初めてのフランス北部、オー・ド・フランス地方ひとり旅 4日目(8)離れゆくパリ、旅のおわりは、旅のはじまり。
セーヴル・バビロヌ駅“Sèvres-Babylone”から地上に出ると目の前にはボン・マルシェ“Le Bon Marché Rive Gauche”がある。どうも、ビュット・オ・カイユの定宿となっているホテルに戻るときには、最後にボン・マルシェに立ち寄ることが多い気がする。2017年になってからデパートの日曜営業が開始されて日曜日でもお店は開いている。
目的は、ボン・マルシェの食料品館であるラ・グランデピスリー“La Grande Épicerie de Paris”。スーパーマーケットには置いていないような食材や、フランス地方の名物を買うことができる。ここが日曜日でも営業しているのは便利。
ほぼ自分用にパリのおみやげの買い物を終えて、セーヴル・バビロヌ駅“Sèvres-Babylone”に戻る。駅にはモンパルナスの案内が書かれている。
反対側にはモンマルトルの案内がトンネル上部に書かれている。再びメトロ12号線に乗る。
モンパルナス・ビアンヴニュ駅“Montparnasse Bienvenüe”でメトロ6号線に乗り換え。毎回、この長い連絡通路を歩いている気がする。パリの場合はシャトレ駅がものすごく歩く場合があるけれど、それは東京の大手町駅だって同じ。地下鉄の駅は乗換駅と案内が出ていても、ものすごく歩く場合があるのは世界共通。
メトロ6号線は地上に出て高架線を走るけれど、外はすっかり暗くなってしまっている。東京羽田行きのエールフランスAF274便はパリ23:20発。2時間前にシャルル・ド・ゴール空港に着くとして21:20までに到着すればいいので、パリ市内に20時くらいまでは滞在できるので、時間にはまだまだ余裕。
コルヴィサール駅“Corvisart”に到着し、ホテルまでの坂を上がる。
イビス・スタイルズ・パリ・プラス・ディタリー・ビュット・オ・カイユ・ホテル“Ibis Styles Paris Place d'Italie Butte aux Cailles Hotel”に戻る。
朝食レストランでスーツケースを開き、おみやげをスーツケースに詰め込んで最終パッケージ。フランス旅行はお菓子などを買い込んでしまうことが多く、いつも23キロの制限ギリギリ。オーバーしないようにフランス旅行の時だけは毎回携帯用計量器で調整している。
イビス・スタイルズはコーヒーや軽食をいつでも飲むことができる。
いつもなら、近所のパティスリーの「ローラン・デュシェーヌ」“Laurent Duchêne”で最後にエクレールを買って食べたりしているんだけど、今日は日曜日でお店はお休み。それに、シャンゼリゼ通りのモーターショーで時間を使ってしまったので、おやつを買う暇がなかったので、ホテルのマドレーヌとコーヒーを飲んで休憩中。パリのホテルを出てしまうと、旅はおわりに向かっていく。
このままパリにずっといたい気分だけど、コーヒーを飲んで気持ちが落ち着かせ、スーツケースを持ってホテルを出る。
コルヴィサール駅“Corvisart”からパリ・シャルル・ド・ゴール空港に向かう。今回のパリの交通費は、初日にチャージしたIC定期券navigoの週間定期券の22.80ユーロのみ。たまたま旅程があっただけだけで、いつも週間定期券が適応できる期間に旅行できるとは限らないけれど。今回の旅行は滞在中、ずっとIC定期券navigoだけで過ごすことできて便利だったなぁ。
コルヴィサール駅“Corvisart”の階段を帰国前の重くなったスーツケースを持って上がる。パリはバリアフリーじゃない。
スーツケースを持ってメトロに乗るのは混雑していて大変な時があるんだけど、日曜日の空港への移動はメトロが空いているのでいいかも。
空港まで直通の列車があるRER B線との乗換駅であるダンフェール・ロシュロー駅“Denfert-Rochereau”まではわずか3駅。ここもビュット・オ・カイユ・ホテルの定宿を便利だと感じる理由なのかも。
ダンフェール・ロシュロー駅はオルリーバスも出ており、両方の空港にアクセスがいい。
案内表示にはシャルル・ド・ゴール空港の表示がある北行きのホームを目指す。
ようやくRER B線のプラットホームに到着。このRER B線は平日だとものすごく混雑する。特に平日夕方の時間帯にパリ北駅から自宅に帰る人が多く、帰宅客で大混雑になることが多い。
よくわからないのが、パリ北駅からノンストップの列車と各駅停車の列車がある。次のシャルルドゴール空港行きの列車はパリ北駅からノンストップでシャルル・ド・ゴール空港に行くみたい。どの列車がノンストップで、どの列車が各駅停車なのかがいまだによくわからない。たぶん、“ERBE”と書かれている部分がそれを表す記号なんだと思うけど。
電車が入線してきた。RER B線の電車に乗ってしまうと旅はおわりへと向かう。直通の電車であればパリ北駅までは各駅停車だけど、その後はノンストップになるので便利な列車。各駅停車に乗ると、パリ北駅から自宅に帰る人で混雑することが多く、怪しい人がいないかずっと緊張していなければならなくなる。
当然ながら、ノンストップの電車は空港に用事がある人以外は乗らないので車内はガラガラ。車内にまともな旅行者と思われる人が数組乗っている列車がちょうどいい。混雑している時には、怪しい人がいないか緊張感を保たなければならないので感じることはないんだけど、空いている車両だと、どんどんパリを離れて旅のおわりに近づいてくることを感じてせつない気分。そんな気持ちと裏腹に、ノンストップの電車はどんどんパリから離れていく。
次は終点パリ・シャルル・ド・ゴール空港ターミナル2駅。とうとうパリを離れ、空港に到着してしまう。
終点であるパリ・シャルル・ド・ゴール空港ターミナル2駅に到着。ちょうどエスカレータの近くだったのでちょっとラッキー。
最後にIC定期券navigoで改札を抜けて、空港駅からターミナルビルへ。
エールフランスの長距離路線はたいていターミナル2Eからの出発。
エールフランスAF274便東京羽田行きは、定刻通り23:20の出発。ゲートはサテライトターミナルのL53。今回のオー・ド・フランス地方の旅は、最後までトラブルに遭遇することなく無事に帰国できそう。無事に帰国できることにほっとする反面、旅のおわりが近づいてきており、寂しくせつない気分と入り混じる。だけど、きっと、旅のおわりは、旅のはじまり。
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