チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 1日目(2)今回の旅で最大の危機を乗り切り、プラハ中央駅へ。
エミレーツ航空プラハ行きEK139便は、全員の搭乗を終えてゲートは閉まり、いよいよドバイ国際空港を離陸。
幸運にも窓際の座席が3席とも空いていたので、全員の搭乗が終了してゲートが閉まった時点で緊急避難。まぁ、ラーメンが頭の上から降り注ぐ危機がなくても、たぶん移動していたとは思うけれど。
少女たちはすでにお湯を入れたカップラーメンを手に持ちながら、離陸に耐えている。
今日の離陸はスムーズで大気も安定しており安定飛行に移りつつあるものの、まだベルトサインは消えていない。しかし、少女の1人はテーブルを出して、日清カップヌードルを置いている。へぇ、当たり前のことだけど、日清カップヌードルも現地で生産された日本で売られていない味があるので、緑色のカップヌードルに少し興味を持ってしまう。
どうやらカップラーメンは離陸の衝撃に耐えた様子。もう一人の少女は麺をほぐしている。すでに離陸前にお湯を入れてから15分くらい経過しているので、だいぶ汁を吸ってしまっているんだろうなぁ。少女たちは無事にラーメンをかぶることなく、ラーメンを食べ始める。そもそも、離陸後にベルトサインが消えてからギャレーでお湯をもらうわけにはいかなかったのかなぁ? 離陸後にベルトサインが消えてからお湯を入れるわけにはいかなかったのかなぁ?
まぁ、ラーメンが宙を舞うことはなかったんだから、少女たちもやけどしなくて良かったんじゃない?過ぎたことをいつまで考えていても仕方がない。私は過ぎたことはあまり気にしない。ちなみに今回の旅の「最大の危機」は実はこの場面ではなく、のちにかなり困ったことに遭遇することとなるんだけど、それはまだ先の話。飛行機は安定飛行に入り、ペルシャ湾を進む。まもなく、最初の機内食の時間。
あれ?1回目の機内食はサンドイッチとジュースのみ。エミレーツ航空のヨーロッパ線はスイスのチューリッヒ線とジュネーヴ線に乗った時は、ちゃんとした機内食が2回出てきたんだけど、プラハは距離が短いせいなのか、軽食のみ。
むしろ、日本から機内食を4食も食べ続けることになるので、軽食で十分なんだけれど。
チキンのサンドイッチは、チキンのハムとチーズのシンプルなものだけど、美味しい。
そして、3席を使用した念願のエコノミーフラット。横になれるのでビジネスクラス並みの快適さ。
以前と航路が変わっている。以前はイラクとシリア上空を避けてイラン上空を通過するルートだったのに、さすがにシリアは回避しているようだけど、イランを避けるようにイラク上空を抜けるルート。
黒海を抜けると2回目の機内食。2回目の機内食はホットミール。ワインはグラスから注いでもらう。
メインはオニオングレービーソースのローストビーフ。エミレーツ航空の機内食は、総じて普通に美味しく食べられる味。
エコノミー席だけど横になれるフルフラットのエコノミーフラットは快適で、あっという間にプラハに近づいている。
メッカの方向が表示される時間って、タイミングがあるのかなぁ?表示された時がお祈りの時間なのかなぁ?
ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港に向けて、降下中。13:00の予定時刻よりも30分早く着陸する予定。
エアバス機は尾翼にカメラが設置されているので、それを見るのが楽しみ。
エミレーツ航空EK139便は定刻よりも早く、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港に到着。チェコには2003年に一度だけ来ているけど、もう15年前なのでほぼ何も覚えていない。
非シェンゲン協定国から到着するヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港ターミナル1は、出発と到着が同一フロアに混在する空港みたい。このタイプの空港は乗り継ぎが簡単。
2003年にチェコを訪れた時は、まだチェコはEU非加盟国でシェンゲン協定外だった。どうやら、ゲートC-Dがシェンゲン協定加盟国向けの搭乗ゲートになっているみたい。出口の標識に従って歩いていく。ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港は、コンパクトな空港なので乗り継ぎには便利な空港かもしれないなぁ。
入国審査を済ませて、スーツケースをピックアップして到着ホールへ。チェコは2回目とはいえ、まだ知らないどこかへ来てしまったようなアウェー感しか感じない。最近、慣れているフランス旅行ばかりだったので、海外旅行らしく久しぶりに緊張する。本来は毎回緊張すべきなんだと思うけど。
これからプラハ本駅“Praha Hlavní Nádraží ”に向かい、チェスケー・ブディェヨヴィツェ“České Budějovice”へ向かう列車に乗る。まずはプラハ本駅に向かうバス乗り場を探す。
路線バスの119番バスの乗り場を発見。15年前は、この119番バスに乗ってプラハ市街に向かった気がする。119番バスは最安値だけど、プラハ旧市街までは行かずに途中にある地下鉄駅までしか行かない。地下鉄に乗り換えるんだけど、その地下鉄はプラハ本駅に直通しないので、さらに乗り換えることになり、プラハ本駅に行くのはけっこう面倒。それにたしか、スーツケースを持っていると荷物券を買わなくてはいけなかったような…。
料金は少し高いけれど、プラハ本駅行きのエアポートエキスプレスバスに乗ることにする。停車しているこのバスがエアポートエキスプレスバスなのかなぁ?
ここがプラハ本駅直通のエアポートエキスプレスのバス停。AEと書かれていると、京成スカイライナーを思い起こしてしまうけれど、“Airport Express”の略。
空港バスらしく、これだけ必要なのかと思うくらい荷物置き場が広い。連節バスなので、後部に座席はたくさんある。
バスの所要時間は35分なので、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港はプラハ市街から近い。車窓からの風景で感じることは、よくわからないオブジェが多い気がする。
近くで見ていないから、なんのオブジェやモニュメントなのかはわからないけれど、人々が一致団結しているような雰囲気。
ヴルタヴァ川を渡れば、もうすぐプラハ本駅。右側に見えるのはプラハ城かもしれないなぁ。
プラハ本駅“Praha Hlavní Nádraží ”の駅舎は、ガイドブックを見るとアール・ヌーヴォー風とのことだけど、2018年にナンシーでアール・ヌーヴォーに触れてはいるものの、チェコのアール・ヌーヴォーを理解していないので、よくわからない。
横断歩道はない様子なので、駅舎に向かうために階段を降りていく。
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