チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフへの旅 準備編
私の中では最優先候補だったチンクエテッレを落選に追い込み、今回の旅行の主目的地はチェスキークルムロフに決定。今回の場合は、航空券の価格の関係でディスティネーション選定の段階からエミレーツ航空のフライトが決定している。あと1日私の休暇が長くて、6日間の休暇だったらウィーンとのオープンジョーという旅程も考えられたけれど、そもそも今回の場合は日数も足りなければ、それ以前にウィーンを入れると航空券が予算オーバーとなってしまう。
7/26 EK319 NRTDXB 22:00 03:40+1
7/27 EK139 DXBPRG 08:35 13:00
7/30 EK140 PRGDXB 15:55 23:50
7/31 EK318 DXBNRT 02:40 17:25
※EK=エミレーツ航空 NRT=成田空港 DXB=ドバイ国際空港 PRG=プラハ
今回の旅の難しいところは、チェスキークルムロフが行きづらい場所にあるということ。プラハのバスターミナルからバスで片道3時間かかる。鉄道の場合はチェスケー・ブディェヨヴィツェ経由で最速でも3時間半ほどかかる。3時間の移動というのは朝9時に出発したらお昼になってしまうので、ほぼ半日つぶれてしまう。この移動が最大のネックと考えていて、このことが今までディスティネーションの最終候補の段階でずっと落選していた理由。やっぱり、チェスキークルムロフには、最低6日間の休暇がほしいところ。そうすれば、リンツ経由でウィーンに抜けることもできるので、チェコとオーストリアの周遊旅行を組むこともできる。しかし、今回の旅行は休暇5日間しかないので、なんとか5日間に収まるように旅程を組まなくてはならない。
旅程を考えてみて、A案とB案の二つのプランを考える。最初に考えたA案は、私がよく使用する方法で、3泊するうちの初日と最終日をプラハの同じホテルに泊まる。プラハから1泊2日の旅行に出るような形で、プラハのホテルでスーツケースを預かってもらい、1泊分の最小限の荷物だけを持ってチェスキークルムロフに宿泊。スーツケースがなければ身軽なので、チェスケー・ブディェヨヴィツェを周遊してからプラハに戻ることができる。
(A案)
7/27 プラハ空港からプラハへ(プラハ泊)
7/28 プラハからチェスキー・クルムロフへ(チェスキー・クルムロフ泊)
7/29 チェスケー・ブディェヨヴィツェ経由でプラハへ(プラハ泊)
7/30 午前中はプラハ観光。午後は空港へ。
7/31 帰国
もう1つのB案は、初日にチェスケー・ブディェヨヴィツェまで進んでしまい、チェスケー・ブディェヨヴィツェを拠点にする方法。初日の午後の観光はあきらめて、その時間でチェスケー・ブディェヨヴィツェまで鉄道で向かってしまう。チェスケー・ブディェヨヴィツェはオーストリアのリンツに向かう鉄道の幹線上に位置するので交通の便が良い。チェスケー・ブディェヨヴィツェからチェスキー・クルムロフまではバスまたは鉄道を使用し30分程度で本数も多く、比較的行きやすい。
(B案)
7/27 プラハ空港からプラハ本駅経由でチェスケー・ブディェヨヴィツェへ。(チェスケー・ブディェヨヴィツェ泊)
7/28 日帰りチェスキー・クルムロフ観光へ。(チェスケー・ブディェヨヴィツェ泊)
7/29 チェスケー・ブディェヨヴィツェからプラハへ。到着後プラハ観光。(プラハ泊)
7/30 午前中はプラハ観光。午後は空港へ。
7/31 帰国
A案のメリットはスーツケースをプラハのホテルに預かってもらうため、大きな荷物の移動が最小限で済む。大きな荷物がなければ自由に周遊できるので、何よりも自由度が高い。観光スポットでの時間配分はどちらも大きく変わらないんだけど、A案とB案との違いは到着日の午後の使い方。エミレーツ航空EK139便が定刻通りにプラハに到着するのは13:00。入国審査と、私はエミレーツ航空の上級会員ではないのでエアバスA380に積まれたスーツケースを受け取るのには1時間くらいかかるだろう。そこからバスでプラハ市街に出られるのは14〜15時。7月は日が長いので、15時から夜まで観光はできるけれど、中途半端に15時から観光するのであれば、到着日は移動に徹してしまった方が旅程全体に余裕が生まれるのではないか。しかも、鉄道でプラハからチェスケー・ブディェヨヴィツェは行きやすい。
そして、ガイドブックを見るとチェスケー・ブディェヨヴィツェには、大きな魅力があることがわかる。それは、チェコ2大ビールの一つである「ブディェヨヴィツキー・ブドヴァル」がこの町に醸造所があること。このビールは英語では元祖「バドワイザー」であり、アメリカ企業がこの町の名前にあやかって勝手につけた「バドワイザー」とはまったく縁がないビール。むしろ、この町にあやかって縁もゆかりもないアメリカ企業が命名した「バドワイザー」がアメリカで商標登録をしてしまった関係で、チェコのチェスケー・ブディェヨヴィツェで作られた元祖「バドワイザー」は、アメリカやカナダでは商標権を放棄し、「バドワイザー」の名前では売れないというおかしなことになっている。
初日の夜はチェスケー・ブディェヨヴィツェで「ブディェヨヴィツキー・ブドヴァル」を飲もう。真夏の旅行にはビールでしょう!ビールが決め手となり、今回の旅程はB案で決定。最後の決め手はビールとなった「チェコ、プラハとチェスキー・クルムロフ、ビール旅」へ。
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