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2019年9月29日 (日)

現地滞在時間31時間、パリ新年カウントダウン1泊4日弾丸旅行。

Paris2019
2018年4月に勤務先が東京都区内、しかも山手線内の拠点に転勤となる。新しい勤務先では2018年から2019年にかけての年末年始に、うまく休みがつながって5連休を取れることになる。ふだん、カレンダー通りのお休みが取れる会社に勤めている人にとっては毎年のことだから特別なことではないと思うんだけど、私にとってはお正月に5連休が取れるなんて、現在の会社に就職してから初めての経験で、予定もしない5連休に戸惑い始める。だって、5連休を取ることできれば旅行に出られる。


だけど、私はゴールデンウィークやお盆時期、シルバーウィークなどの繁盛期に旅行に行くことはないので、繁盛期の旅行手配のノウハウがないし、いつも直前まで休みが確定しないので、いつもの通り1ヶ月前の直前の手配になってしまう。それでも、休みが取れることがわかった時点で、私のいつものやり方でスカイスキャナーを使って航空券を調べ始める。しかし、年末年始については直前の予約では、航空券をまったく手配できないわけではないんだけど、航空券価格が繁盛期価格になっており予算オーバー。カレンダー通りにお休みが取れる人たちは、かなり前から綿密な計画を立てて予約しているだろうから、私のいつもの直前の予約の仕方ではまったく歯が立たなくて、完敗状態。

国内旅行を含めて飛行機を使った旅行は絶望的なので、大きな旅行はあきらめることにする。せっかくの5連休だけど、1泊か2泊で予約の必要のない「青春18きっぷ」の旅に行くことを考えることにせざるを得ない。

それでも、せっかくの5連休なんだから海外旅行に行くことをあきらめきれず、通勤電車の中でスカイスキャナーのアプリを使って、目的地を変えてみたり、旅程を短くして出発日や帰国日をずらして検索してみたり、遊びのつもりで検索をかけていたところ、たった1つだけ面白い航空券を見つける。それは、中国東方航空を使ったパリ往復の航空券が年末年始期間なのに11万円台という価格。ただし、この航空券には大きな欠点があって、パリには1泊しかできず、滞在時間は31時間のみとなってしまう。

12/30 MU540 HNDPVG 18:10 21:05
12/31 MU8661 PVGCDG 00:10 05:55
1/ 1 MU8662 CDGPVG 13:30 07:50+1
1/ 2 MU575 PVGHND 17:10 20:50
※MU=中国東方航空 HND=羽田空港 PVG=上海浦東空港 CDG=パリ・シャルル・ド・ゴール空港

この11万円台の航空券は出発日をずらしても到着日をずらしても、この日程でしか手配できない「理由あり」の航空券。不思議なんだけど、なぜかこの日程だけぽっかり穴が空いたように安い。12/31大晦日の早朝5:55にパリに到着し、朝から、丸1日パリで遊ぶことができる。そして、シャンゼリゼ大通りでの新年カウントダウンイベントに参加し、新年を迎える瞬間をパリで迎えることができる。2019年元旦1/1は13:30にはパリ・シャルル・ド・ゴール空港を出発しなければならないために、朝10時半にはパリ市街を出発しなければならないので、せいぜいノートルダム大聖堂に初詣に行くくらいで観光する時間はない。実際にパリで使える時間は大晦日の丸1日のみ。たった1日のために11万円をかけるのは、はっきり言ってもったいない。だけど、パリ・シャンゼリゼ大通りでの新年カウントダウンイベントに参加できることを考えると心の中でこのプランをまったく捨てきれない。

もしも、あなただったらどうします?今回の旅程については、あなたがカレンダー通りに休みを取れる人だったら、あなたが決断すればパリに行ってシャンゼリゼ大通りで新年カウントダウンイベントに参加し、パリで新年を迎えることができます。今回の旅程の場合は「私は長い休みが取れないからヨーロッパになんて行けない」なんていうことはありません。だけど、問題なのは「理由あり」航空券なのでパリにはたった1泊しかできず、料金は11万円台。この価格が微妙で、航空券としては安くはないのですが、繁盛期の年末年始と考えれば高くない価格なのが悩みどころ。だけど、繰り返しになりますがパリでは1泊しかできません。きっと、せっかくパリに行くんだったら、もっとゆっくり楽しみたいとあきらめますよね?そう、理性的に損得で考えれば、たった1泊のために11万円を使うのは損なのです。私もそう思います。

さすがに私も損得で考えると「もったいない」という気持ちがあり、11月下旬にこの「理由あり」航空券を見つけてから1週間くらいずっと悩んでいた。その間にこの航空券が売り切れてしまえばあきらめようと思っていた。売り切れてくれればあきらめられる。何しろ、たった1泊のために11万円はやっぱりもったいない。だけど、私の場合はシフト制なので毎年カレンダー通りの休みが毎年確定しているわけではない。毎年、あらかじめ休みが確定していれば「来年行けばいい」と見送ることができるかもしれないんだけど、私の場合は次にパリで新年カウントダウンイベントに参加できるチャンスがあるかと考えると、しばらくない可能性が高い。もしかしたら次のチャンスはないかもしれない。大げさに言えば、定年退職でもしない限りないかもしれない。さらに言えば、一生に一度のチャンスなのかもしれない。そう考えると、ここはチャンスを優先したほうがいい。タイミングをチャンスと考えれば、損得で言えば、特なのではないか。そして、私の決断を待っているかのように12月に入ってもこの航空券は空席が残っている。

ということで、私の最終的な決断は、チャンスやタイミング、機会を選択することにする。この一生に一度かもしれないチャンスを逃さずに「現地滞在時間31時間、パリ新年カウントダウン弾丸旅行」を決行することにする。

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