チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 5日目 エミレーツ航空EK312便は東京蒲田行き?
2018年7月31日火曜日、深夜3時過ぎのドバイ国際空港。搭乗が始まる朝7時過ぎまでの4時間以上を過ごせる場所はマルハバ・ラウンジしかない。この時間のマルハバ・ラウンジは空いている。というのも、接続がうまくいけば長距離便は飛び立ったあとなので、夜が明けるまでここで過ごす人は多くない。
せめてもの救いは、ドリンクはいつでも無料で飲めるということ。
ミール・バウチャーをもらったからと言ってダブルチーズバーガーを食べなければよかったなぁ。マックアラビアを試そうなんて思ってしまったのがそもそもの失敗。マルハバラウンジのこのサンドイッチの方が美味しそう。
ケーキやフルーツも置いてあるけれど、さすがに深夜なので食べられない。
サラダもあるし、やっぱりミールバウチャーをもらって、無理に使ってダブルチーズバーガーを食べなければよかった。
ミールバウチャーをもらったとしても使わずに、ここで夜食にした方が正解だったかも。うーん、マックアラビアへの興味が失敗の原因。どうしても、私は食べたことのないものや見たことのないものの好奇心に惹かれてしまう。
マルハバ・ラウンジのソファで朝までゆっくり休むことにする。約5時間半を空港内で過ごしたのは私の最長記録かもしれないなぁ。時間帯によっては座る場所もない時があるけれど、今日はゆったりできそう。
朝になり、マルハバ・ラウンジを出る。プラハからビジネスクラスの座席で機材不具合の影響もあって8時間くらい休めたからいいけど、ソファでずっと過ごすのはつらい。でも、飲み物も食べ物も無料でいつでも取れるマルハバ・ラウンジにいたからいいけど、一般エリアで過ごすのは大変だったかも。
8:00発エミレーツ航空EK312便東京羽田行きは、B6番ゲートからの出発。
EK312便に乗れば東京羽田空港に帰ることができる。思い返せば、2017年の香港だけではなく、私は2016年、2017年と2年連続で帰りの飛行機が予定通り飛ばずに予定した日に自宅に帰れていない。今回も東京羽田空港までは帰れるけれど、家には帰れない可能性が高いなぁ。
2016年は、カタール航空の機材故障のために欠航となり、アントワープに宿泊し帰国日が翌日になってしまった。
ムール貝を食べにベルギーひとり旅 4日目(5)カタール航空、ブリュッセル空港での悲劇。機材故障による欠航で帰国予定日に帰国できない最悪の事態に。
https://lacosuke.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/45-8369.html
そして2017年は、イスラエルからの帰り道に香港の悪天候で遅延し、到着が深夜となり、自宅に帰れずに蒲田のホテルに宿泊している。どうも、このところ、帰りの飛行機についていない。
初めてのイスラエル、エルサレム・死海ひとり旅 6日目(4)イスラエルからの帰り道、まさかの香港国際空港の悪天候。
https://lacosuke.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/64-56bc.html
待合室に向かう。羽田空港国際線ターミナルに22:45着に到着して、自宅に帰ることができるかと考えると厳しいなぁ。2016年から3年連続で自宅に帰れない事態になりそうな雰囲気。
今回の旅行は、すべて機材はエアバスA380のはずだったのに、残念ながら予定外のボーイングB777-200LR。同じ値段を支払うのならB777の3-4-3の詰め込み仕様よりも、エアバスA380の方が通路を含めてゆったりしている感じがして好き。
おそらくブロック席だったんだろう、エコノミー最前列のバシネット席。実はバシネット席って、私はあまり好きじゃない。前方の空間が空いていて開放感があっていいんだけど、モニタやテーブルを出すのが面倒だし、足を十分に伸ばせないので、私は総合的には普通の座席が好き。
出発が朝8時なので朝ごはん仕様。朝ごはんは、和風を選択して鮭の照り焼き。エミレーツ航空の和食って、けっこう食べられる味。ちなみにもう一つの選択肢はクラシック・オムレツ。ジントニックを飲んで、寝てしまおうという作戦。
北京を通過し、北朝鮮を避けるように黄海に出る。現在の日本時刻は20:34で、残りが2時間32分ということは、到着は23時過ぎとなる。うーん、予定到着時刻よりも20分くらい遅れている。スーツケースを受け取って、制限区域から出られるのは、0時近くなるのかなぁ?
