チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 3日目(6)夏のプラハでリモナーダ“Limonáda”。
プラハ城を出て「旧登城道」を下っていく。この道の方がマイナーのようで、歩いている人は少ないけれど、私と同じように帰り道にしている人が多いみたいで下っていく人の方が多い。
坂を下り終えると飲み物などを売っている売店があり、混雑している。というのも7月下旬の夏のプラハは気温が高く、歩き回っていると喉が乾いてしまう。
どうやら飲料水が出ており、水を飲んだりペッドボトルに水を足している。飲んでみると冷たくて美味しい水。私も他の観光客にならって、すでに空になったペッドボトルに水を詰める。
トラムに乗って旧市街の中心地に戻ることも考えたんだけど、やっぱり、もう一度カレル橋を渡って帰りたい。そう思って、再び歩いて戻ることにする。ふとヴルタヴァ川の河原に出られそうな場所を見つける。
ヴルタヴァ川の川岸からカレル橋を眺める。他の観光客と同様に川岸に腰をかけて、しばらくぼーっとカレル橋を眺める。
座って川面を眺めていると、カモだと思うんだけど水鳥たちが浮かんでいる。
カレル橋をボッーと眺めている時間って、なんだか幸せな時間のような気がする。私の旅行は5日間の休暇に詰め込むために忙しさもあるんだけど、現地では忙しく観光することはなく、ぼーっと眺めていたり、無駄な時間も多い気がする。さらには、綿密に計画しないので、見落とす場所もけっこうある。日程的にはタイトでも、旅行は気分のリフレッシュのために行くものだから、のんびりしたいという願望も強い。
雰囲気の良さそうなレストラン。人の出入りが多いので、人気のレストランなのかもしれないなぁ。
フランツ・カフカ美術館前の広場に、2人の大人が立ち小便をしている像がある。小便小僧であれば可愛らしいけれど、作者はこのオブジェから何を伝えたいんだろう?
さらに歩いていくとマラー・ストラナ橋塔が見えてきた。カレル橋に戻るには、塔のある場所まで戻らなくちゃならないのかなぁ?
人の流れがあるのでついて行ってみると、カレル橋に途中から出入りできる場所を発見する。ここからカレル橋に戻ることができる。
この聖ヤン・ネポムツキー像は、どうやら触れるとなんらかのご利益がある気配。みんなに触られる場所は輝いている。
その近くにあるこの飾りもなんらかのご利益があるみたいで、中央の横たわった像が輝いている。南京錠がかけられているので、愛のパワースポットなのかなぁ?
すっかり逆光になってしまい写真ではうまく撮れないけれど、日本人が最も知っているのはこのフランシスコ・ザビエル像かもしれないなぁ。
旧市街橋塔まで戻ってくる。この塔の上からカレル橋を眺めてみたくなって、塔に登ってみることにする。
まずは旧市街広場の方向を眺める。聖サルヴァトール教会“Kostel Nejsvětějšího Salvátora”の右側沿いに旧市街広場に向かう「王の道」が続いている。
想像通り、カレル橋とプラハ城がよく見える。とても残念なことに太陽の光が弱く、薄雲がかかってしまったのが残念。
橋の上では、お店も出ている。観光客が多いのでとにかく賑やかな雰囲気。
なんとなく半日で予定していた観光スポットはこれでほぼ完了。実際に歩いてみて感じたことは、プラハを半日で知るには最初から無理があるということ。プラハの全体像をざっと見ることはできたけれど、細かなテーマを立てれば、プラハはもっともっと見所がある。プラハだけのプランでも良かったかもしれないくらい。
チェコの横断歩道の信号は短く、プラハでも信号が青になっても残り11秒しかない。
でも、まぁ、プラハのかわいらしい街並みを、たった半日だったけど歩けたことはよかったと思う。「王の道」沿いにあるカフェでお茶することにする。
「王の道」沿いで、旧市街橋塔が見える絶好のポジション。見逃しているところもありすぎるくらいあるけれど、今回は時間の関係でざっくりプラハの全体を見るというテーマにしてしまったけれど、その意味ではプラハを十分に楽しめたような気がする。プラハはまた来てもいい気がする。
7月下旬のプラハは気温が高くて暑いので、たくさん歩いたあとはビールよりもリモナーダ“Limonáda”をぐいっと飲みたい気分。レモネードだけでも5種類もある。
でも、やっぱりレモネードはレモンでしょう。旧市街橋塔と王の道を行き交う観光客を眺めながら、ぼーっと過ごす。
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