チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 4日目(2)プラハのハヴェルスカー市場でスリに狙われる「ダメ旅行者」の烙印。
2003年のプラハ旅行で私が印象に残っている場所であるハヴェルスカー市場“Havelské tržiště”に到着。その理由は、生活の一部分が見えるような気がして市場を見ることが好きなこと。そして、特にチェコでは木製の民芸品のかわいらしさに魅了されたこと。そして、最後に日本人の団体パッケージツアーのおばちゃん3人組に「ああいう人がスリにやられるのよ」と言われ、「ダメ旅行者」の烙印を押されたことがトラウマになっている場所。
でも、2003年の当時はフィルムカメラでコマ数に制限があるために、今の私の旅行ほど写真を撮っていないと思うし、そんなにスリに狙われてもおかしくないほど夢中だったのかなぁ?むしろ、今回の方が気になったものを写真に撮っているので、夢中のような気がするけれど。だって、このベリー盛り合わせなんて、美味しそうだし、彩りもきれい。このハヴェルスカー市場で売られているものは、観光客向けの民芸品だけではないところがおもしろい。
どんな野菜が食べられているんだろう?という興味はずっと変わらない気がする。そして、ディスプレイの仕方も国によって特徴がないかをいつも探している。
夏のチェコはさまざまな果物が売られている。形は洋ナシなんだけど、赤く色づいている果物はなんだろう?私は「まだ知らない」ものや、見たことのないものをみつけるのが大好き。
野菜や果物だけではなく、ハチミツなどの特産品も売られている。
“KOLONADA”というメーカーのものがチェコの名物なのかもしれないなぁ。色々な種類があるみたいで、箱も大きくないのでいいかもしれない。基本的には、私はおみやげにするにはできる限りその国のブランドを探すようにしている。
まずは野菜や果物のお店を巡ってみたけれど、やっぱり、私はハヴェルスカー市場の雰囲気は好き。15年前の印象通り、私にとってここは最高に楽しい場所。でも、「ダメ旅行者」の烙印を押されるほど夢中にはなっていない気がする。
団体パッケージツアーに繰り返し参加していて、自分は何カ国行っていると自慢げだったり、実際は添乗員さんやガイドさんに守られているのに自分は世界中を自由に歩けるという勘違いをしている参加者を見かけることがあるので、おばちゃん3人組もその部類だったのかもしれないなぁ。後半戦は、私がすっかり魅了されているチェコの民芸品を見てまわることにする。
絶対に使うことはないし、子供がいるわけでもないのに、私はテントウ虫の楽器やその奥にあるカエルの楽器が欲しくなってしまう。こういうものをかわいいと思ってしまうから、たまに女子が書いたブログと間違われる。
民芸品の売り場で耳慣れたメロディが鳴り響いている。「あの地平線・・・」とつい口ずさんでいる。
オルゴールから流れてくる曲は「天空の城ラピュタ」の主題歌の「君をのせて」。すっかり、「君をのせて」の「あの地平線・・・」というメロディが頭の中に流れ続けて、買おうかなぁ?と思ってしまう。というのも、200コルナなので1000円で買えてしまう。値段が安いので買おうと思えば買えてしまうことが悩みのタネ。
ハンドメイドの民芸品はそれなりの価格なので、普段は値段を見てあきらめるんだけど、チェコでは買えてしまう価格なので悩んでしまう。
おみやげ用のマリオネットも安いんだけど、さすがに使うことはないし、飾っておくのも難しい。この写真ではお店の台の上にある毛虫に興味を持ってしまう。これも1000円くらい。
木製の人形は110コルナ。ハンドメイドでペイントされたものが日本円で550円なんて安い。
本棚に座ってくれそうなこのタイプの人形なんて、1つ100コルナ、日本円で500円なので、1列まとめて大人買いしたくなるほど、欲しくなってしまう。
文房具や雑貨などを見ていると、掘り出し物があるんじゃないかとつい見入ってしまう。
ちょっとした小物がおもしろくて、ついお店をじっくりと見てしまう。
よく考えたら、夢中になってお店の雑貨を見てしまっている。ふと自分自身のことを振り返ってみると、おかしくなってしまった。
だって、私の行動は「ああいう人がスリにやられるのよ」と言われ、「ダメ旅行者」の烙印を押されるてもおかしくない。すっかりとお店で工芸品や雑貨を見るのに夢中なんだもの。たぶん15年前も今日と同様にすっかり夢中になってハヴェルスカー市場の雑貨を見ていたんだろうなぁ。おばちゃん3人組の判断が正しかったような気がする。でも、やっぱりチェコの木製の民芸品は絶対にかわいい。
後ろ髪を引かれる思いで何も買わずにハヴェルスカー市場よりも先に進む。この2匹の猫が描かれたレストラン「ウ・ドゥヴォ・コチェク」“U Dvou koček”って、15年前に来たことがある気がする。旧市街広場からまっすぐ歩いたところにあると思っていたんだけど、こんなところにあったんだ。たしかに最終日に夕食を食べたのはこのレストラン。
少し先には教会がある。聖マーティン教会“Kostel svatého Martina ve zdi”はかつて城壁に隣接していたため「壁の中の聖マーティン教会」という名前になっている。
12世紀にロマネスク様式にて建てられたが、その後は14世紀以降にゴシック様式に改装されている。
さらに歩くと新市街のようで、近代的なビル建築も混在している。
イギリス資本のスーパーマーケットのテスコ“TESCO”がある。ここも15年前に訪れたことを覚えている場所。その時はテスコ直営の売り場だったような気がするけど、何しろ15年前なので記憶違いかもしてない。現在はショッピングセンターになっている。
ショッピングセンターの中庭にピカピカに輝くカフカ像“Otočná hlava Franze Kafky”がある。今回のプラハ観光はここまでにして、最後にもう一度だけ旧市街広場に向かうことにする。
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