は普段からお昼時には行列ができているので、むしろ今日は土曜日としては短い方かもしれないなぁ。
ようやく席に案内される。「神田まつや」さんは、相席が当たり前。たまに昼間から一人で飲んでいるお客さんがいるんだけど、私はまだ蕎麦屋での一人飲みはしたことがないし、まだまだ、私は粋な大人になっていない。
2018年、日本で食べる最後の年越しそば。「神田まつや」さんは、わさびは別注文。
私は、もりそばを2枚頼むのなら、冷たいそばと温かいそばを両方頼む。冷たいそばはそばの風味を味わい、温かいそばは出汁の味を感じることができるから好き。今日の温かいそばは「かしわ南ばん」。期待通りに美味しい。
「神田まつや」さんで、2杯のそばを食べて幸せな気分。神田駅までは歩ける距離だけど、淡路町駅から東京メトロ丸ノ内線に乗ってしまうことにする。
というのも都心勤務になってから東京駅まで定期券があるので、たった2駅だけど東京メトロ丸ノ内線に乗る。
今日は、「神田まつや」さんに立ち寄るという普段と違うルートで羽田空港に向かっているんだけど、このルートだと浜松町からモノレールという選択肢があるので、京急にするかモノレールにするかちょっと悩む。
というのも、普段は西武線所沢方面からだと、西武線の山手線接続駅である池袋にしろ、高田馬場にしろ、浜松町までは山手線を半周することになるので、品川から京急に乗るのが定番になっており、私は東京モノレールに乗ることはほとんどない。
時間的には東京駅からだと浜松町で東京モノレールに乗り換えるのが早いけれど、料金がちょっと高いし、乗り慣れていないので、けっきょくはいつも通り、品川で京急線に乗り換える。
このところ、成田空港の利用が続いていたので羽田空港は久しぶりの利用。たまに京成線の車両が乗り入れており羽田空港に行く時も「京成パンダ」に会えることがあるけれど、今日は京急の車両。
羽田空港国際線ターミナル駅に到着。いつも通り、エレベータに乗って出発コンコースへ向かう。
今回の「パリ新年カウントダウン弾丸旅行」は、いつもの旅行と違うことがある。それは、現地1泊の旅なので、1泊分の着替えしか必要ない。そのためにスーツケースを持って行かずに33リットルのリュックサックのみの旅。したがって、機内持ち込み手荷物だけで預ける手荷物はなし。リュックサックに荷物をパッキングしてみて、おみやげを買って帰ることを考えなければ、普段の旅行もリュックサックだけでいけるんじゃないかなぁ?と感じており、今回は脱スーツケース実験の旅だったりする。今回の実験が成功すれば、私のいつもの3泊程度の旅行であれば脱スーツケースの旅が実現できる。
出発案内板でチェックインカウンターがどこなのかをチェック。最近の中国系航空会社はネットで羽田空港や成田空港の出発案内を見ていても以前よりも遅延することは少なくなっている印象。
と思っていたら、一番上の「上海」の表示を見て、心配になってじっくり見てしまう。よかった、上海航空FM816便上海虹橋空港行きは遅延しているけれど、私が乗る中国東方航空MU540便上海浦東空港行きはスケジュール通りの出発予定。チェックインカウンターはGカウンター。
今回はリュックサックひとつの旅なので、いつもは立ち寄るJALABCには行かずに、チェックインカウンターを探す。中国東方航空のチェックインカウンターであるGカウンターに向かう。
2時間半前でチェックインカウンターがオープンしたばかりなのかなぁ?列ができている。これだけの人数となると、MU540便は大きな機材なのかなぁ?
羽田空港でパリ行きの搭乗券も発券されるので、上海での再チェックインは不要。搭乗券は中国東方航空の便名であるMU8661便ではなく、エールフランスAF111便となっている。そう、今回のこの航空券は、すでに2012年「ブルゴーニュ・リヨン一人旅」で紹介しているけれど、中国東方航空の航空券だけど上海・パリ間はエールフランスに乗れてしまうという裏技的な航空券。
羽田空港国際線ターミナルで買うものもないので、さっさと出国してしまうことにする。今でも知られていないのか、北口の出国手続き場はたいてい空いている。
羽田空港も自動化ゲートとなり、とうとう日本では出国スタンプも入国スタンプもリクエストしないと押されなくなった。香港、韓国などもすでに出入国のスタンプは廃止されており、パスポートにスタンプを集める時代は終わりつつある。そう、過去の習慣で自動化ゲートの先のカウンターでスタンプをわざわざ押してくれるように頼む人はいるけれど、時代は変化している。
まだ出発まで2時間近くあるので、いつものスカイラウンジアネックスへと向かう。
このラウンジは残念ながらプライオリティパスでは入ることができない。たいていのクレジット会社のゴールドカードを持っていれば無料で入場できるんだけど、注意点は、楽天プレミアムカードでは入場できないので要注意(楽天プレミアムカードは羽田空港国際線ターミナルで使えるラウンジがない)。
このスカイラウンジアネックスは、ものすごく広くて、たいてい空いているので私はお気に入り。カードラウンジとして使うにはもったいないほど広くて、軽食コーナーがあればビジネスクラスラウンジとしても十分なくらいゆったりできる。
ラウンジで上海浦東空港から羽田空港に向かっているMU539便の運航状況を確認すると、16:50の到着予定時刻よりも早い16:23には到着予定。今の時刻は16:34なので、すでに到着したかもしれないなぁ。大きな遅延はなく、復航便であるMU540便も定刻通りに飛びそう。上海の天候は小雪で気温は3度と寒い。機材はボーイングB777-300ERで、機齢は2.6年と新しい。
スカイラウンジアネックスはカードラウンジなので、軽食もなければアルコールドリンクも有料。のんびりソファに座りながら、ジュースやコーヒーを無料で飲めるだけ。搭乗前はビールではなく、グレープフルーツジュース。
145番ゲートに向けて歩き始めると、私が過去に利用したことがあるエールフランスもハワイアン航空も、大韓航空も遠いゲートでいっぱい歩くことが多いんだけど、わりと近いゲートであることがわかる。
上海浦東国際空港行き中国東方航空MU540便は、定刻通りの出発予定。中国というだけでケチをつけたい人たちにしてみたら、今日も上海航空FM816便が遅延しているので、たった1便の遅延でも中国系航空会社は「いつも」「すべて」遅延していると、全体化、一般化するのだろうけれど、遅延する便もあるけれど全体的に見れば以前よりも中国系航空会社って遅延しなくなっているような気がする。
機材はボーイングB777-300ER。中国というだけでケチをつけたい人たちだったらボロボロの経年機が望ましいんだろうけれど、残念ながら機齢2.6年のボーイング製のワイドボディの最新鋭機。もちろん、便によっては中国と日本は近距離路線なので個人モニタがついていないナローボディ機に当たる場合もあるだろう。
定刻通りにボーディングが始まる。乗客はきちんと列を作って順番に搭乗ゲートを通っていく。いよいよ、人生初めての「ほんまもんの中国東方航空」で上海へ。
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