季節はずれのチックエテッレ 3日目(2)リオマッジョーレからサンタ・マルゲリータ・リグレへ。
そろそろリオマッジョーレ“Riomaggiore”を去らなくてはならない時間。部屋のオーナーに電話をして迎えに来てもらう。
カードでの宿泊料金の支払いは事務所ではないとできないとのことで、一緒に事務所に向かい、料金の支払いを行う。
事務所でオーナーと別れると、広場“Piazza vignaioli”に出る。リオマッジョーレは谷沿いの町。なぜ、町の中心部に高台の広場があるんだろう?と考えた時に、マナローラの広場と同様のロケーションにあることに気がつく。駅から鉄道の線路と並行して歩いてきたはずなのに、線路が見えない。ということは、あくまで私の勝手な仮説だけど線路をまたぐ跨線橋のような役割をしてるんじゃないかなぁ?
この広場からリオマッジョーレの鉄道駅に向かうにはまずは階段を降りる。
そして、広場の下に鉄道駅につながる歩行者用トンネルがあり、トンネルを通って駅に向かう。鉄道の線路は歩行者用トンネルと並行に走っているはずなのに、線路は見えない。
リオマッジョーレ駅に到着し、窓口でサンタ・マルゲリータ・リグレ・ポルトフィーノ駅“S.Margherita Ligure-Portofino”までの切符を購入する。そう、今日の目的地はディズニーシーのモデルとも言われるポルトフィーノ“Portofino”。実は今日これからどこに行こうか、昨日の夜まで決めていなかった。と言うのも、以前の「地球の歩き方」には掲載されていたポルトフィーノは、最新の「地球の歩き方イタリア2018-2019」にはポルトフィーノは掲載されておらず、ラ・スペッツァからアプローチするポルトヴェーネレ“Portovenere”のみが掲載されている。ポルトフィーノにすべきかポルトヴェーネレにしようか、もちろんどちらを選択しても下調べはしてあるんだけど、本気で昨日の夜まで決められなかった。
ポルトヴェーネレよりもポルトフィーノの風景を私は自分の目で見てみたい。もちろん、私に時間があれば両方行ってみたいくらいなんだけど。切符はレシートのようなもので、サンタ・マルゲリータ・リグレ・ポルトフィーノ駅までは5.9ユーロ。
さすがに行き当たりばったりの私でも、列車の時刻は昨夜のうちに調べてある。サンタ・マルゲリータ・リグレ・ポルトフィーノ駅までの所要時間は各駅停車を乗り継いで1時間15分。直通ではなく途中のセストリ・レヴァンテ駅“Sestri Levante”で乗り換える。
9:26の出発まで10分くらい時間があるので、早朝は準備中だったバルに入ってみることにする。
よく考えたら、リュックサック一つで荷物も少ないことだし、チェックアウトしてからここで遅めの朝ごはんでもよかったのかもしれないなぁ。
ジェノヴァ方面のホームは線路の反対側にある。ここで建物のピクトグラムをちゃんと見れば迷うことはなかったんだけど…。
駅舎を一周してようやく反対側のホームに行く地下通路へ向かう階段を見つける。
現在の時刻は9:22。9:26発のセストリ・レヴァンテ駅“Sestri Levante”は定刻通りに来るはず。
列車がやってきたと思ったら、特急フレッチャビアンカ “Frecciabianca”で通過列車。
雲は薄い雲しかないので今日は晴れてきそうだなぁ。自分の目で見てみたいと思う気持ちはポルトヴェーネレよりもポルトフィーノの方が強かったんだけど、実は出発1ヶ月前の10月下旬にリグーリア州は大嵐に見舞われた関係でポルトフィーノに行けるか怪しい状況になってしまった。サンタ・マルゲリータ・リグレとポルトフィーノ間の道路が波に削られて、この旅行の時点でも不通になっていて、バスが運行されていない。10月いっぱいまでは観光船が運行されているんだけど、オフシーズンの11月からは運休となってしまうためにポルトフィーノに行く足がない。
コルニリア駅のあたりからはマナローラの町が見える。ギリギリまで道路が復旧するかみていたんだけど、道路の復旧の目処は立たない。しかし、本来は10月いっぱいで運休となる観光船が住民の移動のために臨時運行されていると言う情報を見つける。その情報を信じて、今回はポルトフィーノに向かうことにした。
列車はトンネルに入ったり、海が見えたりを繰り返しながらチンクエテッレを出て、セストリ・レヴァンテ駅に向けて走る。
ようやくセストリ・レヴァンテ駅に到着。この列車はこの駅が終着駅で、この駅でジェノヴァ・ブリニョーレ駅“Genova Brignole”行きの列車に乗り換える。
現在の時刻は10:17。10:26発のジェノヴァ・ブリニョーレ駅行きの列車は2番線からの出発。
階段を降りて連絡通路を通って2番ホームへ。まだ列車は入線していないみたい。各駅停車でジェノヴァに向かう乗客はけっこういるけれど、分散して乗ってしまえば車内はガラガラだろう。
セストリ・レヴァンテはどんな町なんだろう。私は飛行機でも乗り継ぎ便の時は、ついでに降りようとしたり、単なる乗換駅でも何があるのかなぁ?と「まだ知らないどこかへ」興味を持ってしまう。残念ながら乗り換え時間が短いのでこの町の探検する時間はないんだけど。
この駅が始発ではないのかなぁ?ジェノヴァ・ブリニョーレ駅行きの列車がやってきた。
セストリ・レヴァンテからは、砂浜の海岸線。海釣りをしている人がいる。
半島の先端あたりがポルトフィーノ“Portofino”。天気は薄雲が出ており、すっきりとした快晴ではない感じ。
列車はサンタ・マルゲリータ・リグレ・ポルトフィーノ駅に到着。出発直前に得た情報では、バスの代替で運行されている船でポルトフィーノに行けるはずなんだけれど、実際にその情報はあっているのかなぁ?まずは駅からサンタ・マルゲリータ・リグレ“SantaMargherita Ligure”の港へ向かう。
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