チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 3日目(2)15年ぶりのプラハ観光。「王の道」を歩き、火薬庫から旧市街広場へ。
エグゼ シティ パーク ホテル“Exe City Park Hotel”にスーツケースを預けて、プラハの町歩きを始めることにする。まだ午前11時前なのでプラハを巡ることができるだけ歩き回るつもり。ここからカメラはCanon Powershot G9XからNikon D7200にチェンジ。
私は基本的には歩いて町を感じたいと思っているので、まずは歩いて共和国広場に向かうことにする。
ホテルから歩いて1分も経たない場所にあるのがエルサレムのシナゴーグ(ジュビリーシナゴーグ)“Jeruzalémská synagoga”。建物が密集しているので、全体像を写真に撮ろうとしてもこれが精一杯。アール・ヌーヴォー様式とのことだけど、私はチェコのアール・ヌーヴォーについてよくわかっていない。
さらにホテルから共和国広場に向かって歩いていくと、トラムが走る道路に出る。
この塔“Jindřišská věž”は、ネオゴシック様式の鐘楼だけど、現在はレストランが入っているみたい。
トラムが走る道路に遮られているけれど、塔は隣に立つ教会“Kostel svatého Jindřicha a svaté Kunhuty”の鐘楼として建てられたものみたい。
さらに歩いていくと、ホテルから10分も歩かないうちに共和国広場に出る。このくらいの距離だったら、プラハ旧市街は地下鉄やトラムに乗らなくても歩いて周遊できそう。目の前に見えるのは火薬塔“Prašná brána”。
塔の左側にはティーン教会が見える。かつてプラハ城に向かう「王の道」の出発地点だった場所。ここからプラハ城までの道がプラハ観光のハイライト。今回は半日しか時間がないので、この「王の道」を歩いてみることにする。
火薬塔の隣にはチェコのアール・ヌーヴォー様式の「市民会館」“Obecní dům”。
でも、アール・ヌーヴォーを感じるにはガイドツアーに参加して内部の見学をしなければ、市民会館の素晴らしさはわからないみたい。半日しかないので、美術館や内部見学を省略してしまったことに帰国後に後悔する。
火薬塔から「王の道」に沿って歩いてみることにする。王の道とは、ガイドブックからの引用になってしまうけれど、歴代の王が戴冠パレードを行った道ということらしい。
火薬塔の下を通り、まっすぐに伸びる道を歩く。「王の道」はプラハの観光ルートとなっているので観光客が多い。
ヨーロッパの町歩きって、建物を見て歩くだけでもおもしろい。マイペースに立ち止まって建物を見たり、写真を撮ったりしてゆっくり歩くので、団体パッケージ旅行には向かない。
黒い聖母の家と呼ばれる建物。ガイドブックによるとキュービズム建築と呼ばれる建物らしい。
チェコでは、どうもおもちゃ屋さんに惹かれてしまう。おもちゃ屋さんを見つけると、つい足を止めてしまう。
ちゃんとしたおもちゃ屋さんには、木工製品も手の込んだものが飾られている。
そして、トゥルデルニーク“Trdelník”屋さんもたくさんある。それにしても、15年前にプラハには来ているはずなのに、このお菓子の記憶がまったくないのが不思議。ローカルなお菓子って必ずチェックしているはずなんだけれど。
王の道に並ぶ建物を見ているだけでも本当に楽しい。チェコ旅行って楽しいかも。
プラハのへそと言うべき旧市街広場に到着。旧市街広場はかなり広い。奥に見えるのは聖ミクラーシュ教会。
旧市街広場の中央には、15世紀のチェコの宗教改革者であるヤン・フス像。
2本の塔が特徴的なティーン教会。でも、私はこの特徴的な塔を持つティーン教会こそがプラハを感じる建築であるような気がして好き。
広場にはシャボン玉が宙を舞っている。旧市街広場はのどかな雰囲気。
あれ?中身がいない。中身がいない間に仕組みを調べられている。
今回、プラハを訪れてとても残念なことがある。数少ない私の15年前の記憶の中に、旧市庁舎の天文時計のカラクリを眺めていたことを覚えている。しかも、1回ではなくからくり時計を見に行った記憶がある。
残念ながら、その天文時計は修復中。ここに来たのは15年前。さすがに、時計を見た記録はあるものの、どのような仕掛けだったのかは覚えておらず、今日、再会できることを楽しみにしていたんだけどなぁ。観光名所であっても修復中で見られないことはよくあること。きっと、神様が、時計が修復したあとでもう一度プラハを訪れなさいと言っているんだと思う。そう、またここに来ればいい。
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