季節はずれのチックエテッレ 2日目(1)ジェノヴァからチンクエテッレ西側の入口、モンテロッソ・アル・マーレへ。
2018年11月24日、土曜日。ジェノヴァ・ブリニョーレ駅前の「ベスト・ウエスタン・ホテル・モデルノ・ヴェルディ」“Best Western Hotel Moderno Verdi”で迎える朝。朝食を食べに、ホテルの朝食レストランに向かう。
イタリアのホテルの朝食って、バラエティが豊かなことが多くて、とても楽しみ。まずはパンが並んでいる。
ハムも種類が多い。ゆで卵やチーズなどのコンチネンタルブレックファースト。
イタリアのクロワッサンは、中にチョコレートやカスタードクリーム、ジャムなどが最初から入っている。もちろん、空っぽの普通のクロワッサンもある。
パンドーロ“Pandolle”というのは、ジェノヴァ名物のケーキみたい。クッキーのように硬めのケーキなので、おみやげにできるかも。地元の名物が置いてあるなんて、このホテルの朝食は楽しい。
そして、フルーツの盛り合わせ。ちゃんと“Cachi”もある。
今日の朝ごはん。甘いパンがちょっと多かったかなぁ?もちろん、たぶん知っている味だとはわかっているけど“Cachi”にトライ。
“Cachi”は、渋みもなく美味しい。と言っても、日本でもよーく食べ慣れた味だけど。でも、よく考えたら最近、柿って買ってまで食べないのであまり食べていないかもなぁ。
部屋に戻って外を見ると曇り。天気予報を見ると天候は回復傾向にあり、晴れてくるはずなんだけど、どんよりと曇っている。同じ風景を見るのにも、晴れと曇り空では印象が違うので、晴れてくれないと。「季節はずれのチンクエテッレ」は失敗だったかなぁ?
すでに予約しており、明日また戻ってくることを伝えてスーツケースを明日まで預かってもらい、チェックアウトする。その際に「ミニバー」は使ってませんと話すと、「ミニバーは無料だったのに!」と言われてショックを受ける。残念、「明日戻ってくる時は楽しむよ」と話して、チェックアウト完了。1泊分の着替えを入れたリュックサック1つで身軽な格好で1泊2日のチンクエテッレへの小旅行に向かう。
ミニバーが無料なんていうホテルもあるんだなぁ。偏見や思い込みのせいで損をしてしまった。偏見や思い込み、先入観でミニバーは有料という固定観念が自分の頭の中にあることを反省する。土曜日朝のジェノヴァ・ブリニョーレ駅は通勤客の姿はなく静かな雰囲気。
時刻は朝8時前。事前に列車の時刻は調べてあり、ブリニョーレ駅7:56発のインターシティでモンテロッソに向かう予定。モンテロッソ到着は9:05の予定。
すでに発着番線が表示されている。IC651リボルノ“Livorno”行きは9番ホーム。
何も表示されていないけれど、9番ホームに向かう階段を上がる。
ジェノヴァは平坦な地形ではなく、丘には建物が張り付くように建っている。
時刻は7:47。10分前にはホームに到着。7:56発IC651リボルノ行きで間違いない。
直前までは定刻通りのはずだったのに、どうして直前になってから5分遅れの表示が出るんだろう。
海沿いを走るので、なかなか車窓を楽しめる路線。雲が切れているところもあるので、晴れてくれないかなぁ?
途中のサンタ・マルゲリータ・リグレ駅に到着。ディズニーシーのモデルとも言われるポルトフィーノ“Portofino”に行く拠点駅。2018年10月末にこの地域は大嵐に見舞われて、ポルトフィーノに行く道路が崩落し、陸路は寸断されている。
先端あたりがポルトフィーノかなぁ?チンクエテッレに近づいているのに、厚い雲に覆われている。うーん、チンクエテッレのヴェルナッツァ“Vernazza”などが大きな被害を受けた洪水も2011年10月に発生しているし、2018年10月末にも大嵐が来るということはこの時期は雨が多いのかなぁ?季節の選択を失敗したのかなぁ?
海で釣りをしている人がいる。まだ東側のチンクエテッレ方面の方が雲の切れている場所がありそう。セストリ・レバンテ駅“Sestri Levante”をすぎると、のどかな海沿いを走っていた列車はトンネルが多くなってくる。もともと、チンクエテッレは陸路では行けない村。むしろ、今では列車で行けるなんて、切り立った海岸線によく鉄道を通したものだ。
トンネルを抜けるとモンテロッソ駅“Monterosso”に到着。今日はチンクエテッレの一番東側にあるリオマッジョーレ“Riomaggiore”に宿泊する予定なので、西側からチンクエテッレの5つの村を周遊してみる。
モンテロッソ駅は高架駅になっているみたいで、階段を降りて出口へと向かう。
観光シーズンからは外れているので朝9時からこの駅で降りる人は少ないみたい。
モンテロッソ・アル・マーレにはビーチがある。夏だったら、海水浴を楽しむ人たちでビーチは賑わっているんだろうなぁ。11月下旬のビーチは、誰もいなくて、ただ波音だけが鳴り響いている。
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