季節はずれのチックエテッレ 1日目(3)ミラノ中央駅から特急フレッチャビアンカ “Frecciabianca”でジェノヴァへ。
ミラノ中央駅“Milano Centrale”のホーム前のロビーに向かう。ヨーロッパの鉄道は発着番線はギリギリにならないとわからないので、出発案内板の前では多くの人が何番線からの発車になるのか表示されるのを待っている。
しばらく待っていると、13:10発の特急フレッチャビアンカ “Frecciabianca”ローマ・テルミニ駅行きは21番線と表示される。
21番線に停車しているのは振り子式電車、ペンドリーノETR460。
この切符って、インターネット予約のチケット?さっきのミラノ中央駅の窓口って正規の切符売り場ではなく、代理店だったのかも。カード支払いとは別に現金で支払った2.5ユーロは手数料??しまった…。マシーンで買えば、2.5ユーロの手数料は支払わなくても済んだかもしれないなぁ。たまにしかイタリアに来ないので、私はイタリア旅行にはまだ慣れていないんだなぁ。でも、損をしたのはたった2.5ユーロだし、勉強代としては安いもの。結果的には切符は無事に買えて列車に乗れたことだし、まぁいいか。私は未来志向で過ぎたことはあまり気にしない。だって、悔やんだところで過去に時間を遡ることはできないもん。
ミラノからジェノヴァに向かう路線は山間部を走る。この路線はおそらく在来線で、高速鉄道路線ではないみたい。
ジェノヴァに近づいてきた。このあたりに2018年8月14日に崩落した高架橋、モランディ橋“Ponte Morandi”があるはずだけど、すでに撤去されてしまっているのかよくわからないけれど、右側からの高架橋が途中で途切れているように見えるので、これがモランディ橋なのかなぁ?
列車はジェノヴァ駅に向かうトンネルの短絡線を通り、モランディ橋の下は通らない。
列車はジェノヴァ・プリンチペ駅“Genova Principe”駅に到着。ジェノヴァには2つの大きな駅がある。今回のホテルはジェノヴァの駅前ホテルだけど、もう一つのジェノヴァの主要駅であるジェノヴァ・ブリニョーレ駅“Genova Brignole”が目的地。この駅で運行調整を行っているみたいで停車時間は20分もある。あと1駅なんだけどなぁ。
たった一駅のために20分の停車時間を経て、列車は定刻通り15:08にジェノヴァ・ブリニョーレ駅“Genova Brignole”に到着。
地中海沿いは晴れているのかと思っていたら、残念ながら曇り空。雨は降っていないみたいだけいいか。「季節はずれのチンクエテッレ」は失敗だったのかなぁ?この時期は曇り空が多いのかなぁ?
ジェノヴァ・ブリニョーレ駅“Genova Brignole”の駅舎は1905年に建てられたもの。駅前にはヴェルディ広場“Piazza Giuseppe Verdi”で建物がないので空が広く見える。
今回のジェノヴァのホテルは駅前広場に面しているベスト・ウエスタン・ホテル・モデルノ・ヴェルディ“Best Western Hotel Moderno Verdi”。ブリニョーレ駅からは横断歩道を渡るだけの駅近ホテル。
15時を過ぎているので、まずはチェックイン。建物は歴史がある感じだけど、部屋はきれい。
夏だったら日没が遅いので16時からでも十分に観光できるけれど、冬至まで1ヶ月しかない11月下旬だとすぐに暗くなってしまう。荷物を整理したら、すぐにジェノヴァの町歩きをスタート。
切り売りピザ専門のお店を見つける。イタリアって、こういうお店があるのがいい。そして、こういうお店が安くて美味しい。
ジェノヴァは、フォカッチャ文化。色々な種類のフォカッチャが並べられている。イタリアも地方によって名物料理が異なるからイタリアの地方の旅も楽しい。
この周辺は新市街なのかなぁ?道幅も広く、治安の悪い感じもしない。まだ知らないジェノヴァの町歩きを続ける。
中央に噴水のあるコロンボ広場“Piazza Colombo”。
メルカート・オリエンターレ“Mercato Orientale”の建物が見えてきた。私は市場を見つけたら、その土地でどのようなものが売られていて、どのようなものが食べられているのか。生活の一部がわかるような気がするので、必ず立ち寄るのがマイルール。
イタリアのメルカート、楽しい。イタリア独自の野菜なのかなぁ?今まで、イタリアのメルカートに入ってみたことがあまりないので、あまり見かけないような野菜もあっておもしろいかも。中央の葉っぱが付いている野菜はアーティチョーク?
日本ではあまり見かけることのないフェンネル、「フィノッキオ」“Finocchio”に、ズッキーニの花である「フィオーリ・ディ・ズッカ」“Fiori di zucca” 。
フランスでもよく見かけるけれど、イタリア語でも柿は「カキ」”Cachi”。“Cachi Mela”とは不思議なネーミング。どうみても柿なんだけれど、ネーミング的には柿なのかリンゴなのか。リンゴの食感のような柿ということみたい。
アーティチョークは「カルチョーフィー」“Carciofi”。これはサルディーニャ産。フランスでも見かけるけれど、こんなにたくさん売られていない気がする。今が季節なのかなぁ?
ジェノヴァのメルカート・オリエンターレで新しい発見ばかり。市場で見かけるイタリアの野菜が独特でおもしろい。
見た目がおもしろいチコリのようなラディッキオ・ディ・トレヴィーゾ“Radocchio”は、初めて見る野菜かも。
“Verona”ラディッキオ・ヴェローナや“Orchidea”もチコリの仲間?
ロマネスコ“Romanesco”も売られているし、葉物野菜も名前がよくわからないものも売られている。イタリアのメルカートって、こんなに楽しかったんだ。地方によっても特色があるんだろうなぁ。今まではフランス地方の旅は楽しんできたけれど、イタリア地方の旅もおもしろい。
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