チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 4日目(3)プラハの大衆食堂「ハヴェルスカー・コルナ」“Havelská Koruna”でお昼ごはん。
石炭市場“Uhelný trh”と呼ばれる三角形の広場にある噴水“Wimmerova kašna”。
そして、再びハヴェルスカー市場へ。すでにじっくりと品定めをしておいたチェコのハンドメイドのおみやげをいくつか購入。うーん、この市場は私には何度来ても楽しい場所。
グループツアーの人が説明を受けているのはスタヴァフスケー劇場(エステート劇場)“Stavovské divadlo”。モーツァルトが1787年に「ドン・ジョヴァンニ」を初演した劇場。
劇場の片隅にある像は、チェコの画家であるAnna Chromyによる“Plášť svědomí”。
劇場と面している建物はカロリヌム“Karolinum”と呼ばれる建物で、カレル大学の本部だった場所。改修されてしまっているが、この出窓のみゴシック様式の当時の姿を見ることができる。
スタヴァフスケー劇場にはテラスがある。私はマルタに行ってから、出窓とかテラスがあるとつい気になってしまう。
背面から見たスタヴァフスケー劇場。このまままっすぐ歩けば、火薬塔や市民会館の方向に抜けられるけれど、まだホテルに戻るには少し早い。時間がたっぷりあるわけではないけれど、もう少しプラハの散策を楽しむことにする。
残り時間をどう使うか。15:55発の飛行機なので、お昼を抜いてしまうと機内食まで何も食べないことになってしまうので、そんなにお腹は減っていなんだけど、プラハで軽くお昼ごはんを食べていこうかなぁ。ガイドブックを見ると、このあたりにセルフサービスの食堂があるみたいなので、そこに行ってみようかなぁ。
ガイドブックの地図で方向を確かめながら進んでいくと、ハンドメイドの民芸品を売っているお店に出会ってしまう。もう、さんざんハヴェルスカー市場で見ているのに、つい気になってしまう。
天井から吊るすタイプも面白いなぁ。私はプラハの民芸品を見ているだけでも楽しんでいる。やっぱり、15年前も、おばちゃん3人組に「ああいう人がスリにやられるのよ」と言われるくらい夢中になっている「ダメ旅行者」だったんだろうなぁ。
ガイドブックに掲載されている食堂「ハヴェルスカー・コルナ」“Havelská Koruna”で、今回の旅行でプラハでの最後の食事をとることにする。
この食堂は、学食や社員食堂のようにトレーを持って、カウンターで料理を注文する。
メニューはチェコ語の下に英語が書かれているので、なんとなくはわかるけれど、よくわからないものもある。料理によってはハーフサイズで注文できるので少食の女子にもいいかもしれない。
料理を注文すると、学食や社員食堂スタイルの作り置きなのですぐに出してくれる。カフェテリア形式の場合、普通は料金を支払ってから着席するんだけど、ここでは食べた後に店を出るときに料金を支払うシステムみたい。
作り置きの料理だけど、安いし、ちゃんとビールは生ビールだし、おひとり様が気軽にごはんを食べるのには最適の食堂かもしれないなぁ。
ちゃんと生ビールが置いてあるのがうれしい。このレストランは「ピルスナー・ウルクェル」“Pilsner Urquell(Plzeňský Prazdroj)”。
昨日の夕食でチェコのスープを飲んでから、スープがお気に入り。もっと早く気がつけばもっと楽しめたのになぁ。フランス旅行だと、ちゃんと前菜とメインを意識しているくせに、メインの量が多すぎることも警戒して、全般的にレストランで注文する品数がメイン1品のことがほとんどだったかもしれないなぁ。
メイン料理は“Hovězí pečeně na žampionech”という牛肉のローストのシャンピニオンソース。つけ合わせは、チェコでは定番のクネドリーキ。この食堂のクネドリーキはパンのような食感。
食事が終わったら学食や社員食堂のようにカートにトレーを戻す。
そして、伝票を持って出口に向かい、食事代を精算すれば完了。「ハヴェルスカー・コルナ」“Havelská Koruna”、おひとり様でも問題ないし、作り置きだけど料金も安いし、便利でいいかも。
昼食も食べたし、時間的にもそろそろ旅はエンディングに向かっている。最後にもう一度だけ旧市街広場に行ってプラハを感じることにする。
今回は2度目のプラハなので主要スポットをざっと観光するつもりで旅程を組んでいたんだけど、15年経つと記憶が薄れていて、新鮮な気持ちでプラハを楽しむことができたんだけど、むしろ時間が足りなかった。5日間の休暇をプラハでどっぷり過ごしても良かったかもしれない。
最後にティーン教会で無事に旅ができたことを神に感謝しにいくことにする。
今日は月曜日かぁ。残念ながらティーン教会は月曜日がお休みなので中に入れない。
次回プラハに来るときには、旧市庁舎の天文時計は修復を終えているかなぁ?その時こそは「ああいう人がスリにやられるのよ」と言われるくらい民芸品に夢中になっている「ダメ旅行者」を卒業できるのかなぁ?なんとなく、私はいつまで経っても落ち着いた大人にはなれない気がする。
火薬塔そして市民会館の方向に歩き始める。すなわち、ホテルやプラハ本駅の方向に向かっている。
ガイドブックに載っているキュービズム建築の「黒い聖母の家」。だけど、私にはキュービズム建築がよくわからない。時期としてはアール・ヌーヴォー様式のあとくらいの20世紀前半。
不思議な、らせん階段だけど、私は細かな建築様式には詳しくないので、率直にいうとよくわからない。
むしろ、私が興味を持ってしまうのは、マルタに旅行に行ってからというもの、ずっと出窓だったりする。
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15年前はダメ旅行者なんて言ってごめんなさいね。
あなたがこんなに立派な旅行者になるなんてあのときは想像もしなかった🙏
これからもブログで楽しませてくださいね。
投稿: おばちゃん3人組 | 2019年5月18日 (土) 16時18分
おばちゃん3人組のみなさま。
いいえ、やっぱり私は市場のおもちゃに夢中でしたし、さらに2003年から成長しておらず、今でも「ダメ旅行者」を卒業できていないことに気がつきました。ご指摘、ありがとうございます。
投稿: ラコスケ | 2019年5月18日 (土) 23時55分