お昼ごはんは、牛肉の煮込みとスズキの甘酢あんかけの選択から、和食のスズキの甘酢あんかけをセレクト。ドバイから積んだ和食は機内食としてはよくできているかも。
ようやく羽田空港へ着陸態勢に入る。思えば、プラハからインボラアップグレードでビジネスクラスの席になって喜んだのもつかの間、その後にまさかの落とし穴があるとはなぁ。しかも、これで私は3年連続して帰りのフライトでトラブルに巻き込まれている。
飛行機から降りたら、時刻はすでに23:30。スーツケースが出るのを待っていたら、日付が変わってしまいそう。
今回の「チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅」は、最後にトラブルに巻き込まれてしまったけれど、死ぬまでに一度見てみたかったチェスキー・クルムロフの風景も美しかったし、それにプラハは時間が足りないと思うほど魅力的な町だった。チェコビールもたくさん飲めたし、たくさん歩いたけれどのんびりできる旅だった。私がまだ知らないチェコの魅力があるような気がして、チェコはリピートあり。いつもの旅行記だと、このあたりで終わるんだけど、今回の場合はもう少しだけ続く。
EK312便の到着時間は23:29。この時間はスポットに到着してゲートが開いた時間。そして、現在の時刻は、2018年8月1日水曜日の深夜0:01。予想通り日付が変わってしまった。
もう、今日は自宅には帰れない。時間的に新宿や池袋にたどり着くことも微妙かもしれない時刻。まずはスーツケースを自宅へ送ってしまう。2016年、2017年と2年連続して予定よりも1泊多く宿泊することが続いたため、最近は予備の着替え1日分を別に持つようにしていて、すでに手荷物の中に入っている。
時刻は深夜0:08。2017年に悪天候のために香港からの到着が遅れて自宅に帰れなくなった経験があるので、今回は気持ちに余裕がある。こんな経験は何度もしたくないんだけど。前回と同様に、すでに自宅に帰れないことを見越してドバイで手を打っており、蒲田のホテルをBooking.comで予約済み。0:30に蒲田行きの深夜バスがあることはわかっているので、戸惑うこともない。
あれ?京急がまだ動いているみたい。2017年の時とそんなに時間は変わらないはずなんだけどなぁ。
まだ2本の列車があるけど、品川方面は蒲田までしか行けなさそう。でも、深夜バスに乗るよりも少しだけ早く蒲田に行く電車があってよかった。
京急蒲田駅に到着。この電車は京急蒲田駅で方向を変えて川崎・横浜方面に向かう。
時刻は0:25分過ぎ。今回のホテルはJR蒲田駅のそばにしてしまったので、京急蒲田からJR蒲田駅まで歩かなくてはならない。しかも、京急蒲田駅からJR蒲田駅まではけっこう遠い。
不思議なのは京急蒲田駅からJR蒲田駅に向かう道には、深夜0時半にアジア系の女性が道端に立っていて、怪しげな雰囲気。あの人たちはなんなんだろう?
蒲田はホテルが安くて前回と同様に当日の手配でも6000円程度で宿泊できるのがいい。ホテル・マイステイ蒲田は、Booking.com経由よりもホテルのサイトから直接予約の方がさらに安かったみたいなんだけど、ドバイの空港では泊まる場所が見つかればいいと思っていたので、そこまで綿密に調べなかった。
値段で選んでしまったので、京急蒲田駅からけっこう歩くことになってしまったけれど、無事にホテル・マイステイ蒲田に到着する。
深夜1時前にホテルの部屋に入り、シャワーを浴びて寝てしまう。蒲田は便利な立地で、都心勤務になった関係で、朝、JR蒲田駅から京浜東北線に乗って職場に直接行けば仕事にも支障は無い。それにしても、2年連続して旅の最後を蒲田のホテルで終えることになってしまうとはなぁ。だけど、予想していないようなトラブルに遭遇したり、予定通りに行かないことがあってこそ、それが旅というもの。予定通りにいかないからこそ、旅はおもしろい。(チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅、おしまい)
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